「ブリッツガンダム」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(20人の利用者による、間の39版が非表示)
1行目: 1行目:
== GAT-X207 ブリッツガンダム(Blitz Gundam) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[機動戦士ガンダムSEED]]
+
| タイトル = ブリッツ
*分類:試作型[[モビルスーツ]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::BLITZ GUNDAM]]<ref>[https://www.1999.co.jp/10029841 バンダイ 1/144 ブリッツガンダム]、パッケージより。</ref>
*型式番号:GAT-X207
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*全高:18.63m
+
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED}}
*重量:73.50t
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}}
*装甲材質:[[PS装甲]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
*開発:[[モルゲンレーテ社]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*所属:[[地球連合軍]]⇒[[ザフト]]
+
}}
*主なパイロット:[[ニコル・アマルフィ]]、ダナ・スニップ(再製造機)
 
  
 +
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = [[分類::モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = 試作機
 +
| 型式番号 = [[型式番号::GAT-X207]]
 +
| 全高 = 18.63 m
 +
| 重量 = [[重量::73.5 t]]
 +
| 装甲 = [[装甲材質::フェイズシフト装甲]]
 +
| 開発 = [[モルゲンレーテ社]]
 +
| 所属 = {{所属 (メカ)|地球連合軍}} ⇒ {{所属 (メカ)|ザフト}}
 +
| パイロット = [[パイロット::ニコル・アマルフィ]]
 +
}}
 +
'''ブリッツガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[登場メカ]]。
 +
 +
== 概要 ==
 
[[地球連合軍]]が開発した5機の初期型GAT-Xシリーズの一機である[[モビルスーツ]]。
 
[[地球連合軍]]が開発した5機の初期型GAT-Xシリーズの一機である[[モビルスーツ]]。
  
 
=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
敵陣深くへの電撃侵攻を目的とした機体で、他のGとは異なる特殊兵装を装備している。代表的なものとしては新機軸のステルスシステム「[[ミラージュコロイド]]」など。
+
敵陣深くへの電撃侵攻を目的とした機体で、X200番台の特殊改装フレームが採用されている。
 
 
本機は武器としての取り回しを優先させた結果、ビームサーベル他主兵装を内蔵したシールドを右腕に装備しているため一般的な左腕にシールドを装備したMSとの斬り合いになった場合、相手のサーベルを盾で防ぐことが困難となる。劇中では左手でストライクの右腕を掴んで抑えていた。
 
  
また、[[PS装甲]]やX200番台の特殊改装フレームが採用されている。
+
ステルスシステムの「[[ミラージュコロイド]]」を初めとした特殊装備が施されており、トリッキーな戦い方を行える。ただし、ミラージュコロイドの展開中はあくまでも姿が見えなくなってレーダーで捕捉されなくなるに過ぎない上に、[[フェイズシフト装甲]]をダウン状態にしなければいけないという致命的な欠点も抱えており、その際は並のモビルスーツと変わらない防御力となってしまう。また、[[第1次連合・プラント大戦]]の終結後は、ミラージュコロイドの対策として「ミラージュコロイド・デテクター」が開発された結果、補足されてしまう可能性が生じてしまう事になっている。攻撃手段の殆どが右腕部に装備した「トリケロス」に集中してしまっているのも欠点で、戦闘でこれを失ってしまうと、まともに戦闘する事が出来なくなる。
  
 
=== 劇中での活躍 ===
 
=== 劇中での活躍 ===
28行目: 40行目:
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:セレーナルートでは序盤にスポット参戦するが、他のルートでは敵となる。クォヴレールート第11話ではミラージュコロイドが「実際にマップから姿を消して行動する」という形で再現。攻撃時に解除となるため、反撃でしかダメージを与えられない。
+
:初登場作品。セレーナルートでは序盤にスポット参戦するが、他のルートでは敵となる。クォヴレールート第11話ではミラージュコロイドが「実際にマップから姿を消して行動する」という形で再現。攻撃時に解除となるため、反撃でしかダメージを与えられない。
 
:なお、今作のみ敵時のグラフィックが左右反転している(シールドが左腕、グレイプニールが右腕にある)。
 
:なお、今作のみ敵時のグラフィックが左右反転している(シールドが左腕、グレイプニールが右腕にある)。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
 
:序盤から敵として登場。その後、ストライクとのイベント戦闘が発生し、原作通りに撃破される。
 
:序盤から敵として登場。その後、ストライクとのイベント戦闘が発生し、原作通りに撃破される。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:第2部序盤から敵として登場する。今回はフラグを立ててニコルを生存させると使用可能となる。[[コーディネイター]]か[[ロウ・ギュール]]なら[[乗り換え]]可能で、[[フリーダムガンダム]]から[[改造]]を引き継ぐ。左右非対称なのに、[[デュエルガンダム]]と違い敵版のグラフィックをそのまま流用している(反転している)のが残念である。
+
:第2部序盤から敵として登場する。今回はフラグを立ててニコルを生存させると使用可能となる。 ただし、[[マジンガーZ]]正式参入と択一。
 +
:[[コーディネイター]]か[[ロウ・ギュール]]なら[[乗り換え]]可能で、[[フリーダムガンダム]]から[[改造]]を引き継ぐ。左右非対称なのに、[[デュエルガンダム]]と違い敵版のグラフィックをそのまま流用している(反転している)のが残念である。
 +
:本作の自軍ユニットでは唯一のアイコン型特殊能力5つ持ち(剣装備、銃装備、AB盾装備、PS装甲、分身)。 素の状態では飛行できず地形適応にも不安があるので、使うなら強化パーツで補ってやろう。
 +
:原作と違い、アルテミスの傘を突破する役を[[ブラックサレナ|別の機体]]に奪われている。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:第2話B「宇宙に降る星」のボスとして登場。パイロットは[[ニコル・アマルフィ]]。
 
:第2話B「宇宙に降る星」のボスとして登場。パイロットは[[ニコル・アマルフィ]]。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:レアリティはSR。ディフェンダーとシューターが存在。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:序章ワールド3から登場するエネミーユニット。攻撃特化タイプ。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;50mmレーザーライフル
+
;攻盾システム「トリケロス」
:中距離用の射撃武装。なお、ビームライフルであるとする資料も存在する。
+
:右腕に装備された複合武装。シールドの裏面にビームサーベル、50mmレーザーライフル、3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」を搭載する。本機の武装が集約されており、その形状から左腕で扱えず更に本体にはバルカン砲も搭載されていないことから、右腕が使えなくなる或いは本武装を破壊されると事実上の戦闘不能になる。
;ビームサーベル
+
:;50mmレーザーライフル
:レーザー砲直下に固定装備されたビームサーベル。他のGAT-X機のサーベルと同型の装備。固定装備の為、盾ごと振り回す形で使用する。
+
::中距離用の射撃武装。なお、ビームライフルであるとする資料も存在する。至近距離での使用を重視しているため、他のGAT-Xシリーズのビームライフルより出力が低い。
;3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
+
:;ビームサーベル
:杭状のロケット推進弾。敵装甲を貫徹後炸裂し、内部から打撃を与える。ただし、ロケット推進方式の特性上、ある程度弾体が加速できる距離をとらないと有効な貫通力が得られないため、近距離では威力が落ちてしまう。実戦では手持ちの槍として使用された例もある。
+
::レーザー砲直下に固定装備されたビームサーベル。他のGAT-X機のサーベルと同型の装備。固定装備の為、盾ごと振り回す形で使用する。
 +
::;ビームサーベル(連続斬り)
 +
:::『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』での必殺スキル。
 +
:;3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
 +
::杭状のロケット推進弾。敵装甲を貫徹後炸裂し、内部から打撃を与える。ただし、ロケット推進方式の特性上、ある程度弾体が加速できる距離をとらないと有効な貫通力が得られないため、近距離では威力が落ちてしまう。実戦では手持ちの槍として使用された例もある。
 +
:;シールド
 +
::[[対ビームコーティング]]処理が施されている。
 +
:
 
;ピアサーロック「グレイプニール」
 
;ピアサーロック「グレイプニール」
 
:左腕に装備された有線式ロケットアンカー。クロー後部に内蔵されたブースターにより射出後の軌道変更を可能とする。クローは開閉させる事で単純な打撃から、敵の捕獲や自機の固定など、幅広い用途を持つ。
 
:左腕に装備された有線式ロケットアンカー。クロー後部に内蔵されたブースターにより射出後の軌道変更を可能とする。クローは開閉させる事で単純な打撃から、敵の捕獲や自機の固定など、幅広い用途を持つ。
 
:第3次αでは射出して相手をクローで掴み裂くのみだが、携帯機シリーズではその後ミラージュコロイドを展開して接近、至近からランサーダートとビームライフルの連続攻撃を叩き込むパターンアタックとなっている。
 
:第3次αでは射出して相手をクローで掴み裂くのみだが、携帯機シリーズではその後ミラージュコロイドを展開して接近、至近からランサーダートとビームライフルの連続攻撃を叩き込むパターンアタックとなっている。
;攻盾システム「トリケロス」
 
:右腕に装備された複合武装。[[対ビームコーティング]]処理が施されたシールドの裏面にビームサーベル、50mmレーザーライフル、3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」を搭載する。
 
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
60行目: 84行目:
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
;[[PS装甲]]
 
;[[PS装甲]]
:通電させる事で相転移する特殊な装甲で、物理攻撃を無効化する。通常はグレー一色だが、通電させると色が変化する。大気圏突入なども可能になるが、エネルギーを大量に消費する上、高出力の[[ビーム兵器]]などには弱いという欠点もある。
+
:
 
;[[ミラージュコロイド]]
 
;[[ミラージュコロイド]]
:可視光線を歪め、レーダー波を吸収するガス状物質。これを磁気で機体周囲に纏うことにより、視覚的および電波的にも自機の存在を隠匿する事が可能。ただし、展開中はPS装甲の併用が不可能という欠点があり、更にコロイド粒子を機体の周囲に電磁気で定着させているため、PS装甲同様に電力消費が著しく、当機の場合連続85分間(小説では80分)という使用時間の制限がある。
+
:SRWにおいては光学迷彩の類を再現することが困難なためか、ミラージュコロイドは[[分身]]と同じ効果になっている。Jでは似たような機能である[[ECS]]([[フルメタル・パニック!]])が多岐にわたって既に小型実用化されており、本装備の開発者である[[マリュー・ラミアス]]が驚く場面がある。
:SRWにおいては光学迷彩の類を再現することが困難なためか、ミラージュコロイドは[[分身]]と同じ効果になっている。Jでは似たような機能である[[ECS]]([[フルメタル・パニック!]])が多岐にわたって既に実用化されており、開発者である[[マリュー・ラミアス]]が驚く場面がある。
 
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
73行目: 96行目:
 
:
 
:
  
== 対決・名場面など ==
+
== 対決・名場面 ==
;対[[ストライクガンダム]]
+
;アルテミス攻略
:オーブ近海での戦闘にて交戦。ストライクめがけて射出したグレイプニールをビームサーベルで両断される。直後白兵戦となりトリケロスを装備した右腕ごと斬り落とされ、蹴撃でフライトユニットから突き落とされる。攻撃手段を完全に失い戦線離脱したものと思われたが、ミラージュコロイドを使用しイージス(アスラン)の危機にランサーダートを左手に携え特攻。シュベルトゲベールの反撃でコックピット部を斬り貫かれ爆散した。
+
:連合の宇宙要塞アルテミスの持つ全方位光波防御帯アルテミスの傘に対し、ニコルは、ブリッツのミラージュコロイドを使い、侵入に成功。ソードストライクと交戦することにもなるが、アルテミスを陥落させることには成功した。
 +
;ブリッツの最期
 +
:オーブ近海での戦闘にて、ストライクめがけて射出したグレイプニールをビームサーベルで両断される。直後白兵戦となりトリケロスを装備した右腕ごと斬り落とされ、蹴撃でフライトユニットから突き落とされる。攻撃手段を完全に失い戦線離脱したものと思われたが、ミラージュコロイドを使用しイージス(アスラン)の危機にランサーダートを左手に携え特攻。シュベルトゲベールの反撃でコクピット部を斬り貫かれ(リマスター版では運悪くシュベルトゲベールがコクピットに直撃し)爆散した。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[ストライクガンダム]]、[[デュエルガンダム]]、[[バスターガンダム]]、[[イージスガンダム]]
+
;[[ストライクガンダム|ストライク]]、[[デュエルガンダム|デュエル]]、[[バスターガンダム|バスター]]、[[イージスガンダム|イージス]]
 
:同時期に地球連合軍に開発された兄弟機。
 
:同時期に地球連合軍に開発された兄弟機。
;ネロブリッツ
+
;[[GUNDAM:ネロブリッツ|ネロブリッツ]](SRW未登場)
:外伝『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY』(未参戦)に登場するブリッツの改良型。背中に巨大アームを装備しているため格闘戦に特化し、ビームを屈折させる事も可能。[[ファントムペイン]]に配備された。
+
:外伝『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY』(未参戦)に登場するブリッツの改良型。背中に巨大な偏光クリスタルアームを装備しているため格闘戦に特化。
;ネブラブリッツ
+
;[[GUNDAM:ネブラブリッツガンダム|ネブラブリッツ]](SRW未登場)
:外伝『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』(未参戦)に登場。ストライカーパックシステムを搭載。ブリッツの派生にも関わらず赤色である。
+
:外伝『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』(未参戦)に登場。ストライカーパックシステムを搭載。
;[[フォビドゥンガンダム]]
+
;[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]
 
:同じくX200番台の特殊改装フレームを使用。ミラージュコロイドを定着させる磁場の技術を防御に転用している。
 
:同じくX200番台の特殊改装フレームを使用。ミラージュコロイドを定着させる磁場の技術を防御に転用している。
;NダガーN
+
;[[アストレイゴールドフレーム天]]
:[[105ダガー]]をベースにした、ブリッツの実質的な量産仕様機。核動力と[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の搭載により、ミラージュコロイドの時間制限がなくなっている。日本刀に酷似した近接装備を持ち、一見すると忍者。両手両足にワイヤー発射装置を備えており、それをデブリに向けて撃つ事で宇宙空間では熱を出すことなく移動できる。SRW未登場。
+
:ブリッツの右腕を使用。
 +
;[[GUNDAM:NダガーN|NダガーN]](SRW未登場)
 +
:[[105ダガー]]をベースにした、ブリッツの実質的な量産仕様機。核動力と[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]の搭載により、ミラージュコロイドの時間制限がなくなっている。
 +
;ブリッツ(リリー・ザヴァリー機)
 +
:外伝『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B』(未参戦)に登場するブリッツのコピー機。基本はオリジナルと同様だが、装甲が[[VPS装甲]]になるなど各部に改良が加えられ性能が向上している。
 +
 
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2024年9月9日 (月) 05:58時点における最新版

ブリッツ
外国語表記 BLITZ GUNDAM[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 GAT-X207
全高 18.63 m
重量 73.5 t
装甲 フェイズシフト装甲
開発 モルゲンレーテ社
所属 地球連合軍ザフト
パイロット ニコル・アマルフィ
テンプレートを表示

ブリッツガンダムは『機動戦士ガンダムSEED』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

地球連合軍が開発した5機の初期型GAT-Xシリーズの一機であるモビルスーツ

機体概要[編集 | ソースを編集]

敵陣深くへの電撃侵攻を目的とした機体で、X200番台の特殊改装フレームが採用されている。

ステルスシステムの「ミラージュコロイド」を初めとした特殊装備が施されており、トリッキーな戦い方を行える。ただし、ミラージュコロイドの展開中はあくまでも姿が見えなくなってレーダーで捕捉されなくなるに過ぎない上に、フェイズシフト装甲をダウン状態にしなければいけないという致命的な欠点も抱えており、その際は並のモビルスーツと変わらない防御力となってしまう。また、第1次連合・プラント大戦の終結後は、ミラージュコロイドの対策として「ミラージュコロイド・デテクター」が開発された結果、補足されてしまう可能性が生じてしまう事になっている。攻撃手段の殆どが右腕部に装備した「トリケロス」に集中してしまっているのも欠点で、戦闘でこれを失ってしまうと、まともに戦闘する事が出来なくなる。

劇中での活躍[編集 | ソースを編集]

ヘリオポリスで建造され、イージスガンダム等と共にザフトに強奪された。

その後、アークエンジェルの追撃任務に従事した他、ユーラシア連邦の宇宙要塞アルテミスを陥落させる等の戦果を挙げるが、オーブ近海での戦闘でアスラン・ザラのイージスを庇ってソードストライクガンダムのシュベルトゲベールを胴体に受け大破、ニコルも戦死する。

なお、その戦闘の際に斬り落とされた右腕はオーブ軍に回収されており、アストレイゴールドフレーム天の右腕として再利用された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。セレーナルートでは序盤にスポット参戦するが、他のルートでは敵となる。クォヴレールート第11話ではミラージュコロイドが「実際にマップから姿を消して行動する」という形で再現。攻撃時に解除となるため、反撃でしかダメージを与えられない。
なお、今作のみ敵時のグラフィックが左右反転している(シールドが左腕、グレイプニールが右腕にある)。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
序盤から敵として登場。その後、ストライクとのイベント戦闘が発生し、原作通りに撃破される。
スーパーロボット大戦W
第2部序盤から敵として登場する。今回はフラグを立ててニコルを生存させると使用可能となる。 ただし、マジンガーZ正式参入と択一。
コーディネイターロウ・ギュールなら乗り換え可能で、フリーダムガンダムから改造を引き継ぐ。左右非対称なのに、デュエルガンダムと違い敵版のグラフィックをそのまま流用している(反転している)のが残念である。
本作の自軍ユニットでは唯一のアイコン型特殊能力5つ持ち(剣装備、銃装備、AB盾装備、PS装甲、分身)。 素の状態では飛行できず地形適応にも不安があるので、使うなら強化パーツで補ってやろう。
原作と違い、アルテミスの傘を突破する役を別の機体に奪われている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
第2話B「宇宙に降る星」のボスとして登場。パイロットはニコル・アマルフィ
スーパーロボット大戦X-Ω
レアリティはSR。ディフェンダーとシューターが存在。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド3から登場するエネミーユニット。攻撃特化タイプ。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

攻盾システム「トリケロス」
右腕に装備された複合武装。シールドの裏面にビームサーベル、50mmレーザーライフル、3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」を搭載する。本機の武装が集約されており、その形状から左腕で扱えず更に本体にはバルカン砲も搭載されていないことから、右腕が使えなくなる或いは本武装を破壊されると事実上の戦闘不能になる。
50mmレーザーライフル
中距離用の射撃武装。なお、ビームライフルであるとする資料も存在する。至近距離での使用を重視しているため、他のGAT-Xシリーズのビームライフルより出力が低い。
ビームサーベル
レーザー砲直下に固定装備されたビームサーベル。他のGAT-X機のサーベルと同型の装備。固定装備の為、盾ごと振り回す形で使用する。
ビームサーベル(連続斬り)
X-Ω』での必殺スキル。
3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」
杭状のロケット推進弾。敵装甲を貫徹後炸裂し、内部から打撃を与える。ただし、ロケット推進方式の特性上、ある程度弾体が加速できる距離をとらないと有効な貫通力が得られないため、近距離では威力が落ちてしまう。実戦では手持ちの槍として使用された例もある。
シールド
対ビームコーティング処理が施されている。
ピアサーロック「グレイプニール」
左腕に装備された有線式ロケットアンカー。クロー後部に内蔵されたブースターにより射出後の軌道変更を可能とする。クローは開閉させる事で単純な打撃から、敵の捕獲や自機の固定など、幅広い用途を持つ。
第3次αでは射出して相手をクローで掴み裂くのみだが、携帯機シリーズではその後ミラージュコロイドを展開して接近、至近からランサーダートとビームライフルの連続攻撃を叩き込むパターンアタックとなっている。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
PS装甲
ミラージュコロイド
SRWにおいては光学迷彩の類を再現することが困難なためか、ミラージュコロイドは分身と同じ効果になっている。Jでは似たような機能であるECSフルメタル・パニック!)が多岐にわたって既に小型実用化されており、本装備の開発者であるマリュー・ラミアスが驚く場面がある。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

アルテミス攻略
連合の宇宙要塞アルテミスの持つ全方位光波防御帯アルテミスの傘に対し、ニコルは、ブリッツのミラージュコロイドを使い、侵入に成功。ソードストライクと交戦することにもなるが、アルテミスを陥落させることには成功した。
ブリッツの最期
オーブ近海での戦闘にて、ストライクめがけて射出したグレイプニールをビームサーベルで両断される。直後白兵戦となりトリケロスを装備した右腕ごと斬り落とされ、蹴撃でフライトユニットから突き落とされる。攻撃手段を完全に失い戦線離脱したものと思われたが、ミラージュコロイドを使用しイージス(アスラン)の危機にランサーダートを左手に携え特攻。シュベルトゲベールの反撃でコクピット部を斬り貫かれ(リマスター版では運悪くシュベルトゲベールがコクピットに直撃し)爆散した。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ストライクデュエルバスターイージス
同時期に地球連合軍に開発された兄弟機。
ネロブリッツ(SRW未登場)
外伝『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY』(未参戦)に登場するブリッツの改良型。背中に巨大な偏光クリスタルアームを装備しているため格闘戦に特化。
ネブラブリッツ(SRW未登場)
外伝『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』(未参戦)に登場。ストライカーパックシステムを搭載。
フォビドゥン
同じくX200番台の特殊改装フレームを使用。ミラージュコロイドを定着させる磁場の技術を防御に転用している。
アストレイゴールドフレーム天
ブリッツの右腕を使用。
NダガーN(SRW未登場)
105ダガーをベースにした、ブリッツの実質的な量産仕様機。核動力とニュートロンジャマーキャンセラーの搭載により、ミラージュコロイドの時間制限がなくなっている。
ブリッツ(リリー・ザヴァリー機)
外伝『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B』(未参戦)に登場するブリッツのコピー機。基本はオリジナルと同様だが、装甲がVPS装甲になるなど各部に改良が加えられ性能が向上している。

脚注[編集 | ソースを編集]

商品情報[編集 | ソースを編集]

  • プラモデル

  • フィギュア

資料リンク[編集 | ソースを編集]