「ケンプファー」の版間の差分

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※「[[ドイツ語]]」で「'''Kempffpelz'''」
 
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*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
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*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
 
*分類:試作型強襲用[[モビルスーツ]]
 
*分類:試作型強襲用[[モビルスーツ]]
 
*形式番号:MS-18E
 
*形式番号:MS-18E
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*本体重量:43.5t
 
*本体重量:43.5t
 
*全備重量:78.5t
 
*全備重量:78.5t
*[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]:熱核融合炉
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*[[動力]]:熱核融合炉
 
*[[出力|ジェネレータ出力]]:1550kw
 
*[[出力|ジェネレータ出力]]:1550kw
 
*スラスター推力:159000kg
 
*スラスター推力:159000kg
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*装甲素材:チタン合金セラミック複合材
 
*装甲素材:チタン合金セラミック複合材
 
*開発:ジオニック社
 
*開発:ジオニック社
*所属:[[ジオン軍|ジオン公国軍]]
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*所属:[[ジオン公国軍]]
 
*主なパイロット:[[ミハイル・カミンスキー]]、ファビアン・フリシュクネヒト、[[イリア・パゾム]]
 
*主なパイロット:[[ミハイル・カミンスキー]]、ファビアン・フリシュクネヒト、[[イリア・パゾム]]
 
*メカニックデザイン:出渕裕
 
*メカニックデザイン:出渕裕
  
ジオニック社が開発した[[ジオン軍|ジオン公国軍]]の強襲用[[モビルスーツ]]。その名称は[[ドイツ語]]で「闘士」を意味する。<br />強襲用として機動性や運動性を徹底的に追求した機体であり、全身に装備された大推力スラスターや[[アポジモーター]]により前傾姿勢での高速滑走が可能。単機での強襲ポイント制圧を実現するため全身に大量の武器を装備でき、火力も非常に高い。それらの武器はジェネレーターの消費を避けるためほとんどが実弾兵器であり、弾を撃ち尽くした後はジョイントパーツごと廃棄する事でデッドウェイトにならないようになっている。
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ジオニック社が開発した[[ジオン公国軍]]の強襲用[[モビルスーツ]]。その名称は[[ドイツ語]]で「闘士」を意味する。
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強襲用として機動性や運動性を徹底的に追求した機体であり、全身に装備された大推力スラスターや[[アポジモーター]]により前傾姿勢での高速滑走が可能。単機での強襲ポイント制圧を実現するため全身に大量の武器を装備でき、火力も非常に高い。それらの武器はジェネレーターの消費を避けるためほとんどが実弾兵器であり、弾を撃ち尽くした後はジョイントパーツごと廃棄する事でデッドウェイトにならないようになっている。
  
 
機動力を向上させるため装甲は極端なまでに軽量化・排除(スカートアーマーすら無い)が図られており、防御力は低い。防御力が犠牲にされているのは強襲後の帰還を想定していないためであり、そうした設計思想はむき出しのスラスターや廃棄を前提とした武装などにも表れている。
 
機動力を向上させるため装甲は極端なまでに軽量化・排除(スカートアーマーすら無い)が図られており、防御力は低い。防御力が犠牲にされているのは強襲後の帰還を想定していないためであり、そうした設計思想はむき出しのスラスターや廃棄を前提とした武装などにも表れている。
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また特殊部隊での運用を想定しているため、機体の分解・組立が容易な構造となっている。劇中では[[サイクロプス隊]]が民間物資に偽装した本機のパーツを[[サイド6]]に持ち込み、現地で組み立てて完成させるまでの経緯が細かく描写されており、『0080』のテーマの1つである「中立地帯での局地戦」を垣間見ることができる。
 
また特殊部隊での運用を想定しているため、機体の分解・組立が容易な構造となっている。劇中では[[サイクロプス隊]]が民間物資に偽装した本機のパーツを[[サイド6]]に持ち込み、現地で組み立てて完成させるまでの経緯が細かく描写されており、『0080』のテーマの1つである「中立地帯での局地戦」を垣間見ることができる。
  
サイクロプス隊のミハイル・カミンスキーが搭乗し、[[グレイファントム]]に所属するスカーレット隊のモビルスーツを単機で全滅させている。その後、[[クリスチーナ・マッケンジー]]の[[NT-1アレックス|ガンダムNT-1]]と交戦しチェーンマインを用いて攻撃を加えるが、爆発を受けても[[チョバムアーマー]]が破壊されただけでアレックスは無傷であった。やむなくビームサーベルで接近戦を挑むが、ガトリングの掃射をまともに受け、蜂の巣にされ撃破された。
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サイクロプス隊の[[ミハイル・カミンスキー]]が搭乗し、[[グレイファントム]]に所属するスカーレット隊のモビルスーツを単機で全滅させている。その後、[[クリスチーナ・マッケンジー]]の[[NT-1アレックス|ガンダムNT-1]]と交戦しチェーンマインを用いて攻撃を加えるが、爆発を受けても[[チョバムアーマー]]が破壊されただけでアレックスは無傷であった。やむなくビームサーベルで接近戦を挑むが、ガトリングの掃射をまともに受け、蜂の巣にされ撃破された。
  
ジオンが最後に開発した機体と設定されているが、同じ設定の[[ジオング]]とは別系統で開発されているので設定の矛盾というわけではない。また、『0080』に登場するモビルスーツ類はリメイクされたデザインなのだが、ケンプファーだけはオリジナルである。
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ジオンが最後に開発した機体と設定されているが、同じ設定の[[ジオング]]とは別系統で開発されているので設定の矛盾というわけではない。また、『0080』に登場するモビルスーツ類のデザインは『[[機動戦士ガンダム]]』のものをリメイクしたものだが、ケンプファーだけはオリジナルである。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
 
=== 旧シリーズ ===
 
=== 旧シリーズ ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場。[[ガルマ・ザビ]]の他、[[ランバ・ラル]][[黒い三連星]]といった、[[一年戦争]]のエースパイロットがよく乗ってくる。序盤で敵として出てきたときは、(序盤では)高めの耐久力や命中補正が高いショットガンがやっかい。しかし、最大射程が3しかないので射程外から攻撃しやすくわりと戦いやすい。中盤味方ユニットとして入手できる。入手した時点では耐久力などはそこそこだが、最大射程が3では使い勝手がよくない。ショットガンの命中補正が非常に高いので、弱いパイロットやレベルが追い付いてないパイロットのレベル上げに便利。
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:[[ディバイン・クルセイダーズ]]の戦力として登場。[[ガルマ・ザビ]][[ランバ・ラル]][[黒い三連星]]といった[[一年戦争]]の[[エース]]パイロットがよく乗ってくる。序盤で敵として出てきたときは高めの耐久力や命中補正が高いショットガンがやっかい。しかし、最大射程が3しかないので射程外から攻撃しやすくわりと戦いやすい。中盤味方ユニットとして入手できる。入手した時点では耐久力などはそこそこだが、最大射程が3で使い勝手がよくない。ショットガンの命中補正が非常に高いので、弱いパイロットやレベルが追い付いてないパイロットのレベル上げに便利。
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
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;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]])
:DCや[[ノイエDC]]、[[ティターンズ]]、の戦力として登場。チェーンマインが少し威力が高めで厄介。主に一般兵用として運用されるほか、[[ランバ・ラル]]が[[グフ]]の代わりに乗ってくる。ランバ・ラルが乗ってくる機体は、序盤にしては改造段階が高く、リアル系ユニットでは苦戦する。主人公に恋人がいる選択をした場合に行ける「スタンピート」のマップで、一定ターン時に味方NPCのティターンズ組が全員生存していると、‘水中に強いMSを持ってくる’ということで数ターン後にジェリドとカクリコンがなぜか水中適応が高いわけでもない本機に乗り換えてくる。第4次にはズゴックやカプール等の水中用MSが登場しないので、武装が実弾系ばかり(実弾武器は水中に攻撃しても威力が落ちないものが多い)の本機の出番になったものと思われる。
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:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]や[[ノイエDC]]、[[ティターンズ]]、の戦力として登場。チェーンマインの少し威力が高めで厄介。主に一般兵用として運用されるほか、[[ランバ・ラル]]が[[グフ]]の代わりに乗ってくる。ラルが乗ってくる機体は序盤にしては改造段階が高く、リアル系ユニットでは苦戦する。
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:主人公に恋人がいる選択をした場合に行ける「スタンピート」のマップで、一定ターン時に味方NPCのティターンズ組が全員生存していると、「'''水中に強いMSを持ってくる'''」ということで数ターン後に[[ジェリド・メサ]]と[[カクリコン・カクーラー]]がなぜか水中適応が高いわけでもない本機に乗り換えてくる。第4次には[[ズゴック]]や[[カプール]]等の水中用MSが登場しないので、武装が実弾系ばかり(実弾武器は水中に攻撃しても威力が落ちないものが多い)の本機の出番になったものと思われる。
 
;[[スーパーロボット大戦F]]
 
;[[スーパーロボット大戦F]]
 
:DCの戦力として登場。今回は残念ながら著名なパイロットは乗らない。バズーカの射程が標準的なビームライフルの射程5より1長い。
 
:DCの戦力として登場。今回は残念ながら著名なパイロットは乗らない。バズーカの射程が標準的なビームライフルの射程5より1長い。
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:DCやティターンズの戦力として登場。完結編になって基本性能が上がったが、武器性能はFの時と変わってないので戦いやすい。
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:DCやティターンズの戦力として登場。完結編になって機体性能が上がったが、武器性能はFの時と変わってないので戦いやすい。
  
 
=== CMPACTシリーズ ===
 
=== CMPACTシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
:条件次第で入手可能。チェーンマインの一撃が重く、装甲フル改造の[[マジンガーZ]]すら2000強のダメージを喰らうので、敵で出てくる場合はそこに注意。射程1-4のP武器・ショットガンなどその他の武装も多彩。バーニィを乗せるとよい。
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:条件次第で入手可能。チェーンマインの一撃が重く、装甲フル改造の[[マジンガーZ]]すら2000強のダメージを喰らうので、敵で出てきた場合は要注意。射程1-4のP兵器であるショットガンをはじめとしてその他の武装も多彩。[[バーナード・ワイズマン]]を乗せるとちょうどいい。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
:引継ぎで手に入る。離脱することなくずっといるのだが、デフォルトパイロットがいないので存在を忘れられがち。
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:第1部からの引継ぎで手に入る。離脱することなくずっといるのだが、デフォルトパイロットがいないので存在を忘れられがち。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:条件次第で入手出来る。シローが自軍にいる状態で1-3「僕は僕、君はミレーヌ」を最初に選ばずにクリアすればOK。しかし同シーンは他の隠しユニットやルート分岐と密接に関わってくるので厄介。特に雪山イベント(ノリス・試作2号機に関わる)を起こすとシローが離脱するのが曲者。<br />他一年戦争機と同様、改造段階による逆転現象の恩恵が大きく、フル改造時の攻撃力はMSの武器の中でもトップクラス。更にV-UP(W)を4つ取り付け、ノリスに魂を使わせたチェーンマインは合体攻撃すら霞む威力。宇宙Bなのが惜しまれる所。<br />ちなみにこれを入手しないと[[キキ・ロジータ|キキ]]が図鑑に登録されない。
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:条件次第で入手出来る。シローが自軍にいる状態で1-3「僕は僕、君はミレーヌ」を最初に選ばずにクリアすればOK。しかし同シーンは他の隠しユニットやルート分岐と密接に関わってくるので厄介。特に雪山イベント([[ノリス・パッッカード|ノリス]]・[[ガンダム試作2号機|試作2号機]]に関わる)を起こすとシローが離脱するのが曲者。
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:他の一年戦争の機体と同様、改造段階による逆転現象の恩恵が大きく、武器のフル改造時の攻撃力はMSの中でもトップクラス。更に[[V-UPユニット|V-UP(W)]]を4つ取り付け、ノリスの[[魂]]を付加したチェーンマインは合体攻撃すら霞む威力となる。宇宙Bなのが惜しまれる所。ちなみにこれを入手しないと[[キキ・ロジータ]]が図鑑に登録されない。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:序盤から登場。序盤は[[シュタイナー・ハーディ|シュタイナー]]も乗る。終盤は[[デラーズ・フリート]]が愛用。この頃になると改造がかなり施されているためなかなか手ごわい。
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:序盤から登場。序盤は[[シュタイナー・ハーディ]]も乗る。終盤は[[デラーズ・フリート]]が愛用。この頃になると改造がかなり施されているためなかなか手ごわい。
 
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
:敵ユニットにしてはかなり細かく性能が見直されている。射程の長いチェーンマインが大変怖い。
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:敵ユニットにしてはかなり細かく性能が見直されている。射程の長いチェーンマインが恐ろしい。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])
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;[[スーパーロボット大戦GC]]([[XO]])
 
:[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]以外の[[サイクロプス隊]]全員がこれに乗ってくる。なぜかチェーンマインが無い。一般兵が搭乗しているものは[[捕獲]]して自軍で運用することも可能。武器が実弾系ばかりなので[[ヘビーメタル]]などの[[対ビームコーティング|ビームコート]]持ちとは相性が良いが、やや火力不足な感が否めないため、十分な武器の改造が必要となる。
 
:[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]以外の[[サイクロプス隊]]全員がこれに乗ってくる。なぜかチェーンマインが無い。一般兵が搭乗しているものは[[捕獲]]して自軍で運用することも可能。武器が実弾系ばかりなので[[ヘビーメタル]]などの[[対ビームコーティング|ビームコート]]持ちとは相性が良いが、やや火力不足な感が否めないため、十分な武器の改造が必要となる。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
:サイクロプス隊の乗機として登場。主に[[ミハイル・カミンスキー]]と[[アンディ・ストロース]]が搭乗している。ショットガンが突破攻撃になった。チェーンマインは今回もお休み。[[グレンラガン]]と戦闘させると特殊なセリフが発生する。
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:[[サイクロプス隊]]の乗機として登場。主に[[ミハイル・カミンスキー]]と[[アンディ・ストロース]]が搭乗している。ショットガンが突破攻撃になった。チェーンマインは今回も省略。[[グレンラガン]]と戦闘させると特殊なセリフが発生する。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
 
:頭部に2門内蔵された近接防御火器。強襲用という本機の特性上、唯一の内蔵武器である。
 
:頭部に2門内蔵された近接防御火器。強襲用という本機の特性上、唯一の内蔵武器である。
 
;ビームサーベル
 
;ビームサーベル
:両大腿部に1本ずつ装備された、本機唯一のビーム兵器。また、唯一の格闘兵装でもある。
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:両大腿部に1本ずつ装着されている。本機のビーム兵器と格闘兵装はこれだけ。
 
;ショットガン
 
;ショットガン
:本機専用の射撃兵装で、本機のメインウェポン。197mm口径で型式番号はZUX-197、名称はヤクトゲヴェール。信頼性重視のポンプアクションと利便性重視の電動機構による自動装填の2種類の装填システムを持つ。[[OE]]では突破攻撃になっており、劇中で見せたうつ伏せになりながらのホバー移動を再現している。
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:本機専用の射撃兵装で、本機のメインウェポン。197mm口径で正式名称・型式番号は「ZUX-197 ヤクトゲヴェール」。信頼性重視のポンプアクションと利便性重視の電動機構による自動装填の2種類の装填システムを持つ。OEでは突破攻撃になっており、劇中で見せたうつ伏せになりながらのホバー移動を再現している。
 
;ジャイアントバズ
 
;ジャイアントバズ
 
:背部のラッチに左右合わせて2基装備されたバズーカ砲。[[リック・ドムII]]の物と同型で、外部兵装の中では最も重い。
 
:背部のラッチに左右合わせて2基装備されたバズーカ砲。[[リック・ドムII]]の物と同型で、外部兵装の中では最も重い。
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:両脛部に1発ずつ装備された、対MS用のロケットランチャー。命中精度は低いが無反動で撃てて、かつ広範囲に爆風を起こす牽制用の武装。
 
:両脛部に1発ずつ装備された、対MS用のロケットランチャー。命中精度は低いが無反動で撃てて、かつ広範囲に爆風を起こす牽制用の武装。
 
;チェーンマイン
 
;チェーンマイン
:13基の吸着型機雷を連結したもので、敵MSや敵艦艇に絡み付き、装甲を破壊する。原作でも印象に残る武装だが、[[スーパーロボット大戦GC|GC]] 及び [[スーパーロボット大戦XO|XO]]には登場しない。どの作品でも1発限りの武装。
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:13基の吸着型機雷を連結したもので、敵MSや敵艦艇に絡み付き装甲を破壊する。原作でも印象に残る武装だが、[[一年戦争]]が舞台のGCやXO、OEでは何故か省かれている。どの作品でも1発限り。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
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=== 移動タイプ ===
 
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;[[陸]]
 
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:第4次では何故か[[ティターンズ]]の面々に[[水|水中]]向け機体扱いされていた。
<!-- == 機体BGM == -->
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<!-- :「曲名」:採用作品や解説など -->
 
<!-- :「曲名」:採用作品や解説など -->
  
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
これらの機体は「統合整備計画」に則って開発。ケンプファーを含めて、コクピットブロックは全て共通規格であり武装も共有する。
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以下の機体は「統合整備計画」に則って開発。本機を含めてコクピットブロックは全て共通規格であり武装も共有する。
;[[ザク改]]
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*[[ザク改]]
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*[[リック・ドムII]]
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*[[ゲルググJ]]
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;メイス・ケンプファー
 
;メイス・ケンプファー
:ゲーム『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』に登場したバンプレストオリジナル機。スカルジオングに利用され、チーフガンダムを暗殺した実行犯。
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:ゲーム『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』に登場したバンプレストオリジナル機。[[ジオング|スカルジオング]]に利用され、チーフガンダムを暗殺した実行犯。
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;プロトタイプケンプファー
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:「1/144 ケンプファー」の組立説明書に掲載された試作機。ケンプファーとは形状に差異があり、緑色をしている。
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:フィギュア「ZEONOGRAPHY」のものは通常のケンプファーとのコンパーチブルの都合で機体色が青になっているほか、組立説明書のものとは形状が異なる。漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』にも登場した。
  
== メモ ==
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== 余談 ==
0080関連のメカニックデザイナーを担当した出渕裕氏は、[[ドイツ語]]に因んだ名前を付けたり、メカニックや服装に関してもその影響は強い。また、ケンプファーの概観、構造は当時の人気ロボットアニメである『[[機動警察パトレイバー]]』の「レイバー・タイプ」に近い(出渕氏はパトレイバーのメカニックデザイン)。
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*『0080』関連のメカニックデザイナーを担当した出渕裕氏は、[[ドイツ語]]に因んだ名前を付けたり、メカニックや服装に関してもその影響は強い。ケンプファーの概観・構造は当時の人気ロボットアニメである『[[機動警察パトレイバー]]』の[[レイバー]]に近いのは、出渕氏がパトレイバーのメカニックデザイン担当であることに由る。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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<!-- == 資料リンク == -->
 
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2013年10月31日 (木) 17:44時点における版

MS-18E ケンプファー(Kampfer / Kempffpelz)

※「ドイツ語」で「Kempffpelz

ジオニック社が開発したジオン公国軍の強襲用モビルスーツ。その名称はドイツ語で「闘士」を意味する。

強襲用として機動性や運動性を徹底的に追求した機体であり、全身に装備された大推力スラスターやアポジモーターにより前傾姿勢での高速滑走が可能。単機での強襲ポイント制圧を実現するため全身に大量の武器を装備でき、火力も非常に高い。それらの武器はジェネレーターの消費を避けるためほとんどが実弾兵器であり、弾を撃ち尽くした後はジョイントパーツごと廃棄する事でデッドウェイトにならないようになっている。

機動力を向上させるため装甲は極端なまでに軽量化・排除(スカートアーマーすら無い)が図られており、防御力は低い。防御力が犠牲にされているのは強襲後の帰還を想定していないためであり、そうした設計思想はむき出しのスラスターや廃棄を前提とした武装などにも表れている。

また特殊部隊での運用を想定しているため、機体の分解・組立が容易な構造となっている。劇中ではサイクロプス隊が民間物資に偽装した本機のパーツをサイド6に持ち込み、現地で組み立てて完成させるまでの経緯が細かく描写されており、『0080』のテーマの1つである「中立地帯での局地戦」を垣間見ることができる。

サイクロプス隊のミハイル・カミンスキーが搭乗し、グレイファントムに所属するスカーレット隊のモビルスーツを単機で全滅させている。その後、クリスチーナ・マッケンジーガンダムNT-1と交戦しチェーンマインを用いて攻撃を加えるが、爆発を受けてもチョバムアーマーが破壊されただけでアレックスは無傷であった。やむなくビームサーベルで接近戦を挑むが、ガトリングの掃射をまともに受け、蜂の巣にされ撃破された。

ジオンが最後に開発した機体と設定されているが、同じ設定のジオングとは別系統で開発されているので設定の矛盾というわけではない。また、『0080』に登場するモビルスーツ類のデザインは『機動戦士ガンダム』のものをリメイクしたものだが、ケンプファーだけはオリジナルである。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
ディバイン・クルセイダーズの戦力として登場。ガルマ・ザビランバ・ラル黒い三連星といった一年戦争エースパイロットがよく乗ってくる。序盤で敵として出てきたときは高めの耐久力や命中補正が高いショットガンがやっかい。しかし、最大射程が3しかないので射程外から攻撃しやすくわりと戦いやすい。中盤味方ユニットとして入手できる。入手した時点では耐久力などはそこそこだが、最大射程が3で使い勝手がよくない。ショットガンの命中補正が非常に高いので、弱いパイロットやレベルが追い付いてないパイロットのレベル上げに便利。
第4次スーパーロボット大戦第4次S
DCノイエDCティターンズ、の戦力として登場。チェーンマインの少し威力が高めで厄介。主に一般兵用として運用されるほか、ランバ・ラルグフの代わりに乗ってくる。ラルが乗ってくる機体は序盤にしては改造段階が高く、リアル系ユニットでは苦戦する。
主人公に恋人がいる選択をした場合に行ける「スタンピート」のマップで、一定ターン時に味方NPCのティターンズ組が全員生存していると、「水中に強いMSを持ってくる」ということで数ターン後にジェリド・メサカクリコン・カクーラーがなぜか水中適応が高いわけでもない本機に乗り換えてくる。第4次にはズゴックカプール等の水中用MSが登場しないので、武装が実弾系ばかり(実弾武器は水中に攻撃しても威力が落ちないものが多い)の本機の出番になったものと思われる。
スーパーロボット大戦F
DCの戦力として登場。今回は残念ながら著名なパイロットは乗らない。バズーカの射程が標準的なビームライフルの射程5より1長い。
スーパーロボット大戦F完結編
DCやティターンズの戦力として登場。完結編になって機体性能が上がったが、武器性能はFの時と変わってないので戦いやすい。

CMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
条件次第で入手可能。チェーンマインの一撃が重く、装甲フル改造のマジンガーZすら2000強のダメージを喰らうので、敵で出てきた場合は要注意。射程1-4のP兵器であるショットガンをはじめとしてその他の武装も多彩。バーナード・ワイズマンを乗せるとちょうどいい。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
第1部からの引継ぎで手に入る。離脱することなくずっといるのだが、デフォルトパイロットがいないので存在を忘れられがち。
スーパーロボット大戦IMPACT
条件次第で入手出来る。シローが自軍にいる状態で1-3「僕は僕、君はミレーヌ」を最初に選ばずにクリアすればOK。しかし同シーンは他の隠しユニットやルート分岐と密接に関わってくるので厄介。特に雪山イベント(ノリス試作2号機に関わる)を起こすとシローが離脱するのが曲者。
他の一年戦争の機体と同様、改造段階による逆転現象の恩恵が大きく、武器のフル改造時の攻撃力はMSの中でもトップクラス。更にV-UP(W)を4つ取り付け、ノリスのを付加したチェーンマインは合体攻撃すら霞む威力となる。宇宙Bなのが惜しまれる所。ちなみにこれを入手しないとキキ・ロジータが図鑑に登録されない。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
序盤から登場。序盤はシュタイナー・ハーディも乗る。終盤はデラーズ・フリートが愛用。この頃になると改造がかなり施されているためなかなか手ごわい。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
敵ユニットにしてはかなり細かく性能が見直されている。射程の長いチェーンマインが恐ろしい。

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
バーニィ以外のサイクロプス隊全員がこれに乗ってくる。なぜかチェーンマインが無い。一般兵が搭乗しているものは捕獲して自軍で運用することも可能。武器が実弾系ばかりなのでヘビーメタルなどのビームコート持ちとは相性が良いが、やや火力不足な感が否めないため、十分な武器の改造が必要となる。
スーパーロボット大戦Operation Extend
サイクロプス隊の乗機として登場。主にミハイル・カミンスキーアンディ・ストロースが搭乗している。ショットガンが突破攻撃になった。チェーンマインは今回も省略。グレンラガンと戦闘させると特殊なセリフが発生する。

装備・機能

武装・必殺武器

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵された近接防御火器。強襲用という本機の特性上、唯一の内蔵武器である。
ビームサーベル
両大腿部に1本ずつ装着されている。本機のビーム兵器と格闘兵装はこれだけ。
ショットガン
本機専用の射撃兵装で、本機のメインウェポン。197mm口径で正式名称・型式番号は「ZUX-197 ヤクトゲヴェール」。信頼性重視のポンプアクションと利便性重視の電動機構による自動装填の2種類の装填システムを持つ。OEでは突破攻撃になっており、劇中で見せたうつ伏せになりながらのホバー移動を再現している。
ジャイアントバズ
背部のラッチに左右合わせて2基装備されたバズーカ砲。リック・ドムIIの物と同型で、外部兵装の中では最も重い。
シュツルムファウスト
両脛部に1発ずつ装備された、対MS用のロケットランチャー。命中精度は低いが無反動で撃てて、かつ広範囲に爆風を起こす牽制用の武装。
チェーンマイン
13基の吸着型機雷を連結したもので、敵MSや敵艦艇に絡み付き装甲を破壊する。原作でも印象に残る武装だが、一年戦争が舞台のGCやXO、OEでは何故か省かれている。どの作品でも1発限り。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動させる。

移動タイプ

第4次では何故かティターンズの面々に水中向け機体扱いされていた。

対決・名場面など

NT-1アレックス
チェーンマインで攻撃するが、チョバムアーマーに阻まれ、逆にガトリングガンで蜂の巣にされた。

関連機体

以下の機体は「統合整備計画」に則って開発。本機を含めてコクピットブロックは全て共通規格であり武装も共有する。

メイス・ケンプファー
ゲーム『バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法』に登場したバンプレストオリジナル機。スカルジオングに利用され、チーフガンダムを暗殺した実行犯。
プロトタイプケンプファー
「1/144 ケンプファー」の組立説明書に掲載された試作機。ケンプファーとは形状に差異があり、緑色をしている。
フィギュア「ZEONOGRAPHY」のものは通常のケンプファーとのコンパーチブルの都合で機体色が青になっているほか、組立説明書のものとは形状が異なる。漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』にも登場した。

余談

  • 『0080』関連のメカニックデザイナーを担当した出渕裕氏は、ドイツ語に因んだ名前を付けたり、メカニックや服装に関してもその影響は強い。ケンプファーの概観・構造は当時の人気ロボットアニメである『機動警察パトレイバー』のレイバーに近いのは、出渕氏がパトレイバーのメカニックデザイン担当であることに由る。

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