デュエルガンダム アサルトシュラウド
デュエルガンダム アサルトシュラウド | |
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外国語表記 | Duel Gundam Assault Shroud |
登場作品 | |
分類 | 試作型モビルスーツ |
型式番号 | GAT-X102 |
全高 | 17.5 m |
重量 | 103.47 t |
動力 | バッテリー |
装甲 |
フェイズシフト装甲(MS本体) 通常装甲材(追加装甲) |
素体 | デュエルガンダム |
開発 |
モルゲンレーテ社(MS本体) ザフト(追加装甲) |
所属 | ザフト |
主なパイロット | イザーク・ジュール |
概要
ザフトに所属する試作型モビルスーツ。地球連合軍から鹵獲したデュエルガンダムに独自開発した追加装備「アサルトシュラウド」を装着した状態。
「シュラウド」とは「死者を包む衣」という意味である。「敗北を喫したデュエルを包む装甲」という経緯を考えると、少々皮肉っぽい命名である。
機体概要
ザフトの主力MSジンの同名の装備を基に、規格を合わせた専用の物を新造している。
この装備は火器やスラスターを内蔵した複合装甲によって、攻守と空間内機動力を向上させるための物であるが、本機にはフェイズシフト装甲が採用されている為、火力と空間内機動力の強化に重点が置かれている。
しかし、装着後は重量が100tを超え、重力下での戦闘では、それが足枷になってしまうという欠点がある。ただし、緊急時には装備をパージする事も可能であり、これによって高い機動性を求められる戦闘にも一応対応可能となっている。
後に、連合でもアサルトシュラウドと同じコンセプトの追加装甲「フォルテストラ」が開発されており、ロングダガーやデュエルダガーに装備されている。また、ブルデュエルガンダムにも同じようなコンセプトが採用されている(ただし、ブルデュエルの物は固定式)。
劇中での活躍
キラ・ヤマトのエールストライクガンダムとの戦闘で損傷したデュエルの修復と同時に装着され、イザーク・ジュールが乗り込んで実戦に投入された。
しかし、アフリカでの戦闘ではレセップスの甲板から飛び出した本機がバスター共々、砂に脚を捕られて埋もれていくなど、その重量が仇となる事も少なくなかった。
その後、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてフォビドゥンガンダムと交戦し、フォビドゥンの攻撃をアサルトシュラウドをパージする事で防ぎ、その爆発に気を取られた隙にビームサーベルでこれを撃破するという戦果を挙げた。
登場作品と操縦者
スパロボではアサルトシュラウド装備時もフェイズシフト装甲が施されている。言うまでもなく「強化後の方が防御力が下がる」という状態を回避する事、及び他のSEED系ガンダムとの性能差の問題(尖った武装がなく、後述の一斉射撃も再現されていないため瞬間的な火力に欠ける)が理由と考えられる。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 最初からASを装備済みだが、名義は「デュエルガンダム」。一応、強奪後すぐに「デュエルに追加装甲を付けた」とイザークが発言している。ASを装備済みではあるものの、PS装甲は健在。
- 終盤まで敵だが、隠し要素の複雑なフラグを満たせば入手出来る。バスターガンダムの改造が引き継がれるので、予めバスターの改造引継ぎ元であるストライクガンダム(正確にはフリーダムが引き継ぎ元だが、フリーダムもストライクから引き継ぐ)に充分な改造を施しておけば即戦力となる。ただし、機体の性能のせいで小隊員になっている事が多いと思われるが。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 今回は後からASを装備する。一度撃墜してもASを分離した状態で復活する為、再度倒す必要があるためにやや面倒。さらにAS状態を倒しても資金は貰えない。幸運・祝福は絶対にかけないように。終盤、何の脈絡もなくイザークが仲間になった際に入手出来る。
- スーパーロボット大戦W
- Jと同じような仕様だが、HPが増えたため、倒しにくくなった。とはいえ援護バグのため、経験値稼ぎの格好のカモになることも。
- イザークを仲間にすれば入手出来るが、同時期参入のハイペリオンと比べると性能はいささか低い。今回はフリーダムガンダムの改造が引き継がれるので、フリーダムを改造しておくと使えるかもしれない。
- スーパーロボット大戦L
- 条件を満たすとイザーク加入時に入手。アニメーションが描き直されているがアサルトシュラウドの分離ができなくなっている。
- デュエルを持ってきた発言の直後にさっそく「旧式引っ張りだしてきて大丈夫か」とツッコまれるが、OSから何からアップデートはされているらしい。実際、『SEED』の世界ではMSの性能のうちOSの性能はかなりのウェイトを占めている事になっているので、OSがしっかりアップデートされているなら大丈夫……のはずだが、相棒ディアッカのバスターと違って性能は微妙。
- 機体ボーナスが「格闘武器+」なのにビームサーベル以外全て射撃武器だったり、同じくボーナスが「装甲値+」「HP+」なのに別に装甲もHPも高くなかったり、しかもそれでいて移動力も運動性も雑魚MS並だったりと、単体の戦闘力では特筆すべき点が全然無い。性能の劣る旧式である事が分かっているからと、ストライクのように修理装置がくっついているなんてことも無い。
- 活かす道があるとすればHP装甲が重要で格闘武器メインのスーパーロボットのサブに付ける事だが、スーパーロボットのサブは燃費改善のために補給装置持ちを付けるのがセオリー。スーパー系のサブとしては、補給装置持ちで格闘武器+に加えて特殊効果無効と地形適応ボーナスまで持ち、脱力・加速等を含む補助精神コマンド持ちの複数パイロットで、本体も攻撃力が高いというボスボロットが高すぎる壁として立ちはだかる。
装備・機能
武装・必殺武器
本体武装
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
- 頭部に2門装備されている近接防御機関砲。
- ビームサーベル
- バックパックの左右マウントホルダーに搭載されており、エールストライカーの物と同じ。
- 57mm高エネルギービームライフル
- 点の破壊に優れる武装で、主に対モビルスーツ戦に使用される。
- 175mmグレネードランチャー
- ビームライフルの銃身下部に装備されている武装。面制圧に優れる。
- 対ビームシールド
- ビームの粒子を反射・拡散させる特性を持つ特殊塗料を施されたシールド。
- なおMS自体には塗られていない理由は、設定上は使い捨てが前提だから。
アサルトシュラウド
- 220mm径5連装ミサイルポッド
- アサルトシュラウド装備後の追加武装。バスターガンダムの武装を参考にしたと思われる。ゲーム中ではあまり使われない。
- 115mmレールガン・シヴァ
- アサルトシュラウド装備後の追加武装。インド神話における破壊神の名を冠する武器。実体弾を電磁加速で撃ち出す武装で、速射性と威力に優れる反面、PS装甲には通用しない。その特性から、PS装甲を持たない複数の敵を相手取る場合を想定した武装と思われる。アサルトシュラウドの追加武装の中で最も強力な武装だが、対ストライクガンダム戦には不向きであり、汎用性や他の部隊との交戦の際の運用を想定していたのかもしれない。打倒ストライクを誓うイザークとしては複雑だろう。
必殺技
- 一斉射撃
- ビームライフル、ミサイル、レールガンの同時射撃。代表的なバンク映像であり、OPでも使われている。ライフルの代わりにビームサーベルを装備した状態で使用することもある。意外にもスパロボでは実装された事は無い。
特殊能力
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- PS装甲
- 本来追加装甲であるアサルトシュラウドはPS装甲が使われていないのだが、ゲームではこれが付いている事が少なくない。
- 分離、換装
- アサルトシュラウドを分離、或いはデュエルガンダムに換装。作品によっては不可能。
移動タイプ
サイズ
- M
機体ボーナス
- 無改造:格闘武器+100 装甲値+100 HP+500 CT補正+10
ハーフ改造:格闘武器+200 装甲値+150 HP+1000 CT補正+20
フル改造:格闘武器+300 装甲値+200 HP+1500 CT補正+30
対決・名場面
- 対ストライクガンダム
- 対フォビドゥンガンダム
- 第2次ヤキン・ドゥーエ宙域戦において対決。至近距離でのビーム攻撃しか決定打にならないフォビドゥン相手に、追加装甲のアサルトシュラウドを被弾と同時にパージする事でフォビドゥンのパイロット・シャニを油断させ、その一瞬の隙を突いてビームサーベルでコクピットを貫いて撃破した。本機よりもスペックで勝るフリーダムに搭乗したキラですら苦戦した相手を撃破した(もっともキラの場合は1対3ないしは2対3ばかりで、そのうえ護衛対象まであるケースがほとんどだったので、苦戦は当然でもあるが)という点では、大金星と言える。
関連機体
- ブルデュエルガンダム
- ASを参考に再生されたデュエルを強化したもの。外見が似ているが、こちらは物々しい装甲を分離することは出来ない。
余談
- HDリマスター版第11話の次回予告で本機が登場した際には、通常装甲であるはずのアサルトシュラウドがフェイズシフトダウンしているという作画ミスがあった(第12話で本編に登場した際には修正されている)。 これと関連して製作責任者である福田監督は事前にTwitter上でアサルトシュラウドがフェイズシフトしている色指定表が出てきたこと、ムックでは設定が確認出来なかったことなどの現場事情を明かし、アサルトシュラウドが通常装甲で間違いないかファンに質問するという、作品制作の総監督として疑問を禁じえない一面が見受けられた(なお、その監督曰く「意外とこういうのはファンの方が詳しいんだぜ」との弁、wikipediaを参考にすれば良かったのでは?)。それでいいのか?
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