「ハイザック」の版間の差分

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2015年7月8日 (水) 09:13時点における版

RMS-106 ハイザック(Hi-Zack)

地球連邦軍デラーズ紛争後に開発した量産型モビルスーツジム・クゥエルと同様に、ティターンズでも発足時より主力機として運用されている。

ジオン製のザクをベースに連邦軍の技術を取り入れており、汎用性もザクに比べてより向上している。しかし、機体の構造上、出力の低いジェネレーターしか搭載できず、2つ以上のビーム兵器を同時使用できないという欠点がある。また、量産機としては初めて全天周囲モニターやリニアシートを搭載した機体でもある。

欠点も少なくない機体であるが、それにも拘らず生産されたのは、扱いやすいとパイロット達から好評だった事とジオン残党への恫喝である。

機体色はティターンズは緑色、正規の地球連邦軍は青色であるが、ザク似のティターンズカラーはジオン残党への心理的効果を期待してのものである。だが、実際はジオン兵から「ジオンの象徴を汚された」と捉えられ、恫喝どころか憎悪の対象になり真っ先に狙われてしまうようなってしまったらしい。

グリプス戦役序盤ではティターンズや連邦軍の主力として多数が登場。その後、マラサイバーザムが主力として新たに採用されるが、それでも終戦まで運用されている。また、ジオン共和国軍にも何機か配備されている。

続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』でもネオ・ジオン軍に鹵獲(罪人扱いされるようになったティターンズの残党が、ネオ・ジオンに寝返った際に手土産にした)されたと思われる機体が何機か登場している。また、本機を偵察用として改修したアイザックも、ネオ・ジオンで運用されている。

地球連邦軍仕様は「ハイザック (青)」の項を参照。

ちなみに、ネオ・ジオン(アクシズ)は本機をザクの後継機と認めておらず、ザクIIIを開発している。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
ティターンズ兵ジェリド・メサカクリコン・カクーラーが乗る。特にティターンズ兵の乗る機体は殆ど一撃で撃墜できる。ジェリドたちが乗っている機体もほとんど相手にならない。ビームサーベルを持っているのだが、剣装備扱いにされておらず切り払いができない。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
ザクリーオーと並ぶ再弱クラスのMSとして登場。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
記念すべき初戦の相手。その後はチマチマ出てくる雑魚に混じって登場する。

関連作品

バトルロボット烈伝
モビルスーツ系最弱のユニットとしてわらわらと登場。カラーは緑のティターンズバージョン。ヒートホークとザクマシンガン改装備の機体と、ビームライフルとヒートホーク装備の機体があるが、後者はジェリドが乗って来る時だけの登場。シールドを持っている為、同時期の他の敵に比べると撃墜に手間取りやすい。
リアルロボット戦線
名称表記は「ハイザック 緑」。基本的には敵だが、シャアルートでのみ1機だけ入手可能。

装備・機能

武装・必殺武器

基本装備

ビームサーベル
腰部にマウントする。ビームライフルとの同時使用は不可。
ヒートホーク
ビームライフル装備時にビームサーベルの代わりに腰部にマウントする。
ザクマシンガン改
本機の主兵装の一つ。ザクマシンガンよりも性能が向上している。
ビームライフル
エネルギーパック方式の携行兵装。マラサイの装備している物と同型。
シールド
右肩と左腕に装備している。左腕のものはビームライフルの予備エネルギーパックを2つ収納できる。

オプション装備

3連装ミサイルポッド
腰部に装着するオプション装備。
メガランチャー
長距離狙撃用の武装。ただし、ハイザック1機では出力不足のため、エネルギー充填用にもう1機が必要である。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。

移動タイプ

サイズ

M

関連機体

強化型・バリエーション機

アイザック
本機をベースとした偵察機。頭部が丸々レドームになっている
SRW未登場だが『リアルロボット戦線』に登場。
ホビー・ハイザック
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場。民間に払い下げられた(体を装った)ハイザックで、武装が全て外されている。カラーリングもかなり派手。
劇中に出てきた機体はネオ・ジオンに所属しているため軍用機であり、偽装としての意味合いが強い。ギュネイ・ガスが乗りシャア・アズナブルの護衛に使用された。
SRWでは『』のイベントにのみ登場。
マリンハイザック
水中用のバリエーション。
SRW未登場だが『リアルロボット戦線』に登場。

関連機

ザクII
開発のベースにした機体。ザクⅡに外見を似せてハイザックを製造した目的はジオン残党への恫喝だったが、実際には逆に彼らの怒りを買う結果となった。
マラサイ
ハイザックの発展型。後に、マラサイおよびザクⅢを元にギラ・ドーガが開発された。
ザクIII
ハイザックをザクⅡの後継機として認めたくなかったネオ・ジオンアクシズ)の技術者が、ザクⅡの後継機として新たに開発した機体。

商品情報

資料リンク