アデナウアー・パラヤ
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アデナウアー・パラヤ(Adenauer Paraya)
- 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 声優:嶋俊介(原作)、中田和宏(Gジェネ魂)
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:地球連邦政府
- 役職:参謀次官
地球連邦政府の参謀次官でクェスの父親。シャア・アズナブルと和平交渉を行い、彼にアクシズを売却するという失策を犯してしまう。その後シャア艦隊の不意打ちを受け、クェスのヤクト・ドーガの攻撃で死亡する。
作中にて彼が連れている女性は愛人で、クェスの母親とは別人。クェスが尋常ではない嫌がり方をしているのはこのためである。つまりは、富野作品によくいる「ダメな親」の典型。仕事の方でも、すでにフィフス・ルナを落としているシャアに対し、ご丁寧にもアクシズを売りつけるというダメっぷりを披露しており、シャアが嫌悪する地球側の人間達の象徴ともいえる。
ちなみに彼の所属についてだが、連邦「政府」なのか、連邦「軍」なのか、明確に描写されていない。「参謀」という肩書きから軍事的な機関に属していることは確かだが、「交渉の場で軍服を着ていない」「小説では政府・軍どちらとも書かれている」などなど。一応、視聴者の間では「宇宙軍省の高級官僚」が有力視されている。
ここでは便宜的に「政府」扱いとする。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 原作同様の役割だが、序盤から三輪と交渉したりするので割と目立つ。ネオ・ジオンとの交渉後、いつの間にか登場しなくなる為、原作のようにクェスに殺されたりはしない。単に死亡イベントが描かれなかったともいえるが。ちなみに娘は死亡してしまうものの、ハマーン休戦ルートでは彼の交渉が報われるので、原作よりはよほどマシな扱いであろう。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- Zシリーズ初登場で、第2次αから約11年ぶりとなった。
人間関係
- クェス・パラヤ
- 娘。情けないくせに愛人を囲うなどしたために失望されている。結果的に彼女によって殺害される事になる。
- シャア・アズナブル
- 彼と和平交渉をするが…。
- ブライト・ノア
- ブライトの艦であるラー・カイラムに一時同乗。シャアとの交渉終了後、彼にアクシズをネオ・ジオンに売却してしまった事の危険性を追求されたが、アデナウアーは意に介さなかった。
- その後、ブライト率いるロンド・ベル隊はアデナウアーの失策の尻拭いをするハメになってしまった。
- キャサリン
- 愛人。当然、クェスとうまくいかず、彼女と宇宙へ行くのを拒んだ。SRW未登場。
他作品の人間関係
ガンダムシリーズ
- ハマーン・カーン
- 第2次αでは彼女と交渉する事に。休戦ルートではそのお陰でシャアがアクシズを落とせない事態になったが、正史である拒絶ルートでは結局ハマーンがアクシズをシャアに明け渡す事に…。
無論、彼女には「俗物」と見下されている。 - シーマ・ガラハウ
- 第2次αでは彼女の手引きでハマーンと交渉した。
- エイパー・シナプス
- 第2次αではアデナウアーのやり方に内心不満を持っていた。
- リディ・マーセナス
- 政府関係者であるためか、彼の家のことをよく知っており、初対面で父親であるリカルドの息子だと即座に気づいた。
スーパー系
- 三輪防人
- 第2次αでは序盤で彼と交渉する。アデナウアーの方が立場が上の為、三輪に難題を押しつけて反感を買う事になるが、一応、三輪に難題を押し付けた事に責任を感じている節はある。
- 大文字洋三
- 第2次αではシナプスと同様にアデナウアーへ内心不満を募らせていた。
名台詞
- 「神様…」
- 乗っているシャトルのすぐ近くでMS戦が起こって、一人縮こまってのセリフ。娘であるクェスに唾を吐かれてしまう。
- 小説ではさらに、コックピットに通じるドアを叩いて絶叫するという見苦しい行動に出る。
- 「隕石のアクシズを売った金で連邦政府の福祉政策が充実するんだぞ。でなければ、シャアはコロニー潰しをかけると言ったんだ」
- シャアとの交渉終了後にアクシズを売った危険性をブライトに追求されての発言。これに対しブライトはシャアがコロニー潰しではなく地球潰しを狙っていると反論するが、アデナウアーは全く意に介さなかった。
- そもそも福祉政策というのも、地球にいる一部の特権階級の人間のみが恩恵を受ける物であったと思われる。
- 「なんで逃げん!?」
- ネオ・ジオンの裏切りにより連邦艦隊がやられていくのを見ての一言。その直後、娘に殺されるという皮肉な最期を迎えることに……
スパロボシリーズの名台詞
- 「大空魔流戦隊を火星へ向かわせる代わりに、そちらへジム部隊を派遣する」
- 第2次α序盤における三輪との交渉で。この台詞を読んで思わず噴いたプレイヤーは多いだろう。いくら何でも強力なスーパーロボット軍団とジム部隊では釣り合うはずがない。次のシーンで剛健太郎からそれを聞いた大文字博士も呆れたのか、「……わかりました」と返している。
- 「せっかく親子が再会したのだ。少しでも一緒の時間があったほうがいいだろう」
「それに私も娘を連れている。娘も彼がいたほうが喜ぶだろうしな」 - 第3次Z時獄篇にて。原作でのアデナウアーを見ると粋な計らいとも言えなくも無いが、彼が言っても説得力に欠けるのも事実である。
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