「機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人」の版間の差分
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− | 『'''機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人''' | + | 『'''機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人'''』は[[スタッフ:長谷川裕一|長谷川裕一]]の[[漫画]]。 |
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 長谷川裕一氏による『クロスボーン・ガンダム』シリーズ第3作。[[宇宙世紀]]0136年に起こった[[木星帝国]]との最終決戦を描く。黒沢明の[[映画]]『七人の侍』をモチーフとしており、時代が近い『[[機動戦士Vガンダム]]』のミッシングリンク要素も存在する。本作を以って、「[[トビア・アロナクス]]」を[[主人公]]とする物語はひとまず完結する。 | |
− | + | 2024年に『鋼鉄の7人』の出来事を描いた読み切り『神の雷計画の真実』がガンダムエースにて掲載された。これは[[ローズマリー・ラズベリー]]がU.C.0138に書いた本「神の雷計画の真実」をベースに、U.C.0171にその内容を漫画化した、というもの(ただし、色々と脚色されている)。 | |
== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
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:通称「スカルハート」。 | :通称「スカルハート」。 | ||
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::[[クロスボーン・ガンダムX3]]のパーツを使って応急修復したX1。 | ::[[クロスボーン・ガンダムX3]]のパーツを使って応急修復したX1。 | ||
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;アンヘル・ディオナ | ;アンヘル・ディオナ | ||
:ディオナの改良機。[[アナハイム・エレクトロニクス]]が非合法な手段で開発したミノフスキードライブユニット「スピードキング(イカロス)」のコアユニットとなる。 | :ディオナの改良機。[[アナハイム・エレクトロニクス]]が非合法な手段で開発したミノフスキードライブユニット「スピードキング(イカロス)」のコアユニットとなる。 | ||
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:木星帝国新総統カリストが直々に開発に携わった2機のMS。左右対称に開発されており、手の形をしたMA形態へ変形する。 | :木星帝国新総統カリストが直々に開発に携わった2機のMS。左右対称に開発されており、手の形をしたMA形態へ変形する。 | ||
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;神(ゼウス)の雷計画 | ;神(ゼウス)の雷計画 | ||
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:神の雷計画を阻止するための作戦名。命名者はミノル。 | :神の雷計画を阻止するための作戦名。命名者はミノル。 | ||
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− | === | + | 現時点では実質的に[[クロスボーン・ガンダムX1フルクロス]]を[[いるだけ参戦|出すためだけの参戦]]が続いている。 |
+ | 作者の長谷川氏も寺田プロデューサーに『鋼鉄の7人』のストーリー再現を希望しているとのことだが、寺田プロデューサーは「いつかはやりたいが、'''名だたるスーパーロボットがいる状態で殴りこむと話の持ち味が…'''」と原作とスパロボの間で起こる状況の違い故にストーリー再現を行う事に悩んでいる発言をしている<ref>[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]第709回より。</ref>。 | ||
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:初参戦作品。無印及び『スカルハート』と共に参戦。同作で唯一の機体のみの参戦。 | :初参戦作品。無印及び『スカルハート』と共に参戦。同作で唯一の機体のみの参戦。 | ||
− | : | + | :本来は原作の最終決戦が再現される予定だったが、作品間のエピソード調整で良い条件が組み上がらなかったため再現を断念し、機体のみの参戦になった<ref>『ガンダムエース』2018年5月号掲載の長谷川裕一氏と[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pの対談より。</ref>。 |
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− | : | + | :『V』と同じく機体のみの参戦とアナウンスされているが、今回はクロスボーン系は本作のみの参戦であり、パイロットである[[トビア・アロナクス]]も本作名義での登場となる。また、作品名義は入っていないが『スカルハート』のE計画について触れられる場面がある。 |
;[[スーパーロボット大戦T]] | ;[[スーパーロボット大戦T]] | ||
− | : | + | :機体は相変わらずフルクロスのみだが、第47話「鋼鉄の7人」において、木星帝国残党のコロニーレーザー発射を防ぐため、[[アムロ・レイ]]、[[シャア・アズナブル]]、[[カミーユ・ビダン]]、[[ハマーン・カーン]]、[[ジュドー・アーシタ]]、[[キンケドゥ・ナウ]]、トビアの[[モビルスーツ]]パイロット7人(条件を満たすと[[東方不敗マスター・アジア]]を加えた8人)を中心とする作戦が行なわれるという、[[いるだけ参戦]]としては異例の「'''原作とは全く別の条件で原作の再現を行う'''」場面が展開される。 |
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+ | === 単独作品 === | ||
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+ | :2020年3月のイベント「異端 と 騎士団」期間限定参戦。機体のみの参戦で、シナリオには関わらない。 | ||
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+ | ;[[Another Century's Episode: R]] | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
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2024年11月1日 (金) 21:45時点における最新版
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 | |
---|---|
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
著者 | 長谷川裕一 |
メカニックデザイン | カトキハジメ(デザイン協力) |
掲載誌 | 月刊ガンダムエース |
発表期間 |
2006年7月号 - 2007年9月号 |
話数 | 全15話 |
巻数 | 全3巻 |
シリーズ | |
前作 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』は長谷川裕一の漫画。
概要[編集 | ソースを編集]
長谷川裕一氏による『クロスボーン・ガンダム』シリーズ第3作。宇宙世紀0136年に起こった木星帝国との最終決戦を描く。黒沢明の映画『七人の侍』をモチーフとしており、時代が近い『機動戦士Vガンダム』のミッシングリンク要素も存在する。本作を以って、「トビア・アロナクス」を主人公とする物語はひとまず完結する。
2024年に『鋼鉄の7人』の出来事を描いた読み切り『神の雷計画の真実』がガンダムエースにて掲載された。これはローズマリー・ラズベリーがU.C.0138に書いた本「神の雷計画の真実」をベースに、U.C.0171にその内容を漫画化した、というもの(ただし、色々と脚色されている)。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボごとの登場人物一覧については以下を参照して下さい。
鋼鉄の7人[編集 | ソースを編集]
- トビア・アロナクス
- 主人公。
- エウロペ・ドゥガチ
- クラックス・ドゥガチの後妻であり、新総統であるカリストの姉。ベルナデットの養母(継母)に当たる。
- ギリ・ガデューカ・アスピス
- 死の旋風隊のリーダーを務めていた少年。現在は地球でコックとなった。
- バーンズ・ガーンズバック
- 元死の旋風隊のメンバー。地球で隠遁生活を送っていた。
- ローズマリー・ラズベリー
- 元死の旋風隊のメンバー。各地でモビルスーツストリップの巡業を行っていた。
- ミノル・スズキ
- サナリィのMSパイロット教官。かつて地球連邦軍にて「連邦の青い閃光」と呼ばれていたエースパイロットだった。
- ミッチェル・ドレック・ナー
- レコードブレイカーのテストパイロットの一人。
宇宙海賊クロスボーン・バンガード[編集 | ソースを編集]
- ベルナデット・ブリエット
- 本作にて、残されたドゥガチ財団の代表となる=「テテニス・ドゥガチへ戻る」事を決意する。
連邦軍[編集 | ソースを編集]
- ハリソン・マディン
- 本作にて、ブラックロー運送がクロスボーン・バンガードである事を知るものの協力関係となる。
サナリィ[編集 | ソースを編集]
- オーティス、ミューラ
- サナリィの技術スタッフ。『機動戦士Vガンダム』のオーティス・アーキンズ、ミューラ・ミゲルと同名だが、関連は不明。
- ヨン・サンニー、ユリシーズ・レオパルド
- レコードブレイカーのテストパイロット達。
木星帝国[編集 | ソースを編集]
- 光のカリスト、影のカリスト
- 木星帝国の新総統となった双子の兄弟。
その他[編集 | ソースを編集]
- シーブック・アノー、セシリー・フェアチャイルド
- トビアたちが地球へ降り立った際に登場。二人目の子供が生まれるなど、幸せな生活を送っている。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボごとの登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
宇宙海賊クロスボーン・バンガード[編集 | ソースを編集]
鋼鉄の7人[編集 | ソースを編集]
- クロスボーン・ガンダムX1改・改
- 通称「スカルハート」。
- クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク(SRW未登場)
- クロスボーン・ガンダムX3のパーツを使って応急修復したX1。
- クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
- X1最終仕様。残存する予備パーツを全て使用している。
- アンヘル・ディオナ
- ディオナの改良機。アナハイム・エレクトロニクスが非合法な手段で開発したミノフスキードライブユニット「スピードキング(イカロス)」のコアユニットとなる。
- ビギナ・ギナII (木星決戦仕様)(SRW未登場)
- 鹵獲されたビギナ・ギナIIをギリ用にカスタマイズした機体。
- バーラ・トトゥガ(SRW未登場)
- トトゥガをレストアした機体。
- アラナ・アビジョ(SRW未登場)
- アラナにアビジョの頭部とトトゥガの武装を取り付け、遠距離戦仕様機に改造した機体。
- ガンダムF90 インターセプトタイプ木星決戦仕様(SRW未登場)
- F90の1号機に迎撃・追撃仕様のIタイプミッションパックを装備し、最新のチューンを施した機体。
- ガンダムF91 (木星決戦仕様)(SRW未登場)
- ハリソン機に試作機に匹敵するようチューンを施した機体。
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- ガンダムF91 (ハリソン専用)
- ハリソン・マディン用にダークブルーのカラーリングを施されたガンダムF91。後にトビアたちが譲り受ける事となる。
サナリィ[編集 | ソースを編集]
- F99レコードブレイカー(SRW未登場)
- ミノフスキードライブを搭載した試作MS。フリントとフレームの大半が共通しており、この機体のおかげでトビアたちは木星戦役後もクロスボーン・ガンダムのパーツの補給を受けることができていた。
- 設計思想は後のV2ガンダムに受け継がれた。
- ノッセル
- MS用サポートベース。ある程度の居住性と、単騎での大気圏突入能力を持つ。
木星帝国[編集 | ソースを編集]
- コルニグス(SRW未登場)
- アマクサのデータを元に、木星製ガンダムの完成形として生み出された可変MS。
- インプルース・コルニグス(SRW未登場)
- コルニグスに大気圏内用飛行補助ユニット「インプルース・ユニット」を装備した形態。
- エルコプテ
- 重力下用の可変MA。
- ディキトゥス
- 木星帝国新総統カリストが直々に開発に携わった2機のMS。左右対称に開発されており、手の形をしたMA形態へ変形する。
- ユーリスディス・シニストラ・ディキトゥス(SRW未登場)
- 光のカリストが搭乗するディキトゥス。左手に変形する。
- リーベルダス・デクストラ・ディキトゥス(SRW未登場)
- 影のカリストが搭乗するディキトゥス。右手に変形する。
用語[編集 | ソースを編集]
- クロスボーン・バンガード
- クロスボーン・ガンダム
- 木星帝国
- 神(ゼウス)の雷計画
- 木星帝国が開発したコロニーレーザー『シンヴァツ』による12回の超長距離砲撃で地球を破壊する計画。
- 鋼鉄の7人
- 神の雷計画を阻止するための作戦名。命名者はミノル。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- 「鋼鉄の7人」
- ゲーム作品にて使用されるBGM。
- 「クロスボーン・ガンダム」
- 『無印』でのBGM。『X』にて本作名義で採用。
- 「スカルハート見参」
- 『スカルハート』でのBGM。『X』にて本作名義で採用。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
現時点では実質的にクロスボーン・ガンダムX1フルクロスを出すためだけの参戦が続いている。 作者の長谷川氏も寺田プロデューサーに『鋼鉄の7人』のストーリー再現を希望しているとのことだが、寺田プロデューサーは「いつかはやりたいが、名だたるスーパーロボットがいる状態で殴りこむと話の持ち味が…」と原作とスパロボの間で起こる状況の違い故にストーリー再現を行う事に悩んでいる発言をしている[1]。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 初参戦作品。無印及び『スカルハート』と共に参戦。同作で唯一の機体のみの参戦。
- 本来は原作の最終決戦が再現される予定だったが、作品間のエピソード調整で良い条件が組み上がらなかったため再現を断念し、機体のみの参戦になった[2]。
- スーパーロボット大戦X
- 『V』と同じく機体のみの参戦とアナウンスされているが、今回はクロスボーン系は本作のみの参戦であり、パイロットであるトビア・アロナクスも本作名義での登場となる。また、作品名義は入っていないが『スカルハート』のE計画について触れられる場面がある。
- スーパーロボット大戦T
- 機体は相変わらずフルクロスのみだが、第47話「鋼鉄の7人」において、木星帝国残党のコロニーレーザー発射を防ぐため、アムロ・レイ、シャア・アズナブル、カミーユ・ビダン、ハマーン・カーン、ジュドー・アーシタ、キンケドゥ・ナウ、トビアのモビルスーツパイロット7人(条件を満たすと東方不敗マスター・アジアを加えた8人)を中心とする作戦が行なわれるという、いるだけ参戦としては異例の「原作とは全く別の条件で原作の再現を行う」場面が展開される。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年3月のイベント「異端 と 騎士団」期間限定参戦。機体のみの参戦で、シナリオには関わらない。
関連作品[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE第709回より。
- ↑ 『ガンダムエース』2018年5月号掲載の長谷川裕一氏と寺田貴信Pの対談より。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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