「メビウス・ゼロ」の版間の差分
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
10行目: | 10行目: | ||
| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = [[宇宙]]用[[モビルアーマー]] | | 分類 = [[宇宙]]用[[モビルアーマー]] | ||
− | | 生産形態 = | + | | 生産形態 = 少数生産機 |
| 型式番号 = [[型式番号::TS-MA2mod.00]] | | 型式番号 = [[型式番号::TS-MA2mod.00]] | ||
| 開発 = [[地球連合軍]] | | 開発 = [[地球連合軍]] |
2024年3月8日 (金) 21:33時点における版
メビウス・ゼロ | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | 山根公利 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 宇宙用モビルアーマー |
生産形態 | 少数生産機 |
型式番号 | TS-MA2mod.00 |
開発 | 地球連合軍 |
所属 | 地球連合軍 |
主なパイロット | ムウ・ラ・フラガ |
メビウス・ゼロは『機動戦士ガンダムSEED』の登場メカ。
概要
G兵器開発前の連合軍において、モビルスーツと対等に渡り合える数少ない機体の一つで、機動力とは別の方向性でMSに対して優位性を持たせる事でMAの弱点である旋回性能の低さをカバーしている。
技術的にはメビウスの一世代前の機体で、方向転換は補助バーニアの噴射で行われる。機首部分は切り離し可能で、単独での大気圏降下も可能。特長として、本体に4基搭載された有線式ガンバレルがあり、本体から切り離して遠隔操作することでオールレンジ攻撃を行う事が可能となっている。また、ガンバレルのスラスターはそのまま、本体のブースターも兼ね、MS以上の加速性能を獲得している。しかし、ガンバレルを使いこなすには高い空間認識能力が必要で、軍内でその素質を有するパイロットは少なかった。
その為、本機は少数生産されるに留まり、以後は量産機のメビウスの生産へと切り替えられた。後に、オールレンジ攻撃の実用性を実証した連合軍は後継機のエグザスを開発している。また、他にも本機のストライカーパック版とでも言うべきガンバレルストライカーや、ザフトでも無線誘導式のドラグーン・システムを開発している。
劇中での様相
グリマルディ戦線にて、3個小隊15機が投入されたが、エンデュミオン・クレーターの防衛線にて、ムウ・ラ・フラガ搭乗機のみを残し、壊滅。その戦闘で、彼はジンを5機撃墜という戦果を挙げたため、「エンデュミオンの鷹」と呼ばれるようになった。
その後、G兵器のパイロットとなる新兵達を乗せた輸送艦の護衛としてヘリオポリスに向かい、そこで起こった戦闘に出撃。ジンを撃墜する戦果を挙げるが、ラウ・ル・クルーゼの搭乗するシグーと交戦。損傷しつつも母艦アークエンジェルと合流する。ヘリオポリス脱出後に起こった戦闘では、アークエンジェルとストライクガンダムを囮に4機の敵G兵器を出し抜いて敵艦ヴェサリウスを単独で強襲して損傷させ、さらにストライクの窮地を救った。
上述した通り、メビウス・ゼロはムウの卓越した技量も有って、敵G兵器を相手に互角に戦い、ストライクと共にアークエンジェルの守りの要として運用された。アークエンジェルが地球に降下してからは、ムウは新たな乗機としてスカイグラスパーを受領したので、その後のメビウス・ゼロの所在は不明である。
メビウス・ゼロの最期
高山瑞穂氏の漫画版(コミックボンボン版)では、最終決戦時にムウはプロヴィデンスガンダムと交戦して中破したストライクからメビウス・ゼロに乗り換え、有線式ガンバレルを使ってプロヴィデンスを拘束。フリーダムに乗っていたキラ・ヤマトに対してメビウス・ゼロごとプロヴィデンスを撃たせる事によって、相討ちした。
登場作品と操縦者
原作では撃墜されることもなく戦い抜いた機体であるが、序盤でのアークエンジェル地球到達後は一切言及されないままフェードアウトしてしまったがスパロボでは物語の最後まで運用可能。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。ムウ専用機。機体名の表記はメビウス〈ゼロ〉。ガンバレルはP属性全体攻撃で、サイズ差もあり、当てて避ける機体。攻撃力不足だが、少なくとも、スカイグラスパーよりも遥かに使い勝手が良く、後半も無理にストライクガンダムに乗せるよりもメビウス・ゼロに乗せた方が役に立つ。
- 実は、「P属性の全体攻撃武器の装弾数と射程が自軍トップクラス」であり、改造による攻撃力の伸びも良い上、強化パーツスロット4、コスト0.5…と、本作におけるメビウス・ゼロは破格で隠れた優良機体である。
- なお、設定どおり宇宙戦に特化しており、空を飛ぶ事こそ出来るが、機体と武器の宇宙以外の適応は極めて低い。ただし、強化パーツで全て解決可能。改造は2機のスカイグラスパーに引き継がれるので、優先的に改造しておくと良い。
- ステージによってはムウはストライクやスカイグラスパーで強制出撃=そのステージでメビウス・ゼロが使用不可となることは注意が必要。
- 余談だが、ムウはメビウス・ゼロに乗っていたとしてもドミニオンが放つローエングリンを防いで「不可能を可能に」してしまう件は、プレイヤーの間では有名である。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 序盤から自軍参入。ガンバレルの長射程は魅力だが、武器改造による攻撃力の伸びがストライク並みに悪く、Sサイズも相俟って火力の低さがとにかく難点。本作では誰でも搭乗可能だが、ガンバレルが使えるのはムウだけなので要注意。
- 一応、カガリが乗ればアストレイ・フォーメーションでカバーできるが、そこまでして使う価値があるかどうかは微妙な所。今回は地形適応は宇宙特化ではなくなっている。
- スーパーロボット大戦W
- 第1部からスポット参戦。『J』の時と同じ仕様だが、今回はムウかプレアしか乗れない。ここでムウに撃墜数を稼がせておくと、後でライトニングストライカーが入手できる。また、第2部でも一応、使おうと思えば使える。
- ちなみに、第1部序盤でナデシコがメビウス・ゼロ部隊と交戦するシナリオが有り、敵としてムウの他、ムウの同僚や上官と思しき連合兵が登場する。ムウ以外は能力的には他の連合兵と変わらないはずなのだが、機体性能のせいか割と手強い印象がある。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ムウ機が登場。機体名の表記は「メビウス〈ゼロ〉」。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 対装甲リニアガン
- 本体下部に1門装備された武装。対艦攻撃を想定した高出力タイプで、直撃すればナスカ級の装甲も貫く。
- 有線誘導式ガンバレル
- 本体に4基設置された特殊兵装。切り離して遠隔操作する事で、それぞれが全く別の動きを行う。これにより、本機のみでの包囲攻撃、または多数の敵機と渡り合う事を可能としている。
- 内蔵された2門の機関砲の威力は高くないが、それらを熟練パイロットがフルに活用して集中砲火すれば、MSを充分に撃破する事が可能。しかし、実弾兵器である為、PS装甲の前には無力である。
- 『第3次α』ではP属性全体攻撃となっており、切り込み役としての使い勝手の良さを支えている。
召喚攻撃
移動タイプ
サイズ
- S
機体BGM
- 「GUNDAM出撃」
対決・名場面
- 対シグー
- 本編序盤、ヘリオポリスでの遭遇戦。G兵器のパイロットを護送する艦隊の護衛をしていたが、クルーゼ隊の襲撃を受けて母艦を所属部隊を失い、単独で撤退する中、クルーゼの駆るシグーと一進一退の攻防を繰り広げた。
- 武装のほとんどを破壊される等、ムウのメビウス・ゼロは撃墜寸前まで追い込まれたが、最終的に優先目標を変更したクルーゼが退いたので事無きを得ている。
- 対プロヴィデンスガンダム
- 高山瑞穂氏の漫画版(コミックボンボン版)における激突。メビウス・ゼロが搭載している4機のガンバレルが有線式である事を活かした戦法によって、クルーゼのプロヴィデンスを拘束する事に成功する。
- ムウはフリーダムガンダムに乗るキラに対して「自分ごとクルーゼを撃ち抜くように」と告げる。そして、フリーダムが放ったプラズマ砲により、メビウス・ゼロとプロヴィデンスは大破し、ムウとクルーゼは戦死。ムウは愛機と共に宇宙を永遠に漂う事となった…。
関連機体
- メビウス
- 並のパイロットでは扱えないガンバレルを取り外し、一般兵用に改良したもの。武装も変更されている。
- エグザス
- メビウス・ゼロの後継機。ガンバレルの先端にビーム刃を発生させる事が可能になった。
- ガンバレルストライク
- 高度な空間認識能力が要求される「ガンバレルストライカー」を装備したストライク。まさに「ムウの為のストライク」である。
- GBA用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』でのみ、搭乗する事が可能(ただし、隠し機体)。
- ガンバレルダガー
- ストライクの量産機ダガーにガンバレルストライカー(ほぼメビウス・ゼロそのもの)を装着した機体。緊急時にはユニットを分離して敵機に突撃させる事が可能。
- 書籍ではパイロットのモーガンがこの機能により、エドのレイダーを大気圏に落とす事に成功した。
商品情報
資料リンク
|