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== クロト・ブエル(Clotho Buer) ==
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'''クロト・ブエル'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場人物。
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== 概要 ==
 
[[地球連合軍]]所属の[[ブーステッドマン]]の一人。
 
[[地球連合軍]]所属の[[ブーステッドマン]]の一人。
  
[[レイダーガンダム]]に搭乗し、「滅殺」や「撃滅」など、不穏な二文字熟語を戦闘中に咆えるという、一風変わった口癖を持つ。非戦闘時は携帯ゲーム機でシューティングゲームをプレイしていた(さりげなくゲーム機本体に「'''グレートワンダースワン'''」と書かれていたが、『SEED』放映中の時点で[[ワンダースワン]]は事業からほぼ撤退状態だった)。
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[[レイダーガンダム]]に搭乗し、「滅殺」や「撃滅」など、不穏な二文字熟語を戦闘中に咆えるという、一風変わった口癖を持つ。非戦闘時は携帯ゲーム機でシューティングゲームをプレイしていた(さりげなくゲーム機本体に「'''グレートワンダースワン'''」と書かれていたが、『SEED』放映中の時点で[[ワンダースワン]]は事業からほぼ撤退状態だったが本作品関連の携帯ゲームは放映当時同機種の物だけだった)。
  
[[シャニ・アンドラス]]と[[オルガ・サブナック]]とはチームを組んでいるが、三人とも連携を意識することなくバラバラに戦うことが多い(レイダーの背中にカラミティを乗せるなど、全く助け合わないわけではない)。[[テンザン・ナカジマ|戦いをゲーム感覚で行なっている節がある]]が、それゆえ「ゲームでやられたら[[ゲームオーバー]]」というのを戦闘で感じているのか、三人の中では最も「殺られる前に殺る」という、戦いにおける生死の真理を理解している。
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[[シャニ・アンドラス]]と[[オルガ・サブナック]]とはチームを組んでいるが、3人とも連携を意識することなくバラバラに戦うことが多い(レイダーの背中に[[カラミティガンダム]]を乗せるなど、全く助け合わないわけではない)。[[テンザン・ナカジマ|戦いをゲーム感覚で行なっている節がある]]が、それゆえ「ゲームでやられたら[[敗北条件|ゲームオーバー]]」というのを戦闘で感じているのか、3人の中では最も「殺られる前に殺る」という、戦いにおける生死の真理を理解している。ちなみに3人の中では、もっともお喋り。
  
[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]における最終局面ではシャニやオルガらに比べて一番長く生き残る。最後は薬が切れて混乱状態となった中、損傷した[[バスターガンダム]]と[[デュエルガンダム]]に攻撃を加えたが、[[バスターガンダム|バスター]]の長射程狙撃ライフルを借りた[[デュエルガンダム|デュエル]]の[[狙撃]]によって返り討ちにされて戦死。
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[[ヤキン・ドゥーエ]]での最終局面ではシャニやオルガらに比べて一番長く生き残る。最後は薬が切れて混乱状態となった中、損傷した[[バスターガンダム]]と[[デュエルガンダム]]に攻撃を加えたが、バスターの長射程狙撃ライフルを借りたデュエルの[[狙撃]]によって返り討ちにされて戦死。スペシャルエディションではその部分はカットされ、混乱状態になる前にデュエルではなくバスターの狙撃で呆気なく散った。『マガジンZ』版では[[プロヴィデンスガンダム]]に撃墜される。
スペシャルエディションではその部分はカットされ、混乱状態になる前にデュエルではなくバスターの狙撃で呆気なく散った。
 
『マガジンZ』版では[[プロヴィデンスガンダム]]に撃墜される。
 
  
 
[[強化人間]]に類するタイプのキャラクターとしては珍しく、戦争の悲劇性が強調されるような描写は少なく、どちらかと言うと「凶暴な兵士」としての描写が目立つ存在であった。
 
[[強化人間]]に類するタイプのキャラクターとしては珍しく、戦争の悲劇性が強調されるような描写は少なく、どちらかと言うと「凶暴な兵士」としての描写が目立つ存在であった。
  
[[続編]]の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではロドニアの[[エクステンデッド]]のラボ内のコンピュータに彼のデータがあった。なお、その瞬間に[[アスラン・ザラ|アスラン]]がクロトの事を思い返すが、『SEED』劇中では彼と顔を合わせる機会は描かれていない。小説版の独自のフォローとして、顔写真と共にレイダーの資料が添付されていたため連想したと補完されている。
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[[続編]]の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではロドニアの[[エクステンデッド]]のラボ内のコンピュータに彼のデータが登場。なお、その瞬間に[[アスラン・ザラ]]がクロトの事を思い返すが、『SEED』劇中では彼と顔を合わせる機会は描かれていない。小説版の独自のフォローとして、顔写真と共にレイダーの資料が添付されていたため連想したと補完されている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
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=== 携帯機シリーズ ===
 
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:第2部から登場。共通ルートで数回戦う機会があり、その後はルート選択によっては登場しない。
 
:第2部から登場。共通ルートで数回戦う機会があり、その後はルート選択によっては登場しない。
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== 人間関係 ==
 
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;[[オルガ・サブナック]]、[[シャニ・アンドラス]]
 
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;[[ムルタ・アズラエル]]
 
:直接の上司で、実質的な[[指揮官]]。「人使いの荒いオッサン」と陰口をたたいた事も。
 
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== 他作品との人間関係 ==
 
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:クロトを代表する名台詞。これらの物騒な台詞は、彼が趣味のシューティングゲームによるもの。
 
:クロトを代表する名台詞。これらの物騒な台詞は、彼が趣味のシューティングゲームによるもの。
 
;「そんなこと俺は知らないね! 殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」<br />「やられないけどねぇ!」
 
;「そんなこと俺は知らないね! 殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」<br />「やられないけどねぇ!」
:第49話より。戦う理由を[[アスラン・ザラ|アスラン]]に問い詰められた際にクロトが返した返答。
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:第49話より。戦う理由を[[アスラン・ザラ|アスラン]]に問い詰められた際にクロトが返した返答。ある意味、戦場に立っている者としては至極当然の返答といえる。
;「うふふ! 僕は…僕はね…!」
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;「うふふ! 僕は…僕はねえ…!」
:最終話より。薬が切れて既に暴走状態。この直後[[デュエルガンダム]]に撃墜されるが、クロトが訴えたかったのは何であったかは永遠の謎。一説には『自由が欲しかったんだ…』と続くとされることもある。どことなく、[[ジェリド・メサ|とある人物]]の断末魔を想起させられる。
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:最終話より。薬が切れて既に暴走状態。この直後[[デュエルガンダム]]に撃墜されるが、クロトが訴えたかったのは何であったかは永遠の謎。視聴者からはその文脈から一説には『自由が欲しかったんだ…』や『勝ち続けなちゃいけないんだよ!』と続くとされることもある(ガンダムVSガンダムシリーズには『自由が欲しかったんだ!』と続く台詞が存在する)。どことなく、[[ジェリド・メサ|とある人物]]の断末魔を想起させられる。
:[[第3次α]]では、レイダー撃破の時の台詞でもある。
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:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では、第51話「終わらない明日へ」に於ける最後の台詞であり、[[DVE]]として再現されている。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==

2024年7月13日 (土) 20:03時点における最新版

クロト・ブエル
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 結城比呂(現・優希比呂)
デザイン 平井久司
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人ナチュラルブーステッドマン
性別
年齢 17歳
身長 165 cm
体重 52 kg
所属 地球連合軍
軍階級 少尉
趣味 携帯ゲーム(シューティングゲーム)
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クロト・ブエルは『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

地球連合軍所属のブーステッドマンの一人。

レイダーガンダムに搭乗し、「滅殺」や「撃滅」など、不穏な二文字熟語を戦闘中に咆えるという、一風変わった口癖を持つ。非戦闘時は携帯ゲーム機でシューティングゲームをプレイしていた(さりげなくゲーム機本体に「グレートワンダースワン」と書かれていたが、『SEED』放映中の時点でワンダースワンは事業からほぼ撤退状態だったが本作品関連の携帯ゲームは放映当時同機種の物だけだった)。

シャニ・アンドラスオルガ・サブナックとはチームを組んでいるが、3人とも連携を意識することなくバラバラに戦うことが多い(レイダーの背中にカラミティガンダムを乗せるなど、全く助け合わないわけではない)。戦いをゲーム感覚で行なっている節があるが、それゆえ「ゲームでやられたらゲームオーバー」というのを戦闘で感じているのか、3人の中では最も「殺られる前に殺る」という、戦いにおける生死の真理を理解している。ちなみに3人の中では、もっともお喋り。

ヤキン・ドゥーエでの最終局面ではシャニやオルガらに比べて一番長く生き残る。最後は薬が切れて混乱状態となった中、損傷したバスターガンダムデュエルガンダムに攻撃を加えたが、バスターの長射程狙撃ライフルを借りたデュエルの狙撃によって返り討ちにされて戦死。スペシャルエディションではその部分はカットされ、混乱状態になる前にデュエルではなくバスターの狙撃で呆気なく散った。『マガジンZ』版ではプロヴィデンスガンダムに撃墜される。

強化人間に類するタイプのキャラクターとしては珍しく、戦争の悲劇性が強調されるような描写は少なく、どちらかと言うと「凶暴な兵士」としての描写が目立つ存在であった。

続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではロドニアのエクステンデッドのラボ内のコンピュータに彼のデータが登場。なお、その瞬間にアスラン・ザラがクロトの事を思い返すが、『SEED』劇中では彼と顔を合わせる機会は描かれていない。小説版の独自のフォローとして、顔写真と共にレイダーの資料が添付されていたため連想したと補完されている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。レイダーガンダム射程が短いので、長距離ビーム攻撃ならあっさり落ちる事も。それでも精神コマンドの命中系は欠かせない。デュエルガンダムとの戦闘も行えるが、特別イベントはなし。最期の台詞もDVEで言ってくれる。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
ほぼ原作どおりの扱い。
スーパーロボット大戦W
第2部から登場。共通ルートで数回戦う機会があり、その後はルート選択によっては登場しない。
第50話で登場した際に先にドミニオンを撃墜すると、次の第51話で狂った状態で敵増援として現れる(第50話で撃墜した場合は死亡する)。そこでも撃墜しないと、死亡描写もないまま以降出なくなる(おそらく、アスランの放ったジェネシスにより死亡したものと思われる)。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
レアリティSRのサポートユニット。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第3次α
気迫集中必中熱血直撃狙撃

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第3次α
生体CPUL7、シールド防御L6、闘争心戦意高揚気力+(ダメージ)カウンターL8
J
撃ち落しシールド防御カウンター生体CPU援護攻撃L4
W
撃ち落としシールド防御生体CPUカウンター援護攻撃L4、マルチコンボL2

小隊長能力[編集 | ソースを編集]

回避率+10%、小隊移動力+1
第3次α』で採用。

サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]

レイダーのパイロット
SR。ボスユニットに対してダメージ大アップ。

人間関係[編集 | ソースを編集]

オルガ・サブナックシャニ・アンドラス
ブーステッドマンの一人で、チームを組んでいる。お世辞にも仲が良いとは言えないが、最終決戦では2人に先立たれてしまった。
ムルタ・アズラエル
直接の上司で、実質的な指揮官。「人使いの荒いオッサン」と陰口をたたいた事も。
ナタル・バジルール
上官。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ヤザン・ゲーブル
第3次α』での上官。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「滅殺!」
「撃滅!」
「瞬殺!」
「抹殺!」
クロトを代表する名台詞。これらの物騒な台詞は、彼が趣味のシューティングゲームによるもの。
「そんなこと俺は知らないね! 殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」
「やられないけどねぇ!」
第49話より。戦う理由をアスランに問い詰められた際にクロトが返した返答。ある意味、戦場に立っている者としては至極当然の返答といえる。
「うふふ! 僕は…僕はねえ…!」
最終話より。薬が切れて既に暴走状態。この直後デュエルガンダムに撃墜されるが、クロトが訴えたかったのは何であったかは永遠の謎。視聴者からはその文脈から一説には『自由が欲しかったんだ…』や『勝ち続けなちゃいけないんだよ!』と続くとされることもある(ガンダムVSガンダムシリーズには『自由が欲しかったんだ!』と続く台詞が存在する)。どことなく、とある人物の断末魔を想起させられる。
第3次α』では、第51話「終わらない明日へ」に於ける最後の台詞であり、DVEとして再現されている。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

レイダーガンダム
地球連合軍によって独自開発された後期GAT-Xシリーズのモビルスーツ。イージスと同じく可変機能を備えている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 彼とオルガとシャニのチームは、ファンの間では愛情や揶揄を込めて、三人合わせて「三バカ」と呼ばれる事が多い。また、クロトのみ声優を本職としている結城比呂(現・優希比呂)氏が担当している。
  • 名字はソロモン72柱の悪魔「ブエル」に由来する。

資料リンク[編集 | ソースを編集]