「兜剣造」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎TV版: グレート本編第1話のを追加。)
116行目: 116行目:
 
==== 単独作品 ====
 
==== 単独作品 ====
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}})
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}})
:本人は登場しないが、「兜甲児に語りかける謎の声」として『マジンカイザー』の預言者らしき声が挿入される(玄田哲章氏の声で[[DVE]])。
+
:本人は登場しないが、「兜甲児に語りかける謎の声」として『マジンカイザー』の預言者の声が挿入される(玄田哲章氏の声で[[DVE]])。
  
 
=== 真マジンガー版設定 ===
 
=== 真マジンガー版設定 ===
199行目: 199行目:
 
;「いつまでそんな事にこだわっているんだ!」<br />「私は君をそんな小さな人間に育ててきた覚えは無い、私達にはもっと大事な使命があるんじゃないのかね」
 
;「いつまでそんな事にこだわっているんだ!」<br />「私は君をそんな小さな人間に育ててきた覚えは無い、私達にはもっと大事な使命があるんじゃないのかね」
 
:劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』で、[[ゲッターチーム]]への対抗心を燃やし続ける鉄也を平手打ちにして諭した台詞。
 
:劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』で、[[ゲッターチーム]]への対抗心を燃やし続ける鉄也を平手打ちにして諭した台詞。
 +
 +
=== OVA版 ===
 +
;[[兜甲児 (OVA)|甲児]]「何だ…?」<br />[[あしゅら男爵]](女)「おお…! な、何だ、この光は…」<br />あしゅら男爵(男)「ええい、ひるんでなるものか! 苦し紛れのこけおどしだ!」<br />甲児「おお…おお…いったいどうなってるんだ!」<br />???「甲児…兜甲児よ…」<br />甲児「うん…? 何っ!? 誰だ、お前は!」<br />???「過去を知り、未来を見通す大いなる意志!」<br />甲児「大いなる意志!? そいつが俺に何の用だ!」<br />???「兜甲児…お前は成長した…」<br />???「幾多の戦いを、厳しい試練を経て、マジンカイザーの真の操縦者となった…」<br />甲児「真の操縦者!? どういう事だよ!」<br />???「甲児よ、すべての力を発揮するのだ! 崇高なる場所へ崇高なる意志へと進み…」<br />???「マジンカイザーの新たなる力を解き放つのだ!」<br />甲児「新たなる力…新たなる力って…うわぁぁっ! な、何だ!?」<br />???「立てよ、兜甲児!」<br />???「今こそマジンカイザーの真の操縦者たる証、『カイザーブレード』の封印を解き放てぇっ!」
 +
:『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』にて、地獄城での最終決戦時のシーン。謎の預言者に導かれ、甲児はカイザーブレードを解放する。旧作を踏まえると預言者は恐らく剣造なのだろうが、劇中では正体は判明しなかった。
 +
:『GC(XO)』では、全行[[DVE]]で再現。甲児、あしゅら、謎の声と全てフルボイスとなっている。
  
 
=== 漫画版(桜多吾作版) ===
 
=== 漫画版(桜多吾作版) ===

2024年9月21日 (土) 20:39時点における版

兜剣造
読み かぶと けんぞう
外国語表記 Kenzo Kabuto
登場作品

マジンガーシリーズ

声優 柴田秀勝(TV版)
大竹宏(『Z』・91話)
大塚周夫(Z対暗黒大将軍)
玄田哲章(マジンカイザー)
高瀬右光(真マジンガー)
デザイン 永井豪(原案)
角田紘一(Z対暗黒大将軍)
森下圭介(TV版)
竹内進二(真マジンガー)
初登場SRW
旧作版
スーパーロボット大戦F完結編
OVA版
スーパーロボット大戦GC
真マジンガー
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人(日本人・サイボーグ
性別
所属 科学要塞研究所
役職 所長
テンプレートを表示

兜剣造は「マジンガーシリーズ」の登場人物。

概要

マジンガーZ対暗黒大将軍

暗黒大将軍率いるミケーネ帝国の襲来と、ボスボロットが空を飛ぶことを予言する謎の予言者として登場。

グレートマジンガー

科学要塞研究所所長で、グレートマジンガー開発者

その正体は実験中の事故で死んだと思われた兜甲児兜シローの実父で、父の兜十蔵によってサイボーグとして復活。科学要塞研究所にて密かにグレートマジンガーを開発、剣鉄也炎ジュンを引き取り、戦士としての訓練を積ませた。

鉄也とジュンにとっては厳しい面もありながらも親代わりとして実子の甲児と兜シロー同様に父としての深い愛情を持っているが、終盤の鉄也と甲児との対立に苦悩することになる。

そして最終回に鉄也をかばう為に管制室をデモニカ特攻させて死亡した。

44話では負傷した鉄也のかわりにグレートマジンガーを操縦するが飛行訓練すら受けておらず飛ぶだけで危なっかしいその姿に研究所員は「所長大丈夫なのかあんな調子で」「体だけはサイボーグだからちょっとした事には耐えられるだろうが」と容赦無いツッコミを入れられていた。

団龍彦の小説『スーパーロボット大戦』においては、『グレンダイザー』終了後の時系列である為既に故人であるものの、父の十蔵の死後、彼が手元に残していたはずのデビルマジンガーの設計図の一部が紛失していた事を気に病んでおり、万が一デビルマジンガーを製造し、悪用する者が現れた時に備えて、ゴッドマジンガーの設計図を弓教授に託していた。

マジンカイザー

預言者に扮した謎の男が登場する。旧作のことを考えれば剣造なのだろうが、劇中で正体は語られなかったためその実態は不明。

真マジンガー 衝撃! Z編

兜十蔵Dr.ヘル剣鉄也、妻の錦織つばさと共にバードス島の発掘に赴いた際、ミケーネの科学に触れたことで最強のロボットを造り上げるという野望に取り付かれてしまった。ケドラに支配されてDr.ヘルと共に3人を裏切ったが、鉄也によって動きを封じられた後つばさの銃撃を受ける。この出来事が一時期つばさと息子たちの間に亀裂を生んでいる。

本編中盤までは彼を騙るプログラムやブロッケン伯爵の変装としては登場したが、本人は死亡したものとされていた。しかし最終盤でつばさの前に姿を現す。

真マジンガーZEROシリーズ

漫画『真マジンガーZERO』の舞台世界では、TV版同様に故人。ミネルバXの語った過去の差異次元では十蔵の天才性についていけず弓教授と共に面罵されていたが、甲児がフラッシュバックビジョンで垣間見た世界ではマジンガーZの敗北に備えてグレートマジンガー(らしき新型ロボット)を準備していた。また一部の差異次元世界では十蔵に殺される展開が存在する…。

続編の『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では、鉄也・ジュン、そして4つの魔神パワーを備えたグレートマジンガーらと共に、別の差異次元の存在として登場する。日本に来襲した戦闘獣をグレートで掃討しつつあった中、より至上命題だったはずのマジンガーZEROの覚醒阻止を、むしろ促進させる誤算を犯してしまう。グレートでも抑えきれないZEROの凶威に絶望するが、鉄也の折れない闘志に覇気を取り戻し、最期はグレートブースターによりグレートマジンカイザーと成った事を見届けて、破滅を迎える地球に沈んでいった。

その次の舞台となる差異次元では、魔神パワーの解析に失敗したため、ピーキー極まるグレートマジンガーのテストパイロットを自ら務めた際に重体に陥り、全身をサイボーグ化。それを教訓に自らのクローンをベースに「プロ勇者・剣鉄也」を量産して、ミケーネ帝国と戦っていた。差異次元を繰り返す甲児の事情も理解しており、完全にカヤの外のシローはさておき、甲児とは共犯者的な信頼関係が築かれていた模様。

漫画版での扱い

永井豪の漫画版では、剣鉄也兜甲児が険悪な仲でない為か、温厚な人物として描かれる。しかし、「人質にされたジュンを諦めて、鉄也に攻撃を指示する」という非情な決断を下す事もある(ボスがジュンを救出することを計算に入れていた、という見方もできるが…)。

終盤では、鉄也達を光子力研究所の救援に向かわせ、自分は地獄大元帥率いる大軍勢を科学要塞研究所の奥深くに誘き寄せ、そして自身共々研究所を自爆させてミケーネ軍に大打撃を与えた。

桜多吾作の漫画版では、地獄大元帥の脅迫に屈して科学要塞研究所殲滅の決断を下した日本政府への絶望感から自暴自棄になったり、ゲリラ活動を行っていた際に、強盗行為を行った鉄也やジュン、シローに便乗して、自分も象牙の麻雀牌を強奪したりと、非常に人間臭い一面を見せている。最期はTV版同様の経緯で戦闘獣バルカニア特攻し、還らぬ人に。指揮官である彼の死によって、人類の敗北は決定的となる。

登場作品と役柄

旧作版設定

旧シリーズ

スーパーロボット大戦F完結編
初登場作品。スーパー系のみのシナリオ「絆」にてピンチに陥ったマジンガーZを助けるため、グレートマジンガービューナスAを発進させる。甲児と再会はしないが、会話を交わす。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
今回は劇場版の預言者姿も披露する。本シリーズの彼の死亡原因は光子力反応炉の実験中の事故による物とされ、妻もこの時に死亡している。
スーパーロボット大戦α外伝
現代編では鉄也とともに極東支部でティターンズに拘束され、脱出の際に負傷するイベントがある。エンディングで甲児とシローに再会する。
第2次スーパーロボット大戦α
グレート中心の話のため彼もかなり出番が多い。なお原作通り特攻しそうになるがギリギリのところでαナンバーズが間に合い特攻せずに済んだ。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
他の原作で死亡した博士系や長官系のキャラクターが死亡する展開が多いため、彼も死亡してしまう。このシーンでは司馬博士と共に専用のカットインが挿入される。ちなみにシチュエーションも特攻する相手もほぼ原作と同じ。なお弓教授の話からカイザースクランダーを作ったのは彼のようだ。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
スーパーロボット大戦A PORTABLE
スーパー系男を選択すると1話から登場、空から落ちてきた記憶喪失のアクセルを科学要塞研究所で受け入れる。
中盤では甲児とのわだかまりが解けない鉄也に、血筋ではない「心の絆」で結ばれていることを説き、戦場へ送り出す。
スーパーロボット大戦R
量産型グレートマジンガーを設計するがミケーネに奪われる。終盤では、他の博士と一緒にメテオの修復に協力している。
スーパーロボット大戦D
名前のみ登場。イグニスによって殺害されたことが語られる。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

VXT三部作

スーパーロボット大戦T
『INFINITY』での参戦であるため、故人。用語辞典には登録される。

単独作品

スーパーロボット大戦MXMX PORTABLE
原作終了後の設定だが、特に説明もなく生きている。宇門博士ダブルスペイザー開発計画に、弓教授共々協力する。また、グレートブースターの開発も行っていた(つまりミケーネ帝国との戦いではグレートブースターは使われなかった)。
スーパーロボット大戦NEO
スーパーロボット大戦X-Ω
TV版設定としては久々の登場。SSRサポートユニット。
メインシナリオでは甲児鉄也達からは機械獣の襲撃で命を落としたと思われていたが、実は身を潜めて迫り来る災難に備えていた

マジンカイザー版設定

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
本人は登場しないが、「兜甲児に語りかける謎の声」として『マジンカイザー』の預言者の声が挿入される(玄田哲章氏の声でDVE)。

真マジンガー版設定

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
『真マジンガー』設定で初登場。同作後半のキーパーソンとして登場。エネルガーZを駆り、甲児に襲い掛かる。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今作漸く本物が現れるが、その特徴を見せるために一枚絵での登場になっておりキャラクター事典に登録されない。また、つばさの前に現れた後はまた行方不明になっている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
顔グラが追加されようやくキャラクター事典に登録。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
ほぼ原作通りであるが、暗黒大将軍が倒された後は科学要塞研究所で療養しており、ガミアQに後を任せている。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
『真マジンガー』設定。ケドラに寄生された際にミケーネの復活を知り、原作同様の身体で真・科学要塞研究所を設立しグレートマジンガーを建造している。その後と再会し、彼女の手によって昭和版と同じくサイボーグに改造され、第40話にて妻も交えて甲児と再会。
今作では鉄也を蘇生させ、マジンエンペラーGを開発した。また、早乙女博士の遺した真ドラゴンを完成まであと一歩のところまで漕ぎつけていた。
困難ルートEDではもう一人の息子とも再会している。
スーパーロボット大戦X
直接は登場せず、会話中で存在に触れられるのみ。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
イベント「激戦!魔神達への挑戦状!」ではクレディオの召喚した幻影として登場する。
本物の剣造は生き延びたものの原作同様の身体になっており、ミケーネの神々の復活を阻止するためにマクロス・フロンティア船団に身を置いていた。あしゅら男爵によりハーデス神の復活が成った後はカイルスに合流。

パイロットステータス

特殊スキル

第2次Z再世篇
指揮官L3、見切りガード援護攻撃L4、精神耐性底力L5

サポートアビリティ

鋼鉄の愛
装甲、移動速度大アップ。

人間関係

兜十蔵
父親。重傷を負った剣造をサイボーグとして復活させた。
兜甲児
息子。
兜シロー
息子。サイボーグという負い目ゆえ、当初は実父である事を隠していた。多忙を極める職業柄、余り彼に構ってやれない事を心苦しく思っている。中盤でロボットJr.を与え、親子の名乗りも果たす。
剣鉄也
親代わりとして育て、戦闘訓練を施す。また、多忙でシローの学校行事に参加できない時には、彼に代理出席を一任する事もある。
炎ジュン
親代わりとして育て、戦闘訓練を施す。
弓弦之助
旧知の間柄で、『グレートマジンガー』では協力関係にあり、後を託した。
『真マジンガーZERO』のミネルバXが語る差異次元の1つでは、共に十蔵の弟子のような立場で、2人まとめて十蔵に暴言を叩きつけられてしまっている。
錦織つばさ
『真マジンガー』での妻。
剣鉄也 (真マジンガー)
『真マジンガー』では「友人」という設定に変更されている。

他作品との人間関係

早乙女博士
劇場版マジンガーシリーズにて共演。
桜多吾作の漫画版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』では、若人たちの喧嘩に神経を磨り減らすところを早乙女博士から諭される一幕もあった。
彼がOVA版設定で自身が真マジンガー設定となって共演した『V』では彼の研究を継ぎ真ドラゴンを開発し、エンブリヲに蘇生されて姿を現した彼から深く感謝された。
車弁慶
石川賢の漫画版『グレートマジンガー対ゲッターロボG~空中大激突~』では、新しいゲッター操縦者として挨拶された。
司馬遷次郎
第3次α』では共に息子達を救う為に特攻する。
イグニス
D』では彼に弓教授と共に殺害されてしまう。
セイジュウロウ・ソガ
SC2』における旧知の仲だった人物。

名台詞

TV版

「甲児、しっかりしなさい。今お前が倒れてしまったら私たちが人類の平和に掛けた願いが消えてしまうのだぞ。頑張るんだ甲児!」
マジンガーZ』第91話より。ハリビューンV6との戦闘で気絶してしまった甲児の夢の中に現れ、妻や十蔵と共に甲児を激励する。『マジンガー』作中では十蔵に比べ彼にスポットが当たることはほとんど無く、夢とはいえ『グレートマジンガー』本編に先駆けての登場となる。
「マジンガーZが斃れる。見殺しには出来ん…ブレーンコンドル!!」
「剣鉄也、刻は来た!グレートマジンガーを出動させ、暗黒大将軍率いる七つの軍団を叩き潰せ!!」
劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』より。劇中前半では謎の老預言者に変装しており、この台詞と共に正体を現す。大塚周夫氏の極めて力強い演技が光る上記の台詞を受けて、グレートは鮮烈なるデビューを果たす。
(甲児、しっかりしろ。そんな事でくたばってしまうマジンガーZではないぞ!甲児、決して死んではならん。戦い、戦い抜くんだ!)
同シリーズ第92話(最終回)にて。甲児が駆るマジンガーZが未知の敵である2体の戦闘獣相手に一方的にやられ、じわじわといたぶられていく様を科学要塞研究所のモニターで見ながら。しかしそんな父の思いもむなしく…。
「ミケーネの戦闘獣は、いつどこから襲って来るかわからない。あぁ、それに対応できる訓練を積んでおかなければならない」
グレートマジンガー』のテレビシリーズ第1話「大空の勇者 グレート・マジンガー」より。冒頭にて、嵐の悪天候なのにグレートマジンガーの訓練を開始する事にジュンや所員に「さすがに無茶」と反対されるが、鉄也は乗り気だった。それに続いてのこの補足説明なセリフである。
「鉄也君、つまらん事にこだわらんでくれ。シローの言うとおり、私達は親でも子でもない、お互いに心の通じ合った兄弟として、この日本を悪の手から救わねばならんのだ」
第55話で甲児への嫉妬から、窮地に陥った彼の救援に躊躇する鉄也に対し掛けた言葉。この言葉で鉄也は、甲児への嫉妬を捨てることになる。
「いつまでそんな事にこだわっているんだ!」
「私は君をそんな小さな人間に育ててきた覚えは無い、私達にはもっと大事な使命があるんじゃないのかね」
劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボ』で、ゲッターチームへの対抗心を燃やし続ける鉄也を平手打ちにして諭した台詞。

OVA版

甲児「何だ…?」
あしゅら男爵(女)「おお…! な、何だ、この光は…」
あしゅら男爵(男)「ええい、ひるんでなるものか! 苦し紛れのこけおどしだ!」
甲児「おお…おお…いったいどうなってるんだ!」
???「甲児…兜甲児よ…」
甲児「うん…? 何っ!? 誰だ、お前は!」
???「過去を知り、未来を見通す大いなる意志!」
甲児「大いなる意志!? そいつが俺に何の用だ!」
???「兜甲児…お前は成長した…」
???「幾多の戦いを、厳しい試練を経て、マジンカイザーの真の操縦者となった…」
甲児「真の操縦者!? どういう事だよ!」
???「甲児よ、すべての力を発揮するのだ! 崇高なる場所へ崇高なる意志へと進み…」
???「マジンカイザーの新たなる力を解き放つのだ!」
甲児「新たなる力…新たなる力って…うわぁぁっ! な、何だ!?」
???「立てよ、兜甲児!」
???「今こそマジンカイザーの真の操縦者たる証、『カイザーブレード』の封印を解き放てぇっ!」
マジンカイザー』にて、地獄城での最終決戦時のシーン。謎の預言者に導かれ、甲児はカイザーブレードを解放する。旧作を踏まえると預言者は恐らく剣造なのだろうが、劇中では正体は判明しなかった。
『GC(XO)』では、全行DVEで再現。甲児、あしゅら、謎の声と全てフルボイスとなっている。

漫画版(桜多吾作版)

「何を言うか」
「これも世界平和のため、働くための活力をやしなう必需品じゃ、レクリエーションがなけりゃ働く意欲はわかんよ、ちみ!!」
桜多吾作の漫画版にて、ゲリラ活動中に強盗を行ったジュン(洋服やドレス)、シロー(プラモデルやラジコン)、鉄也(運動靴とウォームアップ)に便乗し、自身も象牙の麻雀牌を強盗した際の台詞。
なお、「レクリエーション~ちみ!!」までの台詞は『健全ロボ ダイミダラー』健全ミニOVA Vol.2にて引用されている。
「しかし、こいつの威力はたいしたもんじゃ」
「ガンはペンよりも強し」
同じく桜多版。上記の台詞の直後に上機嫌で。
「全世界平和のためにゃ、今捕まるわけにゃいかん」
同じく桜多版。日本警察に追われ、トラックでパトカーを跳ね飛ばして強行突破した際の台詞。流石に弓教授も少し呆れ気味だった。この辺りの台詞を見ると甲児の父だと感じさせる。

スパロボシリーズの名台詞

αシリーズ

αα for Dreamcast

「弓教授、これからもお互いに光子力技術を地球の平和を守る為に役立てていきましょう」
第23話極東地区ルート「マジンガーZ対暗黒大将軍」より。弓教授と極秘に会見し、生存するに至った経緯を説明した上で、改めて光子力に携わる研究者としての誓いを立てるが…。
「…マジンガーは乗る者によって平和の使者にも、悪魔の使者にもなります…」
「もし、マジンガーが悪の手に渡ればどんな惨劇を招くことになるか十分承知しています」
「ですが、ミケーネ帝国やエアロゲイターに我々が屈服すれば、それ以上の惨劇が人々を襲うのです」
「彼らに打ち勝つには…マジンガー量産計画が必須なのかも知れません」
直後に打ち明けた「マジンガー量産計画」の内容を知り、眉を顰める弓教授へ語った真意。剣造自身、このプロジェクトが父の遺志に背くものである事を自覚している上に、諸手を上げて計画に賛同している訳ではないと述べているが、先に記した「誓い」が虚ろなものに聞こえてくる感は否めない。
万が一の時は、光子力研究所に秘匿されている「最後の手段」を行使するよう弓教授に懇願する剣造であったが、後に彼は敵がミケーネ帝国だけでは無かった事を思い知らされる。

α外伝

「そうだ…。お前やシロー…それに鉄也君にジュンは私のかけがえのない子供達なのだ…」
EDより。それまで自分の生存を甲児とシローに伏せていた剣造だったが、甲児とのわだかまりを乗り越えた鉄也の仲介により遂に親子の再会を果たす。そしてグレートマジンガーの開発者の正体を悟り、同時に兄弟機を駆る自分と鉄也の関係を悟った甲児に、剣造も甲児とシローだけでなく鉄也とジュンもまた自分の子供であると語るのであった。

第3次α

「甲児、鉄也、ジュン…」
甲児「何です、お父さん?」
鉄也「決戦前に何かアドバイスでも?」
「いや…もうお前達は一人前の戦士だ。私から教えるべきことは何もない」
ジュン「珍しいですね…。所長が私達のことを誉めるなんて」
「私からお前達に送る言葉は一つだけだ…」
「必ず生きて帰ってくるんだぞ。…親として願うことは、それだけだ…」
「所長…」
地球ルート第48話「さらば父よ、戦士達の旅立ち」のシナリオデモより。
甲児、鉄也、ジュンとの会話。
遷次郎「兜博士…」
「司馬博士…申し訳ありません。こんなことに付き合わせてしまって…」
遷次郎「何を言われるのです。若い生命を救うためなら本望…急ぎましょう!」
「科学要塞研究所…コントロールタワー分離!」
同話において。
地獄大元帥竜魔帝王によって甲児達が危機に陥っているのを見て、剣造は司馬遷次郎と共に科学要塞研究所のコントロールタワーを分離させる。αナンバーズを救うために。
「甲児、シロー、鉄也、ジュン…またお前達を孤児にしてしまうな…」
「今度はもう助かりはしまい。お前達は互いに力を合わせてしっかり生きぬいていくんだ…」
同話において。
コントロールタワーが科学要塞研究所から分離したのを見て、父の真意を察してしまった甲児、鉄也、ジュン、シローに対して、剣造はそう言い残し、司馬博士と共に地獄大元帥と竜魔帝王へと特攻するのだった……。
「甲児…マジンガーは神にも悪魔にもなれる力を与えてくれる」
「だからこそ、その力を与えられた我々は常に正義を忘れてはならない」
最終話「今遥か遠い彼方…」or「終焉の銀河」より。霊体となってザ・パワーの中から甲児に語り掛け、父・十蔵博士の言葉を交えて息子を鼓舞する。
「だが、お前達は人類を救う事が出来る!」
同上。剣造を救えなかった悔恨を引き摺るもう一人の息子・鉄也へ送るメッセージ。

関連機体

グレートマジンガー
ブレーンコンドル
ビューナスA
クインスター
ロボットJr.

余談

  • 『グレート』放送当時、児童誌「テレビマガジン」に載った記事によると、「サイボーグではあるが、生きていくための改造しか施されておらず、身を守る武器は内蔵されていない」とのこと。