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**このキャラ付けが印象的だったためか、カーンズのキャラを長期に渡って誤解してしまっていた読者も見られている。
 
**このキャラ付けが印象的だったためか、カーンズのキャラを長期に渡って誤解してしまっていた読者も見られている。
 
**ゼクスを指導者に迎えたのも「容姿が若い頃の自分に似ていたから」という至極どうでもいい理由であった。
 
**ゼクスを指導者に迎えたのも「容姿が若い頃の自分に似ていたから」という至極どうでもいい理由であった。
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*漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』においてはゼクスと5年前にも会ったことがあるという設定が追加されたためか原作より関係性が良くなっており、ゼクスの副官に徹している形になっている。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年11月29日 (金) 20:20時点における最新版

カーンズ
外国語表記 Quinze[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 市川治
デザイン 村瀬修功
初登場SRW スーパーロボット大戦64
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属 ホワイトファング
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カーンズは『新機動戦記ガンダムW』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ホワイトファングの創設者で、コロニーの一大反抗作戦である「オペレーション・メテオ」に関わった一人。

かつてはコロニーの指導者ヒイロ・ユイと共にコロニーの独立運動を行っていたが、彼がアディン・ロウ(主人公・ヒイロの父)に暗殺されたのをきっかけに武闘派路線に転じる。小説『Frozen Teardrop』ではカーンズの兄であるトマス・カラントが指導者ヒイロ、ドクターJことジェイ・ヌルと同じカレッジに通っていた学生で、ゼロシステムの概念をジェイ・ヌルとともに研究していたことや、その若きヒイロに心酔していた学生時代のカーンズ[2]、そして指導者ヒイロの死後は彼の甥アイン・ユイの補佐としてレジスタンスグループで活動していたことが描かれている。

漫画「EPISODE ZERO」[編集 | ソースを編集]

ヒイロ・ユイの暗殺から数年後、レジスタンスグループを率いて地球連合軍から8機のトラゴスを強奪し、コロニー「X-18999」に潜入。地球連合軍の中央司令部に攻撃を仕掛けたが、トレーズ・クシュリナーダ率いる特殊部隊「スペシャルズ(後のOZ)」の迎撃によって失敗に終わり、裏で手を組んでいたデキム・バートンに諌められ、撤退する。

本編[編集 | ソースを編集]

本編AC195年、デキム・バートンの発案したコロニー落としを前提としたオペレーション・メテオに賛同するも、それによって20億人の犠牲者が出る事を良しとしなかったガンダムを開発した5人の科学者達によって、オペレーション・メテオは本来とは別の形で行われる事になってしまった。しかし、結局はOZのコロニー支配を許してしまった為に、業を煮やしたカーンズは自らレジスタンス組織「ホワイトファング」を結成して、表舞台に進出する。

OZのデルマイユ派によるサンクキングダムの制圧作戦と同時刻に、OZ宇宙拠点の占拠作戦「アルテミス・レボリューション」を発動。多少のアクシデントはあったものの、OZのモビルドール工場と、巨大宇宙戦艦リーブラの制圧に成功する。その後、OZから離反し、ガンダムエピオンを所有するゼクス・マーキスことミリアルド・ピースクラフトを指導者に迎え、OZの最大の宇宙拠点であるバルジの攻略作戦を発動。最新鋭モビルドールであるビルゴIIを実戦投入し、更にはゼクスのガンダムエピオンの活躍もあって、バルジの破壊に成功。宇宙の主導権をホワイトファングのものにさせる。

バルジの撃破後、ドロシー・カタロニアリリーナ・ピースクラフトを迎え、地球そのものの排除を画策するが、カリスマの高すぎるミリアルドに指揮権を奪われ、更にはビルゴ系のモビルスーツのみならず、有人操縦も可能なトーラスに至ってまで、全ての戦力をモビルドール・システムに依存していた事も裏目に出てしまう。5人の科学者によって細工を施されてしまった事でモビルドールはリーオー相手に全力で戦えなくなり、リーブラもピースミリオンの突撃によって主砲を潰され、その機能の殆どを失った結果、自らの計画は完全に失敗に終わってしまう。

最後は、自らピースミリオンに乗り込んで5人の科学者達と対峙するものの、最後まで地球の人間を信じようとする彼らの引き起こした爆発に巻き込まれ、生死不明となる。結局最後までデキムの口車に乗せられていたのだが、カーンズもまた地球への復讐心から行動していた為か、それに気付く事はなかった。

名前の由来はフランス語の「15(quinze)」。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
64』以来十数年ぶりにスパロボに登場。原作通り、ホワイトファングの実権をゼクスに奪われてしまっている。
ゼロレクイエムルートでは、ホワイトファングの実権を握ったゼクスが地球のルルーシュ率いる連邦と和平を結んでしまった為に、自らの地球の粛清という目的は水泡に帰してしまっている。その後、落ちぶれたカーンズは、よりによってリボンズと組んで、巨大要塞であるソレスタル・ビーイングの主砲で地球の直接攻撃を目論んでいたが、結局原作通りに5人の科学者に邪魔されて死亡する。
黒の騎士団ルートに進んだ場合は、概ね原作と同じ顛末を辿り、5科学者に道連れにされてリーブラの爆発の中に消える。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦L
EW版であるため登場せず、サトーの言葉によって名前だけが語られる。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦64
初登場作品。ホワイトファング壊滅後(独立軍ルート限定)も生き残り、シャアの決起後はキグナンと共にシャアの側近となっている。本作では『Gガンダム』原作と事情は異なるが、ウルベに代わり、カーンズがデビルガンダム事件の黒幕という事になっている。ホワイトファングが登場しないOZルートだと、全く説明がないままデビルガンダム事件の黒幕だとシュバルツの口から名前だけ先に登場し、その後説明の無いまま本人が登場する形になる。

関連作品[編集 | ソースを編集]

Another Century's Episode

人間関係[編集 | ソースを編集]

デキム・バートン
コロニーの指導者ヒイロ・ユイ暗殺を機に、彼を通じて武闘派に転じ、彼の命令で『真のオペレーション・メテオ』を実行しようとしたが、結局カーンズ本人は最終的に彼の口車に乗せられただけだった。
ミリアルド・ピースクラフト
ホワイトファングメンバー。彼をホワイトファングの指導者として迎えた。
ドクターJ
30年以来の付き合い(『Frozen Teardrop』では兄トマスの研究者仲間でもある)で、同志だった。結局ドクターとは方法論が異なっていて袂を分かつ。ピースミリオン内部で人類の是非を問う戦いを演じた。
ドロシー・カタロニア
ビクター・ゲインツ
SRW未登場。元ホワイトファングの幹部で同僚。ミリアルドを指導者として迎え入れようとするカーンズと対立し、ホワイトファングを離脱し「パーフェクトピースピープル(通称:P3)」の代表となる。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブル
64』では彼の参謀を務めた。また、ジオン・ダイクンの仇を討てるとも発言していることから、ヒイロ・ユイの代わりにジオン・ダイクンの同志だったのだろう。
ドモン・カッシュ
『64』ではカーンズがデビルガンダム事件の黒幕であるため、事件の真実を知ったドモンに仇敵として憎まれる。
クェス・パラヤ
『64』ではシャアが彼女を連れてきた理由をデビルアクシズのコアにする為と思っていた。シャアにそのつもりはなく、コアはそのままで運用される。
サトー
L』ではかつての同志。彼が運用するモビルドールはホワイトファングからもたらされたものなのだろう。ただしザフト側は彼の発言を否定的に捉えているので、ホワイトファングに利用されていただけだったり、地球への復讐心という共通点からサトーが勝手に同志だとみなした可能性もある。
リボンズ・アルマーク
第2次Z再世篇』ではZRルートに進んだ場合、彼と手を結ぶ。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 『コミックボンボン』連載の本編コミカライズパロディ4コマ『がんばれ!ドモンくん』ではオネエ口調で語尾に「ざーんす」と付けるなど、明らかに本編から剥離したキャラ付けが行われていた。
    • このキャラ付けが印象的だったためか、カーンズのキャラを長期に渡って誤解してしまっていた読者も見られている。
    • ゼクスを指導者に迎えたのも「容姿が若い頃の自分に似ていたから」という至極どうでもいい理由であった。
  • 漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』においてはゼクスと5年前にも会ったことがあるという設定が追加されたためか原作より関係性が良くなっており、ゼクスの副官に徹している形になっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. CHARACTER、新機動戦記ガンダムW、2022年2月21日閲覧。
  2. つまりカーンズもフルネームは「カーンズ・カラント」ということになるのだろうが、明言されていない。ちなみにカラントはフランス語で「40(quarante)」。