「ニュートロンジャマーキャンセラー」の版間の差分
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− | ニュートロンジャマーキャンセラーはザフトが極秘で開発した技術であったが、このデータは[[ラウ・ル・クルーゼ]]が解放した[[フレイ・アルスター]]の手を経て[[地球連合軍]]に伝えられてしまう。これによって、地球連合軍の主力[[モビルアーマー]]である[[メビウス]] | + | ニュートロンジャマーキャンセラーはザフトが極秘で開発した技術であったが、このデータは[[ラウ・ル・クルーゼ]]が解放した[[フレイ・アルスター]]の手を経て[[地球連合軍]]に伝えられてしまう。これによって、地球連合軍の主力[[モビルアーマー]]である[[メビウス]]に[[核ミサイル]]が装備可能になり、<ref>ちなみに、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』第46話「たましいの場所」で情報を入手して翌第47話「悪夢は再び」で実装されたため、まるで量産が容易であるかのように見えるかもしれないが、実際には実装されるまでに'''2ヶ月'''を要している。</ref>実際ボアズが核攻撃されるなど[[プラント]]は血のバレンタインに続く再びの核攻撃の危機に陥った。 |
− | 『機動戦士ガンダムSEED』の舞台となった[[第1次連合・プラント大戦]]終結後に締結された「ユニウス条約」で、ニュートロンジャマーキャンセラーは[[ミラージュコロイド]]と共に軍事目的での利用が禁止される。しかし、[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の舞台となる[[第2次連合・プラント大戦|二度目の大戦]]が勃発した[[C.E.]] | + | 『機動戦士ガンダムSEED』の舞台となった[[第1次連合・プラント大戦]]終結後に締結された「ユニウス条約」で、ニュートロンジャマーキャンセラーは[[ミラージュコロイド]]と共に軍事目的での利用が禁止される。しかし、[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の舞台となる[[第2次連合・プラント大戦|二度目の大戦]]が勃発した[[C.E.]]73年時には殆ど無視され、地球連合軍はマルチランチャーパックを搭載した[[ウィンダム]]で構成された核攻撃部隊「クルセイダーズ」を編成し核攻撃を実行する、ザフトはハイパーデュートリオンエンジンの開発に使用する等していた。 |
また、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、この装置によって再び核兵器が使用可能になってしまったため、新しく核兵器を封印する装置として「ニュートロンスタンピーダー」が登場している。なお、ニュートロンスタンピーダーの製造にはニュートロンジャマーキャンセラーと共通のベースマテリアルが使われていることと、ニュートロンスタンピーダーの能力が核反応を暴走させて核爆発させることを鑑みるに、ニュートロンジャマーキャンセラーはニュートロンジャマーの影響を打ち消すというよりも、影響下でも強引に核反応を起こさせる能力である可能性がある。 | また、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、この装置によって再び核兵器が使用可能になってしまったため、新しく核兵器を封印する装置として「ニュートロンスタンピーダー」が登場している。なお、ニュートロンスタンピーダーの製造にはニュートロンジャマーキャンセラーと共通のベースマテリアルが使われていることと、ニュートロンスタンピーダーの能力が核反応を暴走させて核爆発させることを鑑みるに、ニュートロンジャマーキャンセラーはニュートロンジャマーの影響を打ち消すというよりも、影響下でも強引に核反応を起こさせる能力である可能性がある。 |
2023年2月7日 (火) 21:56時点における版
ニュートロンジャマーキャンセラー(Neutron Jammer Canceller)とは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するニュートロンジャマーを無効化する装置。
概要
ニコル・アマルフィの父であるユーリ・アマルフィが開発した。
ニュートロンジャマーキャンセラーはニュートロンジャマーと異なり、効果範囲はだいたいモビルスーツ1機分程度である[1]。ニュートロンジャマーキャンセラーの製造にはベースマテリアル(原材料)となる特殊物質が必要で、その地下資源は地球上では大西洋連邦が独占しているが、その後、火星でもベースマテリアルの大鉱脈が発見されている。
ニュートロンジャマーキャンセラーの初出は、フリーダムガンダムおよびジャスティスガンダムである。核分裂炉を搭載することで、膨大な火力と長い稼働時間を得られるようになった(それに伴い、「GUNDAM」のOSも独自の物に変更されている)。[2]
ニュートロンジャマーキャンセラーはザフトが極秘で開発した技術であったが、このデータはラウ・ル・クルーゼが解放したフレイ・アルスターの手を経て地球連合軍に伝えられてしまう。これによって、地球連合軍の主力モビルアーマーであるメビウスに核ミサイルが装備可能になり、[3]実際ボアズが核攻撃されるなどプラントは血のバレンタインに続く再びの核攻撃の危機に陥った。
『機動戦士ガンダムSEED』の舞台となった第1次連合・プラント大戦終結後に締結された「ユニウス条約」で、ニュートロンジャマーキャンセラーはミラージュコロイドと共に軍事目的での利用が禁止される。しかし、続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の舞台となる二度目の大戦が勃発したC.E.73年時には殆ど無視され、地球連合軍はマルチランチャーパックを搭載したウィンダムで構成された核攻撃部隊「クルセイダーズ」を編成し核攻撃を実行する、ザフトはハイパーデュートリオンエンジンの開発に使用する等していた。
また、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、この装置によって再び核兵器が使用可能になってしまったため、新しく核兵器を封印する装置として「ニュートロンスタンピーダー」が登場している。なお、ニュートロンスタンピーダーの製造にはニュートロンジャマーキャンセラーと共通のベースマテリアルが使われていることと、ニュートロンスタンピーダーの能力が核反応を暴走させて核爆発させることを鑑みるに、ニュートロンジャマーキャンセラーはニュートロンジャマーの影響を打ち消すというよりも、影響下でも強引に核反応を起こさせる能力である可能性がある。
登場作品
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- ほぼ無意味な存在。何故、意味が無いのかというと『第3次α』のニュートロンジャマーは他のガンダムシリーズとの兼ね合いにより、地上には打ち込まれておらず、対核兵器用としてプラント周辺とザフト製戦艦にしか付けられていないからである。ちなみに、前述した他のガンダムシリーズの存在によりαシリーズのMSはニュートロンジャマーの影響を受けない核融合で動く機体が大多数でバッテリーで動く『SEED』のMSの方が異例。なので、ニュートロンジャマー下でも核エンジンで動くMSを作るためという理由でキャンセラーを作るのは疑問が残る。[4]
- にも関わらず、フリーダムガンダムにはしっかり搭載されている事が語られている。結果的に、ザフトはわざわざ開発する必要の無いこれを開発した故に、戦争の泥沼化を招いた事になる。フォローするならば「プラント内で反乱が起きた際に反乱分子を核兵器で殲滅するため」という最悪な理由が考えられるが…。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 本作ではフューリー由来の技術。
- スーパーロボット大戦W
- 機体のENを15%回復するという特殊能力という扱い。フリーダム、ジャスティス、ローエングリン装備のブルーフレームセカンド(他の形態では未搭載)、ドレッドノート(Xアストレイ)、ハイペリオン(カナード機・強化後)に搭載されている。フリーダムやブルーフレームセカンド、Xアストレイの燃費の悪さを見事にフォローしている。
- なお、フレイはアークエンジェルに回収されるので、地球連合軍にニュートロンジャマーキャンセラーのデータが渡らず、新国連側の元で平和利用される事に。代わりにプラントにはある人物が技術を横流しした核より危険なフェルミオンミサイルが雨あられの如く飛んでいくものの、本作では生還する可能性のあるニコルにとっては自分のせいで作られたNJCによってプラントが核攻撃を受けてしまうという最悪な出来事は結果的に起きずに済んだ。
- スーパーロボット大戦K、スーパーロボット大戦L
- フリーダムに搭載されている。効果は『W』の時と同じ。元々フリーダムの燃費が非常に良いおかげで、ハイマットフルバーストをバンバン撃ってもガス欠しない。それを実感できるのは自軍運用できる『K』だけだが…。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 原作同様フリーダムとジャスティスに搭載されていることが語られる。本作では両機(の必殺技パーツ)のアビリティは「核エンジン」表記。
関連用語
- ニュートロンジャマー
- ザフトが開発した全ての核分裂を抑制する装置。地球連合軍による核攻撃の報復として、地球に大量に投下された。
- ニュートロンスタンピーダー
- ザフトが開発した核分裂を過剰促進させて核兵器を自爆させる装置。続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する。
- 必要なベースマテリアルはニュートロンジャマーキャンセラーと同一だが、膨大な量が必要なので「ユニウス条約」で利用が禁止されたニュートロンジャマーキャンセラーを解体して製造された。
- ハイパーデュートリオンエンジン
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する動力機関。「ユニウス条約」で禁止されたニュートロンジャマーキャンセラーの代わりになるものとして開発された。
関連項目
脚注
- ↑ 実際には最初に搭載されたドレッドノートガンダムの物は機体の周囲にも効果を発揮したためその後に搭載されたものは意図的に範囲を狭くしている。
- ↑ ちなみに、初めてニュートロンジャマーキャンセラーが実装された機体はドレッドノートガンダムで、頭部にそれが搭載されている。ただし、後に開発された機体は核エンジンと併設する形で搭載されているようである。
- ↑ ちなみに、『機動戦士ガンダムSEED』第46話「たましいの場所」で情報を入手して翌第47話「悪夢は再び」で実装されたため、まるで量産が容易であるかのように見えるかもしれないが、実際には実装されるまでに2ヶ月を要している。
- ↑ 原作とは違い核融合の小型化が成功している以上、核分裂に拘る必要性も薄い。
資料リンク
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