ファウンデーション王国
ファウンデーション王国とは、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する国家。
ザフトからの支援を受け、ユーラシア連邦から独立した王政国家。首都はイシュタリア。国家元首は女王アウラ・マハ・ハイバル。
キプチャク・ハン国にまで遡るほどの古い歴史を持つ小国で、アウラを補佐する宰相オルフェ・ラム・タオの手腕によりコーディネイターやナチュラル、性別や年齢に関係なく優秀な人材を積極的に登用する能力重視の政策を実施することで国力を伸ばし、技術的・経済的に発展を遂げている。
小国であるファウンデーションの突然の独立宣言にユーラシア連邦は武力をもって応えたが、ファウンデーションはこれを退け事実上の独立を勝ち取ったことにより、国内外に大きな衝撃を与えた。この事件は「ファウンデーション・ショック」と呼ばれ、ユーラシア連邦に不満を持つ勢力の活性化を促し、第2次連合・プラント大戦後の社会情勢不安の一因となった。一方、大国であるユーラシア連邦と敵対していることもあり、その顔色をうかがうためにファウンデーションの独立を承認する国家は国際社会においてほとんど存在していない。
プラントから購入した旧式のモビルスーツを運用する国軍を有しているが、その上位にオルフェ以下7名が所属するアウラ親衛隊「ブラックナイトスコード」、通称ブラックナイツが存在している。ブラックナイツの戦闘能力は非常に高く、過去に発生した「フリーダム強奪事件」でストライクフリーダムを下す活躍を見せた。
その実態は、デスティニープランの支配階層として生み出されたコーディネイター「アコード」によって運営される国家であり、アウラの真意も、デスティニープランを各国に受け入れさせた後、自らの創り出したアコードによる世界の掌握と統治にあった。能力重視政策による復興と発展もデスティニープランに従ってのことであるが、その恩恵を受けられない貧民層も存在しており、都市の一角には彼らが住まうスラム街が形成され、これを鎮圧する武装警察も組織されていた。
C.E.75、世界平和監視機構コンパスにブルーコスモス現指導者であるミケール逮捕に向けての共同作戦を持ちかけるが、それはコンパスを貶め、コンパス総裁ラクス・クラインを拉致するための罠であり、さらに自国の首都であるイシュタリアを核ミサイルで攻撃し、それをユーラシアによるものと喧伝。核攻撃に対する報復という口実でユーラシア首都モスクワをレクイエムで攻撃するという壮大なマッチポンプを行った。
ハリ・ジャガンナート率いるザフト過激派と共闘して戦力を拡充し、更に自覚なきアコードであったラクス・クラインを迎え入れることで盤石の体制を敷くものの、ラクスの口からその思想を拒絶され、討ち漏らしたコンパスがラクス救出およびレクイエム阻止のために出撃したことで状況は一変。最終的にラクスを奪還され、レクイエムも破壊、ブラックナイツも全滅したことで敗北した。
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。メインシナリオ4章Part3より登場。原作同様、イシュタリアを核ミサイルで壊滅させた。
- ミスリルの敵対組織であるアマルガムと結託しており、4章における版権作品最後の敵勢力として立ちはだかる。
- 4章part10にてコンパスとの決戦となるが、そこへ介入したディスコード・ディフューザーの目論見が原因でディバイン・ドゥアーズが過去最大レベルの戦力でやって来る事態となり、圧倒的に不利な状況に陥る[1]。そして、追い詰められた挙げ句、ディスコード・ディフューザー側の指揮官であるド・ズールに唆される形で手を組むなど、本末転倒な醜態[2]までさらした上で完全敗北する末路を辿ってしまった。
- また、ディバイン・ドゥアーズを罠に嵌めたディスコード・ディフューザーの指揮官の正体はデスティニープランの提唱者であるギルバート・デュランダルその人であり、皮肉にも今作のファウンデーション王国は彼の奸計の捨て駒にされる形となった。
- アウラ・マハ・ハイバル
- 女王。
- オルフェ・ラム・タオ
- 宰相。以下7名は「ブラックナイトスコード」に属する。
- イングリット・トラドール
- 国務秘書官。
- シュラ・サーペンタイン
- 国防長官兼近衛師団長。
- リデラード・トラドール、ダニエル・ハルパー、リュー・シェンチアン、グリフィン・アルバレスト
- ブラックナイトスコード隊員。
- ブラックナイトスコード ルドラ
- ブラックナイトスコードの主力機。
- ブラックナイトスコード シヴァ
- シュラの専用機で近接格闘特化機。
- ブラックナイトスコード カルラ
- オルフェ専用機で複座機。
- ジグラート
- カルラが遠隔操作する大型の自律機動兵装。
- ジン-F
- 型落ちしたジンをファウンデーションカラーに塗装した機体。
- ジン-R
- ジンを無人機仕様に改修したブラックナイトスコードの随伴機。
- ディン-F
- 型落ちしたディンをファウンデーションカラーに塗装した機体。
- ディン-R
- ディンを無人機仕様に改修したブラックナイトスコードの随伴機。
- グルヴェイグ
- ファウンデーション旗艦のヴァナヘイム級惑星間航宙戦艦。
- バルドル級惑星間航宙戦艦
- ファウンデーションの主力艦。
- ナスカ級高速戦闘艦、ローラシア級MS搭載艦
- プラントから輸入した艦を運用している。
- フェムテク装甲(FT装甲)
- ファウンデーション王国が開発したビームを無力化する新世代装甲。ナノメートルよりも更に小さいフェムトメートルの領域を操作する技術を用いており、フェイズシフト装甲と異なり電力を久消費せずに半永久的に防御力を維持し続けられる。
- 通称「ゆかり王国」。これは女王アウラ・マハ・ハイバルを田村ゆかり氏が演じていることから、田村氏のファンクラブの俗称がそのままファウンデーションの俗称としてスライドしたもの。
- 結果、ゆかり王国の検索サジェストに「核ミサイル」「核攻撃」「滅亡」などの物騒なワードが並ぶようになってしまうという風評被害(?)も発生している。
- ガンダムシリーズにおいては非常に珍しい、典型的な「世界征服を目的とした悪の組織」である。
- 他のシリーズに目を向けると『機動武闘伝Gガンダム』のウォン・ユンファやウルベ・イシカワ、『機動戦士ガンダム00』のアレハンドロ・コーナーやリボンズ・アルマークらイノベイター勢力なども該当するが、それらも個人的な野望がほとんどであり国家規模の大きな勢力は少ない。
- 首都名のイシュタリアは古代メソポタミア神話の愛と豊穣と戦争を司る女神イシュタルから来ていると思われる。
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