「スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(240F:E0:3AB6:1:F09D:3F66:73C1:590 (トーク) による編集を PLW7709 による直前の版へ差し戻しました)
タグ: 巻き戻し
 
(7人の利用者による、間の13版が非表示)
1行目: 1行目:
 
{{ゲーム
 
{{ゲーム
 +
| タイトル = スーパーロボット大戦外伝<br />魔装機神<br />THE LORD OF ELEMENTAL
 
| 読み =  
 
| 読み =  
 
| 外国語表記 =  
 
| 外国語表記 =  
37行目: 38行目:
 
『'''スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL'''』は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」のゲーム作品。
 
『'''スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL'''』は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」のゲーム作品。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
本作は[[スーパーロボット大戦シリーズ]]の一作品であると同時に、版権を使用せず「ウィンキーソフトの作品」という性格が強いために、独自の背景を有するオリジナルロボット作品『[[魔装機神シリーズ]]』としても扱われており、『[[スーパーロボット大戦α]]』などにおいては参戦作品としてクレジットタイトルに含まれている。
+
本作は[[スーパーロボット大戦シリーズ]]の一作品であると同時に、版権を使用せず「ウィンキーソフトの作品」という性格が強いために、独自の背景を有するオリジナルロボット作品「[[魔装機神シリーズ]]」としても扱われており、『[[スーパーロボット大戦α]]』などにおいては参戦作品としてクレジットタイトルに含まれている。
  
個性派揃いのキャラクターとオリジナルメカ「[[魔装機]]」、『[[聖戦士ダンバイン]]』のオマージュとして生み出された[[ラ・ギアス]]の重厚な世界設定、分岐が複雑で何度も楽しめるシナリオ、適度なゲームバランスなどに根強い支持があり、歴代のスパロボの中でも人気が高いものの一つである。
+
個性派揃いのキャラクターとオリジナルメカ「[[魔装機]]」、[[ラ・ギアス]]の重厚な世界設定、分岐が複雑で何度も楽しめるシナリオ、適度なゲームバランスなどに根強い支持があり、歴代のスパロボの中でも人気が高いものの一つである。SFCソフトとしては末期のタイトルとなっていたため、グラフィックやサウンドの評価は極めて高い。
  
当初は『魔装機神サイバスター』という作品名だったが、SFC用として単独ゲーム化されるにあたり商標の都合でこの名称が使用できないことから、『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の名称が生み出され現在もこちらの名称が使われている。ちなみに商標の都合というのは、1990年にジャレコからファミコン用ソフト『メタルフレーム サイバスター』というアクションゲームが発売されていることが影響しているものと思われる。
+
当初は『魔装機神サイバスター』という作品名だったが、SFC用として単独ゲーム化されるにあたり商標の都合でこの名称が使用できないことから、『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の名称が生み出され現在もこちらの名称が使われている<ref>[http://blog.spalog.jp/?p=4656 没タイトル] 2019年2月23日閲覧。</ref>。ちなみに商標の都合というのは、1990年にジャレコからファミコン用ソフト『メタルフレーム サイバスター』というアクションゲームが発売されていることが影響しているものと思われる。
  
 
『魔装機神』の世界観を構築した[[スタッフ:阪田雅彦|阪田雅彦]]氏は後のスパロボ作品で本作の原作者としてクレジットされており、版権作品が一切登場せず阪田氏の構築した世界観そのままである本作は、コピーライトに「ウィンキーソフト」が表記されている。その後ウィンキーソフトとバンプレストの提携関係は解消することになるが、解消前に発表されたアニメ版や、再出発のつもりで送り出した『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE|真・魔装機神]]』が不評に終わった事もあって、新たな展開も見られなくなり、本作は「ウィンキー提携時代の残照」となりつつあった。
 
『魔装機神』の世界観を構築した[[スタッフ:阪田雅彦|阪田雅彦]]氏は後のスパロボ作品で本作の原作者としてクレジットされており、版権作品が一切登場せず阪田氏の構築した世界観そのままである本作は、コピーライトに「ウィンキーソフト」が表記されている。その後ウィンキーソフトとバンプレストの提携関係は解消することになるが、解消前に発表されたアニメ版や、再出発のつもりで送り出した『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE|真・魔装機神]]』が不評に終わった事もあって、新たな展開も見られなくなり、本作は「ウィンキー提携時代の残照」となりつつあった。
  
それでも、[[ラ・ギアス]]の世界観から生まれたスパロボ史上最古のオリジナルキャラクターである[[マサキ・アンドー]]や風の魔装機神[[サイバスター]]に代表される[[ラ・ギアス]]勢の人気は健在で、提携解消から10年近く経っても[[魔装機神]]出身者は根強く[[OGシリーズ]]に出演し続けていた。そして、SFC版の発売から約14年後の2010年には[[ニンテンドーDS]]用ソフトとしてウィンキーソフト開発でリメイクされた(詳細は『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』を参照)。さらに、リメイク版を皮切りとして『[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])』の製作により企画倒れに終わっていた[[続編]]『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』が発表、実に約14年振りの企画再スタートと相成った。
+
それでも、ラ・ギアスの世界観から生まれたスパロボ史上最古のオリジナルキャラクターである[[マサキ・アンドー]]や風の魔装機神[[サイバスター]]に代表されるラ・ギアス勢の人気は健在で、提携解消から10年近く経っても[[魔装機神]]出身者は根強く[[OGシリーズ]]に出演し続けていた。そして、SFC版の発売から約14年後の2010年には[[ニンテンドーDS]]用ソフト『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』としてウィンキーソフト開発でリメイクされた。さらに、リメイク版を皮切りとして『[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])』の製作により企画倒れに終わっていた[[続編]]『[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]』が発表、実に約14年振りの企画再スタートと相成った。
  
 
任天堂のゲーム機のスパロボシリーズで初めて音声が付いた。ただし容量の関係で音声は[[マップ兵器]]のみ。
 
任天堂のゲーム機のスパロボシリーズで初めて音声が付いた。ただし容量の関係で音声は[[マップ兵器]]のみ。
57行目: 58行目:
 
[[魔装機神の登場メカ]]を参照。
 
[[魔装機神の登場メカ]]を参照。
  
== 登場作と扱われ方 ==
+
== 用語 ==
『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』が本作。それ以前の作品に登場している[[ラ・ギアス]]系のメカ・キャラクターについては、[[バンプレストオリジナル]]という範疇ではなく、オリジナルロボット作品としての「魔装機神」としての立場から、現在では「魔装機神からの参戦」と紹介される事も多い。
+
;[[地上人召喚事件]](ラ・ギアス事件)
 
+
;[[不易久遠流]]
;[[シャッフルファイト]]
+
;[[ラ・ギアス]]
:
+
:[[スーパーロボット大戦EX]]』及び『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』の舞台となる[[地球]]内部の空洞世界。
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
+
;[[魔装機]]
:初出作品。[[サイバスター]]と[[グランゾン]]、及びパイロットの[[マサキ・アンドー|マサキ]]と[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が登場した。
+
:王室アカデミーに予言された危機に対応する為に、ラングランの魔術、練金学を結集して造られた汎用兵器。
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
 
:第2次に準拠。ただし、[[ヴァルシオーネ]]及びパイロットの[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]がゲスト的な扱いで登場した。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
 
:ヴァルシオーネ及びリューネの正式参戦としての初出作品。
 
;[[スーパーロボット大戦EX]]
 
:ラ・ギアスを舞台にしている為、魔装機神が根幹を成す。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
 
:
 
;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦F]]
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
:サイバスターが[[エアロゲイター]]と誤認されるという一幕があった。
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
:マサキ、リューネ、シュウ以外の魔装機神勢が久しぶりに参戦した。どのユニットも戦闘アニメにやたら気合が入っていてよく動く。また、第3次以来、久しぶりにシュウが敵に回った。αシリーズではこれ以降の登場はない。
 
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
:PS版では外伝に持ち越されたシュウとの決着が付けられるようになった。
 
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
 
:マサキ、リューネ、シュウ以外に、DC絡みということで[[トーマス・プラット]]が参戦した。
 
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]
 
:
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
 
:α外伝と同じく最終面でシュウが敵に回る。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
:『EX』のシナリオを収録し、リメイク版『I』や『II』と繋がるようになった(ただし、シュウの章は入れられていない)。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
 
:第2次OGで収録されなかったシュウの章を題材にした作品。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
 
:シリーズ完結後の参戦となる。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 
:『OG1』に準拠。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
:『OG2』に準拠。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
:『[[OGシリーズ|スーパーロボット大戦OG]]』名義で一部の機体がイベント限定参戦。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
:参戦表記は無いが、マサキとサイバスターがゲスト参戦する。
 
  
 
== 関連記事 ==
 
== 関連記事 ==
142行目: 101行目:
 
<!-- *[[中断メッセージ]] / [[中断メッセージ一覧()]] -->
 
<!-- *[[中断メッセージ]] / [[中断メッセージ一覧()]] -->
  
=== 関連用語 ===
+
== 余談 ==
;[[ラ・ギアス事件]][[地上人召喚事件]]
+
*テキスト面の特筆点として、直接的な言及はないもののオリジナル作品でありながら版権作品の人物が存在している点が挙げられる<ref>第2章で第2次と第3次の事が触れられているため、地上世界に[[アムロ・レイ|アムロ]][[流竜馬|リョウ]][[兜甲児|甲児]]などの版権作品キャラがはっきりと存在していることがわかる。</ref>。
;[[不易久遠流]]
+
 
;[[ラ・ギアス]]
+
== 脚注 ==
:『[[スーパーロボット大戦EX]]』及び『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』の舞台となる[[地球]]内部の空洞世界。
+
<references />
;[[魔装機]]
 
:王室アカデミーに予言された危機に対応する為に、ラングランの魔術、練金学を結集して造られた汎用兵器。
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2023年7月9日 (日) 08:27時点における最新版

スーパーロボット大戦外伝
魔装機神
THE LORD OF ELEMENTAL
シリーズ 魔装機神シリーズ
リメイク版 スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
開発元 ウィンキーソフト
発売元 バンプレスト
対応機種 スーパーファミコン
プロデューサー じっぱひとからげ
シナリオ 阪田雅彦
キャラクターデザイン 河野さち子
メカニックデザイン カトキハジメ
福地仁
守谷淳一
かげやまいちこ
宮豊
寺島慎也
藤井大誠
音楽 藤本大輔
発売日 1996年3月29日
価格 6,800円
テンプレートを表示

スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』は「スーパーロボット大戦シリーズ」のゲーム作品。

概要[編集 | ソースを編集]

本作はスーパーロボット大戦シリーズの一作品であると同時に、版権を使用せず「ウィンキーソフトの作品」という性格が強いために、独自の背景を有するオリジナルロボット作品「魔装機神シリーズ」としても扱われており、『スーパーロボット大戦α』などにおいては参戦作品としてクレジットタイトルに含まれている。

個性派揃いのキャラクターとオリジナルメカ「魔装機」、ラ・ギアスの重厚な世界設定、分岐が複雑で何度も楽しめるシナリオ、適度なゲームバランスなどに根強い支持があり、歴代のスパロボの中でも人気が高いものの一つである。SFCソフトとしては末期のタイトルとなっていたため、グラフィックやサウンドの評価は極めて高い。

当初は『魔装機神サイバスター』という作品名だったが、SFC用として単独ゲーム化されるにあたり商標の都合でこの名称が使用できないことから、『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の名称が生み出され現在もこちらの名称が使われている[1]。ちなみに商標の都合というのは、1990年にジャレコからファミコン用ソフト『メタルフレーム サイバスター』というアクションゲームが発売されていることが影響しているものと思われる。

『魔装機神』の世界観を構築した阪田雅彦氏は後のスパロボ作品で本作の原作者としてクレジットされており、版権作品が一切登場せず阪田氏の構築した世界観そのままである本作は、コピーライトに「ウィンキーソフト」が表記されている。その後ウィンキーソフトとバンプレストの提携関係は解消することになるが、解消前に発表されたアニメ版や、再出発のつもりで送り出した『真・魔装機神』が不評に終わった事もあって、新たな展開も見られなくなり、本作は「ウィンキー提携時代の残照」となりつつあった。

それでも、ラ・ギアスの世界観から生まれたスパロボ史上最古のオリジナルキャラクターであるマサキ・アンドーや風の魔装機神サイバスターに代表されるラ・ギアス勢の人気は健在で、提携解消から10年近く経っても魔装機神出身者は根強くOGシリーズに出演し続けていた。そして、SFC版の発売から約14年後の2010年にはニンテンドーDS用ソフト『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』としてウィンキーソフト開発でリメイクされた。さらに、リメイク版を皮切りとして『スーパーロボット大戦FF完結編)』の製作により企画倒れに終わっていた続編スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』が発表、実に約14年振りの企画再スタートと相成った。

任天堂のゲーム機のスパロボシリーズで初めて音声が付いた。ただし容量の関係で音声はマップ兵器のみ。

本作品でも『第4次』同様にターボファイルに対応しており、カートリッジ内のセーブファイルだけでなく併用する事で多くのセーブデータを記録する事が可能。

登場人物[編集 | ソースを編集]

魔装機神の登場人物を参照。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

魔装機神の登場メカを参照。

用語[編集 | ソースを編集]

地上人召喚事件(ラ・ギアス事件)
不易久遠流
ラ・ギアス
スーパーロボット大戦EX』及び『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の舞台となる地球内部の空洞世界。
魔装機
王室アカデミーに予言された危機に対応する為に、ラングランの魔術、練金学を結集して造られた汎用兵器。

関連記事[編集 | ソースを編集]

ゲーム中データ[編集 | ソースを編集]

分類 記事
全話一覧 全話一覧/魔装機神
隠し要素 隠し要素/魔装機神
精神コマンド 精神コマンド/魔装機神
特殊能力 特殊能力/魔装機神
特殊技能 特殊技能/魔装機神
メカ&キャラクターリスト メカ&キャラクターリスト/魔装機神
魔装機神の登場人物
魔装機神の登場メカ
ネタバレ ネタバレ/魔装機神

システム[編集 | ソースを編集]

余談[編集 | ソースを編集]

  • テキスト面の特筆点として、直接的な言及はないもののオリジナル作品でありながら版権作品の人物が存在している点が挙げられる[2]

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 没タイトル 2019年2月23日閲覧。
  2. 第2章で第2次と第3次の事が触れられているため、地上世界にアムロリョウ甲児などの版権作品キャラがはっきりと存在していることがわかる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ゲーム本体[編集 | ソースを編集]

サントラ[編集 | ソースを編集]