「グエン・サード・ラインフォード」の版間の差分
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:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第58話より。前述にある通り、自身の行いを非難したアムロとクワトロに対して。 | :『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』第58話より。前述にある通り、自身の行いを非難したアムロとクワトロに対して。 | ||
;「買い被りですよ。何も持っていない私は、他人の力を利用するだけの男です。もし今日という日を迎えた事に私が貢献できていたとするなら、それは私に信じる力があったためでしょう」 | ;「買い被りですよ。何も持っていない私は、他人の力を利用するだけの男です。もし今日という日を迎えた事に私が貢献できていたとするなら、それは私に信じる力があったためでしょう」 | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == |
2016年10月19日 (水) 21:06時点における版
概要
地球の地方領主の御曹司。
地球の産業革命を目論む野心家であるが、若年ながらもその野心に見合う政治の才覚を持ち合わせた青年。実は少年愛傾向があり、そのためロラン・セアックを女装させたり手元に置こうとしたりしていた。
当初は月側と戦っていたが、野心から黒歴史に魅せられてギム・ギンガナムに協力する。しかし最終決戦の時には戦争を傍観する立場を取ってモビルスーツ工場へ向かおうとしたためギンガナムの怒りを買い、ターンXの砲撃を喰らう。この砲撃でウィルゲムが飛行不能となり、更にミハエル・ゲルンら部下に見限られ、全てを失った。
戦後、ウィルゲムは不時着。不時着地点付近に墜落したメリーベル・ガジェットを救出し、共にガリア大陸に向かったらしいが、その後の消息は不明。なおこの時、口ひげを生やしていた。
コミックボンボン版ではロランと最後の会話を交わしたことで彼がはもう自分が求め続けた『ローラ』になってはくれないことを理解し、爽やかに潔くロランに別れを告げて去って行った。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 原作同様にギンガナム側に付き、第38話ではアドラステアに搭乗、その後は小説版の設定であるブラックドールことサイコガンダムに搭乗する。パイロットとして声付きで正式参戦しているのは、今のところ本作のみ。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 終盤に『THE ビッグオー』のアレックス・ローズウォーター、その後は黒のカリスマ側に付く。死亡したような描写が描かれるが、実際は生きている。
- 没パイロットデータが存在しており、またサイコガンダムに乗る予定だったのかもしれない。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- シークレットエピローグでは自身を訪ねてきたロジャーと万丈にメトロポリスの結末を伝えた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- クロノのエージェントとして登場し、アウストラリス等新地球皇国との連絡役を行っていたが、裏で反皇国勢力に協力していた。
- 『Z』ではギンガナム艦隊と共闘していないのだが、何故かメリーベルを連れている。EDではイングレッサの領主に納まっていた。
人間関係
- メッサー・ラインフォード
- 祖父。福井晴敏氏の小説「月に繭 地には果実」では彼に「女」として扱われていたことが、グエンが歪んだ最大の要因であった事が終盤でグエンの口から語られている。
- ロラン・セアック
- 彼に様々な意味で好意を抱いており、「ローラ」と呼んで愛でている。
- リリ・ボルジャーノ
- 元婚約者。
- ギム・ギンガナム
- 月の技術と知識を求め、危険な相手と知りつつ接近する。
- メリーベル・ガジェット
- 決戦で敗北したが彼に命を救われ、エンディングでは行動を共にしている。
- キース・レジェ
- 小説版「月に繭 地には果実」ではロラン共々、彼がムーンレィスである事に感づいており、それ故自身の計画に利用する。
- イルの長老
- SRW未登場。グエンの臣下で地球側代表の一人。ディアナ・カウンターのノックス攻撃で妻と甥を亡くしており、最初の交渉会見の席でアジ大佐を暗殺した。自らの行為が地球と月を混乱させる愚行になることは理解していたが、どうしても許せなかったと死の間際にグエンに謝罪していた。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- ウッソ・エヴィン
- 『GジェネレーションDS』の宇宙世紀ルートでギンガナムと手を組んだとき、ロラン以外にも連れ込もうとしていた少年の一人。
- シャギア・フロスト、オルバ・フロスト
- 『α外伝』では最終的には彼らと手を組む。
- アムロ・レイ、クワトロ・バジーナ
- 『Z』ではメトロポリスによって黒歴史の最後に彼らの戦いで地球が破滅する事を知る。
- ムウ・ラ・フラガ
- 『Z』にてグエンのブラックドール軍団を最悪の趣味と酷評した。本作のブラックドール軍団は、サイコガンダムだけでなくデストロイガンダムも軍団の一員となっており、それに関連したものかもしれない。
- パプテマス・シロッコ、ギルバート・デュランダル
- 『Z』では彼らよりもうまく世界を治められると豪語していた。
- ブライト・ノア
- 『第3次Z天獄篇』ではクロノのエージェントになっていた事を「あの男らしい」と評されていた。
- シン・アスカ、ガロード・ラン
- 『第3次Z天獄篇』では相変わらず野心に燃えているグエンの姿をロラン共々、感心して笑っていた。
リアル系
- エルチ・カーゴ
- 『α外伝』でも『Z』でも親しい仲。文化人であるグエンは、彼女に好まれている(恋愛的な意味ではない)。
- ゲイン・ビジョウ、
- 『Z』では彼からもその手腕を認められていただけに、終盤の彼の行いには憤りを隠せなかった。
- メダイユ公
- 『Z』ではアナ姫を取引の材料にして、彼の元からメトロポリスを持ち出した。
スーパー系
- ロジャー・スミス
- 『Z』では彼からもその手腕を認められていただけに、終盤の彼の行いには憤りを隠せなかった。
- 破嵐万丈
- 『ZSPD』にて、ロジャーと共にメトロポリスの結末を問いにグエンの許を訪れる。
- アレックス・ローズウォーター
- 『Z』では終盤に彼と手を組む。
バンプレストオリジナル
名台詞
TV版
- 「年寄りが政治と外交をやっていれば、そうするしかないでしょう?」
- 第1話より。彼が技術開発に邁進する表向きの理由。
- 「彼はローラの方が似合うだろう?」
- 第2話より。この時点ではなんてことのない台詞だったが……。
- 「目には目、歯には歯、銃には銃で答えたい!」
- 第30話「胸に抱えて」より。目と歯の部分はハンムラビ法典であるが、そこに近代兵器である“銃”を加えた所に、彼の先進技術に対する強い思いが感じ取れる。その強すぎる思いは、やがて彼を暴走させていく事に。
- 「スカートを穿いて産業革命を起こせるような世の中になるにはまだ時間が…」
- 最終話、リリの「ローラをそんなにも愛しているなら、ご自分がスカートをお穿きになれば?」に対する台詞。スカートの件を否定しない所が色々な意味で彼らしい。そしてまだまだ産業革命を諦めてはいない様子。
小説版
- 「しかし理屈はどこまでいっても理屈だ。その理屈に従って地球降下作戦を実行した結果が、今回の戦争を引き起こしたのではなかったのですか?」
- 小説「月に繭 地には果実」にて、ディアナが月に直接戻り、アグリッパを降す作戦をこう批判する。
- 「過去、悲惨な戦いの歴史があった。それは認めましょう。しかしわたしは歴史学者でも、哲学者でもない。事業家を志す者だ。人々が求めるものを作り与え、幸せであろうとする本能に忠実たらんとする者だ。約束通り、月の科学技術を引き渡していただきたい」
- 同上。黒歴史の真実とアグリッパの敗北を見届けた後でこともなげに。「ウィルゲムとターンAを貸与する見返りとして、月の科学技術を無条件で引き渡す」事は確かに事前に決められていたことであったが、この瞬間、グエンは獰猛な本性を現し、ロラン達の敵に回った。
- 「悪いが、女性には興味がないんだ。主人として躾けられるというのなら、今からでもいい。ローラを私にくれないか?そうしたら考え直してもいい」
- 同上、ディアナを演じてまで自分という「男」に尽くそうとするキエルに対して。流石にグエンも言い過ぎたとは思ったのだろうか、後にキエルに扮したディアナに対し、謝罪と自分がそうなった背景について釈明している。
スパロボシリーズの名台詞
- 「何とでも言うがいい。勝った者が歴史を作る…それはあなた方イレギュラーが教えてくれたことだ」
- 『α外伝』での、クワトロとの戦闘前会話。「道を誤った」と告げるクワトロに対して。
- 「アムロ大尉、クワトロ大尉。あなた達に、そのような言葉を言う資格はないのですよ」
「この『メトロポリス』には黒歴史の様が詳細に描かれてましたよ。あなた達の私闘が世界を巻き込み、地球が死の星になった事実も」 - 『Z』第58話より。前述にある通り、自身の行いを非難したアムロとクワトロに対して。
- 「買い被りですよ。何も持っていない私は、他人の力を利用するだけの男です。もし今日という日を迎えた事に私が貢献できていたとするなら、それは私に信じる力があったためでしょう」
- 『第3次Z天獄篇』第46話にて、カルロス・アクシオンとの会話の中で。自分の今の立ち位置について自嘲しているようにも見える。
搭乗機体
- ウィルゲム
- ガンダム系ゲームなどでは、大体この艦の艦長扱いとして出演している。SRW未登場。
- サイコガンダム
- 小説版『∀ガンダム』(佐藤茂版)では「ブラックドール」という名で本機が登場し、グエンが搭乗した。
スパロボでの搭乗機体
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