ディーン・アノン
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ディーン・アノン(Dean Anon)
ヴェイガンの本拠地のコロニー「セカンドムーン」に住んでいる少年。妹のルウ・アノンと二人暮らしで日々を懸命に生きている。自分たちを火星圏に追いやった連邦を憎み、ヴェイガンの地球帰還を強く願っている。
街で物盗りにあったキオを救い、彼を自宅に招く。素性の知れないキオを当初は警戒するが、来客に喜ぶルウの姿を見て態度を改める。その後、キオと交流を深めるが、ほどなくしてルウは死去。彼女の最期の願いを叶えてくれたキオに感謝を述べ、遺品である絵日記を渡す。その後、「ルウの墓を地球に作る」という願いを実現するため軍へと志願する。
ラ・グラミス攻防戦ではXラウンダーであった事実が判明。Xラウンダー専用機のジルスベインを駆ってキオとのガンダムAGE-FXと対峙するが、四肢を破壊され敗北する。そして、キオの涙の説得を聞き彼と和解した直後、ザナルドに背後から撃たれ戦死した。
なお、OVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』(SRW未登場)には登場しないが、エピローグにてアノン兄妹の墓がディーンの望んでいた場所に建てられている。アノン兄妹の魂は、隣に建ったゼハートおよびフラムの墓と共に、『エデン』で眠ることとなった。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 概ね原作と同じ役回り。最後はザナルドに機体を撃墜されるも、そこをバジュラクイーンに助けられ、ディーヴァの中で息を引き取る。しかし、フラグを満たせば一命をとりとめ、ブライティクスに参加する。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
特殊スキル
人間関係
- ルウ・アノン
- 妹。マーズレイの影響で余命は幾許もなく、後に病死する。
- キオ・アスノ
- 当初は警戒していたが、後に打ち解ける。
- ザナルド・ベイハート
- 戦闘不能にされてキオと和解した直後、彼の放ったビーム砲に貫かれ戦死した。
- ゴドム・タイナム
- 小説版で邂逅。新兵同然だったディーンに男女の愛について何たるかを延々と抗議した後、彼を酒の席にまで付き合わせた。
- ゼハート・ガレット
- 原作では特に絡みはないが、BXでは地球人と心通わせた同胞である彼に対し「かつて地球人と交流を行おうとした者がいたが、失敗した」として自身の体験である事は伏せつつ、かつての過去を語る戦闘前会話がある。
他作品との人間関係
- ランカ・リー
- BXでは、妹ルウがランカの歌「放課後オーバーフロウ」のファンであり、彼女とも交流を深める。キオと対峙した際は、ランカの歌が和解を後押しした。
- ハルカ・ミナト、メグミ・レイナード
- BXではキオに加えて木連によりセカンドムーンに連れ去られた彼女達とも交流を深める。
- ロニ・ガーベイ
- BXでは彼女の生存フラグを満たした場合、軍に志願する事を決断した際、彼女と出会う。
- クイーン・フロンティア
- BXではザナルドに撃たれたところを彼女(?)に助けられている。
- 地球防衛組
- BXでは生存フラグを満たした場合、第46話でついに地球に降りる夢が叶い、彼らやキオと共に観光を楽しむ。
名台詞
- 「それはいつだ!? 今日か!? 明日か!? 1年後か!? 100年後か!?」
- 「地球と火星の人々が戦わなくて済む世界を創りたい」というキオに対する反論。
- 極限の世界を生きてきたディーンにとってキオの論理は、「どれだけ長く待たされるのか分からない漠然とした理想」に過ぎず、怒りを露わにする。
- これは「戦争はいつ終わるのか」という疑問を力強く現した台詞であり、これに明確な答えを返せる者は誰もいない。何故ならば、果て無き争いの連鎖を断ち切る術等、誰一人として知らないのだから…。
- 「キオ…俺さ、俺…地球で一番見晴らしのいいところにルウの墓を作ってやりたいんだ…。周りにはあいつが見たがってた花が一面に咲き誇り、見下ろすと鏡みたいな湖がずっと遠くまで広がってて…。キオも、時々はルウに会いに来てくれるか?」
- 激戦の末戦闘不能になってしまうが、キオの想いはディーンに届き、ディーンも再び心を開き友人としてキオに自らの夢を語る。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「不意打ちじゃなければ、お前なんか!」
- BXにおいて生存フラグが成立した場合の、ザナルドとの特殊戦闘台詞。確かにディーンと違い、ザナルドはXラウンダーではないので、戦闘能力的にはあながち間違っていない。
- 「やめるんだ! 火星と木星、互いが手を取り合えば、生きて行けるはずなんだ!」
「恨みを忘れろなんて言えない…けど、過去ばかり振り返ってちゃダメなんだ!」 - BXにおける木連との特殊戦闘台詞。星は違えど、同じ極限環境で生き抜かねばならなかった者同士、ディーンには彼らの気持ちが良く分かる。
- しかし、それだけでは何も変わらないことも知っているからこそ、彼らと戦う。
シナリオデモ
- 「ルウ…ごめん…ごめんな…。兄ちゃん、お前の為に頑張りたかったけど…」
- BX第40話「それぞれにとって大事なモノ」より、キオと対峙したディーン。
- 亡き妹ルウのため、自分を捨ててなお戦おうとするが、その時戦場に響いたのは、ランカの「放課後オーバーフロウ」…。ルウが好きな歌だった。ルウとの思い出を消すことはできない。そう悟ったディーンはキオと和解した。
- 「なあ、キオ…。最後にひとつだけ…頼めるか…?」
「平和になったらさ…。俺達の墓を…地球に建ててもらえない…か…」
「楽しみだなぁ…。地球は…俺達の今まで見たどこよりも…もっときれい…なんだろうな…」
「本当に…楽しみ……だな…ぁ…」 - 同じくBX第40話にて、生存フラグが成立していない場合の台詞。キオは地球で一番見晴らしのいい、花や湖が綺麗な場所に必ず作ると約束し、直後息を引き取った。
- 一方、生存した場合はキオと共に地球へ行くという夢を叶えることが出来、地球で亡きルウに想いを馳せている。
搭乗機体
- ジルスベイン
- 搭乗機。Xラウンダー部隊専用機。
資料リンク
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