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== AMX-109 カプール(Capule / Kapool) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Capule]]<ref>[http://www.gundam-unicorn.net/ova/ms/04.html#09 MS/MECHANIC]、機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]、2022年2月6閲覧。</ref>
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*質量比:1.35
 
*ジェネレーター出力:3,680kw(1,840kw×2)
 
*スラスター総推力:6,800kg
 
*センサー有効半径:12300m(大気中)、7600m(水中)
 
*最大潜水深度:120m(MS時)、2300m(水中形態時)
 
*装甲材質:ガンダリウム合金(二重装甲)
 
*動力:熱核融合炉
 
*開発:[[ネオ・ジオン]]軍
 
*所属:[[ネオ・ジオン]]軍、ジオン残党組織
 
*主なパイロット:タマン、フェアトン・ラーフ・アルギス(外伝)、他
 
*メカニックデザイン:小林誠
 
  
[[ネオ・ジオン]]軍が開発した試作型[[モビルスーツ]][[一年戦争]]時に投入された[[ハイゴッグ]]の発展型で、球形の形状をしており、水中戦では非常に高い性能を発揮する。また、手足を収納することで巡航形態に変形する。
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'''カプール'''は『[[ガンダムシリーズ]]』の[[登場メカ]]
  
本編第24話に登場。[[地球]]に残っていた兵達からは海のない所で開発された水中用[[モビルスーツ]]は信用できないと言われ、傭兵として現地徴用されたタマンが搭乗。[[ジュドー・アーシタ]]の[[ΖΖガンダム]]と交戦するが、ジュドーの説得によりタマンは本機から降り、[[自爆]]させた。
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== 概要 ==
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[[ネオ・ジオン]]軍が開発した水陸両用の試作型[[モビルスーツ]]
  
『ZZ』の外伝作品『機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽』(漫画・未参戦)では、フェアトン・ラーフ・アルギスの搭乗機であり、銀色に塗装されている。また、水陸両用MSながら宇宙空間での運用も可能であった。数々の転戦をしたのち宇宙世紀0088年10月にエゥーゴによるアクシズ侵攻への防衛作戦に参加し、フェアトンごと行方不明になっている。
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見た目からは想像出来ないが[[一年戦争]]時に投入された水陸両用モビルスーツである[[ハイゴッグ]]の発展型。ハイゴッグと同様、伸縮自在のフレキシブル・ベロウズ・リム状の腕部と脚部が採用されており、手足を収納する事で巡航形態に[[変形]]が可能。変形した姿はほぼ球形で、それによって水の抵抗を少なくしており、水中戦では非常に高い性能を発揮する。また、ガンダリウム合金製の二重装甲によって耐圧性、耐弾性にも優れ、並のビーム兵器の攻撃も耐え凌ぐ事が可能となっており、気密性も非常に高い事から、やろうとさえ思えば宇宙空間での運用も可能である。
  
『ZZ』から8年後の[[機動戦士ガンダムUC]]の世界である宇宙世紀0096年では、地球上のジオン軍残党の戦力として登場。
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武装では、両腕部の先端に装備されているアイアンネイルの他に、モノアイ部分から発射されるビーム砲や腹部に一門内蔵されているソニックブラスト、胸部の装甲をスライドさせて展開する8基のミサイルランチャー等も設けられており、原型機であるハイゴッグよりも火力面が向上している。
  
[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』では本機にそっくりな[[MS]]である[[カプル]]が登場している。また、先述した外伝作品では[[主人公]]の愛機として活躍。なかなか侮れない機体である。
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=== 劇中での様相 ===
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『ΖΖ』本編では第24話に登場。当初は[[地球]]に残っていた[[ネオ・ジオン兵]]の隊長が偵察がてらに搭乗していたが、本機が宇宙の拠点であるアクシズで開発された上に、海洋での運用データが全く無かったのが原因で、「海のない所で開発された水中用モビルスーツは信用できない」として、ネオ・ジオン兵隊長はザク・マリナーに乗り換えている。残された本機は、傭兵として現地徴用された漁師の青年・タマンが搭乗し、[[ジュドー・アーシタ]]の[[ΖΖガンダム]]と交戦するが、ジュドーの説得によりタマンは本機から降り、[[自爆]]させた。
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『ΖΖ』の外伝作品『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、主人公フェアトン・ラーフ・アルギスの搭乗機で、銀色に塗装されている。気密性の高さから宇宙空間で運用された。
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第一次ネオ・ジオン抗争から8年後の宇宙世紀0096年を舞台とした『[[機動戦士ガンダムUC]]』のOVA版では、地球上のジオン軍残党の戦力として登場。[[ジュアッグ]]と共にダカールに上陸した機体はジムⅡを擱座させ、その後[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]と交戦し片腕を奪うも、ビームサーベルによって貫かれ倒された。カークス隊の戦力として[[トリントン基地]]を襲った機体はその水中用として開発された特性を遺憾なく発揮する形で、湾内より奇襲をしかけ配備されたアクア・ジムを倒した。守備部隊に猛威を振るったが、緊急出撃した[[バイアラン・カスタム]]には敗れてしまい、更に機能停止した機体は盾の代わりとしてその防御性をゾゴックのブーメランカッターの攻撃を防ぐために逆利用されてしまっている。
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リギルド・センチュリー(『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gのレコンギスタ]]』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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一貫してMS形態のみの登場で、巡航形態や[[変形]]能力は未実装。
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場。水中用のMSの中では最強で、中盤のシナリオ「女スパイ潜入」では[[フラナガン・ブーン|ブーン]]搭乗の機体を含め、多数登場するので水中にいると侮れない。変形はしない。
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:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場。水中用のMSの中では最強で、中盤のシナリオ「女スパイ潜入」では[[フラナガン・ブーン|ブーン]]搭乗の機体を含め、多数登場するので水中にいると侮れない。変形はしない。PS版では『第4次』や『F』に登場しなかったためか、ユニットグラフィックがシャープに描き直されている。
;[[スーパーロボット大戦EX]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦EX}}
:マサキの章、リューネの章では自軍で使用可能。しかし、性能が低く、使いにくい。
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:マサキの章、リューネの章では自軍で使用可能。SFC版では武装がイマイチだった[[ギラ・ドーガ]]よりもマシな性能だったが、PS版では立場が逆転。[[射程]]が短く性能も低いため使いにくくなった。それでも移動力はそこそこ高く水陸Aなので、[[ザク改]]や[[ガンダム試作1号機Fb|GP-01Fb]]よりは強いのだが。
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:敵としても弱くなっているため水中戦の多いシュウの章序盤では助かる。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
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;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:直接に登場しないが、今作にて姿が酷似している[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]のカプルが登場するため、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]がカプールに酷似していると言及するイベントがある。…しかし、当のαでもカプールはいないのに何故クワトロは知っているのだろうか(アクシズで開発だけはされていてそれを見たことがあった?)。
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:直接登場はしないが、今作にて姿が酷似している[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]のカプルが登場するため、宇宙世紀ガンダムシリーズのキャラが何度か名前を出している。『α外伝』はおろか『[[スーパーロボット大戦α|α]]』にもカプールはいないのに色とサイズが違うことまで知っていたので、ゲーム中に登場しないだけで戦った経験はあるのかもしれない。
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=== 携帯機シリーズ ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦BX}}
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:ジオン残党軍の機体としてユニットアイコンのみ登場。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
:HDリメイク版では「俺の名前はカプールだ。[[カプル|伸ばすのを忘れるなよ!]]」の攻撃時の台詞や、[[ザクII]]への特殊台詞で「[[ボルジャーノン|お前とは遠い未来で会いそうな気がする]]」等、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』を意識した台詞がある。
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:初登場作品。HDリメイク版では「俺の名前はカプールだ。[[カプル|伸ばすのを忘れるなよ!]]」の攻撃時の台詞や、[[ザクII]]への特殊台詞で「[[ボルジャーノン|お前とは遠い未来で会いそうな気がする]]」等、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』を意識した台詞がある。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
;[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]
 
:機動族の兵士の1人として登場。武衆はマリナー。マップ兵器「アスロック」を持つ。
 
 
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
:ザコ敵。カプールmk-II、カプールヴォーゲという上位種も登場する。
 
:ザコ敵。カプールmk-II、カプールヴォーゲという上位種も登場する。
;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]
 
:ザコ敵。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;アイアンネイル
 
;アイアンネイル
:両腕に装備されているクロー。
+
:両腕に装備されているクロー。一時ではあるがネモのビームサーベルを受け止め、またアクア・ジムの頭部を押しつぶすことが可能。なお「アイアン」という名ではあるが別に鉄製というわけではなく、これは「(鉄のような)強固さ」という意訳、もしくは[[ゴッグ]]の武装から名前を引き継いだだけだろう。
 +
:SFC版『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』では意外と攻撃力が高く機体の少ない時などには便利だったが、PS版では最弱武器になり使い所がなくなってしまった。
 
;ミサイルランチャー
 
;ミサイルランチャー
 
:胸部に内蔵されている。
 
:胸部に内蔵されている。
 
;レーザービーム
 
;レーザービーム
:頭部に装備。
+
:頭部に装備。巡航形態でもモノアイカバーを一部だけ展開することで使用可能。
 
;ソニックブラスト
 
;ソニックブラスト
:腹部に内蔵された武装。
+
:腹部に内蔵された武装。劇中では使用していないため、どんな武器なのかいまいち不明瞭。
 
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:『[[旧シリーズ]]』では音波や衝撃波系武器の演出となっていた。
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;[[変形]]
 
:巡航形態に変形可能。
 
  
 
=== 移動タイプ ===
 
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:開発のベースとなったMS。
 
:開発のベースとなったMS。
  
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== 脚注 ==
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== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:カプール]]
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
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{{DEFAULTSORT:かふうる}}
 
[[category:登場メカか行]]
 
[[category:登場メカか行]]
 
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[[category:機動戦士ガンダムΖΖ]]
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[[category:機動戦士ガンダムUC]]

2023年7月31日 (月) 21:01時点における最新版

カプール
外国語表記 Capule[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 小林誠
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 水陸両用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 AMX-109
頭頂高 16.5 m
本体重量 38.7 t
全備重量 57.5 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,680 kw
(1,840 kw×2)
スラスター総推力 6,800 kg
潜行限界深度 120 m(MS時)
2,300 m(水中形態時)
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 12,300 m(大気中)
7,600 m(水中)
開発 ネオ・ジオン
所属 ネオ・ジオン軍
ジオン残党組織
主なパイロット ネオ・ジオン兵
タマン
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カプールは『ガンダムシリーズ』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオン軍が開発した水陸両用の試作型モビルスーツ

見た目からは想像出来ないが一年戦争時に投入された水陸両用モビルスーツであるハイゴッグの発展型。ハイゴッグと同様、伸縮自在のフレキシブル・ベロウズ・リム状の腕部と脚部が採用されており、手足を収納する事で巡航形態に変形が可能。変形した姿はほぼ球形で、それによって水の抵抗を少なくしており、水中戦では非常に高い性能を発揮する。また、ガンダリウム合金製の二重装甲によって耐圧性、耐弾性にも優れ、並のビーム兵器の攻撃も耐え凌ぐ事が可能となっており、気密性も非常に高い事から、やろうとさえ思えば宇宙空間での運用も可能である。

武装では、両腕部の先端に装備されているアイアンネイルの他に、モノアイ部分から発射されるビーム砲や腹部に一門内蔵されているソニックブラスト、胸部の装甲をスライドさせて展開する8基のミサイルランチャー等も設けられており、原型機であるハイゴッグよりも火力面が向上している。

劇中での様相[編集 | ソースを編集]

『ΖΖ』本編では第24話に登場。当初は地球に残っていたネオ・ジオン兵の隊長が偵察がてらに搭乗していたが、本機が宇宙の拠点であるアクシズで開発された上に、海洋での運用データが全く無かったのが原因で、「海のない所で開発された水中用モビルスーツは信用できない」として、ネオ・ジオン兵隊長はザク・マリナーに乗り換えている。残された本機は、傭兵として現地徴用された漁師の青年・タマンが搭乗し、ジュドー・アーシタΖΖガンダムと交戦するが、ジュドーの説得によりタマンは本機から降り、自爆させた。

『ΖΖ』の外伝作品『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、主人公フェアトン・ラーフ・アルギスの搭乗機で、銀色に塗装されている。気密性の高さから宇宙空間で運用された。

第一次ネオ・ジオン抗争から8年後の宇宙世紀0096年を舞台とした『機動戦士ガンダムUC』のOVA版では、地球上のジオン軍残党の戦力として登場。ジュアッグと共にダカールに上陸した機体はジムⅡを擱座させ、その後ネモと交戦し片腕を奪うも、ビームサーベルによって貫かれ倒された。カークス隊の戦力としてトリントン基地を襲った機体はその水中用として開発された特性を遺憾なく発揮する形で、湾内より奇襲をしかけ配備されたアクア・ジムを倒した。守備部隊に猛威を振るったが、緊急出撃したバイアラン・カスタムには敗れてしまい、更に機能停止した機体は盾の代わりとしてその防御性をゾゴックのブーメランカッターの攻撃を防ぐために逆利用されてしまっている。

リギルド・センチュリー(『Gのレコンギスタ』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

一貫してMS形態のみの登場で、巡航形態や変形能力は未実装。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦
DCの戦力として登場。水中用のMSの中では最強で、中盤のシナリオ「女スパイ潜入」ではブーン搭乗の機体を含め、多数登場するので水中にいると侮れない。変形はしない。PS版では『第4次』や『F』に登場しなかったためか、ユニットグラフィックがシャープに描き直されている。
スーパーロボット大戦EX
マサキの章、リューネの章では自軍で使用可能。SFC版では武装がイマイチだったギラ・ドーガよりもマシな性能だったが、PS版では立場が逆転。射程が短く性能も低いため使いにくくなった。それでも移動力はそこそこ高く水陸Aなので、ザク改GP-01Fbよりは強いのだが。
敵としても弱くなっているため水中戦の多いシュウの章序盤では助かる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α外伝
直接登場はしないが、今作にて姿が酷似している∀ガンダムのカプルが登場するため、宇宙世紀ガンダムシリーズのキャラが何度か名前を出している。『α外伝』はおろか『α』にもカプールはいないのに色とサイズが違うことまで知っていたので、ゲーム中に登場しないだけで戦った経験はあるのかもしれない。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦BX
ジオン残党軍の機体としてユニットアイコンのみ登場。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦
初登場作品。HDリメイク版では「俺の名前はカプールだ。伸ばすのを忘れるなよ!」の攻撃時の台詞や、ザクIIへの特殊台詞で「お前とは遠い未来で会いそうな気がする」等、『∀ガンダム』を意識した台詞がある。

関連作品[編集 | ソースを編集]

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
ザコ敵。カプールmk-II、カプールヴォーゲという上位種も登場する。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

アイアンネイル
両腕に装備されているクロー。一時ではあるがネモのビームサーベルを受け止め、またアクア・ジムの頭部を押しつぶすことが可能。なお「アイアン」という名ではあるが別に鉄製というわけではなく、これは「(鉄のような)強固さ」という意訳、もしくはゴッグの武装から名前を引き継いだだけだろう。
SFC版『EX』では意外と攻撃力が高く機体の少ない時などには便利だったが、PS版では最弱武器になり使い所がなくなってしまった。
ミサイルランチャー
胸部に内蔵されている。
レーザービーム
頭部に装備。巡航形態でもモノアイカバーを一部だけ展開することで使用可能。
ソニックブラスト
腹部に内蔵された武装。劇中では使用していないため、どんな武器なのかいまいち不明瞭。
旧シリーズ』では音波や衝撃波系武器の演出となっていた。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

関連機体[編集 | ソースを編集]

カプル
∀ガンダムに登場。カプールと形状は同じだが、一回り小さい。
ハイゴッグ
開発のベースとなったMS。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS/MECHANIC、機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]、2022年2月6閲覧。

資料リンク[編集 | ソースを編集]