「エニル・エル」の版間の差分
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:戦闘時の[[カットイン]]が[[乳揺れ]]の元祖と言われている。ちなみに父であるナーダ・エルは原作と違いイノセントの抵抗者としてガリアのイノセントの放った刺客によって殺害されている。 | :戦闘時の[[カットイン]]が[[乳揺れ]]の元祖と言われている。ちなみに父であるナーダ・エルは原作と違いイノセントの抵抗者としてガリアのイノセントの放った刺客によって殺害されている。 | ||
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2024年3月13日 (水) 12:18時点における版
エニル・エル | |
---|---|
登場作品 | |
声優 | 本多知恵子 |
デザイン | 西村誠芳 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α外伝 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 168 cm |
体重 | 46 kg |
髪色 | ダークレッド |
瞳の色 | ラピスラズリ |
所属 | フリーのMS乗り→フリーデン |
エニル・エルは『機動新世紀ガンダムX』の登場人物。
概要
フリーの女モビルスーツ乗り。
宇宙革命軍の地球侵攻支援の為地球に侵入していた宇宙革命軍将校ナーダ・エルと地球人の女性の間に生まれた。 父がMSパイロットとして一流の腕を持っていた事から彼女もその才能を受け継いでおり、様々なMSを乗りこなしガロード達を苦しめた。 特に彼女の専用機とも言えるジェニスのカスタム機では単独で新連邦のMS隊を次々と壊滅させる等、高い実力を持つ。 フリーデン所属となってからも旧式機で新連邦や革命軍の新型機とも互角に渡り合い、フリーデンチームの重要な戦力の一翼を担った。
当初は当時組んでいたバルチャーのザコットの勧めでガンダムXを横取りしようとガロード・ランに近付いたが、ガロードのことを個人的に気に入ったことから、彼がフリーデンから脱走していた身の上だったことに付け込む形で誘惑・篭絡して引き込もうとしたものの、銃を突き付けられて実際に威嚇射撃まで貰うほど強硬に拒絶されてしまう。年下の少年に袖にされたという事実は、「女」であることを生きるための武器として使いこなしてきたエニルのプライドを著しく傷付け、以来ガロードを執拗に付け狙うようになり、その目的を邪魔してザコット含む仲間を討ったフリーデン隊にも恨みを抱くようになる。しかし、トニヤ・マームとの出会いがきっかけにフリーデンへの敵対心を解いていく。ちなみに漫画版ではこの辺りの件が簡略化され、ゾンダーエプタで撃墜された時に知り合った。
のちに新連邦軍にフィアンセのマイルズ・グッドマンを殺されたことから、復讐心に駆られて新連邦軍に攻撃を仕掛ける。その後は宇宙革命軍に攫われたティファを助けるためにガロードに協力し、そのままフリーデンへと合流して最後まで共に戦った。ガロードへの想いは心に残ったままであったが、ガロードとティファとの絆を見て最終的には想いを諦めた。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。未来の世界の住人として登場。ガロードに迫る場面が無く「GXのオークションの際に、入札をうやむやにされた」ことが今回のガロードを恨む理由となっている。無条件で仲間になるが、フラグを建ててガロードで説得するとジェニス改 エニルカスタムを入手できる。加入の早い月ルートでは貴重な期待習得者で、加入時に既に覚えている。各種Gファルコンとの合体形態で複数乗りになれるため、期待を掛けあうプレイスタイルなら非常に優秀。
- 戦闘時のカットインが乳揺れの元祖と言われている。ちなみに父であるナーダ・エルは原作と違いイノセントの抵抗者としてガリアのイノセントの放った刺客によって殺害されている。
- なお、ボイスは本作で収録された分のみで、以降新録はされなかった。担当声優の本多氏が2013年に死去したため、本作が唯一の収録作品となった。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回も主役やライバルに負けず劣らずのカットインを引っさげて登場。ランド編ではレントンの家出や、キラにアドバイスなど、何げに出番が多い。原作以上にガロードを付け狙うためにプレイヤーからはヤンデレの称号を与えられている事が多い。小隊員として優秀。敵として出てくる時はティファポイントに関わっているので、セツコルートでは撃墜しないよう注意。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- エスペランサの名前の由来について語るシーンがある。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 中盤でジャミルと共にZEXISの世界へワープして自軍に参入。
- エニル役の本多知恵子氏は本作発売後に鬼籍に入ったため、本多氏が生前に出演した最後のスパロボとなった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 今回は過去の世界の住人として登場。最初は敵だが、後に司法取引をして、プリベンターに所属。味方になる。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
隊長効果
- クリティカル率+20%
- 『Z』で採用。
エースボーナス
人間関係
家族
- ナーダ・エル
- 父親。宇宙革命軍将校であり、地球での宇宙革命軍の侵攻支援を行っていた。パイロットとしても優秀だったとのことでエニルの腕前は父親譲りといえる。スパイ活動中に出会った地球の女性と結婚し、エニルを儲けたことから、地球の人間を見下しているわけではなかった様子。
- 戦後、地元住民に正体がバレたことでリンチを受けて殺害されてしまう。父の死はエニルのトラウマとなり、一時期は地球への復讐も考えるようになった。
- 劇中ではエニルが所有している写真内のみの登場。外伝作品では台詞付きで登場。
- エル夫人
- 母親。ナーダがスパイ活動中に出会い、結ばれ、エニルを授かる。ナーダが地元住民に殺害された後、女手一つでエニルを育てるものの自身も亡くなる。
- 劇中ではエニルの口から存在が語られただけで未登場。
フリーデン
- ガロード・ラン
- 惚れると同時に恨んでもいた相手。自身と同様に天涯孤独かつ年少という身空で過酷な荒廃世界に投げ出されながらも、完全にスレてしまった自身とは違って前向きさや年相応の純粋さを保つその逞しさに強く惹かれたが、同時に本気で言い寄ったのを拒絶されたことを逆恨み、徹底的に付け狙った。後に和解して協力関係を結び、ティファへの想いを汲み取って身を引いた。
- トニヤ・マーム
- セインズアイランドで出会い、意気投合して友人になる。
- ロアビィ・ロイ
- 最終回エピローグで共にウィッツとトニヤの前に姿を現す。漫画版では最終話でエニルの肩を抱いており、男女の仲になったらしきことが示唆されている。
その他
- ザコット・ダットネル
- 最初に組んだバルチャーの艦長。フリーデン隊との戦闘で戦死。SRW未登場。
- ノモア・ロング
- 父の同僚にして友人。彼に協力し、共にパトゥーリアを動かすも復讐で狂った彼に見切りをつける。
- マイルズ・グッドマン
- セインズアイランド入国管理局監視室の次長。流れ者のエニルに分け隔てなく接し、彼女がセインズアイランドに滞在する上で不自由の無い様世話をした。エニルにプロポーズするもエニル本人はフリーデン襲撃の為セインズアイランドを離れエニルが戻ってきた時既に新連邦の統治領拡大の戦禍に巻き込まれ、自治政府関係者として処刑された。SRW未登場。
- ルマーク・カウト
- セインズアイランド周辺を拠点とするシーバルチャー。女性的な物腰と外見の男性。ジャンクパーツから組み上げたMS・MAの販売を手掛けており、エニルのためにエスペランサやジェニス改 エニルカスタムを製作して売り渡している。SRW未登場。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- 張五飛
- 『R』で彼の唱える正義に疑念を投げかける一幕も。
- マリーメイア・クシュリナーダ
- 『R』では彼女を心配していたらしく、決起に失敗しても敗北を認められずに頑なに抵抗を続けようとした彼女を諭し、抵抗を止めさせた。
- デキム・バートン
- 『R』では後述にある通り、マリーメイアを殺そうとした彼を殴り倒した。
- レディ・アン、ルクレツィア・ノイン
- 『R』では五飛と共にラウンドナイツに投降した際、彼女達と司法取引してプリベンターに所属する事になった。
- キラ・ヤマト
- 『Z』では彼に痛烈な言葉を浴びせつつも、心配して忠告したりする。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 『Z』ではキラ達に対して痛烈な言葉を浴びせると同時に忠告をするエニルに対して、度々腹を立てていた。
リアル系
- レントン・サーストン
- 『Z』では家出中のレントンの面倒を見る場面もあり、彼を介してガロードと和解する。
- エウレカ
- 『ZSPD』では、頬の傷を気にしてレントンとの接し方に思い悩む彼女の相談相手になり、その葛藤を目の当たりにして「本当に可愛いわね」と評する。
スーパー系
- コズモレンジャーJ9
- 『α外伝』ではガロードをおびき寄せる為、まだ面識の無かったアイアン・ギアーへの攻撃を依頼する。
- ピエール・ヴィエラ
- 『ZSPD』では合体依存症になってしまった彼に、乗機にとんでもない事をされてしまう。
バンプレストオリジナル
- セツコ・オハラ
- フォートセバーン侵攻の際に親しくなり、彼女の脱走を助ける。後の再会をお互い喜び合った。
- ランド・トラビス
- 敵対していた頃から色々と縁があり、エニルの心情を理解していた彼に忠告をもらう場面も。彼からは「姐さん」と呼ばれている。
- カイメラの面々
- 軌道エレベーターでの戦いで彼らを撃破した後、彼らが時空崩壊によって人生を狂わされて間違った道に走ってしまった事をZEUTHの面々が知った際、ガロードと共に「同情はできない」と斬り捨てた。
名台詞
- 「ひとりぼっちは、寂しいものよ…」
- 第8話にて、ベットに横たわるガロードの前に現れ、彼を誘惑する際の台詞。当然、自分を殺してガンダムを奪うつもりだと考えたガロードは彼女を拒絶するが、その後のガロードへの執心ぶりを見る限り、エニルも割と本気だったように思われる。尤も秩序が崩壊した混沌とした世界で、ほぼ初対面の相手からこんなアプローチを受ければガンダム関係なく警戒するのは当たり前であろう。
- 「あの子、許さない!」
- 第8話タイトル。ガロードに拒絶された後の台詞。
- 「そうよ、私はこれが見たかったのよ! 私を否定する者はみんな死ぬべきなのよ!」
- 第10話。ベルティゴに倒されるガンダムXを見て。ガロードへの憎悪が如実に現れている。
- 「…また逢えたわね」
- 第20話タイトル。入港したフリーデンを見て。戦いの日々から脱却するはずが、目の前に現れた因縁に対し再び戦うことを決意する。この時の彼女は今までの暗い情熱とはかけ離れた表情だった。
スパロボシリーズの名台詞
携帯機シリーズ
- 「あんた、おかしいよ。誰も戦いそのものを望みやしない。その先にあるもののために戦ってるのさ!」
- 『R』第23話(コロニー落としを阻止に行くルート)「エンドレスワルツ」より。戦う者の魂のよりどころを求めるが故に完全平和を否定する五飛に対して。
- 「あんたは戦えるのかい?」
「あんたの親父さんは、戦いのなんたるかを知った上で、戦うことを選んだ。けど、あんたにそれができるのかい?」
「…あんたにゃ無理だよ。もうやめて、少し休みな!」 - 同上。敗北に等しい状況に陥ってもなお抵抗を続けようとするマリーメイアに対し、彼女の父親を引き合いに出して、マリーメイアの限界を突きつけた。
- 「あんたねぇっ!」
「…民衆の殺戮やら、こんな子供を利用したあげく殺したり…もう、あんたらのやり方にはついていけないよ」 - 同上。マリーメイア軍が敗北した際、負けを認めずにリリーナやマリーメイアを殺そうとしたデキムのやり方に激怒して、彼を殴り倒した。
Zシリーズ
- 「あなたとあたしがあの日、あの場所で巡り会ったのは運命だったのよ」
「あなたの寂しさを埋められるのはあたしだけ…。あたし達にはお互いが必要なのよ」 - 『Z』ランド編第7話「月の女神」より。ティファの救助に協力した後にガロードを裏切って。ティファに対する嫉妬と、ガロードに対する執着心が強調されており、ヤンデレと評される所以の一つとなった台詞。
- 「ごめんなさい、お姫様。彼の言った事は至極まともよ。そう…まるで高い所に立った聖者の言葉みたいだったわ」
「あなた…戦闘中に、敢えて敵にとどめを刺さなかったでしょう?」
「一緒に戦った身として一つだけ言わせてもらうわ。こんな世界で自分の手を汚さないで何かが出来るとしたら、それは本当の神様だけね」 - 『Z』ランド編第30話「アクペリエンス」より。一度キラ達と共闘した直後、彼の天邪鬼な戦い方に釘を刺して。腹を立てるカガリに対しても冷静な態度をとる。
- (キラ・ヤマト…。あなたは優しすぎるのよ…。そう甘さと紙一重な程にね。見せてもらうわよ…。あなたの覚悟ってのを…)
- 上気の台詞の後に心中で呟いたモノローグ。辛辣な言葉をぶつけながらも、本心では彼女なりにキラのことを心配している。
- 「世界を相手に戦いを始めたにしては随分とナイーブなのね…それとも自分の手を汚さずに何かが出来ると思ってる?」
「ごめんなさい、お姫様。…あたし達の世界じゃ誰もが生きるために必死で戦っていたの…。誰かの命を奪う事になってもね…」
「誤解しないで。あなたを責める気は欠片もないわ。あれは、ああするしかなかったのだから。でもあなたは、いつか死ぬわ」
「そんな中途半端な覚悟じゃ、本当に命を懸けて向かって来る相手には勝つ事は出来ないから」 - ランド編第36話「示される明日」より。チラムでの戦いの直後、キラに対して。後にキラがシンに敗れてしまう事を暗示した忠告。しかしわざわざこれを言う為だけに話しかけて来るので、傍目(カガリ)には責めているようにしか見えないだろう。
- 「だけど、同情はできないわ」
- ランド編第59話「塗り潰される明日」より。軌道エレベーターでの戦いでカイメラを撃破した後、彼らが時空崩壊によって人生を狂わされて間違った道に走ってしまった事をZEUTHの面々が知った際にばっさりと斬り捨てた台詞で、ガロードも頷いている。元々いた世界があまりにも過酷だった上で、その世界で甘えずにたくましく生きていたエニルやガロードには世界が過酷になっただけで悪の道に走ったカイメラの面々があまりにも情けなく思え、同時に尚更その悪行が許せなかったのだろう。
- 「あなたは自由の意味を履き違えている」
- 最終決戦にて、ジ・エーデルに対して。どこまでも醜く腐りきった歪んだ欲望で全てを弄び、自分勝手に振舞いそれを自由だとする彼を否定する。
- 「このモビルアーマーの名前はね…『希望』って意味が有るのよ。この機体に乗って、あたしはZEUTHの仲間になれた。その名前通りにね」
- 『ZSPD』ビーター・サービス 業務日誌第4話「この想いを君に」より。フリーデン格納庫内でエウレカに語る「エスペランサ」の名称の意味。エスペランサの整備を行なうエニルの姿が、エウレカにとっては「慈しんでいる」ように映った模様。
搭乗機体
- ワイズワラビー
- 初登場時の乗機。
- ポーラ・ベアー
- 第14話で搭乗。SRW未登場。
- エスペランサ
- 中盤での乗機。
- ジェニス改 エニルカスタム
- 終盤での乗機。
余談
- 劇中での最終機体は、専用のジェニス改であったが、当初の予定では新機体が用意されるはずだった。幻と化した新機体に関しては一部のメディアリーフレットに設定画が付属しており、ガンダムタイプに酷似しつつ、エスペランサの意匠が各所に見られる。
資料リンク
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