ジョゼフ・コープランド

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ジョゼフ・コープランド
外国語表記 Joseph Copland
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 楠大典(TV版)
中田譲治(SE)
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 地球人(ナチュラル
性別
所属 大西洋連邦
役職 大統領
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ジョゼフ・コープランドは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物。

概要

コズミック・イラにおける大西洋連邦大統領。「プラントも含めた地球圏統一連合」というスローガンを掲げているが、本当にコープランド自身の考えによるかロゴスによる詭弁かは不明[1]

作中の描写からはブルーコスモスのシンパでなく、良くも悪くも平凡な政治家と言える。そのためか顔は平凡な印象で、モブシーンにでも出てきそうな目立たない、恰幅が良いだけの普通のおじさん風である。ロード・ジブリールをはじめ、妙に濃い顔の面子が多いロゴスのメンバー達とは対照的ですらある。

地球連合政府内部では穏健派で、ロゴスの意向に従っていたが、戦局が悪化すると次第に距離を置き始めるようになる。ただし、レクイエム攻防戦の場面ではアルザッヘル基地司令室内で険しい表情を浮かべたコープランドの姿が確認できるため、あくまでもロゴス派として行動している事が窺える[2]。ロゴス壊滅後もアルザッヘル基地に留まっており、ギルバート・デュランダルにコンタクトを取るための申し入れを行っていた。しかし、同時にアルザッヘル基地より連合軍月艦隊が発進したため(この辺りの内情は本編ではわかりにくいが、小説版である程度補完されている)、これを口実にレクイエムによりアルザッヘル基地ごと破壊され、死亡。

小説版では本編通りに行動しているが、「ロゴスの実態が暴露された後は、暴徒を避けるためにコープランドは行方をくらませた」と記述されており、アルザッヘル基地にいたのは避難していたためと思われる。ロゴス壊滅後にアルザッヘル基地から地球連合軍月艦隊が発進した件に関してもプラントへの抵抗を示す軍部と「袂を分かつ」と表現されており、艦隊発進はコープランドの意志ではなく、むしろ彼は地球連合とプラントの停戦を模索していた様子である[3]。しかし、デュランダルからは「小物」「連合を掌握しているならまだしも、軍部の突出を抑える力すらない」としてコープランドの価値を見出す事なく本編通りにアルザッヘルにレクイエムを撃ち込まれて死亡した。

登場作品と役柄

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。ブレイク・ザ・ワールド後、新地球連邦の大統領となるが、その後のデュランダルからの賢人会議の存在を暴露するメッセージとシロッコ達のクーデターにより、その座を追われ以降は一切出てこなくなり、その後については不明。
死亡しない分、扱いは原作よりマシかもしれない。なお、後任にはフィクス・ブラッドマンが就任した。

人間関係

ロード・ジブリール
彼等ロゴスの力で当選。言うなれば、プロパガンダとして利用された。
しかし、コープランド自身は内心で、世界の状況を分かっておらずにコーディネイターを潰す事しか考えていないジブリールには呆れていた模様である。
ギルバート・デュランダル
彼がデスティニー・プランを発動した後、どうにかして融和を図ろうとしたが、レクイエムによる砲撃で死亡する。

他作品との人間関係

フィクス・ブラッドマン
Z』では後任。

名台詞

「そう簡単にはいかんよ、ジブリール。せっかちだな、君も」
第9話「驕れる牙」より。地球連合軍のプラント攻撃が決定して、ジブリールが「攻撃は何時から始まるのか?」との問いかけに対する返答。
コープランドが戦争に積極的ではない事が分かる反面、彼の周囲に開戦を望むものが大勢いる事を窺わせる台詞。
「だが、我らとて手一杯なのだ[4]。大体、君のファントムペインだって大した成果を挙げられていないじゃないかッ!」
第22話「蒼天の剣」より。開戦してから核攻撃は防がれ、宇宙戦線ではプラント本国と月面アルザッヘル基地を挟んだ月軌道での小競り合いに終始し、地球戦線でもユーラシア西側地域の反乱とザフトの介入で打つ手無しになりつつある時の打ち合わせでジブリールと口論になった際の逆襲。
コープランドは元々開戦したかった訳でもなく、ロゴスとジブリールの圧力という名の指示に従っただけだったが、その張本人から「この劣勢はお前らのせいだ」と他人事みたいな罵声を投げかけられれば頭にくるであろう。この言葉にはジブリールも反論に詰まってしまい、矛先を変えるかの様にオーブに派兵を強要する事を提案する。
なお、スペシャルエディションII「それぞれの剣」では、敵意剥き出しに「君こそ、ご自慢のファントムペインはどうしたのかね?」と言い返しており、ロゴスの傀儡という立場であってもジブリールには好印象を持っていないと思われる。

脚注

  1. 第1次連合・プラント大戦直後に当選した事や当時の地球連合軍が月面プトレマイオス基地消失等の宇宙戦力の大損害を考慮すると、ロゴスは戦力回復のための休眠期と見て、あえて穏健派の起用を行ったためと思われる。第1次大戦後、大西洋連邦を含む連合軍内では反コーディネイター思想の反動から逆にコーディネイター寛容論が広がっており(コープランドの前任が主導)元々、コープランドが穏健派として知られていた事を考えると、プラントとの融和を考慮した政策開示を行っていても不思議ではない。
  2. もっとも、ジブリールレクイエム発射に関して「コープランド大統領の様な臆病者」と発言している事から、コープランド自身はレクイエムの使用に賛同していないと思われる。
  3. アニメ・小説版双方でコープランドの演説が報道されているが、恐らく軍部批判であると思われる。
  4. 小説版ではユニウス・セブン落下直後で多くの連合軍部隊が災害救助や復興支援で戦闘に参加できない、というコープランドの苦しい内情が分かる。

資料リンク