メリーベル・ガジェットは『∀ガンダム』の登場人物。
概要
ギム・ギンガナム直属の部下。月のマウンテンサイクルで発掘されたMSバンデットに乗り込む。
戦いをゲームのような感覚で楽しみ、その傍若無人の言動は戦い以外にも及び、ギンガナムやグエン卿の側にいるのは使命感や義務感等ではなく、単なる個人的な趣味や興味からのようである。また、その出自はギンガナムの言葉によると最下層階級の出身らしい。月光蝶の発動した∀ガンダムを動かした事もある。
奇抜なファッションと髪型、目の周りの隈取り、頭髪につけた鈴といった数多くの外見的な特徴を持つ。非常に身が軽く、月の6倍の重力を感じる地球でも逆立ち等の軽業を見せていた。なお、最終回のエピローグではその素顔を拝む事が出来る。
名前の由来は『ポーの一族』の登場人物メリーベルから。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。敵として登場する。援護防御してくるAI搭載のバンデットを両脇に連れている上、本人の援護レベルも高いので、結構強敵。
- 担当声優の夏樹リオ氏は持ち役での参加となった。DVEも披露してくれる。
- スーパーロボット大戦Z
- 敵として登場。命中と回避に優れ、さらに見切りを持っている。今作ではグエンがギンガナム艦隊ではなく、アレックス・ローズウォーターの元についたためか最終決戦で撃墜されると原作とは違い、戦死したものと思われたが……?
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- バトルシアターで∀ガンダムに搭乗。月光蝶専用の台詞が用意されている。『Z』(もしくは『α外伝』)で原作の∀が奪取される展開が再現される予定だったのかもしれない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 生存が判明し、どういう経緯があったかは不明だが、クロノのエージェントとなったグエンと行動を共にしていた。
パイロットステータス
- α外伝
- 集中、てかげん、ひらめき、かく乱、熱血、再動
- Z
- 加速、集中、ひらめき、狙撃、熱血
- α外伝
- 援護L3
- Z
- 見切り、気力+(ダメージ)、集束攻撃、カウンターL8
- 命中率+20%
- 『Z』で採用。
人間関係
- ギム・ギンガナム
- 上司。とは言えフランクに接している事が殆どであり、あまり敬意は払っていない。
- グエン・サード・ラインフォード
- からかいがいのある相手。
他作品との人間関係
- リリーナ・ドーリアン
- 『第3次Z天獄篇』では、人質にされても顕然とした姿勢を崩さない彼女に「女王なんていう奴は気にくわないのが相場」と不快感を露にした。
名台詞
- (このボンボンは、馬鹿にするしがいがありそうだねえ…)
- 第47話より。自らがギンガナムを地球へ招き入れておきながら、臆面もなく「武力以外にも人心をまとめる方法がある」等と言ってのけるグエンを内心小馬鹿にして。ただ、最終話エピローグでは彼と共に海を渡っているので、意外と気に入った模様。
- 『α外伝』ではDVE。
- 「カッコつけるだけで戦いの下手なギム・ギンガナム!あたしが盛り上げてあげるよ!」
- 最終話より。∀ガンダムとターンXが対峙する場面に乱入して。傍若無人な言動ここに極まれり。
スパロボシリーズの名台詞
- 「イノセントの泥臭い機械人形なんかに!」
- 『Z』の対ウォーカーマシン用の戦闘開始台詞。
- 「そんな馬鹿な…!あたしは遊び足りないのに!」
「そんなああっ!!」
- 『Z』より、最終決戦で撃墜された際に。原作とは異なり戦死したかの様な描写だが、無事生存していた。
- 「その目…やっぱり、女王なんていう奴は気に食わないのが相場だよ!」
- 『第3次Z天獄篇』より、リリーナに対して。
- この人との因縁からか、女王様とはどうにも反りが合わない御様子。
搭乗機体
- バンデット
余談
- 富野監督曰く「メリーベルは全てにおいて悟っているのだが、そんなことは全然表に出さない」らしい。
脚注
資料リンク