「神」の版間の差分
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2024年5月3日 (金) 05:04時点における最新版
神(かみ)とは、宗教観において主に信仰の対象となる概念的存在を指す言葉。各国の宗教ごとに異なった神が存在するが、日本神話やギリシア神話のように多くの神々が存在していたり、イスラム教のような唯一神とされているもの、あるいはキリスト教のように具体的な言及がされていない場合も多い。
本項では「神」そのものやそれに関わる人物、由来する要素(ネーミング)等スパロボにおける「神」にまつわるデータを取り扱う。
神が語源となっている作品[編集 | ソースを編集]
天使や悪魔と異なり、明確な共通認識に乏しいためか神そのものを語源とする作品は僅少。『機動武闘伝Gガンダム』ではゴッドガンダムやゼウスガンダムの由来として使われている。 なお、宗教関係の表現に厳しい欧米圏では「ゴッド」等の単語は極力使われず、日本から入ってきた作品にその手の名前が使われている場合は別の言葉に差し替えられる場合が多い。
創作作品における・または比喩表現としての「神」[編集 | ソースを編集]
作者や作品によって成り立ちから在り様から千差万別であるが、概ね「人知を越えた絶対者」「強大を極める力の持ち主」という形で描写される場合が多く、また人を超えた先にある境地に対してこの語が充てられる事も少なくない。スパロボシリーズにおいてもおおよそこの形で扱われている事が多い。
創作作品における神は、主人公に対して協力的な存在もあれば、敵対的な存在もある。中でも、後者は主人公にとって最大にして最後の敵対者として立ちはだかる例が少なくない。また、絶対的な支配者としての神(そのように振る舞うキャラクターも含む)は、最終的に破滅する確率が高い。
スラングとしては、アクションゲーム等で超人的なプレイを行うプレイヤーや、イラストサイトで素晴らしい作品を残した書き手に対して比喩表現として使われることがある。また、漫画・アニメ等で特に好評なエピソードに対して「神回」と使われる場合も多い。COMPACT3でバグによりパイロットポイントを9999手に入れた『神』隼人などもこの部類となる。
スパロボ参戦作品における神[編集 | ソースを編集]
真の神[編集 | ソースを編集]
- 邪神ドラゴ
- ドラゴ帝国が信仰する邪悪なる神。
- 妖神ゴブーリキ
- 初代勇者ラムネスによって封印されていた邪神。実は、魔道士ドン・ハルマゲの分身にして肉体そのものである。
- ナイア
- 邪神「外なる神々」の一柱「ナイアルラトホテップ」の化身。彼女を代表とした「貌」の多さによるフットワークの軽さが特徴で、彼女の同類はスパロボシリーズに限らず色々な作品に出演している。
- アウグストゥス
- 「貌」の一つ。ただし本人は無自覚であり、本編時点では正体は仄めかされる程度。
- ヨグ=ソトース
- 邪神「外なる神々」の一柱。目覚めればすべての宇宙を泡沫に帰してしまう盲目白痴の全知全能神・アザトースの眷属で、ありとあらゆる時間・空間に繋がっている。
- クトゥルー
- 「旧支配者」と呼ばれる邪神の代表格。
- ダゴン
- 「深きものども」たちに信仰される海の邪神。
- 旧神
- 外なる神々や旧支配者と敵対する存在。
- 騎士スペリオルドラゴン
- ユニオン族に正義の象徴として信仰されている黄金神でスダ・ドアカワールドを守護する十二神の一柱。
- サーヴァ・ヴォルクルス、ルザムノ・ラスフィトート、ギゾース・グラギオス
- 巨人族の怨念が生み出した神々。それぞれが、破壊神、調和神、創造神に相当する。
- 大獣神
- 恐竜の守護神。
- 神部七龍神
- 創界山を守護する七匹の龍神。
- 厳密には彼らに限らず、「神部界」の住人達は格の上下こそあれ基本的に神々という設定である。
- 黄金の女神
- 理想郷アルカディアの女神。
- モコナ
- 地球やセフィーロ、オートザム、チゼータ、ファーレンを創造した神。
機械神[編集 | ソースを編集]
- ゼウス神、ハーデス神、勇者ガラダブラ、ミケーネ神
- 『真マジンガー』に登場するオリュンポスの神々。彼らは「機械神」と呼ばれる神である。
- 真聖ラーゼフォン
- 神の心臓「ヨロテオトル」を得た奏者・綾人と融合したラーゼフォンの真の姿。
- 真聖ベルゼフォン
- ヨロテオトルへと至った久遠がベルゼフォンと一体化した姿。
- ユニコーンガンダム
- メガラニカ防衛戦にて人の思惟を一身に受け止めた結果、バナージの肉体を接点に「可能性という名の神」の器となって自律駆動していた。
- コマンドガンダム
- G-ARMS総司令官……は仮の姿。その正体は「戦神コマンドフォーミュラー90」。古代の戦神一族最後の生き残りであり、更なるルーツは26機造られた量産型MSのうち一機「フレームガンダムAGE-1[Z]」である。
- カリ・ユガ
- 『UX』のラストボス。一応の範疇だが、ゼウス達とはまた違う正真正銘の神にして悪魔である。
人造神[編集 | ソースを編集]
- メガデウス
- 何者かが「神の名において」造り上げた機械仕掛けの神たるモノ。
- 鬼械神
- 魔術師によって起動する機械仕掛けの神。召喚する際には、高位の魔導書の存在が必要である。なお、主人公機デモンベインは鬼械神の模造品である。
- デウスエクスマキナ
- 「神なるマキナ」あるいは「マキナの神」。ヒトマキナの元締めで月から地球を監視していた。
- ガンエデン
- 雌雄一対の人造神。惑星封印システム「バラル」の中枢機でもある。
神に近い・神を名乗る存在[編集 | ソースを編集]
スパロボに限らず枚挙に暇がないため、それ自体が特徴となるような存在を挙げる。
- マジンガーZ(TV版・OVA版、真マジンガー版)
- 言わずと知れた「神にも悪魔にもなれる」スーパーロボット。因みに漫画『真マジンガーZERO』の主役機の方は、まさに神の領域と言える力を持つ。
- イデ
- 第6文明人の集合意識体たる無限の力。やっていることは、ある意味本物の神の所業。
- ワイズマン
- 「アストラギウス銀河の神」。クエント人の集合意識体。
- 集合無意識
- 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』で言及された人の意識の集合体。シャルルはこれを「神」と表現した。
- ストライカー
- 「人類支援啓蒙レギュレーションシステム」を名乗り、人々を支配下に置こうとした。
- ブラックノワール
- 自称「三次元人」(『V』では「次元を超えてやってきた高次元人」という設定)にして「二次元世界の支配者たる神」と豪語する。
- パルパレーパ
- ジェネシックガオガイガーを「悪魔」と断じ、不死身の自らを「神」と称した。
- エンブリヲ
- 劇中における所業は(ジルが揶揄した様に)充分「神」と呼んでも差支えは無いが、本人は「神」という表現をチープなものとして嫌っているので「調律者」と称する。
- 新条アカネ
- コンピュータワールド上にツツジ台を創った存在。ツツジ台に住む人からは神様みたいなものであり、過ちに気づいたあとに「馬鹿な神様」と自虐している。
- ジスペル
- 『BX』の真のラストボス。自らを神と自称する謎の男で、バルギアス曰く「無界の存在」。
- その正体は神ではなく、超常の境地に到達した人間。
- シンデュス
- ジスペルの「依り代」たる巨大兵器。機械仕掛けの女神を思わせる姿をしている。
- 創世神フューレイム
- フューリーの創造神。その正体はカドゥム・ハーカームの一人であり、フューリーを教化した存在。
- 魔獣エンデ
- 『X』のラストボス。「智の神」として崇められていたが、その正体は人の感情をエサとする高次元生物。
- オウラ
- 『X-Ω』のラストボス。オルブロやルーフォスといった高次生命体の創造主。
- ナイアーラ
- オウラと同一存在とされ、メインストーリー第26章でオウラの姿に化身している。『X-Ω』もう一人のラストボス。
神に関連する存在[編集 | ソースを編集]
- キリコ・キュービィー
- 「たとえ、神にだって従わない」男。そしてアストラギウス銀河の神を退けた神殺しの男でもある。
- シャピロ・キーツ
- 「(ムゲ帝王を利用してまでも)宇宙の調和を取り戻す神になろう」という野望を抱いていた。
- ガーゴイル
- 自らを「神そのもの」と称する冷酷非情かつ尊大な性格の人物。
- しかし、終盤において身体が塩と化して「自分もまた人間に過ぎなかった」という現実を突きつけられてしまう。
- マスターテリオン
- 邪神ヨグ=ソトースと魔人ネロの間に生まれた、邪神と人間のハーフ。
- アル・アジフ、エセルドレーダ、ルルイエ異本
- いずれもクトゥルフ神話における神々のことが記述されている魔導書の精霊。
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 自分自身を含めた全てに対して一切の執着心を持たない虚無故に、他者が望むのであれば「神」にもなろうとする人物。
- アンジュ
- 世界を生み出した「調律者(神)」たるエンブリヲに対して抗う女。
- 最終話において「あなたなんかに操作されない、マナが使えない私達ノーマが生まれた理由は、あなたの作った世界を否定するためッ!」とエンブリヲを徹底的に否定している。
- イオリア・シュヘンベルグ
- 私設武装組織ソレスタルビーイングの創設者。イオリアの事を快く思わないアレハンドロ・コーナーからは「神を気取る不遜な理想主義者」と評されている。
- しかしながら、イオリアの先見性および用意周到さは「神の域」と言うべきで、スパロボシリーズではクロスオーバーも相まって原作にも増して凄い事になっている。
- リボンズ・アルマーク
- 「自分こそが人類を導くイノベイターである」という傲慢さが高じて、終盤では自身を「神そのもの」であると称した。
- 騎士ガンダム
- スペリオルドラゴンの操者として選ばれた武者頑駄無真悪参の善の心が転生した存在。
- サタンガンダム
- 武者頑駄無真悪参の悪の心とスペリオルドラゴンの身体が融合した存在。
- 黄金の騎士
- 騎士シャアがスペリオルドラゴンの分裂した核である黄金の鎧を纏った姿。
- キングガンダムII世、バーサル騎士ガンダムGP01
- スペリオルドラゴンによって選ばれた「シャッフル騎士団」のメンバー。神の力の一端を与えられて不老となっている。
- 聖機兵ガンレックス
- スダ・ドアカ十二神の一柱「地融神イシュタ」によって創られた古の巨人。イシュタがその管理を放棄して以来地中に埋まっていたが、発掘され騎士GP01が操手となった後にスペリオルドラゴン管理下となり、シャッフル騎士団結成後は再びGP01改めゼフィランサスの愛機となる。
- 劉備ガンダム、曹操ガンダム、孫権ガンダム、呂布トールギス
- 古代三璃紗の礎を築いた「三侯(四神)」の魂を継ぐ者たち。
- 『UX』では、三璃紗において奉り上げられている「三侯」は、作中の時代(三璃紗の存在する時代より遥か過去)に現れた劉備たち本人であるという設定になっている。
- 四代目頑駄無大将軍
- 歴代大将軍は武者世界の神「
結晶鳳凰 」や「天帝」によって選ばれ、力を授けられた者たちである(一部例外あり)。 - ガンダム
- スペリオルドラゴンを初めとするスダ・ドアカ十二神を生み出した「創造神RX-78」の姿はリアル体型の初代ガンダムそのもの。メタフィクション的な意味合いも込めての「創造神」という肩書きなのだろう。
- ゴジラ
- 日本の太平洋側に浮かぶ大戸島で伝承されている怪物「呉爾羅」に因んで命名された怪獣王。名前の綴り(Godzilla)に「God」。すなわち、英語で「神」が含まれている。
- 水爆実験に耐える等、人類側の兵器および他怪獣からの攻撃がほとんど通用しないゴジラは、作品によって「(破壊の)神」と表現される事がある。
- ゼンカイザー
- 本来の変身者である五色田介人だけでなく、作中登場する固定の姿を持たない「神様」も、介人自身に入り込んだ中で介人自身だけでなくゼンカイザーおよびその強化形態の姿を取っている。そのため、最終決戦では介人本人のゼンカイザーと神の模ったゼンカイザー、2人のゼンカイザー同士の戦いとなった。
- シュウ・シラカワ
- 元ヴォルクルス教団大司教。たとえ、神であろうと自分を操ろうとする者は決して許さない男。
- ユーゼス・ゴッツォ
- 自身が開発したクロスゲート・パラダイム・システムによって因果律の全てを支配する神になろうと目論む。
- ケイサル・エフェス
- 『第3次α』のラストボス。無限力を屈服させて神になろうとしていた。ただし、孫光龍曰く「悪魔の方がしっくり来る」。
- 御使い
- 自ら造り上げた「至高神ソル」の使いを名乗る四人の高次元生命体。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- 天使・悪魔
- ユダヤ教、キリスト教、イスラム教をはじめとする宗教の聖典や伝承に登場する存在。天使は「神の使い」であり、悪魔は「神に敵対する存在」である。
- 死神
- 死を司る神。あるいは、関与したり対峙することによって死をもたらすキャラクターに対する異名。
- 神話
- 神(々)の事績を伝える説話。宗教とは密接な関係にある場合が多い。
- 龍
- 東洋のおいて「自然の象徴」であり、畏敬の念を込めて「神」扱いされることが多い。
- 精霊
- 異世界「ラ・ギアス」において信仰されている存在。「神」とも呼ばれている。
- 真化
- 『第3次Z』のキーワード。真化の真理とは「相互理解と共存共栄」なのだが、それを理解しようとしない高次元生命体は自らを「神」と称している。
- なお、上述した(歪んだ)真化を遂げた高次元生命体同士の争いを「真戦」と呼ぶ。