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2024年10月14日 (月) 01:49時点における最新版
マクギリス・ファリド | |
---|---|
外国語表記 | Mcgillis Fareed[1] |
登場作品 | |
声優 |
櫻井孝宏 藤原夏海(幼少期) |
デザイン |
伊藤悠(原案) 千葉道徳(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
偽名 | モンターク |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
出身 | 地球圏 |
所属 |
ギャラルホルン監査局 モンターク商会(偽名時) |
軍階級 | 特務三佐 |
マクギリス・ファリド / モンタークは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ギャラルホルンを統べる七つの名家「セブンスターズ」の一席であるファリド家の子息。軍では監査局に所属し、ギャラルホルン内部の監査を担当する。ガエリオ・ボードウィンやカルタ・イシューとは幼馴染関係にある。
不正に対して厳格で冷静に洞察力を披露する様子で周囲には理知的で聡明な人物として取り繕っているが、その内面は純粋な力のみを信奉する非常に直情的で野性味のある人物。自身の境遇もあり、人の過去へのこだわりや心の弱みを見抜く心理には長けるが、一方で公正さや正義感などは信じてはおらず(少なくとも、自分の野心のためにそうあろうとしている)、人がそれらを示す可能性はやや低く見積もりがち。
MSパイロットとしては作中最強クラスの腕前を持ち、阿頼耶識搭載型の機体相手にも鋭い観察眼で戦況を優位に運ぶ。ガエリオと共に火星へ向かった際、鉄華団と接触したことで自身の野望を実現するため暗躍する。
モンターク(後述)として変装を施し、自らの目的のために独自に行動。鉄華団が地球へ降下、カルタが戦死した後は、グレイズ・アインやガンダム・キマリストルーパーが出撃したエドモントンの戦場にグリムゲルデで舞い降りる。そしてそこで対峙したガエリオに正体と真実を明かし、戦闘の末にトルーパーを撃破。倒れた機体に刃を突き立て、友との別れを告げる。
モンターク[編集 | ソースを編集]
第15話から登場したマクギリスが仮面を被り、自らの野望を達成するための隠れ蓑として用意した「モンターク商会」の代表としての姿[2]。「モンターク」とはドイツ語で「月曜日」を意味する。また、マクギリスの旧姓でもある。仮面の目の部分には開閉機構が備わっているのが特徴。
ドルトコロニーに立ち寄ったクーデリアに接触し、ドルト市民の武装蜂起とそのための武器を運んだのがクーデリアの支援者であるノブリスである事を教えて警告した。事件後、鉄華団と接触しハーフメタル利権に一枚噛むことを条件にクーデリアへの支援を申し出、挨拶代わりに消耗品やバルバトス用のパーツなどの物資補給を手配した。なお、正体は隠し通せていたと思いきや、三日月には一瞬でバレてしまい、それにより一緒にいたオルガとビスケットも正体を知ることとなり、三人には正体を口止めしている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。ワールド4に登場するエネミーユニット。シュヴァルベ・グレイズに搭乗する。
- モンタークとしては第8話から登場する。第1章の時点ではモンタークとしては三日月と対面しておらず、モンタークとしてはNPCなので声が収録されていないこともあり、プレイヤーに対しては正体を示唆するに留まっている。正体が明かされるのは、第2章Part4のことになる。
- スーパーロボット大戦30
- シーズンパス「DLC2」にて追加参戦。家庭用スパロボ、並びに第2期設定で初参戦のため、音声の新規収録が行われている。
- 3つ目のミッション「バエルを継ぐ者」にてガンダム・バエルのパイロットとしてアトラ・クーデリアと共に参戦する。
- ゲーム中の会話内容などから推測するに、原作第43話にてガンダム・バエルを入手してから、第45話にて対アリアンロッド艦隊戦が始まるまでの時期から、劇中世界に転移してきたものと思われる。ただし時期によっては、ギャラルホルン掌握失敗を受け、オルガからの怒りを買っていてもおかしくないはずなのだが、劇中での鉄華団との関係はそれほど悪化していない。
- なお、シーズンパス「DLC1」配信時点で、中断メッセージ一覧にて未配信にもかかわらず、次回予告風のものが登録されてしまうという不具合が存在した。
- エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- 30
- 決意、集中、加速、直感、鉄壁、熱血(魂)
- 1つ目の精神から「決意」という恵まれ方だが、その分「直感」の習得がやや遅め。
- 「鉄壁」は連続ターゲット補正で被弾が避けれられないほど多くの攻撃を向けられそうな時に有効。
- 「加速」「熱血」はエースボーナスでそれぞれ強化される。また、熱血は魂に変更されるのが大前提なのか消費が55と異様に重い。
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
- 30
- 阿頼耶識システム、極、気力限界突破L2、ガードL2
- 本作三人目の自軍での極所持者。ただし気力増加系の精神は持たないため、早期発動させたいなら闘争心を育成したい。
- 基本的に避けるタイプであるが、「鉄壁」とナノラミネートアーマーがあるためガードも活かしやすい。
- ただ底力が無く、何度も狙われると流石に苦しい。気になるならば追加育成して補填したい。
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 精神コマンド「加速」を使用すると「狙撃」がかかる。精神コマンド「熱血」が「魂」に変化する。
- 『30』で採用。射程と攻撃力を補填するボーナスだが、どちらも精神が前提になる。
- ただし狙撃は厳密に言えば「自分に加速がかかる」で十分なので、本人の精神コマンドを使わずとも先制攻撃や強化パーツの効果で加速を付与しても追加発動する。
- そういう意味ではパッシブで出撃時に加速がかかるオルガのサポーターコマンドや自軍フェイズ開始時に加速がかかるDLC強化パーツ「鉄華団の旗」との相性は良好。
人間関係[編集 | ソースを編集]
家族[編集 | ソースを編集]
- イズナリオ・ファリド
- 養父でファリド家当主。元々は彼が抱える「とある趣味」から囲われていた少年の一人に過ぎなかったが、その中でも飛び抜けた美貌と才覚によって目をかけられ、養子に迎え入れられた。しかし、養子となって以降も成人するまで「趣味」に関わる関係を強要され続けたことで強く嫌悪しており、親子関係は最悪。
- 薪絵・ファリド
- 先祖で、ファリド家の始祖。厄祭戦においてガンダム・ムルムルを駆り、アグニカ・カイエルや他のセブンスターズ始祖たちと共に戦った。
ギャラルホルン[編集 | ソースを編集]
- ガエリオ・ボードウィン
- 同じセブンスターズの跡取りで幼少期からの付き合い。彼からは絶対の信頼を置かれていたが、第1期終盤にてマクギリス側が一方的に裏切る。
- カルタ・イシュー
- 同じセブンスターズの跡取りでガエリオ同様幼少期からの付き合い。彼女からは恋慕を抱かれていたものの、マクギリス側からは死後の扱いすらも冷淡だった。
- イオク・クジャン
- 同じセブンスターズの跡取りであり、政敵。一方的に敵視されている。
- ラスタル・エリオン
- セブンスターズのエリオン家当主。最大の政敵であり、非常に警戒している。
- アルミリア・ボードウィン
- 婚約者。まだ幼い身である彼女を決して見下したりはせず、愛情を向けている。彼女からはマッキーと呼ばれている。
- ガルス・ボードウィン
- セブンスターズのボードウィン家当主。彼の娘のアルミリアと婚約していることから、親子の関係でもある。
- ネモ・バクラザン、エレク・ファルク
- セブンスターズの当主達。バエル入手後、彼らの戦力を利用しようと交渉する。
- 石動・カミーチェ
- 自身の腹心。彼からは敬愛されている。
- ライザ・エンザ
- 若手将校。石動同様彼からも敬愛されている。
- アイン・ダルトン
- 瀕死の彼を利用し、阿頼耶識の実験体としてグレイズ・アインに搭載する。
モンターク商会[編集 | ソースを編集]
- トド・ミルコネン
- 鉄華団から叩き出された彼をモンターク商会で雇う。
鉄華団[編集 | ソースを編集]
- 三日月・オーガス
- 火星で素面で顔を合わせた際に下記のやりとりを経て縁を結ぶ。名前は憶えてもらえておらず、チョコレートの人と呼ばれていたが、その割にモンタークとして姿を見せた際は彼に一瞬で正体を看破されている。
- 三日月はマクギリスの技量に一目置いており、マクギリス自身も三日月が持つ圧倒的な力に魅了されていく。
- オルガ・イツカ
- 中盤からのビジネスパートナー。同じ志を抱く者同士として桃園の誓いを結ぶ。
- ビスケット・グリフォン
- 前述の通り仮面の男の正体が三日月にバレた際に同席しており、口止めした。
クリュセ独立自治区[編集 | ソースを編集]
- クーデリア・藍那・バーンスタイン
- 中盤からのビジネスパートナー。彼女の行動に興味を持つ。
- クッキー・グリフォン、クラッカ・グリフォン
- 道路に飛び出た彼女たちを車で轢きそうになった際に、お詫びとしてチョコレートを挙げたのが三日月からの渾名の理由。
テイワズ[編集 | ソースを編集]
- 名瀬・タービン
- クーデリアへの支援を申し出た際に交渉する。
他作品の人間関係[編集 | ソースを編集]
- コズミック・カルチャー・クラブ
- 『DD』にて、グリフォン姉妹の代わりに彼らにお詫びとしてチョコレートを渡している。
- 指南ショーコ
- 『DD』では、クーデリアへの助言が間接的に彼女が咲森学園独立を思い立つ切っ掛けとなり、彼女にも支援を約束する。
- クワトロ・バジーナ、ルルーシュ・ランペルージ
- 『30』では世界に変革をもたらした者として彼等から学ぼうとする。一方でルルーシュからは「あの手の笑顔の下には別の顔がある」と警戒されている。
- アズ・セインクラウス
- 『30』ではエーストークでチョコレートを渡そうとし、彼女から「年下の女の子の扱いに慣れている」と察せられた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「怖い思いをさせてすまなかったね。こんな物しかないが、お詫びの印に受け取ってもらえないだろうか?」
- 第4話。危うく車で轢きそうになったクッキー、クラッカにお詫びとしてチョコレートをプレゼントする。このときのマクギリスは裏表なく、彼の人間味が見える場面だが同時に三日月が彼をチョコレートの人。ガエリオのことはついでの様にチョコレートの隣の人と呼ぶ切っ掛けになった場面でもある。
- 妙に用意が良いお詫びの品を怪しむ視聴者も見られたが、DVD付属のブックレットによると、マクギリスが偶然持っていた自分用のチョコレートを咄嗟に渡しただけ…というのが真相らしい。
- 「見事な動きだったな。何かトレーニングを?」
三日月「まあ、色々。」
「そうか、良い戦士になるな。」 - 同上、三日月との初めての会話。首を絞められたガエリオからの仕返しを軽く躱した彼を称賛する。この時点で三日月の素質を見抜いていた様子。
- 「ガンダム、か……」
- アインからガンダム・フレームのMSとの戦闘の報告を聞いた後にふと呟く。ガンダムと聞いて彼の脳裏によぎったのは、やはりあの機体だろうか?
- 「アルミリア。貴女を笑う者がいたら私が許さない。貴女はここにいる誰よりも素敵なレディだ。」
- パーティー会場で大人たちの心無い発言で拗ねるアルミリアを励ます際に。婚約者で親友の妹ということもあり、一定の敬意を払って接しているようだ。
- マクギリスの紳士的な一面が見て取れる場面だが、あまりにも年が離れている(この時のアルミリアは9歳)ため、案の定一部の視聴者からロリコンの烙印を押されてしまう…。
- 「クーデリアと鉄華団は元アーブラウ代表の蒔苗東護ノ介を連れ逃走、太平洋上で消息を絶った。」
ガエリオ「な!?監視衛星網はどうした?ここは俺たちの庭ではないのか!?」
「恐らくこちらの内部に情報提供者がいるんだろう。腐敗ここに極まれりさ。」 - 地球外円軌道統制統合艦隊が鉄華団を取り逃がしたことをガエリオに告げて。…ガエリオはその内通者がマクギリス自身であることをこの時は知る由もなかった。
- なお、この直前マクギリスはギャラルホルンでは禁忌とされながら水面下で研究が続けられている阿頼耶識のことと、300年の間に腐敗の一途を辿り権力争いを続けていることを説明しており、最後の一節は現体制に対する痛烈な皮肉であり後に彼がとる行動の伏線になっている。
- ガエリオ「マクギリス! カルタはお前に恋焦がれていたんだぞ! 今際の際もお前の名前を呼んで! お前を想って…死んでいった! 妹だって! お前にならば信頼して任せられると…!」
マクギリス「アルミリアについては安心するといい。彼女の幸せは保証しよう」 - 第25話。マクギリスが戦場に現れたことで、裏切りという事実に直面してしまったガエリオは狼狽、慟哭し、カルタの無念を突き付け、アルミリアの存在まで出したところで、マクギリスはただ無慈悲に冷淡な言葉を投げつけた。ガエリオにとっては精神的にトドメの一撃となる言葉。
- カルタについての言及に何一つ触れていない一方で、アルミリアには明らかに特別扱いをしている。よりによってこの状況で未来の義兄弟だったはずの男に言っては、信じられるはずもないが…。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「良い仕上がりだ。フッ、中々に遊べる玩具を手に入れたな。この仮面をつけた瞬間、私は違う男の人生を手に入れる。」
- 「いっそ口調なども変えてみたりしとくぅ~?……いや、やはり止めておこう。」
- webにて公開された第15話予告。鉄血のオルフェンズの次回予告はコミカルな場合が多いが彼の場合はフルスロットルだった。
キャラ崩壊ここに極まれりさ - モンタークの正体はまだこの時点では明かされていなかったが、その第15話のEDクレジットでは「仮面の男 櫻井孝宏」表記となっており、もはや視聴者には正体を隠す気もなかったようである。
- 「バエルを持つ私に逆らうか?」
- 第47話にて、ギャラルホルン内における地位は全て剥奪されていることを新江から聞いた時の自信満々のリアクション。その後「たとえバエルがあろうとなかろうと」とツッコまれた。
- 「使わせてもらうぞ…イオリア!」
- ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション クロスレイズ』にて、00系MSのトランザム使用時の台詞。別世界の人間でありながらさも旧知の友人であるかのようなテンションで言うのがシュール。
- Gジェネシリーズではシャイニングフィンガー、ゴッドフィンガーと並んでトランザムはパイロット毎のネタ台詞が豊富な武装であるが、他作品キャラでイオリアの名前を挙げるのがマクギリスだけである点も拍車をかけている。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「怒りと共に生きてきた者…。その銃は頼もしいな」
- 『30』でのレイ・ラングレンへの特殊援護台詞。担当声優が同じ櫻井氏であることからの声優ネタ。
- (さすがだ、シャア・アズナブル…。その名を捨てても、あなたは人の心を集める…)
(私とバエルもそのような存在でありたいな…) - 『30』サイドミッション「赤い彗星の使命」にて、半分に割れたアクシズから去る前に。
- (ドライクロイツ…彼等との出会いは私だけでなく、彼にとっても意味を持つ事になりそうだ)
(だが、それにより彼等の持つ純粋な怒りが失われるとしたらそれは歓迎できない…)
(私達の世界を変えるのは正義や絆などではなく、圧倒的な力なのだから…) - 『30』サイドミッション「天使、再臨」にて、ハシュマルとの戦いを通じて態度が軟化したオルガを見て。
- (哀れだな…。世界を滅ぼす力はあっても、世界を変える意思はないか…)
- 『30』キーミッション「天使の輪の上で」or「天使たちの昇天」でゾルタン・アッカネンのエゴに満ちた発言を聞いた際に。世界の変革者を目指すマクギリスから見れば、失望に値する行為でしか無かった。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- シュヴァルベ・グレイズ
- 第1期の愛機であるグレイズのエース仕様カスタム機。青色の専用機に搭乗し、戦場を駆け廻る。
- グリムゲルデ(SRW未登場)
- モンターク時に搭乗するMS。
- グレイズリッター
- 第2期にて搭乗。ナイトブレードを二本装備している。
- ガンダム・バエル
- 第2期終盤にて搭乗。ギャラルホルンの英雄たるアグニカ・カイエルの愛機であった機体。
余談[編集 | ソースを編集]
- 顔立ちは細いが、実は昭弘や三日月と同じくらい身体を鍛え上げている。阿頼耶識を施術した後のガンダム・バエル起動シーンにてその肉体が確認できる。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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