「ヨハン・トリニティ」の版間の差分

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== ヨハン・トリニティ(Johan Trinity)  ==
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*[[登場作品]][[ガンダムシリーズ]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Johann Trinity]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/character/19.html Character]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
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'''ヨハン・トリニティ'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。
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== 概要 ==
 
トリニティ兄妹の長男で、[[ソレスタルビーイング]]のセカンドチーム・[[チームトリニティ]]を率いる。乗機は[[ガンダムスローネアイン]]。
 
トリニティ兄妹の長男で、[[ソレスタルビーイング]]のセカンドチーム・[[チームトリニティ]]を率いる。乗機は[[ガンダムスローネアイン]]。
  
チーム内では最も沈着冷静で、攻撃的な[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]や[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]を諌める役目を補う。しかし、そんな弟や妹の行動にはある程度過剰な攻撃的なことをあえてやらせて、そして自分は抑える行動を取るなど、彼らの暴挙を少なからず容認し、「我関せず」といった体であることも多い。
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チーム内では最も沈着冷静で、攻撃的な[[ミハエル・トリニティ]]や[[ネーナ・トリニティ]]を諌める役目を補う。2人にある程度過剰な、攻撃的なことをあえてやらせてから自分が抑える言動を取る等、2人の暴挙を少なからず容認したり、「我関せず」といった体であることも多い。
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しかし、ヨハン本人には、弟妹のように虐殺を行うような趣味はない事は[[小説|小説版]]で明言されており、内心では「どうせ勝てないのだから早く逃げてほしい」と考えているなど、上から目線ではあったが、無駄な殺傷を好まない一面も見せている(実際、オーバーフラッグスとの戦闘ではミハエルを止めようとした場面もある)。
  
しかし、ヨハン本人には、弟妹のように虐殺を行うような趣味はない事は小説版で明言されており、内心では「どうせ勝てないのだから早く逃げてほしい」と考えているなど、上から目線ではあったが、無駄な殺傷を好まない一面も見せている(実際、オーバーフラッグスとの戦闘ではミハエルを止めようとした場面もある)。
 
 
そして、自分達の介入が過激なものである事も自覚していたが、それもまた「戦争根絶」というソレスタルビーイングの理想が果たされると信じていたからこそであり、己の全てを任務に捧げようとしている。少なくとも、誇りも矜持も無く、大義名分と機体性能に胡座をかいて意気がっている弟や妹と違って、ヨハンの場合は、[[ガンダムマイスター]]としての誇りはトレミーのマイスター達に勝るとも劣らない。
 
そして、自分達の介入が過激なものである事も自覚していたが、それもまた「戦争根絶」というソレスタルビーイングの理想が果たされると信じていたからこそであり、己の全てを任務に捧げようとしている。少なくとも、誇りも矜持も無く、大義名分と機体性能に胡座をかいて意気がっている弟や妹と違って、ヨハンの場合は、[[ガンダムマイスター]]としての誇りはトレミーのマイスター達に勝るとも劣らない。
  
自分達兄妹の出生についても知っており、「生まれながらにしてガンダムマイスターとしての宿命を背負っていた」事も、ヨハンに非情な行為も辞さない強い使命感を抱かせる要因になっていたとも言え、ヴェーダの意思を至上とする初期の[[ティエリア・アーデ]]と似通った部分もある。ヨハンが常識人である事はケロケロA漫画版でも強調されており、トリニティとトレミーのマイスターの戦闘中に[[GN-X]]の配備を知って真っ先に休戦を呼び掛けている。
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自分達兄妹の出生についても知っており、「生まれながらにしてガンダムマイスターとしての宿命を背負っていた」事も、ヨハンに非情な行為も辞さない強い使命感を抱かせる要因になっていたとも言え、ヴェーダの意思を至上とする初期の[[ティエリア・アーデ]]と似通った部分もある。ヨハンが常識人である事は大森倖三氏の漫画版でも強調されており、トリニティとトレミーのマイスターの戦闘中に[[GN-X]]の配備を知って真っ先に休戦を呼び掛けている。
  
 
しかし、ヨハンらトリニティチームの本質は[[アレハンドロ・コーナー]]の私兵集団で、その野心の道具に過ぎず、その真の利用価値についてまでは、ヨハンも最後の最期まで知らなかった。
 
しかし、ヨハンらトリニティチームの本質は[[アレハンドロ・コーナー]]の私兵集団で、その野心の道具に過ぎず、その真の利用価値についてまでは、ヨハンも最後の最期まで知らなかった。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
:初登場作。当初は味方側のNPCで登場し、その後は敵となる。ルートによってはイベントでしか登場しないので、影が薄い。
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:初登場作品。当初は味方側の[[NPC]]で登場し、その後は敵となる。ルートによってはイベントでしか登場しないので、影が薄い。
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:敵対時はチームトリニティのいずれかを撃墜すると残りも撤退してしまうが、1人だけ[[強化パーツ]](高性能レーダー)を持っているので基本的にヨハンを撃墜する事になるだろう。
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:初期配置の[[刹那・F・セイエイ|刹那]]・[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]・[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]で集中攻撃しやすい位置に突出しており、1ターン目の[[プレイヤーフェイズ]]で撃墜することも難しくない(刹那が[[エースボーナス]]を取得している場合は特に)。
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2018年5月のイベント「翻弄される少女」にて初登場……なのだが、ほとんど台詞もないままサーシェスに殺されてしまう。その後は異世界において[[エンブリヲ]]によってコピーのホムンクルスが作られるが、それもネーナへの精神攻撃として破壊されてしまう。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
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:1章Part10から登場。スローネアインはユニットアイコンのみで、戦闘する機会はないままサーシェスによって退場させられてしまう……。
  
=== [[能力|能力値]] ===
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== パイロットステータス ==
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=== [[精神コマンド]] ===
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
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:'''[[集中]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[てかげん]]、[[狙撃]]、[[直撃]]'''
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:[[チームトリニティ|トリニティ]]の中では比較的穏健な[[性格]]の為か、てかげん持ち。なお、集中・必中・ひらめき・直撃は兄妹3人共習得しており、精神コマンドのラインナップにおいては全員それなりに優秀。
  
=== [[精神コマンド]] ===
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=== [[特殊スキル]] ===
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
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:'''[[気力+系技能|気力+(回避)]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L2、[[ブロッキング]]'''
  
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[エースボーナス]] ===
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;自軍フェイズ開始時、[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]の[[気力]]+3
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』で採用されるが習得せず。効果範囲の狭さの割に上昇値は低く、強力なボーナスとは言い難い。
  
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
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=== サポートアビリティ ===
;「DAYBREAK'S BELL」
+
;チームトリニティのリーダー
:1stシーズンOPテーマ。
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:SR。HP1/2以上で回避率大アップ。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:弟。
 
:弟。
 
;[[ネーナ・トリニティ]]
 
;[[ネーナ・トリニティ]]
:妹。
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:妹。ミハエル程ではないが溺愛しており、サーシェスが襲撃した際は自身よりも彼女の身を案じていた。
 
;[[ラグナ・ハーヴェイ]]
 
;[[ラグナ・ハーヴェイ]]
:
+
:チームトリニティの直接の上司だが、最終的に[[裏切りイベント|裏切られてしまう]]。
 
;[[アレハンドロ・コーナー]]
 
;[[アレハンドロ・コーナー]]
:
+
:チームトリニティはラグナを通してアレハンドロの命令で動いているだが、ヨハン達は最後まで彼の存在を知る事は無かった。
 
;[[グラハム・エーカー]]
 
;[[グラハム・エーカー]]
:スローネアインに傷を負わされる。
+
:[[ハワード・メイスン|部下]]の敵討ちを志す彼によって、[[ガンダムスローネアイン]]に傷を負わされる。
 
;[[アリー・アル・サーシェス]]
 
;[[アリー・アル・サーシェス]]
:
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:アレハンドロが差し向けたチームトリニティへの[[暗殺|刺客]]。弟ミハエルおよびヨハン自身が彼の手に掛けられてしまった。
 +
;[[刹那・F・セイエイ]]、[[ロックオン・ストラトス]]
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:[[プトレマイオス]]チームの[[ガンダムマイスター]]。1st第19話「絆」において刹那達から攻撃を受けた際に、彼等の本名を暴露して仲間割れを誘った。
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;[[ティエリア・アーデ]]
 +
:プトレマイオスチームのガンダムマイスター。高火力砲撃機体を愛機としていることや紛争根絶のためならば犠牲は厭わない思考は同じだがティエリアは良い意味で変化していったのに対し、ヨハンは悲惨な末路を迎えたのでティエリアの別の未来だったといえる。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[カミナ]]、[[オズマ・リー]]
 
;[[カミナ]]、[[オズマ・リー]]
:[[中断メッセージ]]で共演。彼らと「どの弟分or妹分が優れているか」という議論を繰り広げた。ちなみに彼らはヨハン本人も含め[[声優ネタ|全員小西克幸氏が演じている]]。
+
:[[中断メッセージ/第2次Z破界篇|『第2次Z破界篇』の中断メッセージ]]で共演。彼等と「どの弟分or妹分が優れているか」という議論を繰り広げた。
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:ちなみに、彼等はヨハン本人も含め[[声優ネタ|全員小西克幸氏が演じている]]。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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=== 1st ===
 
;「世界に見せる必要があるのさ。ソレスタルビーイングの本気さをな…」
 
;「世界に見せる必要があるのさ。ソレスタルビーイングの本気さをな…」
:ミッションが発令し、人遣いが荒いと悪態を突くミハエルに対して。そしてプトレマイオスチームより過激な「本気」の武力介入を始める。
+
:第17話「スローネ強襲」より。ミッションが発令し、人遣いが荒いと悪態を突くミハエルに対して。そしてプトレマイオスチームより過激な「本気」の武力介入を始める。
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;「GNメガランチャー、撃つ!」
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:「[[合体|ドッキング]]した[[ガンダムスローネドライ|スローネドライ]]から[[ガンダムスローネアイン|スローネアイン]]へ[[GN粒子]]の転送が完了した」という[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]からの報告を受けて。スローネアインから放たれたGNメガランチャーは、[[レイフ・エイフマン|エイフマン教授]]を[[暗殺|この世から消し、]]MSWAD基地を壊滅させた。
 +
:ちなみに、上記の台詞は[[ニンテンドーDS]]用ソフト『[[機動戦士ガンダム00]]』にて攻撃時の台詞に採用されている…のだが、'''他のガンダムスローネとドッキングしていない状態なのに「GNメガランチャー」と称している。'''
 
;「次のミッションもある…ガンダムマイスターは多忙だからな」
 
;「次のミッションもある…ガンダムマイスターは多忙だからな」
:オーバーフラッグスと勝手に戦ったミハエルを、ハワード機を撃墜した所で撤退させた時の台詞。
+
:オーバーフラッグスと勝手に戦った[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]を[[ハワード・メイスン|ハワード]]が乗る[[オーバーフラッグ]]を撃墜した所で撤退させた時の台詞。
;「錯乱したか、エクシア…。ミハエル、応戦しろ!」
+
;「錯乱したか、[[ガンダムエクシア|エクシア]]…。ミハエル、応戦しろ!」
:刹那が「貴様たちはガンダムではない!」とトリニティを排除すべく攻撃してきた時の台詞。
+
:第19話「絆」より。[[チームトリニティ]]の過激な武力介入に憤った[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が「貴様達はガンダムではない!」とチームトリニティを排除すべく攻撃してきた際の台詞。
;「バカな…私たちは、マイスターとなるために生み出され、そのために…生きて…」
+
:ちなみに刹那が言う「ガンダム」とは「戦争根絶を体現するもの」という意味なのだが、ヨハン達にとってそんな意味は知る由も無い。故に、「刹那は錯乱している」と解釈したのだろう。
:自分達が使い捨ての道具であった事を知り、愕然とした表情で最期を迎えた。
+
;「我々を裏切った。いや、最初から葬り去るつもりだったのか? [[ラグナ・ハーヴェイ]]!」
 +
:第21話「滅びの道」より。チームトリニティの秘密基地に攻撃を仕掛けてきた[[国連|国連軍]][[GN-X]]部隊をGNハイメガランチャーで迎撃した際の独白。その後、辛うじて敵中突破に成功する。
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:ちなみにヨハンの読み通り、ラグナはチームトリニティを[[裏切りイベント|裏切っていた]]。しかし、ラグナは既に[[アリー・アル・サーシェス|何者か]]によって始末されていた。
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;「バカな…私達は、[[ガンダムマイスター|マイスター]]となるために生み出され、そのために…生きて…」
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:第22話「トランザム」より。ヨハンは、弟・ミハエルを手に掛けた仇敵であるサーシェスの[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]と戦うも、力及ばず。そして、自分達が「使い捨ての道具」であった事実を知り、愕然とした表情で両目に涙を浮かべながら最期の時を迎えた…。
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=== 他媒体 ===
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;「これだけの力がありながら、なぜ世界をいたぶる?」<br />「世論など気にして、崇高な使命を全うできるか!」 <br />「''完全なる悪となり、全てを灰にしろ! 新たな世界の為に!''」
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:[[ニンテンドーDS]]用ソフト『[[機動戦士ガンダム00]]』において戦闘中に発する台詞群。全世界に対する苛烈な武力介入を是とし、[[プトレマイオス]]チームのこれまでのやり方を徹底的に否定する。
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:しかし、その一方で3行目のヨハンの台詞からはプトレマイオスチームの面々と同じく、「[[テロリスト|自分の行いが悪である]]」と自覚および覚悟している事がうかがえる。
 +
:手法や価値観等の是非の論議はさておき、ヨハンもまた戦争根絶の使命に殉じる[[ソレスタルビーイング]]の[[ガンダムマイスター]]だったのだ。
 +
;「フ…、いささか、地味な、幕引きだな…」
 +
:同[[コンピュータゲーム|ゲーム]]における[[ラストボス|ラストバトル]]で敗北した際の断末魔。プトレマイオスチームへの(ソレスタルビーイングの監視者からの)[[暗殺|刺客]]の任務に失敗したものの、従容として自身の死を受け入れた。
 +
:結局、監視者にとって使い捨ての存在である事には変わりないとはいえ、ガンダムマイスターとしての誇りを抱きながら最期を迎える事ができた『DS』版のヨハンは、原作の彼と比較して報われているのかもしれない。
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==スパロボシリーズの名(迷)台詞  ==
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;「フッ…。失礼ながら、私の弟と妹に比べたら、どちらも大した事はありません」
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;「能力も容姿も、[[ガンダムマイスター]]であるミハエルとネーナの方が優れています」
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』の[[中断メッセージ/第2次Z破界篇#P5|中断メッセージ]]で、[[カミナ]]の[[シモン|弟分]]と[[オズマ・リー|オズマ]]の[[ランカ・リー|義妹]]を自身の[[ミハエル・トリニティ|弟]]・[[ネーナ・トリニティ|妹]]と比較して。[[声優ネタ|同じ声優同士]]の3人が弟や妹自慢で張り合うという一見微笑ましい内容だが、'''人格においては明らかに差があり過ぎる'''ので「お前は何を言ってんだ」と思えなくもない。実際ネーナに至っては本作中、'''ムカつくからという理由だけでオズマの義妹を殺そうとしていた'''始末である。
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== 搭乗機体 ==
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;[[ガンダムスローネアイン]]
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*年甲斐もない超ローライズの短パンを履かされており、放映当時にその服装センスはネタ扱いされていたが、後日発売された高河ゆん氏の画集において設定段階では長ズボンであった事が判明した。なぜああなった…
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*ヨハン・トリニティは'''年甲斐も無い超ローライズの短パン'''を履かされており、放映当時にその服装センスはネタ扱いされていた。
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**なお、後日発売された『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏の画集において設定段階では、長ズボンであった事が判明した。何故、ああなった…。
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2024年11月12日 (火) 17:00時点における最新版

ヨハン・トリニティ
外国語表記 Johann Trinity[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 小西克幸
デザイン 千葉道徳
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人試験管ベビー
性別
年齢 26歳
髪色
所属組織 ソレスタルビーイング
所属部隊 チームトリニティ
役職 ガンダムマイスター
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ヨハン・トリニティは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

トリニティ兄妹の長男で、ソレスタルビーイングのセカンドチーム・チームトリニティを率いる。乗機はガンダムスローネアイン

チーム内では最も沈着冷静で、攻撃的なミハエル・トリニティネーナ・トリニティを諌める役目を補う。2人にある程度過剰な、攻撃的なことをあえてやらせてから自分が抑える言動を取る等、2人の暴挙を少なからず容認したり、「我関せず」といった体であることも多い。

しかし、ヨハン本人には、弟妹のように虐殺を行うような趣味はない事は小説版で明言されており、内心では「どうせ勝てないのだから早く逃げてほしい」と考えているなど、上から目線ではあったが、無駄な殺傷を好まない一面も見せている(実際、オーバーフラッグスとの戦闘ではミハエルを止めようとした場面もある)。

そして、自分達の介入が過激なものである事も自覚していたが、それもまた「戦争根絶」というソレスタルビーイングの理想が果たされると信じていたからこそであり、己の全てを任務に捧げようとしている。少なくとも、誇りも矜持も無く、大義名分と機体性能に胡座をかいて意気がっている弟や妹と違って、ヨハンの場合は、ガンダムマイスターとしての誇りはトレミーのマイスター達に勝るとも劣らない。

自分達兄妹の出生についても知っており、「生まれながらにしてガンダムマイスターとしての宿命を背負っていた」事も、ヨハンに非情な行為も辞さない強い使命感を抱かせる要因になっていたとも言え、ヴェーダの意思を至上とする初期のティエリア・アーデと似通った部分もある。ヨハンが常識人である事は大森倖三氏の漫画版でも強調されており、トリニティとトレミーのマイスターの戦闘中にGN-Xの配備を知って真っ先に休戦を呼び掛けている。

しかし、ヨハンらトリニティチームの本質はアレハンドロ・コーナーの私兵集団で、その野心の道具に過ぎず、その真の利用価値についてまでは、ヨハンも最後の最期まで知らなかった。

最後はアレハンドロの目的が終えた時点で、用済みとして抹殺命令を受けたアリー・アル・サーシェスによってモビルスーツ戦に敗れ、機体ごと爆散して戦死。自分達が捨て駒として利用されていた事実を受け入れられず、死の瞬間まで自分達の出生のことを口にしていた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。当初は味方側のNPCで登場し、その後は敵となる。ルートによってはイベントでしか登場しないので、影が薄い。
敵対時はチームトリニティのいずれかを撃墜すると残りも撤退してしまうが、1人だけ強化パーツ(高性能レーダー)を持っているので基本的にヨハンを撃墜する事になるだろう。
初期配置の刹那ロックオンティエリアで集中攻撃しやすい位置に突出しており、1ターン目のプレイヤーフェイズで撃墜することも難しくない(刹那がエースボーナスを取得している場合は特に)。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年5月のイベント「翻弄される少女」にて初登場……なのだが、ほとんど台詞もないままサーシェスに殺されてしまう。その後は異世界においてエンブリヲによってコピーのホムンクルスが作られるが、それもネーナへの精神攻撃として破壊されてしまう。
スーパーロボット大戦DD
1章Part10から登場。スローネアインはユニットアイコンのみで、戦闘する機会はないままサーシェスによって退場させられてしまう……。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次Z破界篇
集中必中ひらめきてかげん狙撃直撃
トリニティの中では比較的穏健な性格の為か、てかげん持ち。なお、集中・必中・ひらめき・直撃は兄妹3人共習得しており、精神コマンドのラインナップにおいては全員それなりに優秀。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

第2次Z破界篇
気力+(回避)援護攻撃L3、援護防御L2、ブロッキング

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

自軍フェイズ開始時、ミハエルネーナ気力+3
第2次Z破界篇』で採用されるが習得せず。効果範囲の狭さの割に上昇値は低く、強力なボーナスとは言い難い。

サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]

チームトリニティのリーダー
SR。HP1/2以上で回避率大アップ。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ミハエル・トリニティ
弟。
ネーナ・トリニティ
妹。ミハエル程ではないが溺愛しており、サーシェスが襲撃した際は自身よりも彼女の身を案じていた。
ラグナ・ハーヴェイ
チームトリニティの直接の上司だが、最終的に裏切られてしまう
アレハンドロ・コーナー
チームトリニティはラグナを通してアレハンドロの命令で動いているだが、ヨハン達は最後まで彼の存在を知る事は無かった。
グラハム・エーカー
部下の敵討ちを志す彼によって、ガンダムスローネアインに傷を負わされる。
アリー・アル・サーシェス
アレハンドロが差し向けたチームトリニティへの刺客。弟ミハエルおよびヨハン自身が彼の手に掛けられてしまった。
刹那・F・セイエイロックオン・ストラトス
プトレマイオスチームのガンダムマイスター。1st第19話「絆」において刹那達から攻撃を受けた際に、彼等の本名を暴露して仲間割れを誘った。
ティエリア・アーデ
プトレマイオスチームのガンダムマイスター。高火力砲撃機体を愛機としていることや紛争根絶のためならば犠牲は厭わない思考は同じだがティエリアは良い意味で変化していったのに対し、ヨハンは悲惨な末路を迎えたのでティエリアの別の未来だったといえる。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

カミナオズマ・リー
『第2次Z破界篇』の中断メッセージで共演。彼等と「どの弟分or妹分が優れているか」という議論を繰り広げた。
ちなみに、彼等はヨハン本人も含め全員小西克幸氏が演じている

名台詞[編集 | ソースを編集]

1st[編集 | ソースを編集]

「世界に見せる必要があるのさ。ソレスタルビーイングの本気さをな…」
第17話「スローネ強襲」より。ミッションが発令し、人遣いが荒いと悪態を突くミハエルに対して。そしてプトレマイオスチームより過激な「本気」の武力介入を始める。
「GNメガランチャー、撃つ!」
ドッキングしたスローネドライからスローネアインGN粒子の転送が完了した」というネーナからの報告を受けて。スローネアインから放たれたGNメガランチャーは、エイフマン教授この世から消し、MSWAD基地を壊滅させた。
ちなみに、上記の台詞はニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』にて攻撃時の台詞に採用されている…のだが、他のガンダムスローネとドッキングしていない状態なのに「GNメガランチャー」と称している。
「次のミッションもある…ガンダムマイスターは多忙だからな」
オーバーフラッグスと勝手に戦ったミハエルハワードが乗るオーバーフラッグを撃墜した所で撤退させた時の台詞。
「錯乱したか、エクシア…。ミハエル、応戦しろ!」
第19話「絆」より。チームトリニティの過激な武力介入に憤った刹那が「貴様達はガンダムではない!」とチームトリニティを排除すべく攻撃してきた際の台詞。
ちなみに刹那が言う「ガンダム」とは「戦争根絶を体現するもの」という意味なのだが、ヨハン達にとってそんな意味は知る由も無い。故に、「刹那は錯乱している」と解釈したのだろう。
「我々を裏切った。いや、最初から葬り去るつもりだったのか? ラグナ・ハーヴェイ!」
第21話「滅びの道」より。チームトリニティの秘密基地に攻撃を仕掛けてきた国連軍GN-X部隊をGNハイメガランチャーで迎撃した際の独白。その後、辛うじて敵中突破に成功する。
ちなみにヨハンの読み通り、ラグナはチームトリニティを裏切っていた。しかし、ラグナは既に何者かによって始末されていた。
「バカな…私達は、マイスターとなるために生み出され、そのために…生きて…」
第22話「トランザム」より。ヨハンは、弟・ミハエルを手に掛けた仇敵であるサーシェスのスローネツヴァイと戦うも、力及ばず。そして、自分達が「使い捨ての道具」であった事実を知り、愕然とした表情で両目に涙を浮かべながら最期の時を迎えた…。

他媒体[編集 | ソースを編集]

「これだけの力がありながら、なぜ世界をいたぶる?」
「世論など気にして、崇高な使命を全うできるか!」
完全なる悪となり、全てを灰にしろ! 新たな世界の為に!
ニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』において戦闘中に発する台詞群。全世界に対する苛烈な武力介入を是とし、プトレマイオスチームのこれまでのやり方を徹底的に否定する。
しかし、その一方で3行目のヨハンの台詞からはプトレマイオスチームの面々と同じく、「自分の行いが悪である」と自覚および覚悟している事がうかがえる。
手法や価値観等の是非の論議はさておき、ヨハンもまた戦争根絶の使命に殉じるソレスタルビーイングガンダムマイスターだったのだ。
「フ…、いささか、地味な、幕引きだな…」
ゲームにおけるラストバトルで敗北した際の断末魔。プトレマイオスチームへの(ソレスタルビーイングの監視者からの)刺客の任務に失敗したものの、従容として自身の死を受け入れた。
結局、監視者にとって使い捨ての存在である事には変わりないとはいえ、ガンダムマイスターとしての誇りを抱きながら最期を迎える事ができた『DS』版のヨハンは、原作の彼と比較して報われているのかもしれない。

スパロボシリーズの名(迷)台詞  [編集 | ソースを編集]

「フッ…。失礼ながら、私の弟と妹に比べたら、どちらも大した事はありません」
「能力も容姿も、ガンダムマイスターであるミハエルとネーナの方が優れています」
第2次Z破界篇』の中断メッセージで、カミナ弟分オズマ義妹を自身のと比較して。同じ声優同士の3人が弟や妹自慢で張り合うという一見微笑ましい内容だが、人格においては明らかに差があり過ぎるので「お前は何を言ってんだ」と思えなくもない。実際ネーナに至っては本作中、ムカつくからという理由だけでオズマの義妹を殺そうとしていた始末である。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムスローネアイン

余談[編集 | ソースを編集]

  • ヨハン・トリニティは年甲斐も無い超ローライズの短パンを履かされており、放映当時にその服装センスはネタ扱いされていた。
    • なお、後日発売された『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏の画集において設定段階では、長ズボンであった事が判明した。何故、ああなった…。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。

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