「ニュータイプ (X)」の版間の差分
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− | + | 『X』劇中では勢力毎にニュータイプの定義は異なっており、[[新地球連邦]]およびニュータイプ研究所等の場合は「フラッシュシステムが起動できる者」、[[宇宙革命軍]]ならば「[[スペースコロニー]]など[[宇宙]]に出て生活する者」等様々である<ref>ニュータイプ (X)の定義が曖昧な点は、[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]作品に登場する[[ニュータイプ|同名の特殊能力]]と共通している。</ref>。 | |
− | + | 『X』の最終盤にD.O.M.Eが語った真実から『X』におけるニュータイプ<ref>正確には[[新地球連邦]]が唱えるニュータイプ (X)の定義であるが。</ref>とは、「たまたま最初に人類に認知され、ニュータイプと呼ばれる事となった特殊能力者(D.O.M.E)と同種の力を持つ者」であり、いわばテレパシー、サイコキネス、テレポート等といった'''[[超能力|特殊能力]]の種類の一つ'''に過ぎない事が解る。 | |
− | + | しかしながら、『X』の[[世界観|世界]]ではこの最初に現れた特殊能力者(D.O.M.E)に固執する余り、「ニュータイプ」以外の特殊能力には個別の名前が付けられず、それらの特殊能力者は「[[カテゴリーF]]」―すなわち、ニュータイプの紛い物(フェイク)―としてぞんざいに扱われてしまい、この事が[[フロスト兄弟]]のような存在を生み出す原因となっている。 | |
− | == | + | 『機動新世紀ガンダムX』という作品は「'''ニュータイプという概念から決別する'''事」が主題の一つに設定されており、D.O.M.E.によって「(『X』における)ニュータイプの持つ能力は、人の革新とは全く無関係である」という事が明かされている。 |
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+ | なお、ニュータイプ (X)の該当人物はティファとジャミルの他、[[ランスロー・ダーウェル]]、[[アベル・バウアー]]、[[D.O.M.E.]]の3名がいる。 | ||
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2024年2月5日 (月) 12:02時点における最新版
『機動新世紀ガンダムX』に登場する概念で、基本的には宇宙世紀ガンダムシリーズ作品におけるニュータイプと同様の能力。
概要[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀のそれよりも未来を予知する等、よりエスパー色の強いものとして描かれている。「人類の進化ならば一世代で終わらずに地球に帰ったその後の世代にも受け継がれる」という考え方から、ティファ・アディールやジャミル・ニート等、地球で生まれ育ったニュータイプも存在する。
『X』劇中では勢力毎にニュータイプの定義は異なっており、新地球連邦およびニュータイプ研究所等の場合は「フラッシュシステムが起動できる者」、宇宙革命軍ならば「スペースコロニーなど宇宙に出て生活する者」等様々である[1]。
『X』の最終盤にD.O.M.Eが語った真実から『X』におけるニュータイプ[2]とは、「たまたま最初に人類に認知され、ニュータイプと呼ばれる事となった特殊能力者(D.O.M.E)と同種の力を持つ者」であり、いわばテレパシー、サイコキネス、テレポート等といった特殊能力の種類の一つに過ぎない事が解る。
しかしながら、『X』の世界ではこの最初に現れた特殊能力者(D.O.M.E)に固執する余り、「ニュータイプ」以外の特殊能力には個別の名前が付けられず、それらの特殊能力者は「カテゴリーF」―すなわち、ニュータイプの紛い物(フェイク)―としてぞんざいに扱われてしまい、この事がフロスト兄弟のような存在を生み出す原因となっている。
『機動新世紀ガンダムX』という作品は「ニュータイプという概念から決別する事」が主題の一つに設定されており、D.O.M.E.によって「(『X』における)ニュータイプの持つ能力は、人の革新とは全く無関係である」という事が明かされている。
なお、ニュータイプ (X)の該当人物はティファとジャミルの他、ランスロー・ダーウェル、アベル・バウアー、D.O.M.E.の3名がいる。
SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダムシリーズと関わる場合には、宇宙世紀のニュータイプとはまた異なった存在であるとされる事が多い。
SRWでは特殊技能として表現されており、技能欄には「ニュータイプ(X)」と宇宙世紀のニュータイプとは別の技能として設定されている。サイコミュ兵器やGビットをはじめとするニュータイプ専用の武器が使用可能になる他、命中・回避率にプラス補正がかかり、高レベルになるとGビットの射程が伸びる。
スーパーロボット大戦α外伝[編集 | ソースを編集]
命中・回避の補正値はニュータイプと同値。実際の回避補正は各種媒体での表記の2倍となっている。
ティファの本技能によるガロード側への影響は、ビット使用可能、ビットの射程補正のみに留まる(命中回避補正は無し)。
レベル | 命中・回避補正 | 実質回避補正 | ビット射程 |
---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 0 |
2 | +5% | +10% | 0 |
3 | +10% | +20% | 0 |
4 | +15% | +30% | 0 |
5 | +20% | +40% | 0 |
6 | +25% | +50% | 0 |
7 | +30% | +60% | 0 |
8 | +32% | +64% | +1 |
9 | +35% | +70% | +1 |
スーパーロボット大戦R[編集 | ソースを編集]
命中・回避の補正値はニュータイプと同値。技能所持者は撃ち落としが「技能Lv/12」の確率で発生するようになり、シールド防御の発生率が「技能Lv/16」になる。切り払いの発生率は変化しない。敵の場合は、発生確率が計算値から更に半減する。
技能Lv | 命中・回避 | ビット射程 |
---|---|---|
1 | +0 | 0 |
2 | +5 | 0 |
3 | +10 | 0 |
4 | +15 | 0 |
5 | +20 | 0 |
6 | +25 | 0 |
7 | +30 | 0 |
8 | +33 | +1 |
9 | +35 | +1 |
スーパーロボット大戦Z[編集 | ソースを編集]
命中・回避の補正値はUC系のニュータイプと同値だが武器の射程に補正が付かない為、Lv6とLv7、Lv8とLv9は表記が違うだけで同じ効果となってしまった。さらにいえば味方でこの能力を持つパイロットは三人いるが、ジャミルとランスローはLv1止まりで補正がかからず、Lv9まで成長するティファはガロードのサブパイロット扱いなので実質的に意味が無く、この効果を実際に受けられるのは敵パイロットのアベル・バウアーただ一人であり、アベルもLv5止まり。事実上Gビットを使えるかどうかの技能な上、Gビットは隠し要素であり追加出来なければジャミルとランスローのは『IMPACT』のナノマシン処理のように技能枠を1枠潰す技能となってしまう。
レベル | 命中・回避補正 |
---|---|
1 | +0 |
2 | +5 |
3 | +10 |
4 | +15 |
5 | +20 |
6 | +25 |
7 | +25 |
8 | +30 |
9 | +30 |
第2次スーパーロボット大戦Z[編集 | ソースを編集]
『第2次Z』においては、『破界篇』では唯一登場するティファがNPC扱いなので技能としては登場しない。『再世篇』でもティファはNPCだが、中盤でジャミルが合流することから実質彼専用の技能となっており、エースボーナスによりLvが1から9にまで跳ね上がる…が、同作にはGビットが無いため実質命中・回避補正しか受けられない。
レベル | 命中・回避補正 | 武器射程 |
---|---|---|
1 | +0 | +0 |
2 | +5 | +0 |
3 | +10 | +0 |
4 | +15 | +0 |
5 | +20 | +0 |
6 | +25 | +0 |
7 | +25 | +1 |
8 | +30 | +1 |
9 | +30 | +2 |
関連用語[編集 | ソースを編集]
- 人工ニュータイプ
- 宇宙世紀ガンダムシリーズ作品で言う強化人間的存在。劇中ではカリス・ノーティラス一人のみ登場。
- カテゴリーF
- フラッシュシステムに対応していない”非適合者”。フロスト兄弟の原動力。
- ニュータイプ(宇宙世紀)
- 類似する概念(というより元ネタ)。黒歴史の存在を考えると、元々同じだったのかもしれない。
脚注[編集 | ソースを編集]
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