カムラン・ブルーム

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カムラン・ブルーム
外国語表記 Cameron Bloom
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 塩沢兼人(TV版)
村山明(劇場版III・逆シャア)
磯部弘(特別版III)
デザイン 安彦良和(1st)
北爪宏幸(逆シャア)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属 サイド6
役職 監察官
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カムラン・ブルームは『機動戦士ガンダム』および『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の登場人物。

概要

1stガンダムではサイド6の監察官で、ミライ・ヤシマの婚約者として登場した。 カムラン自身はミライに想いを寄せているが故にその捜索に非常に熱心であり、サイド6の意向に反してホワイトベース修理補給を斡旋し、ジオンの包囲の中で自らホワイトベースの水先案内を買って出たが、一方のミライは戦争を他人事のように考え、親の威光で自身を捜そうとしたカムランをあまり快く思っていなかった。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではロンデニオンコロニーにおいて、連邦政府の会計監査局員として登場。未だにミライに想いを抱き続け、彼女の身を案じて自身の危険を省みず核弾頭15発をミライの夫であるブライトに渡す(この時の会話から割と良好な関係を築いているようである)。核の譲渡は重罪であり、カムラン本人も劇中でブライトに「現行の連邦政府が生き続けたら、終身刑ですね」と発言しているが、その後の処遇は描かれていない。

ちなみに、漫画機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』では長らく不明瞭だったその点が描写され、連邦政府上層部と召喚されたブライトとの裏取引による結果として、アクシズ・ショックに纏わるニュータイプ性をブライトが口を紡ぐことを条件に見逃されていたとされている。

婚約者だったミライに対して未練を持っていた故にカムランは視聴者からは「一人の男として情けない」という印象を持たれがちであるが、彼の実際の行動を見てみると彼女を守るために己の生命を張れるという男気あふれる一面がある。また、アデナウアーとは違ってシャアアクシズを手に入れた事の不味さに気付く等、役人としてはまともな見識を持っている人物といえる。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。NPC。ミライとは既に破局済み。
サイド6にて、アーガマνガンダムリ・ガズィを補給する。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
塩沢氏の音声が収録されている。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
ハマーンと敵対するルートだと、原作通りにラー・カイラムの新武装として核ミサイルを提供してくれる。ちなみに、ハマーンと和解するルートではハマーンが提供する。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
プリベンターの一員であるハヤトと共に登場するが、同組織に転属したかまでは不明瞭。前作と同様に核ミサイルを提供する役である。それほど期間が空いていないのに……と思いがちだが、あくまで用意したのはプリベンターであり、カムランはそれを告げただけ。
ちなみに用意した核は、ザフトとの決戦の直前でブルーコスモスと同じ手段を使うわけにはいかない」というブライトアムロの判断により受け取り拒否される。後で入手可能。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
蒼の地球ルート第10話「赤い彗星の影」にのみ登場。ネオ・ジオンに流れる資金の調査や、情報収集を行っていた。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
1章Part13より登場。NPC。

人間関係

ミライ・ヤシマ
婚約者。カムランはミライを愛するが、一方のミライは親の威光に頼るカムランを良く思っていない。
なお、カムランは自らの危険を省みずにホワイトベースを先導する事をしながらも、結局はその想いが報われる事はなかった。
スレッガー・ロウ
ミライに対する情けない態度で彼に殴られる羽目に。
しかしその一方で、カムランへ終始突き放した態度をとるミライに対し「この人は本気なんだよ!」と平手打ちをした事も。
ブライト・ノア
ミライがカムランを振って結婚した相手であるが、複雑な立場にも関わらずカムランは支援を申し出、ブライトもかつてのミライの婚約者であった彼の心情を汲んで申し出を受け入れる。
アデナウアー・パラヤ
会計監査局の一員として彼とシャアとの交渉の場に居合わせる事になるが、彼のアクシズ譲渡に驚く。
シャア・アズナブル
ファーストではサイド6に寄港した彼と会っており、シャアがサイド6を出る際にジオン軍への反感を口にした為、逆に脅かされる。『逆襲のシャア』ではアクシズ売却の交渉の場で再会する。

名台詞

ファースト

「それもサイド6の中ではできません。全て戦争協力になりますので」
第33話より。ブライトの「ホワイトベースの修理をしたい」という申し出に対する返答。
ホワイトベース側からすればあんまりな対応だが、一年戦争において中立を守ることによって生き延びを図るサイド6の側もまた必死なのだ。
「御婦人の口説きようが不味いというわけさ。なあ、中尉」
ミライから拒否されてもなお食い下がるカムランを殴ったスレッガーに対して。
ちなみに、スレッガーの「ミライはホワイトベースのお袋さん」発言はこの後の事である。彼の発言を受けてか、カムランはホワイトベースの修理および補給を許可する等、便宜を図るのであった。
「私、自家用の船があります。それでこの船をお送りします。サイド6の船が盾になっていれば、ジオンとて攻撃はできません」
第34話より。ジオン軍の追跡を振り切るために、自家用船をホワイトベースの盾にすることをブライトにカムラン自ら申し出る。
一方、ミライからは「自分を良く見せたいだけ」と言われたのだが、スレッガーはそんな彼女にビンタを食らわせ「この人は本気なんだよ!」とカムランの真剣な思いを説くのであった。
「いや、領空を出るまでは。いや、この船が飛べる限りはお供させてもらいます」
「ジオン軍との戦闘に突入しそうなので、下がるように」とブライトから言われた時に。
愛する女性を守るために、武装が無い船で我が身を挺してホワイトベースの盾となったカムランの男気あふれる名台詞である。
(生き延びてくれよ)
サイド6宙域を去っていくホワイトベース、そしてミライを見送って。

逆襲のシャア

「私はミライさんに生きていてほしいから、こんな事をしてるんですよ」
ラー・カイラム核ミサイルを処罰覚悟でロンド・ベルに譲渡した際に。端的に見れば「使用可能な核兵器の横流し」というとんでもない行為であるため、地球連邦政府が存在する限り終身刑は避けられない程の大罪である。
未だにミライに対して想いを抱き続けている自分に対する自嘲も見られるが、そんなカムランに対してミライの夫であるブライトは「昔のフィアンセにはそう言う資格があります」とカムランに言葉を掛けるのであった。愛する者が生きる明日を創るための行為であり、14年前の一年戦争時にミライを守るために見せた彼の男気と覚悟は、なおも健在という事だろう。

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