「ガンダム Gのレコンギスタ」の版間の差分

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*2014年10月3日 2015年3月27日 全26話(TBS系・アニメイズム枠)
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦X]](2018年)
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| 読み =
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| 外国語表記 =
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| 原作 = 矢立肇<br />富野由悠季
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| 著者 =
 +
| 作画 =
 +
| 挿絵 =
 +
| 総監督 = 富野由悠季
 +
| シリーズ構成 =
 +
| 脚本 = 富野由悠季
 +
| キャラクターデザイン = 吉田健一
 +
| メカニックデザイン = 安田朗<br />形部一平<br />山根公利
 +
| 音楽 = 菅野祐悟
 +
| 制作 = サンライズ
 +
| 放送局 = TBS系(アニメイズム枠)
 +
| 配給元 =
 +
| 発売元 =
 +
| 掲載誌 =
 +
| 出版社 =
 +
| レーベル =
 +
| 配信元 =
 +
| 放送期間 = 2014年10月3日 - <br />2015年3月27日
 +
| 公開日 =
 +
| 発売日 =
 +
| 発表期間 =
 +
| 刊行期間 =
 +
| 配信開始日 =
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| 話数 = 全26話
 +
| 巻数 =
 +
| シリーズ = [[ガンダムシリーズ]]
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| 前作 =
 +
| 次作 =
 +
| 劇場版 =
 +
| アニメ版 =
 +
| 漫画版 =
 +
| 小説版 =
 +
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X]]
 +
| 初クレジットSRW =
 +
| 備考 =
 +
| その他 =
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}}
 +
『'''ガンダム Gのレコンギスタ'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[ガンダムシリーズ]]の一作で、富野由悠季監督が『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』や『リング・オブ・ガンダム』以来に制作した富野作品。短編小説の『はじめたいキャピタルGの物語』を雛型としている。シリーズ及び富野作品では初の深夜枠で放送された作品となる。
 
[[ガンダムシリーズ]]の一作で、富野由悠季監督が『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』や『リング・オブ・ガンダム』以来に制作した富野作品。短編小説の『はじめたいキャピタルGの物語』を雛型としている。シリーズ及び富野作品では初の深夜枠で放送された作品となる。
  
本作の舞台は「リギルド・センチュリー」という年号が使われるR.C.1014年で、[[宇宙世紀]]の延長線上にあり、宇宙世紀から1000年以上後、『∀ガンダム』より前(富野監督曰く『∀』より後という説もある)にあたる設定がされている。作中には実際に宇宙世紀の[[モビルスーツ|MS]](発掘・放棄されたもの)や名称が登場する。
+
本作の舞台は「リギルド・センチュリー」という年号が使われるR.C.1014年で、[[宇宙世紀]]の延長線上にあり、宇宙世紀の世界が崩壊してから1000年以上後、『∀ガンダム』より前(富野監督曰く『∀』より後という説もある)にあたる設定がされている。作中には実際に宇宙世紀の[[モビルスーツ|MS]](発掘・放棄されたもの)や名称が登場する。
  
富野監督が全話の脚本を直接担当しており、
+
富野監督が全話の脚本を直接担当しており、そのためか歴代シリーズや富野作品の中でも特に「富野節」の効いた台詞が多い。
  
;・海賊行為を働き軍事総監の娘でありながら「大尉は、アメリア軍を背負っていける人だったんです!」「弟は人殺しの汚名をかぶることになったのです!」など一切の加害者意識がないアイーダ(2・16話)
+
ほとんどのキャラクターたちが派閥のようなものに分かれて属しており、同じ組織内であっても派閥同士が利権がらみで相争う群像劇の作風を持つ。そのうえ、各派閥はその時の損得に応じて主人公たちの敵になったり味方になったりめまぐるしく立場を変えるのが特徴<ref>ざっくりと分けるなら、キャピタル・テリトリィ、アメリア、トワサンガ、ビーナス・グロゥブの4つの勢力があり、更に各勢力がキャピタル・テリトリィならキャピタル・ガードとキャピタル・アーミーのように2つの派閥に分かれていて、これらの勢力と派閥それぞれが大なり小なり争っていると考えると判り易い。そして主人公のベルリとアイーダが属するメガファウナの海賊部隊は最終的に各勢力から外れた中立的な立ち位置に治まり、争いを止めるべく奮闘することになった。</ref>。ただし、ドロドロした策謀劇のようなノリは皆無。むしろ「敵味方がはっきりわかれていないということは、キャラクター間での憎しみやしがらみも薄い」ということから、どこか牧歌的な「白富野」な作風となっている。
;・深く考えもせず祖国を三度も襲撃した海賊についていく士官候補生の主人公(3話)
 
;・救出しにきた友軍と戦闘することになっても自身の行動を全く自覚しない(4話以降)
 
;・自身を助けに来た恩師デレンセンを殺害してもその後の話に全く反映されない(7話以降)
 
;・身勝手な行動をした息子を叱りもせず平然と他国の軍事総監と手を結び海賊認定された部隊を連れて領内で自国の軍を攻撃するよう指示するキャピタルタワー運行長官(8話)
 
;・記憶が戻っても大して話に影響しないラライア(14話)
 
;・Gセルフの出自が確認できたのに不自然な形でメガ・ファウナに居座りドレッド艦隊が深刻な被害を受けても眉一つ動かさないリンゴ(16・24話)
 
;・待機命令を無視して勝手に出撃して暴れたベルリを誰も咎めない(ヴィーナス・グロゥブからフォトン・バッテリーの供給が絶え地球圏全土がエネルギー不足に発展しかねない行為)(16話)
 
;・ビーナス・グロゥブの使者が来るから大人しくしていろと言われたにも関わらず率先して騒動を起こす各陣営(17話)
 
;・不自然な仕掛けが施されているクレッセント・シップ(この仕掛けによって航続期間を大幅に短縮できたがベルリ達が地球圏に戻ってくるころにはキャピタル・アーミィとドレッド軍の密約が決裂するなどむしろ時間を掛けたことにしたほうが説得力の増す展開であり、何の意味も無い仕掛け)(18話)
 
;・どの勢力でも杜撰な捕虜の扱い(3・15・21話)
 
;・自分の居住地に穴を開けるジット団の団長(20話)
 
;・勝手にジーラッハを持ち出したマニィを放置するメガ・ファウナクルー(22話)
 
 
 
……など過去最高にハジけたストーリーと濃密な富野節が多くの視聴者を魅了した。
 
  
 
+
2019年から2022年まで、本編を再構成し新規カット・アフレコを行った全5部作による[[映画|劇場版]]が放映された。こちらはタイトルから「ガンダム」が外され「'''Gのレコンギスタ'''」となっている。
全5部作による劇場版の企画が進行中。
 
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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=== キャピタル・テリトリィ ===
 
=== キャピタル・テリトリィ ===
;ゲル・トリメデストス・ナグ
 
:スコード教の法皇。
 
 
;ウィルミット・ゼナム
 
;ウィルミット・ゼナム
 
:キャピタル・タワーの運行長官。ベルリの母。
 
:キャピタル・タワーの運行長官。ベルリの母。
;クンパ・ルシータ
+
;[[クンパ・ルシータ]]
 
:キャピタル・ガード調査部の大佐。
 
:キャピタル・ガード調査部の大佐。
 
;デレンセン・サマター
 
;デレンセン・サマター
 
:キャピタル・ガード養成学校の教官。
 
:キャピタル・ガード養成学校の教官。
;ケルベス・ヨー
+
;[[ケルベス・ヨー]]
 
:キャピタル・ガード養成学校の教官。
 
:キャピタル・ガード養成学校の教官。
 
;ルイン・リー
 
;ルイン・リー
 
:キャピタル・ガード候補生。ベルリの先輩。
 
:キャピタル・ガード候補生。ベルリの先輩。
;ジュガン・マインストロン
 
:キャピタル・アーミィの司令官。
 
;ベッカー・シャダム
 
:キャピタル・アーミィの士官。
 
 
;[[マスク]]
 
;[[マスク]]
 
:バイザーで顔を隠したMSパイロット。
 
:バイザーで顔を隠したMSパイロット。
;バララ・ペオール
+
;[[バララ・ペオール]]
 
:マスクの部下の女性MSパイロット。
 
:マスクの部下の女性MSパイロット。
;マニィ・アンバサダ
+
;[[マニィ・アンバサダ]]
 
:アーミィに入隊したノレドの友人。
 
:アーミィに入隊したノレドの友人。
;ビルギーズ・シバ
+
;[[キャピタル・アーミィ兵]]
:キャピタル・テリトリィの首相。
+
:キャピタル・アーミィの一般兵。
  
 
=== アメリア ===
 
=== アメリア ===
;ズッキーニ・ニッキーニ
 
:アメリアの大統領。クリムの父。
 
 
;グシオン・スルガン
 
;グシオン・スルガン
 
:アメリア軍の総監。アイーダの父。
 
:アメリア軍の総監。アイーダの父。
 
;[[クリム・ニック]]
 
;[[クリム・ニック]]
 
:アメリア軍のエースパイロット。
 
:アメリア軍のエースパイロット。
;ミック・ジャック
+
;[[ミック・ジャック]]
 
:アメリア軍の女性MSパイロット。
 
:アメリア軍の女性MSパイロット。
 
;カーヒル・セイント
 
;カーヒル・セイント
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;[[ドニエル・トス]]
 
;[[ドニエル・トス]]
 
:戦艦メガファウナの艦長。
 
:戦艦メガファウナの艦長。
;副長
+
;[[副長 (Gレコ)|副長]]
 
:メガファウナの副長。
 
:メガファウナの副長。
;ステア
+
;[[ステア]]
 
:メガファウナの操舵士。
 
:メガファウナの操舵士。
;ギゼラ
+
;[[ギゼラ]]
 
:メガファウナのブリッジチーフ。
 
:メガファウナのブリッジチーフ。
 
;[[ハッパ]]
 
;[[ハッパ]]
 
:メガファウナの天才メカニック。
 
:メガファウナの天才メカニック。
;アダム・スミス
 
:メガファウナのデッキチーフ。
 
;クレン・モア
 
:メガファウナのメカニック。
 
;マキ・ソール
 
:メガファウナのブリッジクルー。
 
;ジャマ・デリア
 
:メガファウナのクルー。
 
;レッセル・ブラン
 
:メガファウナのブリッジクルー。
 
;アネッテ・ソラ
 
:メガファウナのクルー。
 
;メディー・ススン
 
:メガファウナの医者。
 
;キラン・キム
 
:メガファウナの看護師。
 
;ルアン、オリバー
 
:メガファウナのMSパイロットたち。
 
  
 
=== トワサンガ ===
 
=== トワサンガ ===
;ノウトゥ・ドレット
+
;[[ノウトゥ・ドレット]]
 
:ドレット軍を率いるドレット家当主。
 
:ドレット軍を率いるドレット家当主。
;ターボ・ブロッキン
+
;[[マッシュナー・ヒューム]]
:ドレット軍の士官。
 
;マッシュナー・ヒューム
 
 
:ドレット軍の女性士官。
 
:ドレット軍の女性士官。
;ロックパイ・ゲティ
+
;[[ロックパイ・ゲティ]]
 
:ドレット軍のMSパイロット。
 
:ドレット軍のMSパイロット。
;リンゴ・ロン・ジャマノッタ
+
;[[リンゴ・ロン・ジャマノッタ]]
 
:ドレット軍のMSパイロット。
 
:ドレット軍のMSパイロット。
;ガヴァン・マグダラ
+
;[[ロルッカ・ビスケス]]
:本国守備隊の隊長。
 
;ロルッカ・ビスケス
 
 
:レジスタンスグループのリーダー。
 
:レジスタンスグループのリーダー。
;ミラジ・バルバロス
+
;[[ミラジ・バルバロス]]
 
:レジスタンスグループのメンバー。
 
:レジスタンスグループのメンバー。
;フラミニア・カッレ
+
;[[フラミニア・カッレ]]
 
:レジスタンスグループのメンバー。
 
:レジスタンスグループのメンバー。
;ジャン・ビョン・ハザム
+
;[[トワサンガ兵]]
:トワサンガの首相。
+
:トワサンガの一般兵。
  
 
=== ビーナス・グロゥブ ===
 
=== ビーナス・グロゥブ ===
;キア・ムベッキ
+
;[[キア・ムベッキ]]
 
:ジット団を率いるリーダー。
 
:ジット団を率いるリーダー。
;チッカラ・デュアル
+
;[[クン・スーン]]
 
:ジット団の女性MSパイロット。
 
:ジット団の女性MSパイロット。
;クン・スーン
+
;[[ジット団団員]]
:ジット団の女性MSパイロット。
+
:ジット団の一般兵。
;ローゼンタール・コバシ
 
:ジット団のMSパイロット。
 
;エル・カインド
 
:クレッセント・シップの艦長。
 
;ヤーン・ジシャール
 
:フラミニアを補佐する助手。
 
;ラ・グー
 
:ビーナス・グロゥブの総裁。
 
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
;農家のお父さん
+
;[[農家のお父さん]]
 
:シャンクに乗った男性。
 
:シャンクに乗った男性。
  
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;[[G-セルフ]]
 
;[[G-セルフ]]
 
:本作の主役機。ベルリが搭乗するG系統MS。
 
:本作の主役機。ベルリが搭乗するG系統MS。
;G-アルケイン
+
;[[GUNDAM:G-アルケイン|G-アルケイン]](SRW未登場)
 
:アイーダが搭乗するG系統MS。
 
:アイーダが搭乗するG系統MS。
 
:;[[G-アルケイン フルドレス]]
 
:;[[G-アルケイン フルドレス]]
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=== キャピタル・テリトリィの兵器 ===
 
=== キャピタル・テリトリィの兵器 ===
;レクテン
 
:保守点検や練習機に使われる作業用MS。
 
;レックスノー
 
:戦闘用にレクテンを改造したMS。
 
 
;[[カットシー]]
 
;[[カットシー]]
 
:キャピタル・アーミィの主力MS。
 
:キャピタル・アーミィの主力MS。
;エルフ・ブル
 
:キャピタル・アーミィの可変MS。
 
;エルフ・ブルック
 
:エルフ・ブルの制式量産型MS。
 
;ウーシァ
 
:キャピタル・アーミィの新型MS。
 
 
;[[マックナイフ]]
 
;[[マックナイフ]]
 
:キャピタル・アーミィの宇宙用新型MS。
 
:キャピタル・アーミィの宇宙用新型MS。
;ビフロン
+
;[[カバカーリー]]
:ドレット軍から貸与された実験機。
 
;カバカーリー
 
 
:ジット団から提供されたG系統の最新鋭機。
 
:ジット団から提供されたG系統の最新鋭機。
;ジーラッハ
+
;[[ジーラッハ]]
 
:ジット団から提供された大型MA。
 
:ジット団から提供された大型MA。
 
;[[ユグドラシル]]
 
;[[ユグドラシル]]
 
:ジット団から提供された大型MA。
 
:ジット団から提供された大型MA。
;ガランデン
 
:ゴンドワンから調達された大型戦艦。
 
;ブルジン
 
:キャピタル・アーミィの新造航宙艦。
 
  
 
=== アメリアの兵器 ===
 
=== アメリアの兵器 ===
;グリモア
+
;[[トリニティ]]
:海賊部隊の主力量産型MS。
 
;モンテーロ
 
:クリムが搭乗する専用機。
 
;ジャハナム
 
:アメリア軍の主力量産型MS。
 
;宇宙用ジャハナム
 
:ジャハナムの宇宙用改修機。
 
;ヘカテー
 
:ミックが搭乗する新型機。
 
;トリニティ
 
 
:ジット・ラボラトリィ製のMS。
 
:ジット・ラボラトリィ製のMS。
 
;[[ダハック]]
 
;[[ダハック]]
 
:ジット・ラボラトリィ製のMS。
 
:ジット・ラボラトリィ製のMS。
;アーマーザガン
 
:アメリア軍の可変型MA。
 
;ダーマ
 
:ジット・ラボラトリィ製のMA。
 
 
;[[メガファウナ]]
 
;[[メガファウナ]]
 
:海賊部隊の戦艦で、ベルリ達の母艦。
 
:海賊部隊の戦艦で、ベルリ達の母艦。
;サラマンドラ
 
:アメリア軍の新造航宙艦。
 
;ラトルパイソン
 
:アメリア艦隊の旗艦。
 
;クロコダイル
 
:アメリア艦隊の主力航宙艦。
 
  
 
=== トワサンガの兵器 ===
 
=== トワサンガの兵器 ===
 
;[[モラン]]
 
;[[モラン]]
 
:ドレット軍の量産型MS。
 
:ドレット軍の量産型MS。
;エルモラン
+
;[[ガイトラッシュ]]
:ドレット軍の量産型MS。
 
;ザックス
 
:本国守備隊が運用するMS。
 
;ネオドゥ
 
:作業用の多目的MS。
 
;ガイトラッシュ
 
 
:ドレット軍の新型MS。
 
:ドレット軍の新型MS。
;ギニアビザウ
 
:ドレット艦隊の旗艦。
 
;クノッソス
 
:ドレット艦隊の主力航宙艦。
 
;アリンカト
 
:ドレット軍のMS支援機。
 
  
 
=== ビーナス・グロゥブの兵器 ===
 
=== ビーナス・グロゥブの兵器 ===
 
;[[ジャイオーン]]
 
;[[ジャイオーン]]
 
:キアが搭乗するG系統MS。
 
:キアが搭乗するG系統MS。
;ジャスティマ
 
:チッカラが搭乗するG系統MS。
 
;リジット
 
:ジット団の量産型MS。
 
;ポリジット
 
:ビーナス・グロゥブの量産型MS。
 
;ザンスガット
 
:ビーナス・グロゥブの量産型MS。
 
;ズゴッギー
 
:ローゼンタールが搭乗するMS。
 
;マズラスター
 
:クンが搭乗する新型MS。
 
;ジロッド
 
:クンが搭乗するG系統の大型MA。
 
;コンキュデベヌス
 
:キアが搭乗する大型MA。
 
  
 
=== その他のメカ ===
 
=== その他のメカ ===
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== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;リギルド・センチュリー
 
;リギルド・センチュリー
:本作での年号で、略称は「R.C.」。「リギルド」は「再鍍金」を意味し、忌まわしき[[宇宙世紀]][[黒歴史|歴史を闇に葬る]]事も意味している。物語の開始は宇宙世紀から1000年以上が経過したR.C.1014年。
+
:本作での年号で、略称は「R.C.」。戦争の繰り返しと環境破壊によって[[宇宙世紀]]の世界が崩壊した後、この時代がやってくるとされる。「リギルド」とは「再鍍金」を意味し、[[黒歴史|忌まわしき歴史を闇に葬る]]という意図がある。なお、宇宙世紀が何年まで続いたかは一切明かされない。
 
;クンタラ
 
;クンタラ
 
:宇宙世紀末期、食糧難から人が人を食べるようになった時代に、食料として烙印を押された人々達の末裔。既に人肉食自体は「非人道的な蛮習」としてタブー視されているが、クンタラは「食糧にされるような卑しい存在」として今も差別意識が根強い。
 
:宇宙世紀末期、食糧難から人が人を食べるようになった時代に、食料として烙印を押された人々達の末裔。既に人肉食自体は「非人道的な蛮習」としてタブー視されているが、クンタラは「食糧にされるような卑しい存在」として今も差別意識が根強い。
 
;スコード教
 
;スコード教
:世界中で信仰されている宗教。中心地はキャピタル・タワーがあるキャピタル・テリトリィ。フォトン・バッテリーを運ぶ非武装の航宙艦「カシーバ・ミコシ」はスコード教の御神体であり、艦に対する攻撃は厳禁。
+
:世界中で信仰されている宗教で、教義の根幹にあるのは下記の「アグテックのタブー」。中心地はキャピタル・タワーがあるキャピタル・テリトリィ。フォトン・バッテリーを運ぶ非武装の航宙艦「カシーバ・ミコシ」はスコード教の御神体であり、艦に対する攻撃は厳禁。
 +
;アグテックのタブー
 +
:「地球に住む者は科学技術を今以上に進歩させてはならない」というスコード教におけるタブー。もっとも、物語時での技術は宇宙世紀100年代と同等程度のものが維持されている。宇宙居住者はタブーの対象にならないが、逆に地球への帰還はタブーになる。宇宙で作られた「タブーを超えた技術製品」はスコード教が認めたものだけが地球に配給される。このタブーは、宇宙世紀の末期に暴走した科学技術と、戦争で地球が人が住めない星になりかけたことへの反省から生まれたものである。
 
;レコンギスタ
 
;レコンギスタ
 
:宇宙に住み生活している人々が、地球の大地に帰還や移民を望む思想・活動・軍事作戦のこと。トワサンガのドレット軍やビーナス・グロゥブのジット団などがそれを望んでいる。
 
:宇宙に住み生活している人々が、地球の大地に帰還や移民を望む思想・活動・軍事作戦のこと。トワサンガのドレット軍やビーナス・グロゥブのジット団などがそれを望んでいる。
 +
;ヘルメスの薔薇の設計図
 +
:宇宙世紀末期の高度な技術が記録されたデータアーカイブ的なもの。上述した「アグテックのタブー」によりこれを参照できるのは宇宙居住者のみである。しかし、ここ最近になって何者かによって設計図データが地球に流出。地球のいくつかの勢力はこの設計図を使って強力なモビルスーツや戦艦の開発を水面下で行っている。
 +
;G系統
 +
:ヘルメスの薔薇の設計図の「G項目」にある設計図から製造されたモビルスーツのこと。この「G」は「[[ガンダムタイプ]]」が由来だとされる。
 
;キャピタル・テリトリィ
 
;キャピタル・テリトリィ
:主人公のベルリ達が住む国家。警備組織の「キャピタル・ガード」と、新設された軍の「キャピタル・アーミィ」を持つ。エルライド大陸(南米地域)に存在し、キャピタル・タワーによって繁栄している。
+
:主人公のベルリ達が住む国家。エルライド大陸(南米地域)に存在し、キャピタル・タワーによって繁栄している。警備組織の「キャピタル・ガード」と新設された軍の「[[キャピタル・アーミィ]]」がある。
 
;キャピタル・タワー
 
;キャピタル・タワー
 
:キャピタル・テリトリィの中心部にある長大な軌道エレベーター。フォトン・バッテリーの輸送施設でもある。頂上部にスコード教の聖域であるザンクト・ポルトが置かれている。
 
:キャピタル・テリトリィの中心部にある長大な軌道エレベーター。フォトン・バッテリーの輸送施設でもある。頂上部にスコード教の聖域であるザンクト・ポルトが置かれている。
 
;アメリア
 
;アメリア
:ズッキーニ・ニッキーニを大統領とする大国。北米地域に存在し、ゴンドワンと長期間戦争中。なお、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』にも同名の大陸が登場するが、関連性は不明。
+
:ズッキーニ・ニッキーニを大統領とする大国。北米地域に存在し、ゴンドワンと長期間戦争中。アグテックのタブーを破り、多くの兵器を極秘開発する。なお、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』にも同名の大陸が登場するが、関連性は不明。
 
;海賊部隊
 
;海賊部隊
 
:アメリアが諜報のため秘密裏に組織した独立部隊。宇宙海賊とも呼ばれる。主戦力は戦艦メガファウナ。ベルリやアイーダが所属し、主人公部隊として活躍することになる。
 
:アメリアが諜報のため秘密裏に組織した独立部隊。宇宙海賊とも呼ばれる。主戦力は戦艦メガファウナ。ベルリやアイーダが所属し、主人公部隊として活躍することになる。
294行目: 223行目:
 
:キア・ムベッキがリーダーを務める団体。地球に対するレコンギスタ作戦を実行しようとしている。ジット・ラボラトリィ製の新型MSやMAを多数所有する。
 
:キア・ムベッキがリーダーを務める団体。地球に対するレコンギスタ作戦を実行しようとしている。ジット・ラボラトリィ製の新型MSやMAを多数所有する。
 
;フォトン・バッテリー
 
;フォトン・バッテリー
:ヘルメス財団が製造し、MSの稼働にも必須なエネルギー源。水の玉や空気の玉などと一緒に、ビーナス・グロゥブから地球へ輸送されている。
+
:ヘルメス財団が製造し、MSの稼働にも必須なエネルギー源。水の玉や空気の玉などと一緒に、ビーナス・グロゥブから地球へ輸送されている。地球の生活を支える重要品だが、アグテックのタブーで製造・分解・研究が禁止されている。
;G系統
 
:「ヘルメスの薔薇の設計図」という、宇宙世紀時代の設計図を元に製造された高性能な機体群の総称。この「G」は「[[ガンダムタイプ]]」が由来だとされる。
 
 
;ユニバーサル・スタンダード
 
;ユニバーサル・スタンダード
 
:「R.C.」世界の兵器・メカニックの共通規格。各種機器が共通化され、例え国家や組織が違っていても、整備や[[換装]]が容易となっている。
 
:「R.C.」世界の兵器・メカニックの共通規格。各種機器が共通化され、例え国家や組織が違っていても、整備や[[換装]]が容易となっている。
 
;ムタチオン
 
;ムタチオン
:ビーナス・グロゥブに住む一部の人間に発生する遺伝子突然変異。200歳近い長寿を得ることができるものの、小人症などの副作用を引き起こす。
+
:ビーナス・グロゥブに住む一部の人間に発生する遺伝子突然変異。200歳近い長寿を得られるが、小人症や筋肉減衰などの副作用を引き起こす。人類が地球から離れたことが原因と考える者もおり、レコンギスタの動機の一つとなる。
  
 
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==
306行目: 233行目:
 
:
 
:
 
:;「BLAZING」
 
:;「BLAZING」
::作詞:メイリア 作曲:toku 編曲・歌:GARNiDERiA
+
::作詞:メイリア、作曲:toku、編曲・歌:GARNiDERiA
::第1クールOP。『X』にて採用。『X』限定版にて原曲を収録。一部映像に第6話で未使用になったと思われる戦闘シーンが含まれている。
+
::第1クールOP。一部映像に第6話で未使用になったと思われる戦闘シーンが含まれている。Amazonプライムビデオ配信版では後述の「ふたりのまほう」に差し替えられている。
 +
::『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。
 
:;「ふたりのまほう」
 
:;「ふたりのまほう」
::作詞:前田たかひろ 作曲・編曲:菅野祐悟 歌:May J.
+
::作詞:前田たかひろ、作曲・編曲:菅野祐悟、歌:May J.
::第2クールOP(ただし、Amazonプライムビデオ配信版では第1クール分も同OP)。『X』限定版にて原曲を収録。
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::第2クールOP。Amazonプライムビデオ配信版では全クールOP。
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::『X』限定版にて原曲を収録。
 
;エンディングテーマ
 
;エンディングテーマ
 
:
 
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:;「Gの閃光」
 
:;「Gの閃光」
::作詞:井荻麟 作曲・編曲:菅野祐悟 歌:ハセガワダイスケ
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::作詞:井荻麟、作曲・編曲:菅野祐悟、歌:ハセガワダイスケ
::クール共通ED。『X』にて採用。『X』限定版にて原曲を収録。「若者の自立へのメッセージ」が込められており、それを伝えるかのように非常に明るい曲調や前向きな歌詞、登場キャラが一斉にラインダンスを踊る場面など、本作を象徴するテーマソングとして有名。
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::全クール共通ED。「若者の自立へのメッセージ」が込められており、それを伝えるかのように非常に明るい曲調や前向きな歌詞、登場キャラが一斉にラインダンスを踊る場面など、本作を象徴するテーマソングとして有名。深夜アニメの楽曲としては珍しく、ルビ付きで歌詞が表示される。
::深夜アニメの楽曲としては珍しく、ルビ付きで歌詞が表示される。
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::『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。
  
 
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:初登場作品。原作7話頃の時系列で5話から参戦。
+
:初登場作品。初参戦の作品としては珍しく最序盤は再現されず、7話からの再現となっている。
:世界観が[[宇宙世紀]]の延長にある事からか『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』同様に、宇宙世紀シリーズのモビルスーツとの乗り換えが互いに可能。
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:世界観が[[宇宙世紀]]の延長にある事からか『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』同様に、宇宙世紀シリーズのモビルスーツへの[[乗り換え]]が可能。
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:ストーリー上では同じ宇宙世紀のキャラクターとよく絡むなど優遇され、新規にキャラクターも多く参戦しているので武装用ボイスやファンネル用ボイスがあったりと乗り換えボイスも大幅に用意されている。
 +
:ヘルメスの薔薇は宇宙世紀シリーズの機体を出す理由として使いやすい為か、大抵は「ヘルメスの薔薇の設計図から作られた」で通されている。この辺は『∀』と扱いが似ている。
  
 
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
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! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ
 
! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ
 
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| 1 || 謎のモビルスーツ || ||rowspan="2"| 初回放送時1時間SPで一挙放送 ||  
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| 6 || 強敵、デレンセン! ||  ||  ||  
 
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| 15 || 飛べ! トワサンガへ ||  ||  ||  
 
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| 17 || アイーダの決断 ||  ||  ||  
 
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== 主要スタッフ ==
 
;原作
 
:矢立肇、富野由悠季
 
;制作
 
:サンライズ
 
;総監督
 
:富野由悠季
 
;脚本
 
:富野由悠季
 
;キャラクターデザイン
 
:吉田健一
 
;メカニックデザイン
 
:安田朗、形部一平、山根公利
 
;音楽
 
:菅野祐悟
 
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*本作と同時期に『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の放送も開始しており、シリーズでは異例の二作品同クール放送となった。
 
*本作と同時期に『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の放送も開始しており、シリーズでは異例の二作品同クール放送となった。
**ただし、単純な同年放送では『SDガンダムフォース』(SRW未参戦・2004年1月放送)と『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』(2004年10月放送)が先である。
+
*ガンダムシリーズとしては初の深夜帯でのTVシリーズ放送となっている。
 
*富野由悠季監督がモブキャラ役として声優に初挑戦している他、アイキャッチの各キャラクターの踊りの振り付けは監督の次女である富野幸緒女史が担当している。
 
*富野由悠季監督がモブキャラ役として声優に初挑戦している他、アイキャッチの各キャラクターの踊りの振り付けは監督の次女である富野幸緒女史が担当している。
 
*ほぼ同時期に放映されていた『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』にて「'''元気のG レコンギスタ'''」と書かれた栄養ドリンクの看板として登場している。
 
*ほぼ同時期に放映されていた『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』にて「'''元気のG レコンギスタ'''」と書かれた栄養ドリンクの看板として登場している。
 
*ロボットものとしては珍しく'''[[ボスボロット|コクピット内での排泄]]'''に言及しており、作中でもベルリが[[G-セルフ]]内でのコクピット内で用を足す描写があり、放送時には話題になった。
 
*ロボットものとしては珍しく'''[[ボスボロット|コクピット内での排泄]]'''に言及しており、作中でもベルリが[[G-セルフ]]内でのコクピット内で用を足す描写があり、放送時には話題になった。
**なお、この時に専用のテーマ音楽が流れるという妙な演出も用意されていた。
+
**なお、この時に専用のテーマ音楽が流れるという妙な演出も用意されていた(排泄音を消すためにこの時代のMSに取り付けられていた擬音装置の表現だったかもしれない。しかし基本的に一人乗りであるMSに他者を気にしての擬音装置を付ける意味はあまり無い様に思えるが……<ref>本編中ではアイーダ・ノレド・ラライヤがコックピット内にいる状況での使用だったため役立っていた。</ref>)。
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*2020年からのコロナ禍により双方の公開スケジュールが乱れたことや、『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』第1作が好調でロングラン上映となったこともあり、劇場版第3部は『閃光のハサウェイ』と同時期に上映されている。
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*「レコンギスタ」とはスペイン語「レコンキスタ」(reconquista、再征服、国土回復運動)が由来。
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
=== [[Blu-ray]] / [[DVD]] ===
+
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+
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 +
 
 +
=== [[DVD]] ===
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 +
 
 +
=== 劇場版Blu-ray ===
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=== 楽曲関連 ===
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*[[GUNDAM:ガンダム Gのレコンギスタ]]
 
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[[Category:ガンダム Gのレコンギスタ|*かんたむ しいのれこんきすた]]
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[[Category:ガンダム Gのレコンギスタ|*かんたむ Gのれこんきすた]]

2024年10月22日 (火) 17:04時点における最新版

ガンダム Gのレコンギスタ
原作 矢立肇
富野由悠季
総監督 富野由悠季
脚本 富野由悠季
キャラクターデザイン 吉田健一
メカニックデザイン 安田朗
形部一平
山根公利
音楽 菅野祐悟
制作 サンライズ
放送局 TBS系(アニメイズム枠)
放送期間 2014年10月3日 -
2015年3月27日
話数 全26話
シリーズ ガンダムシリーズ
初登場SRW スーパーロボット大戦X
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ガンダム Gのレコンギスタ』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズの一作で、富野由悠季監督が『∀ガンダム』や『リング・オブ・ガンダム』以来に制作した富野作品。短編小説の『はじめたいキャピタルGの物語』を雛型としている。シリーズ及び富野作品では初の深夜枠で放送された作品となる。

本作の舞台は「リギルド・センチュリー」という年号が使われるR.C.1014年で、宇宙世紀の延長線上にあり、宇宙世紀の世界が崩壊してから1000年以上後、『∀ガンダム』より前(富野監督曰く『∀』より後という説もある)にあたる設定がされている。作中には実際に宇宙世紀のMS(発掘・放棄されたもの)や名称が登場する。

富野監督が全話の脚本を直接担当しており、そのためか歴代シリーズや富野作品の中でも特に「富野節」の効いた台詞が多い。

ほとんどのキャラクターたちが派閥のようなものに分かれて属しており、同じ組織内であっても派閥同士が利権がらみで相争う群像劇の作風を持つ。そのうえ、各派閥はその時の損得に応じて主人公たちの敵になったり味方になったりめまぐるしく立場を変えるのが特徴[1]。ただし、ドロドロした策謀劇のようなノリは皆無。むしろ「敵味方がはっきりわかれていないということは、キャラクター間での憎しみやしがらみも薄い」ということから、どこか牧歌的な「白富野」な作風となっている。

2019年から2022年まで、本編を再構成し新規カット・アフレコを行った全5部作による劇場版が放映された。こちらはタイトルから「ガンダム」が外され「Gのレコンギスタ」となっている。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主要人物[編集 | ソースを編集]

ベルリ・ゼナム
本作の主人公。キャピタル・ガード候補生。
アイーダ・スルガン
本作のヒロインの1人。アメリア総監の娘。
ラライヤ・マンディ
本作のヒロインの1人。記憶喪失の少女。
ノレド・ナグ
ベルリの友人。チアリーディング部所属。
ノベル
ハロに似たハロビーと呼ばれる小型ロボ。

キャピタル・テリトリィ[編集 | ソースを編集]

ウィルミット・ゼナム
キャピタル・タワーの運行長官。ベルリの母。
クンパ・ルシータ
キャピタル・ガード調査部の大佐。
デレンセン・サマター
キャピタル・ガード養成学校の教官。
ケルベス・ヨー
キャピタル・ガード養成学校の教官。
ルイン・リー
キャピタル・ガード候補生。ベルリの先輩。
マスク
バイザーで顔を隠したMSパイロット。
バララ・ペオール
マスクの部下の女性MSパイロット。
マニィ・アンバサダ
アーミィに入隊したノレドの友人。
キャピタル・アーミィ兵
キャピタル・アーミィの一般兵。

アメリア[編集 | ソースを編集]

グシオン・スルガン
アメリア軍の総監。アイーダの父。
クリム・ニック
アメリア軍のエースパイロット。
ミック・ジャック
アメリア軍の女性MSパイロット。
カーヒル・セイント
メガファウナのMSパイロット。
ドニエル・トス
戦艦メガファウナの艦長。
副長
メガファウナの副長。
ステア
メガファウナの操舵士。
ギゼラ
メガファウナのブリッジチーフ。
ハッパ
メガファウナの天才メカニック。

トワサンガ[編集 | ソースを編集]

ノウトゥ・ドレット
ドレット軍を率いるドレット家当主。
マッシュナー・ヒューム
ドレット軍の女性士官。
ロックパイ・ゲティ
ドレット軍のMSパイロット。
リンゴ・ロン・ジャマノッタ
ドレット軍のMSパイロット。
ロルッカ・ビスケス
レジスタンスグループのリーダー。
ミラジ・バルバロス
レジスタンスグループのメンバー。
フラミニア・カッレ
レジスタンスグループのメンバー。
トワサンガ兵
トワサンガの一般兵。

ビーナス・グロゥブ[編集 | ソースを編集]

キア・ムベッキ
ジット団を率いるリーダー。
クン・スーン
ジット団の女性MSパイロット。
ジット団団員
ジット団の一般兵。

その他[編集 | ソースを編集]

農家のお父さん
シャンクに乗った男性。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

G系統[編集 | ソースを編集]

G-セルフ
本作の主役機。ベルリが搭乗するG系統MS。
G-アルケイン(SRW未登場)
アイーダが搭乗するG系統MS。
G-アルケイン フルドレス
G-アルケインの改修機。
G-ルシファー
ラライヤが搭乗するG系統MS。

キャピタル・テリトリィの兵器[編集 | ソースを編集]

カットシー
キャピタル・アーミィの主力MS。
マックナイフ
キャピタル・アーミィの宇宙用新型MS。
カバカーリー
ジット団から提供されたG系統の最新鋭機。
ジーラッハ
ジット団から提供された大型MA。
ユグドラシル
ジット団から提供された大型MA。

アメリアの兵器[編集 | ソースを編集]

トリニティ
ジット・ラボラトリィ製のMS。
ダハック
ジット・ラボラトリィ製のMS。
メガファウナ
海賊部隊の戦艦で、ベルリ達の母艦。

トワサンガの兵器[編集 | ソースを編集]

モラン
ドレット軍の量産型MS。
ガイトラッシュ
ドレット軍の新型MS。

ビーナス・グロゥブの兵器[編集 | ソースを編集]

ジャイオーン
キアが搭乗するG系統MS。

その他のメカ[編集 | ソースを編集]

カシーバ・ミコシ
フォトン・バッテリー輸送用の航宙艦。
クレッセント・シップ
巨大な惑星間航行用輸送船。
フルムーン・シップ
クレッセント・シップの準同型船。

用語[編集 | ソースを編集]

リギルド・センチュリー
本作での年号で、略称は「R.C.」。戦争の繰り返しと環境破壊によって宇宙世紀の世界が崩壊した後、この時代がやってくるとされる。「リギルド」とは「再鍍金」を意味し、忌まわしき歴史を闇に葬るという意図がある。なお、宇宙世紀が何年まで続いたかは一切明かされない。
クンタラ
宇宙世紀末期、食糧難から人が人を食べるようになった時代に、食料として烙印を押された人々達の末裔。既に人肉食自体は「非人道的な蛮習」としてタブー視されているが、クンタラは「食糧にされるような卑しい存在」として今も差別意識が根強い。
スコード教
世界中で信仰されている宗教で、教義の根幹にあるのは下記の「アグテックのタブー」。中心地はキャピタル・タワーがあるキャピタル・テリトリィ。フォトン・バッテリーを運ぶ非武装の航宙艦「カシーバ・ミコシ」はスコード教の御神体であり、艦に対する攻撃は厳禁。
アグテックのタブー
「地球に住む者は科学技術を今以上に進歩させてはならない」というスコード教におけるタブー。もっとも、物語時での技術は宇宙世紀100年代と同等程度のものが維持されている。宇宙居住者はタブーの対象にならないが、逆に地球への帰還はタブーになる。宇宙で作られた「タブーを超えた技術製品」はスコード教が認めたものだけが地球に配給される。このタブーは、宇宙世紀の末期に暴走した科学技術と、戦争で地球が人が住めない星になりかけたことへの反省から生まれたものである。
レコンギスタ
宇宙に住み生活している人々が、地球の大地に帰還や移民を望む思想・活動・軍事作戦のこと。トワサンガのドレット軍やビーナス・グロゥブのジット団などがそれを望んでいる。
ヘルメスの薔薇の設計図
宇宙世紀末期の高度な技術が記録されたデータアーカイブ的なもの。上述した「アグテックのタブー」によりこれを参照できるのは宇宙居住者のみである。しかし、ここ最近になって何者かによって設計図データが地球に流出。地球のいくつかの勢力はこの設計図を使って強力なモビルスーツや戦艦の開発を水面下で行っている。
G系統
ヘルメスの薔薇の設計図の「G項目」にある設計図から製造されたモビルスーツのこと。この「G」は「ガンダムタイプ」が由来だとされる。
キャピタル・テリトリィ
主人公のベルリ達が住む国家。エルライド大陸(南米地域)に存在し、キャピタル・タワーによって繁栄している。警備組織の「キャピタル・ガード」と新設された軍の「キャピタル・アーミィ」がある。
キャピタル・タワー
キャピタル・テリトリィの中心部にある長大な軌道エレベーター。フォトン・バッテリーの輸送施設でもある。頂上部にスコード教の聖域であるザンクト・ポルトが置かれている。
アメリア
ズッキーニ・ニッキーニを大統領とする大国。北米地域に存在し、ゴンドワンと長期間戦争中。アグテックのタブーを破り、多くの兵器を極秘開発する。なお、『∀ガンダム』にも同名の大陸が登場するが、関連性は不明。
海賊部隊
アメリアが諜報のため秘密裏に組織した独立部隊。宇宙海賊とも呼ばれる。主戦力は戦艦メガファウナ。ベルリやアイーダが所属し、主人公部隊として活躍することになる。
ゴンドワン
アメリアと敵対している国家。ヨーロッパ地域に存在する。本作中での出番はなく、極一部の人間がガランデンのクルーとして登場するのみに留まっている。
トワサンガ
月の裏側に存在するスペースコロニー国家。主な舞台となるのは円柱状の複合コロニー「シラノ-5」。有名な家系にドレット家やレイハントン家がある。
ビーナス・グロゥブ
金星近くの宙域に存在するスペースコロニー国家。首都は「ロザリオ・テン」。ヘルメス財団やジット・ラボラトリィの所在地で、フォトン・バッテリーの生産地。
ジット団
キア・ムベッキがリーダーを務める団体。地球に対するレコンギスタ作戦を実行しようとしている。ジット・ラボラトリィ製の新型MSやMAを多数所有する。
フォトン・バッテリー
ヘルメス財団が製造し、MSの稼働にも必須なエネルギー源。水の玉や空気の玉などと一緒に、ビーナス・グロゥブから地球へ輸送されている。地球の生活を支える重要品だが、アグテックのタブーで製造・分解・研究が禁止されている。
ユニバーサル・スタンダード
「R.C.」世界の兵器・メカニックの共通規格。各種機器が共通化され、例え国家や組織が違っていても、整備や換装が容易となっている。
ムタチオン
ビーナス・グロゥブに住む一部の人間に発生する遺伝子突然変異。200歳近い長寿を得られるが、小人症や筋肉減衰などの副作用を引き起こす。人類が地球から離れたことが原因と考える者もおり、レコンギスタの動機の一つとなる。

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「BLAZING」
作詞:メイリア、作曲:toku、編曲・歌:GARNiDERiA
第1クールOP。一部映像に第6話で未使用になったと思われる戦闘シーンが含まれている。Amazonプライムビデオ配信版では後述の「ふたりのまほう」に差し替えられている。
『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。
「ふたりのまほう」
作詞:前田たかひろ、作曲・編曲:菅野祐悟、歌:May J.
第2クールOP。Amazonプライムビデオ配信版では全クールOP。
『X』限定版にて原曲を収録。
エンディングテーマ
「Gの閃光」
作詞:井荻麟、作曲・編曲:菅野祐悟、歌:ハセガワダイスケ
全クール共通ED。「若者の自立へのメッセージ」が込められており、それを伝えるかのように非常に明るい曲調や前向きな歌詞、登場キャラが一斉にラインダンスを踊る場面など、本作を象徴するテーマソングとして有名。深夜アニメの楽曲としては珍しく、ルビ付きで歌詞が表示される。
『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
初登場作品。初参戦の作品としては珍しく最序盤は再現されず、7話からの再現となっている。
世界観が宇宙世紀の延長にある事からか『∀ガンダム』同様に、宇宙世紀シリーズのモビルスーツへの乗り換えが可能。
ストーリー上では同じ宇宙世紀のキャラクターとよく絡むなど優遇され、新規にキャラクターも多く参戦しているので武装用ボイスやファンネル用ボイスがあったりと乗り換えボイスも大幅に用意されている。
ヘルメスの薔薇は宇宙世紀シリーズの機体を出す理由として使いやすい為か、大抵は「ヘルメスの薔薇の設計図から作られた」で通されている。この辺は『∀』と扱いが似ている。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
1 謎のモビルスーツ G-セルフ
カットシー
初回放送時1時間SPで一挙放送
2 G-セルフ起動!
3 モンテーロの圧力 メガファウナ
4 カットシー乱舞 G-アルケイン
5 敵はキャピタル・アーミィ
6 強敵、デレンセン!
7 マスク部隊の強襲 X
8 父と母とマスクと
9 メガファウナ南へ
10 テリトリィ脱出 マックナイフ X
11 突入! 宇宙戦争 X
12 キャピタル・タワー占拠 X
13 月から来た者 モラン X
14 宇宙、モビルスーツ戦 OP変更 X
15 飛べ! トワサンガへ
16 ベルリの戦争 X
17 アイーダの決断
18 三日月に乗れ ガイトラッシュ X
19 ビーナス・グロゥブの一団 ジャイオーン
20 フレームのある宇宙
21 海の重さ G-ルシファー
22 地球圏再会 ダハック
トリニティ
ジーラッハ
ユグドラシル
23 ニュータイプの音
24 宇宙のカレイドスコープ カバカーリー
25 死線を越えて
26 大地に立つ

余談[編集 | ソースを編集]

  • 本作と同時期に『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の放送も開始しており、シリーズでは異例の二作品同クール放送となった。
  • ガンダムシリーズとしては初の深夜帯でのTVシリーズ放送となっている。
  • 富野由悠季監督がモブキャラ役として声優に初挑戦している他、アイキャッチの各キャラクターの踊りの振り付けは監督の次女である富野幸緒女史が担当している。
  • ほぼ同時期に放映されていた『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』にて「元気のG レコンギスタ」と書かれた栄養ドリンクの看板として登場している。
  • ロボットものとしては珍しくコクピット内での排泄に言及しており、作中でもベルリがG-セルフ内でのコクピット内で用を足す描写があり、放送時には話題になった。
    • なお、この時に専用のテーマ音楽が流れるという妙な演出も用意されていた(排泄音を消すためにこの時代のMSに取り付けられていた擬音装置の表現だったかもしれない。しかし基本的に一人乗りであるMSに他者を気にしての擬音装置を付ける意味はあまり無い様に思えるが……[2])。
  • 2020年からのコロナ禍により双方の公開スケジュールが乱れたことや、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第1作が好調でロングラン上映となったこともあり、劇場版第3部は『閃光のハサウェイ』と同時期に上映されている。
  • 「レコンギスタ」とはスペイン語「レコンキスタ」(reconquista、再征服、国土回復運動)が由来。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ざっくりと分けるなら、キャピタル・テリトリィ、アメリア、トワサンガ、ビーナス・グロゥブの4つの勢力があり、更に各勢力がキャピタル・テリトリィならキャピタル・ガードとキャピタル・アーミーのように2つの派閥に分かれていて、これらの勢力と派閥それぞれが大なり小なり争っていると考えると判り易い。そして主人公のベルリとアイーダが属するメガファウナの海賊部隊は最終的に各勢力から外れた中立的な立ち位置に治まり、争いを止めるべく奮闘することになった。
  2. 本編中ではアイーダ・ノレド・ラライヤがコックピット内にいる状況での使用だったため役立っていた。

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