「星の屑作戦」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
1行目: 1行目:
 
== 星の屑作戦(Operation Stardust) ==
 
== 星の屑作戦(Operation Stardust) ==
『[[機動戦士ガンダム0083]]』において、[[ジオン軍]]残党の[[デラーズ・フリート]]により決行された大規模作戦。作戦は大まかに三段階に分かれる。
+
『[[機動戦士ガンダム0083]]』において、[[ジオン公国軍]]残党の[[デラーズ・フリート]]によって決行された大規模作戦。作戦は大まかに三段階に分かれる。
  
 
=== ガンダム強奪 ===
 
=== ガンダム強奪 ===
'''[[地球連邦軍]]により極秘裏に開発された、戦略核搭載[[モビルスーツ|MS]]・[[ガンダム試作2号機|GP02A]]の強奪'''。連邦仕官の制服を着た[[アナベル・ガトー]]が、工作員ブラウ・エンジェルの手引きにより[[トリントン基地|連邦基地]]に潜入、堂々とGP02Aに乗り込み、逃走する。その後、連邦の追っ手を連れたまま[[アフリカ]]まで海中を進み、[[キンバライド基地]]で連邦追撃隊の迫る中、[[HLV]]により宇宙へと持ち出される。
+
'''[[地球連邦軍]]により極秘裏に開発された、[[核ミサイル|戦略核]]搭載型[[モビルスーツ|MS]]・[[ガンダム試作2号機|GP02A]]の強奪'''。連邦仕官の制服を着た[[アナベル・ガトー]]が工作員ブラウ・エンジェルの手引きによって[[トリントン基地|連邦基地]]に潜入し、堂々とGP02Aに乗り込んで逃走する。その後、連邦の追っ手を連れたまま[[アフリカ]]まで[[海|海中]]を進み、[[キンバライド基地]]で連邦追撃隊の迫る中、[[HLV]]によって[[宇宙]]へと持ち出される。
  
 
=== 観艦式強襲 ===
 
=== 観艦式強襲 ===
'''最終段階である[[コロニー落とし]]の陽動として、強奪したGP-02で宇宙要塞[[ソロモン|コンペイ島]]で行われている観艦式を襲撃する'''。事前情報により観艦式が行われることを知っていたデラーズ・フリートは、ガトーとGP02Aを送り、艦隊の約2/3を葬り去った。
+
'''最終段階である[[コロニー落とし]]の陽動として、強奪したGP02Aで宇宙要塞[[ソロモン|コンペイ島]]で行われている観艦式を襲撃する'''。事前情報により観艦式が行われることを知っていたデラーズ・フリートはガトーおよびGP02Aを送り、戦術核によって連邦艦隊の約2/3を葬り去った。
  
 
=== コロニー落とし ===
 
=== コロニー落とし ===
'''観艦式強襲の隙に輸送中のコロニーを強奪し、北米に落下させる'''。まず[[月|月面都市]][[フォン・ブラウン]]へと向け、[[月|月面都市]]は緊急回避的にコロニーに残っていた推進剤にレーザーで起爆、コロニーは大加速を得て[[地球]]へと落ちていくのだった。
+
'''観艦式強襲の隙に輸送中のコロニーを強奪し、北米に落下させる'''。まず[[月|月面都市]][[フォン・ブラウン]]へと向け、月面都市は緊急回避的にコロニーに残っていた推進剤にレーザーで起爆、コロニーは大加速を得て[[地球]]へと落ちていくのだった。
  
[[エギーユ・デラーズ|デラーズ]]の計画したこの計画は、多大な犠牲を払いつつも完全に遂行され、穀物地帯の北米は焦土と化した。連邦はコロニー落下を輸送中の事故と偽り、南極条約違反であったガンダム試作2号機を含む「[[ガンダム開発計画]]」の記録を抹消することで事件を隠蔽した。この後、連邦は[[ティターンズ]]を結成、[[グリプス戦役]]へと突き進んでいくことになる。
+
[[エギーユ・デラーズ|デラーズ]]の[[計画]]した「星の屑作戦」は、多大な犠牲を払いつつも完全に遂行され、コロニー落としの影響で穀物地帯である[[南北アメリカ|北米]]は焦土と化した。[[地球連邦政府]]はコロニー落下を輸送中の事故と偽り、[[南極条約]]違反であったGP02Aを含む「[[ガンダム開発計画]]」の記録を抹消することで事件(いわゆる「[[デラーズ紛争]]」)そのものを隠蔽した。その後、連邦軍内部においてデラーズ紛争を口実に[[ティターンズ]]が結成され、[[30バンチ事件]]等の[[スペースノイド]]への苛烈な弾圧を経て[[グリプス戦役]]へと突き進んでいくことになる。
  
 
== スパロボにおいて ==
 
== スパロボにおいて ==

2016年1月18日 (月) 07:29時点における版

星の屑作戦(Operation Stardust)

機動戦士ガンダム0083』において、ジオン公国軍残党のデラーズ・フリートによって決行された大規模作戦。作戦は大まかに三段階に分かれる。

ガンダム強奪

地球連邦軍により極秘裏に開発された、戦略核搭載型MSGP02Aの強奪。連邦仕官の制服を着たアナベル・ガトーが工作員ブラウ・エンジェルの手引きによって連邦基地に潜入し、堂々とGP02Aに乗り込んで逃走する。その後、連邦の追っ手を連れたままアフリカまで海中を進み、キンバライド基地で連邦追撃隊の迫る中、HLVによって宇宙へと持ち出される。

観艦式強襲

最終段階であるコロニー落としの陽動として、強奪したGP02Aで宇宙要塞コンペイ島で行われている観艦式を襲撃する。事前情報により観艦式が行われることを知っていたデラーズ・フリートはガトーおよびGP02Aを送り、戦術核によって連邦艦隊の約2/3を葬り去った。

コロニー落とし

観艦式強襲の隙に輸送中のコロニーを強奪し、北米に落下させる。まず月面都市フォン・ブラウンへと向け、月面都市は緊急回避的にコロニーに残っていた推進剤にレーザーで起爆、コロニーは大加速を得て地球へと落ちていくのだった。

デラーズ計画した「星の屑作戦」は、多大な犠牲を払いつつも完全に遂行され、コロニー落としの影響で穀物地帯である北米は焦土と化した。地球連邦政府はコロニー落下を輸送中の事故と偽り、南極条約違反であったGP02Aを含む「ガンダム開発計画」の記録を抹消することで事件(いわゆる「デラーズ紛争」)そのものを隠蔽した。その後、連邦軍内部においてデラーズ紛争を口実にティターンズが結成され、30バンチ事件等のスペースノイドへの苛烈な弾圧を経てグリプス戦役へと突き進んでいくことになる。

スパロボにおいて

スパロボでは核攻撃までは成功することが多いが、コロニー落下はコロニーがブラックホール・クラスターで破壊されたり、プリベンターの工作員により軌道を逸らされたりと、中々成功していない。

スーパーロボット大戦Z』には『0083』は参戦していないものの、用語集に過去の出来事として収録されている。