機動戦士ガンダムUC
- 2007年2月小説連載開始~2009年9月完結
- 2010年3月OVA公開~2014年春完結予定
- 初参戦スパロボ:第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
概要
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアから3年後にあたる宇宙世紀0096年を舞台に、謎の最高機密「ラプラスの箱」を巡り連邦軍とジオン残党軍「袖付き」の争いに巻き込まれた少年バナージ・リンクスの戦いを描く物語。なお物語の根幹には宇宙世紀0001年に発生したラプラス事件が深く関わっている。
2007年2月より雑誌「ガンダムエース」誌上にて福井晴敏氏によって連載が開始され、2009年9月号に完結。その後OVAの製作が発表され、2010年3月より公開された。また漫画版である「機動戦士ガンダムUC バンデシネ」がガンダムエース2010年3月号より連載されている。
「逆襲のシャア」より3年後の舞台であるため登場人物や機体にもその設定が深く反映されているが、機動戦士Ζガンダムや機動戦士ガンダムΖΖの設定も積極的に取り入れられている。特に、「ΖΖ」に関しては「劇場版Ζ」との兼ね合いもあったため扱いがどうなるか注目されていたため反響を呼んだ。また時系列的に未来にあたる「機動戦士ガンダムF91」に繋がる設定も見られる。
ストーリー
シャアの反乱から3年後の宇宙世紀0096年、工業コロニー「インダストリアル7」においてビスト財団がジオン残党軍「袖付き」に「それが開かれる時には連邦政府が滅びる」とまで言われる最高機密「ラプラスの箱」を譲渡しようとしていた。
一方、コロニー内のアナハイム工専に通う少年バナージ・リンクスは箱の譲渡を阻止しようと単身潜入した謎の少女オードリー・バーンと出会い、次第に彼女に惹かれていく。
だがそこに取引を察知した連邦政府とアナハイム・エレクトロニクス社が軍を介入させ、コロニーは戦火に包まれてしまう。そのような中でオードリーを探していたバナージはビスト財団当主カーディアス・ビストと対面。彼から出生の秘密を聞かされると同時に「箱の鍵」とされるMS「ユニコーンガンダム」を託される。
果たして、「ラプラスの箱」の正体とは、そして、バナージの運命は……
登場人物
民間人
- バナージ・リンクス
- 本作の主人公。ユニコーンガンダムを託される。
- オードリー・バーン
- 本作のヒロイン。「袖付き」の要人であり、コロニーに単身潜入した際にバナージと出会う。その正体は…
- タクヤ・イレイ
- ミコット・バーチ
地球連邦軍
ロンド・ベル
エコーズ
ネオ・ジオン残党軍
袖付き
- フル・フロンタル
- 「袖付き」首魁。「シャアの再来」と呼ばれており、仮面や容姿、声まで酷似している謎の男。戦闘力や交渉術に関しても一流の物をもつ。アニメ版ではシャアと同じく池田秀一氏が声を担当している。
- マリーダ・クルス
- アンジェロ・ザウパー
- スベロア・ジンネマン
- フラスト・スコール
- ギルボア・サント
ジオン残党軍
ビスト財団
- カーディアス・ビスト
- ビスト財団第2代当主。サイアム・ビストの孫。「袖付き」に「ラプラスの箱」を譲渡しようとするが・・・
- アルベルト・ビスト
- カーディアスの息子。
- マーサ・ビスト・カーバイン
- ガエル・チャン
- カーディアスの側近。
- サイアム・ビスト
- ビスト財団創始者。冷凍睡眠により西暦の時代より100歳以上の高齢で生き永らえている。アニメ版では機動戦士ガンダムのナレーションを務めた永井一郎氏が声を担当しており、「1st」のナレーションは彼のモノローグであるという意図を持たせている。
登場メカ
地球連邦軍
袖付き
- この他、連邦軍、ジオン残党軍の機体として過去作品から様々な機体が登場する。中にはアニメに初めて登場した機体も多い。
登場作品と扱い方
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。「逆襲のシャア」と同時参戦。
用語
主要スタッフ
- 製作会社
- サンライズ
- 原作
- 矢立肇・富野由悠季
- 監督
- 古橋一浩
- シリーズ構成・脚本
- むとうやすゆき
- キャラクターデザイン
- 安彦良和(オリジナル)、高橋久美子
- メカニックデザイン
- カトキハジメ、佐山善則、石垣純哉、玄馬宣彦
- 音楽
- 澤野弘之
余談
- 原作が文章媒体という事もあるためか登場人物の設定を始め、性的及び残酷要素が多く見受けられる事でも有名。OVA及び漫画版ではこれらは若干マイルドに描かれている。また729と920の番号を持つ特殊部隊、正体不明のシーゴーストに撃沈される潜水艦ボーンフィッシュ、圧死するキクマサ等、ところどころに福井晴敏作品のセルフパロディが取り入れられている。
商品情報
OVA
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