「ドレル・ロナ」の版間の差分
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[カロッゾ・ロナ]]の連れ子としてロナ家に入り、18歳の若さで[[モビルスーツ|MS]]大隊の[[指揮官]]を務める。その地位はロナ家の家名や血縁によるものではなく、実力によって手にしたものである。ロナ家の長男であり、[[セシリー・フェアチャイルド]] | + | [[カロッゾ・ロナ]]の連れ子としてロナ家に入り、18歳の若さで[[モビルスーツ|MS]]大隊の[[指揮官]]を務める。その地位はロナ家の家名や血縁によるものではなく、実力によって手にしたものである。ロナ家の長男であり、[[セシリー・フェアチャイルド]]とは異母兄妹に当たる<ref>ただし小説版ではナディアの子でありロナ家の血を引く実の兄妹関係である。</ref>。 |
マイッツァーの命をうけ、セシリーを連れ戻す任務についた。[[ザビーネ・シャル]]に対抗意識を燃やしており、物事に先走るきらいがある。 | マイッツァーの命をうけ、セシリーを連れ戻す任務についた。[[ザビーネ・シャル]]に対抗意識を燃やしており、物事に先走るきらいがある。 | ||
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− | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]に所属。[[ベルガ・ギロス]]に乗る。PS版より声が入る。 | + | :初登場作品。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]に所属。[[ベルガ・ギロス]]に乗る。PS版より声が入る。 |
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:DC所属。ベルガ・ギロスに乗る。ドレルに限らないが、今作の[[クロスボーン・バンガード]]勢は出番が非常に少ない。 | :DC所属。ベルガ・ギロスに乗る。ドレルに限らないが、今作の[[クロスボーン・バンガード]]勢は出番が非常に少ない。 | ||
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+ | :攻略本ではニュータイプに[[魂]]・[[幸運]]を併せ、「使わないのに贅沢なものばかりをそろえている」と評される<ref>エンターブレイン『スーパーロボット大戦α コンプリートガイド』341頁</ref>。 | ||
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::技能LvはPS版と変わらず二流だが、ザビーネ共々基本ステータスが一線級に底上げされている。搭乗機の耐久性が低いのが救いか。 | ::技能LvはPS版と変わらず二流だが、ザビーネ共々基本ステータスが一線級に底上げされている。搭乗機の耐久性が低いのが救いか。 | ||
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− | ; | + | ;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}} |
− | : | + | :音声の新規収録あり。[[カロッゾ・ロナ]]亡き後のクロスボーン・バンガード総帥となるがシナリオ的にも、乗機がベルガ・ダラスということもあってゲーム的にも、それほど存在感はない。 |
− | :[[隠し要素/第2次α|隠し要素]] | + | :[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]のフラグを立てた上で、第49話「決断」にて[[ハマーン・カーン]]と協定を結ぶと、ベルガ・ダラスと共に自軍へ参入。その場合、[[異星人]]の侵略を受けている現状では[[地球連邦軍]]と和解し、共闘することこそが[[貴族]]の務めと判断。自身の軍勢を[[木星帝国]]から離脱させようとするが、[[ジレ・クリューガー]]と[[ザビーネ・シャル]]のクーデターにより失敗。落ち延びてハマーンに保護されていたことが彼の口から語られる。 |
− | + | :『α』で揃っていた贅沢なもの"NT・魂・幸運"は全て失ったが、代わりに[[指揮官]]技能を引っ提げての参戦。能力値と成長タイプは[[コウ・ウラキ]]に酷似し、彼と[[サウス・バニング]]のハイブリッドとも言える。[[加速]]があるため小隊員としての貢献度も彼らより高い。基礎能力で言えば先に仲間になる[[オールドタイプ]]勢の上位互換と言ってもいいが、加入が遅いのが難点。既に成長したメンバーを押しのけてスタメン入りさせるかはプレイヤーにもよるか。 | |
− | :[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | + | :エンディングで何処へ行ったのかは不明。フラグを満たさなかった場合及びハマーン拒絶ルートでは最後まで木星帝国に残った上、戦死に至る。『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』では作品自体不参戦ということもあり登場も言及もないが、同作では拒絶ルートが正史のため、彼も戦死しているものと思われる。 |
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+ | ;「黙れ!おじい様と父の理想を貶めた罪は万死に値する!」<br />「ベラ・・・お前はコスモ・バビロニアの女王となるべき人物だった」「そのものの口から自らの信念を否定された兵達の絶望が貴様に理解できるか?」 | ||
+ | :『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』2話「海賊のガンダム」でのベラとの戦闘前会話。マイッツァーやカロッゾの理想だった貴族主義を否定するベラ・ロナの演説によってクロスボーン・バンガードの力が削がれたことに激高している。 | ||
+ | ;「お祖父様の理想だった増え過ぎた人類の粛清をするまでだ!」 | ||
+ | :『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』38話「星の屑、再び」にてベラと対峙した際の台詞。この台詞を見ると『[[αシリーズ]]』でバグによる余剰人口の粛清を考案したのはマイッツァーであった事がわかる。しかしながら自身の行いを「鉄仮面の亡霊に取り憑かれている」'''「罪なき民を一部の人間が虐殺する事のどこに正義があるのか」'''と指摘された際には言葉を詰まらせており、ドレル自身もあくまで貴族主義を掲げていても、余剰人口を粛清する方針には複雑な心境であった事が伺える。 | ||
+ | ;「く…! それでも私はロナ家の当主だ!」 | ||
+ | :同じく「星の屑、再び」にてキンケドゥと対峙した場合の台詞。キンケドゥから「このままでは鉄仮面と同じ道を歩むだけ」「理想を追うのなら自分の言葉で語れ」と言われて痛いところを突かれたのか言葉を詰まらせる。今回も共演している[[コウ・ウラキ|連邦の士官]]のような台詞である。キンケドゥまたはベラがドレルと戦闘することがフラグなので加入させたい場合はドレルの行いを咎めておこう。 | ||
;「異星からの侵略を受けている今、主義主張を振りかざす時ではない…。人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務めのはずだ」 | ;「異星からの侵略を受けている今、主義主張を振りかざす時ではない…。人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務めのはずだ」 | ||
− | : | + | :ハマーンの手引きで木星帝国から離反し[[αナンバーズ]]の前へ姿を現した際「貴族のあるべき姿」を語る。また、「人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務め」という思想はザビーネがベラに対して指摘したものと同じであり、ベラ、ドレル、ザビーネの3名が貴族主義の意識を持ちながら、各々の本懐が全て異なる、即ち'''F91において叫ばれた貴族主義は一言で言ってもこれだけ見識とその行動が異なるという複雑さを示した'''台詞でもある。 |
;「知っての通り、私は父カロッゾの連れ子であり、生まれながらのロナ家の人間ではない…」<br />「だからこそ、全てを失った今私は一人の武人として自己の理想に殉じてみたい…」 | ;「知っての通り、私は父カロッゾの連れ子であり、生まれながらのロナ家の人間ではない…」<br />「だからこそ、全てを失った今私は一人の武人として自己の理想に殉じてみたい…」 | ||
− | : | + | :上述に続く『第2次α』で仲間になった際の台詞。 |
;「キンケドゥ・ナウ! お前が倒れた時は私がザビーネを討つ!心置きなく戦うがよい!」 | ;「キンケドゥ・ナウ! お前が倒れた時は私がザビーネを討つ!心置きなく戦うがよい!」 | ||
:[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]との決戦に挑む[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]に対する励まし(?)の一言。 | :[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]との決戦に挑む[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]に対する励まし(?)の一言。 | ||
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+ | ;「む…無念…! ここでコスモ貴族主義は潰えるか…!」 | ||
+ | :仲間にならなかった場合の最期の台詞。キンケドゥが言う通り、最期まで鉄仮面の呪縛から逃れられなかった形となる。 | ||
== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
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+ | *『[[機動戦士ガンダムF91]]』のその後が不明な主要登場人物の一人で、[[続編]][[漫画]]『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』には登場しない。『クロスボーン』の作画を担当した長谷川裕一氏は、原作者である富野由悠季監督との打ち合わせの際にドレルがどうなったのかを尋ねたが、その答えは'''「気にしなくていいよ。忘れて」'''というものだった<ref>『オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界』125頁。</ref>。 | ||
+ | **富野監督の初期案では[[シェリンドン・ロナ|シェリンドン]]と'''男女の関係に陥っている'''案もあったらしい<ref>『機動戦士クロスボーン・ガンダム メカニック設定集』クロスボーン・ガンダム試案。</ref>。ただしこの案のドレルは小説版準拠故に近親相姦的な要素を強調した物であった為、アニメのロナ家を血を引いていないドレルの設定に基づいてはいない点に注意する必要が有る。 | ||
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+ | == 脚注 == | ||
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2024年10月10日 (木) 13:47時点における最新版
ドレル・ロナ | |
---|---|
外国語表記 | Dorel Ronah[1] |
登場作品 | |
声優 | 草尾毅 |
デザイン | 安彦良和 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 18歳[1] |
所属 | クロスボーン・バンガード |
軍階級 | 大尉 |
ドレル・ロナは『機動戦士ガンダムF91』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
カロッゾ・ロナの連れ子としてロナ家に入り、18歳の若さでMS大隊の指揮官を務める。その地位はロナ家の家名や血縁によるものではなく、実力によって手にしたものである。ロナ家の長男であり、セシリー・フェアチャイルドとは異母兄妹に当たる[2]。
マイッツァーの命をうけ、セシリーを連れ戻す任務についた。ザビーネ・シャルに対抗意識を燃やしており、物事に先走るきらいがある。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。DCに所属。ベルガ・ギロスに乗る。PS版より声が入る。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- DC所属。ベルガ・ギロスに乗る。ドレルに限らないが、今作のクロスボーン・バンガード勢は出番が非常に少ない。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 今回は専用機であるベルガ・ダラスに乗るが、2回しか登場しない(ルートによっては1回も登場しない)ためかなり地味。
- ニュータイプ技能を習得するが、習得LVの関係で初登場時は未習得で、最後の登場時もLV1止まり。ほとんど無意味な技能と化している。設定上は成長はするので成長が遅いというよりは退場が早いと言うべきか[3]。
- 攻略本ではニュータイプに魂・幸運を併せ、「使わないのに贅沢なものばかりをそろえている」と評される[4]。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 技能LvはPS版と変わらず二流だが、ザビーネ共々基本ステータスが一線級に底上げされている。搭乗機の耐久性が低いのが救いか。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 音声の新規収録あり。カロッゾ・ロナ亡き後のクロスボーン・バンガード総帥となるがシナリオ的にも、乗機がベルガ・ダラスということもあってゲーム的にも、それほど存在感はない。
- 隠し要素のフラグを立てた上で、第49話「決断」にてハマーン・カーンと協定を結ぶと、ベルガ・ダラスと共に自軍へ参入。その場合、異星人の侵略を受けている現状では地球連邦軍と和解し、共闘することこそが貴族の務めと判断。自身の軍勢を木星帝国から離脱させようとするが、ジレ・クリューガーとザビーネ・シャルのクーデターにより失敗。落ち延びてハマーンに保護されていたことが彼の口から語られる。
- 『α』で揃っていた贅沢なもの"NT・魂・幸運"は全て失ったが、代わりに指揮官技能を引っ提げての参戦。能力値と成長タイプはコウ・ウラキに酷似し、彼とサウス・バニングのハイブリッドとも言える。加速があるため小隊員としての貢献度も彼らより高い。基礎能力で言えば先に仲間になるオールドタイプ勢の上位互換と言ってもいいが、加入が遅いのが難点。既に成長したメンバーを押しのけてスタメン入りさせるかはプレイヤーにもよるか。
- エンディングで何処へ行ったのかは不明。フラグを満たさなかった場合及びハマーン拒絶ルートでは最後まで木星帝国に残った上、戦死に至る。『第3次α』では作品自体不参戦ということもあり登場も言及もないが、同作では拒絶ルートが正史のため、彼も戦死しているものと思われる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- クロスボーン・バンガードの一員として登場するが、カロッゾの死後、地上人とELSの抹殺を目論むコドールとショットのやり方に嫌気がさしザビーネやアンナマリーと共にカイルス側につく。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊技能[編集 | ソースを編集]
- 第3次(PS版)
- シールド防御L5、切り払いL5
- 第4次(S)
- シールド防御L6、切り払いL3
- α
- ニュータイプL5、シールド防御L4、切り払いL3
- 第2次α
- 指揮官L3、切り払いL4、シールド防御L4、援護攻撃L2
小隊長能力[編集 | ソースを編集]
- 回避率+10%
- 『第2次α』で採用。
パイロットBGM[編集 | ソースを編集]
- 「F91ガンダム出撃」
- 『第2次α』で採用。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)
- 異母兄妹。なんと年齢差は1歳しかない。
- ザビーネ・シャル
- ライバル視する。
- カロッゾ・ロナ
- 父。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ハマーン・カーン
- 『第2次α』の協定ルートではザビーネとジレによってクロスボーン・バンガードを追われた際に彼女に匿われる。
- コドール・サコミズ、ショット・ウェポン
- 『CC』にてバグを用いて地上人とELSの抹殺を謀った彼らを見限りカイルス側につく。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「必死で逃げる奴は怖いものだ。助かるためにはどんな無茶でもやるからな」
- 狭いコロニー内部のブロックで民間人がいるなかでジェガンが必死の攻撃を加えていた際の台詞。部下を戒めていたが。
- 「余力があるなら、次の作戦のための偵察はすべきだ」
- 敵が弱すぎる余り独断専行で命令を無視するが…。
- 「傲慢が綻びを生むというのか?」
- 予想外のイレギュラー(ガンダムF91)によって、3機が撃墜され、2機損傷した際の台詞。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「クロスボーンの名を冠したガンダムなど!」
「そのモビルスーツ…見間違えるものか!」 - クロスボーン・ガンダム(X1、X2、X3を含む)との戦闘台詞。
- 「黙れ!おじい様と父の理想を貶めた罪は万死に値する!」
「ベラ・・・お前はコスモ・バビロニアの女王となるべき人物だった」「そのものの口から自らの信念を否定された兵達の絶望が貴様に理解できるか?」 - 『第2次α』2話「海賊のガンダム」でのベラとの戦闘前会話。マイッツァーやカロッゾの理想だった貴族主義を否定するベラ・ロナの演説によってクロスボーン・バンガードの力が削がれたことに激高している。
- 「お祖父様の理想だった増え過ぎた人類の粛清をするまでだ!」
- 『第2次α』38話「星の屑、再び」にてベラと対峙した際の台詞。この台詞を見ると『αシリーズ』でバグによる余剰人口の粛清を考案したのはマイッツァーであった事がわかる。しかしながら自身の行いを「鉄仮面の亡霊に取り憑かれている」「罪なき民を一部の人間が虐殺する事のどこに正義があるのか」と指摘された際には言葉を詰まらせており、ドレル自身もあくまで貴族主義を掲げていても、余剰人口を粛清する方針には複雑な心境であった事が伺える。
- 「く…! それでも私はロナ家の当主だ!」
- 同じく「星の屑、再び」にてキンケドゥと対峙した場合の台詞。キンケドゥから「このままでは鉄仮面と同じ道を歩むだけ」「理想を追うのなら自分の言葉で語れ」と言われて痛いところを突かれたのか言葉を詰まらせる。今回も共演している連邦の士官のような台詞である。キンケドゥまたはベラがドレルと戦闘することがフラグなので加入させたい場合はドレルの行いを咎めておこう。
- 「異星からの侵略を受けている今、主義主張を振りかざす時ではない…。人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務めのはずだ」
- ハマーンの手引きで木星帝国から離反しαナンバーズの前へ姿を現した際「貴族のあるべき姿」を語る。また、「人々のために自らが剣となり盾となるのが貴族の務め」という思想はザビーネがベラに対して指摘したものと同じであり、ベラ、ドレル、ザビーネの3名が貴族主義の意識を持ちながら、各々の本懐が全て異なる、即ちF91において叫ばれた貴族主義は一言で言ってもこれだけ見識とその行動が異なるという複雑さを示した台詞でもある。
- 「知っての通り、私は父カロッゾの連れ子であり、生まれながらのロナ家の人間ではない…」
「だからこそ、全てを失った今私は一人の武人として自己の理想に殉じてみたい…」 - 上述に続く『第2次α』で仲間になった際の台詞。
- 「キンケドゥ・ナウ! お前が倒れた時は私がザビーネを討つ!心置きなく戦うがよい!」
- ザビーネとの決戦に挑むキンケドゥに対する励まし(?)の一言。
- 「その通りだ、ジレ!貴族主義は、そのような安易な手段で達成されるものではない!」
「古き血は滅びよ! コスモ・バビロニアの理想はこの私が受け継ぐ!」 - ザムス・ガルの撃沈を見ての台詞。「そのような安易な手段」とはラフレシアプロジェクトとバグによる人口削減を指しており、『αシリーズ』のドレルは最終的にはラフレシアプロジェクトには否定的な見識を示した事がわかる台詞である。
- 「む…無念…! ここでコスモ貴族主義は潰えるか…!」
- 仲間にならなかった場合の最期の台詞。キンケドゥが言う通り、最期まで鉄仮面の呪縛から逃れられなかった形となる。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 『機動戦士ガンダムF91』のその後が不明な主要登場人物の一人で、続編漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』には登場しない。『クロスボーン』の作画を担当した長谷川裕一氏は、原作者である富野由悠季監督との打ち合わせの際にドレルがどうなったのかを尋ねたが、その答えは「気にしなくていいよ。忘れて」というものだった[5]。
脚注 [編集 | ソースを編集]
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