「アンジェロ・ザウパー」の版間の差分

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:2011年度のエイプリルフールネタで登場したアンジェロ専用機。
 
:2011年度のエイプリルフールネタで登場したアンジェロ専用機。
 
:「ズールシリーズの下半身に[[ザクレロ]]の頭部が接合されている」という凄まじい外見で、[[全長一覧|全高]]もアンジェロより若干高い程度、つまりどう見ても2メートル前後という突っ込みどころ満載の機体。SRW未登場…というか明らかに出てはいけない。
 
:「ズールシリーズの下半身に[[ザクレロ]]の頭部が接合されている」という凄まじい外見で、[[全長一覧|全高]]もアンジェロより若干高い程度、つまりどう見ても2メートル前後という突っ込みどころ満載の機体。SRW未登場…というか明らかに出てはいけない。
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== 余談 ==
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*元々、アンジェロ・ザウパーというキャラクターはキャラ設定込みで安彦良和氏から福井晴敏氏に提出されたものであるが、当初福井氏は「ガンダムにこんなキャラ必要なんですか?」と渋い顔をしていた。それに対し安彦氏は「いや、ガンダムだからこういうキャラが必要なんだ」と強く言われ感銘し、以後、意識してアンジェロだけは芝居がかった台詞回しをするように心がけたそうな(UCのキャラクターは基本的に写実的な台詞回し)
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**Film&LiveのUCキャラクターの肖像画を展示される、という企画の折、肖像画を担当されたhironex氏に福井氏は「アンジェロのはないの?」と聞いてきたらしい
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***BDのスタッフオーディオコメンタリーでは冗談めかして「アンジェロは大人気」と話題に上がるごとに言われている
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2020年7月19日 (日) 16:03時点における版

アンジェロ・ザウパー
外国語表記 Angelo Sauper
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 柿原徹也
デザイン 安彦良和(原案)
高橋久美子(アニメ用デザイン)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
SRWでの分類 パイロット
サポートユニット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 19歳
所属組織 ネオ・ジオン袖付き
所属部隊 フロンタル親衛隊
役職 隊長
軍階級 大尉
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アンジェロ・ザウパーは『機動戦士ガンダムUC』の登場人物。

概要

フル・フロンタル親衛隊隊長を務める袖付きのMSパイロット。フロンタルに心酔しており、常に彼の傍らに仕えている。

パイロットとしてエースクラスの実力を持っている反面、極めて傲慢な性格な上に、目的の為ならば平然と非道な手段を取る等、精神面は非常に幼い傾向がある。民間人を盾にしてオットー・ミタスに友軍艦への攻撃を強要した事から、彼からは自身達の事を「軍人」ではなく「テロリスト」であると断じられた。更にはジオン公国軍の残党軍を「戦争屋」呼ばわりし、敵ごと巻き添えにして攻撃を行ったり、ユニコーンガンダムに攻撃する時交戦しているザクIIIズサが巻き込まれると理解していながら攻撃し2機を撃墜する等、フロンタル親衛隊以外のジオン軍人の事は、もはや仲間とすら見なしていない節さえある[1]

アンジェロのいささか病的な性格には、過去の過酷な経験が関係している。幼少時はサイド3の都市グローブに住んでいたが、一年戦争終結後、占領政策への不満から暴徒と化した連邦兵によって父親を殺され、母親も性的暴行を受け精神が崩壊してしまう。その後母親は再婚するが、義父となった人物の目的はアンジェロに性的暴行を加えることだった。母のために暴行に必死に耐え続けるも、ついに母が自殺するに至って家から脱走、スラム街にて男娼にまで堕ちるという壮絶な経験をしており、そんな破滅的な状況でフロンタルに拾われた。

あまりにも壮絶な生い立ちではあるが、マリーダ・クルススベロア・ジンネマンのようにストーリーに大きく関わるわけでもないからか、OVA版では過去の描写はほとんど無い[2]

当初はシャア・アズナブルを模した存在であるフロンタルに現在程まで妄信していた訳ではなく、どちらかといえば懐疑的に見ていたのだが、シナンジュ・スタインの強奪作戦時において、紅く塗装されたギラ・ドーガで敵のジェガン隊を翻弄し、見事にシナンジュを強奪して敵を殲滅させていく光景を目の当たりにした結果、「赤い彗星」ではなく「棄民の王」として、彼を崇拝するようになった。その為、ニュータイプとしてフロンタルの興味の対象となっているバナージ・リンクスに対しては、初対面より異常なまでの敵愾心を抱いている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。フロンタルの腰巾着のような印象。ギュネイやクェスと異なりニュータイプでも強化人間でもなく、底力も無い為、雑魚と比べて少しばかり時間をかける程度でいつの間にか倒せてしまう。
原作でも後半まではさほどの見せ場が無いのでその再現と言えなくもない。ただし、それを補うためか乗機の命中補正がかなり高めになっているので油断は禁物である。乗機の射程が長めなのも厄介。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
原作通り中盤以降の搭乗機・ローゼン・ズールに乗ってくる。難易度如何にもよるが、とにかく無駄にしぶとい。じわじわ削るより一気に削って退場してもらったほうがいいタイプの相手。シナリオ上では原作再現が多いため、出番も中々多い。
ちなみに、アンジェロは本作の中断メッセージでも登場するが、バナージの率直すぎる意見にマジギレして銃を向けるという暴挙に出る。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
シナリオによってはマップ開始時にはギラ・ズールに搭乗し、撤退、または撃破後にローゼン・ズールに乗り換えて再度出撃する展開も見られる。
なお、今作では何故か強化人間技能を持っているローゼン・ズール搭乗時の壊れっぷりの再現だろうか?そのため、パイロットとしては手強い。
最期はバナージのみならず刹那キオ達にも自身の過去を知られ、絶望と共に発狂しながら死亡するというある意味原作以上に悲惨な最期を遂げる。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
登場からしばらくは原作通りだが、何と中盤終わり頃にフロンタルがミネバ達やバナージ達ロンド・ベルと和解したことで「大佐を奪われた」と感じ、フロンタルを裏切り、ネオ・ジオンから離反する。
地球連邦への憎しみを捨てきれない者を引き連れてネオ・ジオンを去った後は、ザビーネの手引きにより、ゲールの艦隊に合流。ガミラス側に就き、終盤まで敵対するが、「ザビーネには散々振り回されるわ、ガミラスには見捨てられるわ、インベーダーと否応無しに戦わされるわ」と散々な目に遭っており、最終的には敗れて捕虜として迎え入れられる。
その時には完全に自暴自棄になっていたが、似た境遇にあるリディに優しく諭されて落ち着きを取り戻し、和解。後にフロンタルと再会した際には歓喜の声を挙げており、最終的には彼の元に戻る形で生存する。和解はするものの残念ながら自軍に加入はしない。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
SRサポートユニット。

パイロットステータス

能力値

マリーダよりも全体的に上。しかし、特殊スキルと搭乗機で上を行かれているのが実情。『第3次Z天獄篇』では搭乗機ともども大幅なパワーアップを果たして襲ってくる。

精神コマンド

第3次Z
集中狙撃直感闘志気迫
スピード型としては射撃よりの全うな構成。
V
集中狙撃信頼直感突撃気迫

特殊スキル

第3次Z時獄篇
援護攻撃L3、見切りガード、気力+(ダメージ)、サイズ差補正無視L1、カウンターL4
可もなく不可もなく、と言った感じで割と平凡。ただし、『第3次Z天獄篇』ではこれに底力L7が加わる上にエースボーナスも重なり、とんでもないしぶとさを発揮してくる。
BX
強化人間L7、援護攻撃L3、全体攻撃L3、ガード
何故か強化人間技能を持っている。
V
底力L7、援護攻撃L3、闘争心L2、見切りL2、ガードL2、サイズ差補正無視L2、気力+(ATK)
底力を最初から持っている上に、サイズ差補正無視のレベルが1上がっている。

エースボーナス

フロンタルがマップにいる時、被ダメージ0.7倍
第3次Z時獄篇』。つまり、「フロンタルが健在ならば常にガードが発動しているようなもの」である。自前のガードと合わせれば0.56倍、ダメージがほぼ半減されるという面倒極まりないボーナス(あり体に言えば「EN消費無し、直撃、バリア貫通武器でも無効化できない歪曲フィールドが発動している状態」だろうか)。
幸い『第3次Z時獄篇』では習得することはないが、『第3次Z天獄篇』では難易度次第で最終決戦時に習得。ネームドなので経験値は多いが、正直割に合わない。戦う前にフロンタルに戦力を集中させて勝利条件を満たしてしまうのも視野に入れたほうがいい。

サポートアビリティ

フロンタルへの心酔
SR。セットしたシューターの攻撃力、クリティカル率大アップ。

人間関係

フル・フロンタル
彼の親衛隊長を務める。フロンタルにとっても腹心的存在。彼に絶望的な状況から救われた事で、個人的にも心酔している。
ミネバ・ラオ・ザビオードリー・バーン
彼女から「危険な男」と評される。また、フロンタルと思想的に相容れない人物であることから、アンジェロ側も良い感情を抱いてはいない。
バナージ・リンクス
フロンタルに興味を持たれていることから激しい嫉妬心を燃やす。
スベロア・ジンネマン
同じグローブコロニー出身で、家族を連邦兵の暴力で壊された者同士だが、劇中で絡む事は殆ど無かった。
リディ・マーセナス
原作における絡みは殆ど無かったが、『V』ではフロンタルの改心によって暴走し遂にガミラス側に就いてしまったアンジェロをかつての自分と重ねており、リディに諭されたこともあり、その頑なな心を氷解させた。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

シャア・アズナブル
第3次Z』では袖付きネオ・ジオンの一部隊として組み込まれているため、立場上は部下。表面上は従っているが、内心では快く思っていない。
第3次Z天獄篇』ではギュネイに敵対された彼を侮蔑する発言をするが直後にアムロからシャアとフロンタル、ギュネイと自分の決定的な違いを突きつけられる。
ハマーン・カーン
シャアと同様、『第3次Z』では立場上は部下。ネオ・ジオンの大幹部である彼女にも表面上は従っているものの、フロンタルを危険視する発言の多い彼女にはシャア以上に反発しており、時折刺のある軽口を叩いては睨まれている。
『第3次Z天獄篇』ではシャアがネオ・ジオンを去り、フロンタルが実権を握ったこともあって、彼女にあからさまに不遜な口をきいて挑発するなど、後述のギュネイほどではないが両者の相性は相当に悪い。
ビーチャ・オーレグ
VDLC「艦長代理、奮闘する」では、彼のセオリー無視の指揮に作戦を破られてしまい「素人なのか、それとも天才なのか」と錯乱していた。
エルピー・プルプルツー
『V』DLC「アクシズの三姉妹」では彼女らとマリーダにローゼン・ズールのサイコ・ジャマーを破られる。
アムロ・レイ
『第3次Z天獄篇』にて彼からシャアとフロンタル、ギュネイと自分の決定的な違いを突きつけられて逆上する。
ギュネイ・ガス
『第3次Z』ではネオ・ジオンでの同僚だが、ことある度に「強化人間風情」「フロンタルの腰巾着」などと罵り合うなど相性は最悪で、『第3次Z天獄篇』で彼がZ-BLUEについた際には「これで貴様を合法的に始末できる」とまで発言した。
ちなみに階級は原作通りだとすると、アンジェロの方がだいぶ上(アンジェロ=大尉、ギュネイ=准尉)であるが、そんなことはお構いなしの罵倒合戦が繰り広げられるため、Zシリーズの世界では両者とも同階級程度にされているのかもしれない。
ザビーネ・シャル
『V』ではフロンタルが改心しバナージ達と和解したことで芽生えた動揺と心の隙を彼に付け込まれ、ガミラスに引き込まれる。が、その後は彼によって散々振り回される羽目になっている等、気の毒な事に…。
フェザール・イゼルカント
BX』では彼(およびヴェイガン)を「亡霊」と吐き捨てる等、侮蔑している。
キオ・アスノ
『BX』ではアスノ家は軍関係を始め世界で名が知れ渡っており、本来は民間人扱いの彼の事も知っていた。
刹那・F・セイエイ
『BX』にて、今際の際にサイコフレームが暴走し、バナージやキオと共に彼にも自分の過去を見られた。

リアル系

グレムト・ゲール
『V』ではガミラスでの一応の上官だが、ザビーネ共々「俗物」「踏み台」と見下していた。

スーパー系

シモン
中の人が同じ。彼に対する特殊戦闘台詞が存在する。
レイディ・リンクス
『BX』において、フロンタルに対し不遜な態度をとる彼女に対し強い不快感を露にしていた。

名台詞

「知るものか。ただ、あの人が私をこの場に誘ってくれた…。薄汚い染みだらけのシーツから引き剥がして、自分の力を存分に試せるこの戦場に…」
「だから、大佐は『あの大佐』でなければならない…宇宙に棄てられた民を導き、この世界に浄化をもたらす棄民の王…もし、そうでなかったら…その時は…私がこの手で撃ち殺してやる…!」
フル・フロンタルによってシナンジュが強奪される事件が描かれる外伝作品『戦後の戦争』において、「フロンタルが本当にシャアの再来なのか?」と疑っていた親衛隊のキュアロンに対し、アンジェロが言った台詞。
アンジェロにとって、自分を悲惨な境遇から救ってくれたフロンタルが何者であるかどうかはどうでも良い事であった一方、この時はまだ現在までにフロンタルに心酔していなかった事が伺われる。
「シャア…赤い彗星…シャアの再来…そんなものじゃない…。あの人は…我らを導く棄民の王だ…!」
外伝作品『戦後の戦争』にて、予定外のアクシデントがありながらも、紅いギラ・ドーガを駆ってジェガン隊を翻弄するフロンタルの姿を見て、アンジェロは「フロンタルが赤い彗星をも超える存在になる」と確信を深める事になった。
「撃ってしまった…大佐の戦場を汚してしまった…私に…私に撃たせたなぁ!!!」
「では貴様はどうなのだ! 武力がすべて悪だというのならガンダムを使った貴様も同罪だ! 貴様のせいで我々も貴重な兵を失った…たとえ流れ弾だろうが、貴様が撃ったことに変わりはない!」
EP2にて「どんな理由があっても戦争はいけない」とフロンタルに訴えるバナージに対して。言ってることはもっともだが、自分も後にその貴重な兵が乗っているザクIIIズサ等を巻き込んで殺している。
「奪わせない、汚させない! おまえは"染み"だ、真っ白なシーツを汚す染み! 消えてしまえ!」
「棄民の王となる大佐こそ箱の持ち手にふさわしい。それを理解しない愚民どもめ……お前らは染みだ! 残らず消してやる!!」
「忠義面して世界をめちゃくちゃにした戦争屋ども……! みんな汚らわしい染みだあ!!」
最終決戦時に友軍を巻き添えにして撃墜した際の叫び。
アンジェロを動かしていたものとはスペースノイドの大義でも、連邦の抑圧への怒りでもなく、「自分を深く傷つけた宇宙世紀の世界そのものへの憎悪」だったのかもしれない。
「大佐ぁ…」
最終話より。シナンジュのコックピットを開き、フロンタルの亡骸を見て。

スパロボシリーズの名台詞

戦闘台詞

「所詮はワンオフの玩具だろうが!」
第3次Z時獄篇』での特機相手の特殊戦闘台詞。原作(特にOVA版)での袖付きの困窮具合や軍人的な観点から見れば、こう言いたくなるのも分からなくは無い。
「いい声はしているが、ここまでだ!」「戦場にドリルなど持ち込んで!」
『第3次Z時獄編』での対シモン特殊戦闘台詞。言うまでもなく声優ネタである。
「ハハハハハ! 逃げ惑え、雑魚め!」
ビーム・ショット・ライフルを使用した際の台詞パターンの一つ。この台詞を言ってる時の顔グラはいい笑顔をしているため印象に残ったプレイヤーはいるだろう。

シナリオデモ

「大佐! 大佐ああああ!?」
第3次Z天獄篇』での決着シナリオにおいて、「撃墜しないでフロンタルを倒した場合」の台詞。
アンジェロはいずこかに消えていったフロンタルを追いかけるように去っていき、この後は登場しない。なお、ギュネイが仲間になっている場合は、「フロンタルに頼らない生き方を見つけろ」と言われる。
「見るな…! 見せるなッ…! うわぁぁぁぁぁぁーっ!!」
「あ…た、大佐…? ああ…大佐…」
BX』第38話「たったひとつの望み」より。
乗機を撃墜される寸前、そのダメージによってサイコフレームが暴走し、自分の感情と共に記憶が流されていき、バナージ刹那キオに自身の過去を知られて錯乱しながら。上記の言葉を最期に宇宙に散るという、原作よりも哀れな結末であった。
「既に大佐の存在は、シャア総帥を越えている!」
「赤い彗星はよみがえったのではない! 新たな赤い彗星が生まれたのだ!」
V』第24話ロンド・ベルルートより。アンジェロがフロンタルに心酔していると共に、彼を「フロンタルという一人の人間」として見ている事を表している台詞である。

搭乗機体・関連機体

アンジェロ専用ギラ・ドーガ(SRW未登場)
PS3ゲームに登場した彼専用のギラ・ドーガ。大型プロペラント・タンクとランゲ・ブルーノ砲を装備した重武装仕様となっている。
アンジェロ専用ギラ・ズール
専用機。バックパックはランゲ・ブルーノ砲・改と接続された重装型に換装されている。カラーリングは紫。
クラーケ・ズール(SRW未登場)
漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』および漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』に登場。ネオ・ジオン残党軍が技術試験用に開発した試作MS。
後述のローゼン・ズールへの機種転換を円滑に行うために搭乗していたらしい。
ローゼン・ズール
原作後半にて搭乗した専用機で、ハンマ・ハンマのコンセプトをギラ・ズールに移植した機体。初登場の際にはシナンジュと2機で連邦軍を圧倒した。
レロ・ズール
2011年度のエイプリルフールネタで登場したアンジェロ専用機。
「ズールシリーズの下半身にザクレロの頭部が接合されている」という凄まじい外見で、全高もアンジェロより若干高い程度、つまりどう見ても2メートル前後という突っ込みどころ満載の機体。SRW未登場…というか明らかに出てはいけない。

余談

  • 元々、アンジェロ・ザウパーというキャラクターはキャラ設定込みで安彦良和氏から福井晴敏氏に提出されたものであるが、当初福井氏は「ガンダムにこんなキャラ必要なんですか?」と渋い顔をしていた。それに対し安彦氏は「いや、ガンダムだからこういうキャラが必要なんだ」と強く言われ感銘し、以後、意識してアンジェロだけは芝居がかった台詞回しをするように心がけたそうな(UCのキャラクターは基本的に写実的な台詞回し)
    • Film&LiveのUCキャラクターの肖像画を展示される、という企画の折、肖像画を担当されたhironex氏に福井氏は「アンジェロのはないの?」と聞いてきたらしい
      • BDのスタッフオーディオコメンタリーでは冗談めかして「アンジェロは大人気」と話題に上がるごとに言われている

脚注

  1. 一方で、外伝漫画『『袖付き』の機付長は詩詠う』では、整備兵に横柄な態度を取った部下を諌めたり、親衛隊の部下が任務をしっかりこなした時は褒める等、バナージやフル・フロンタルが絡まない場面では、OVA本編では見せることが無かったアンジェロの良識かつ紳士的な一面が描写されていてる。
  2. ただし、アンジェロが劇中で度々口走る「シーツ」「染み」という言葉から、彼の壮絶な過去を推測する事は可能である。

資料リンク