ブレックス・フォーラ

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概要

エゥーゴの指導者。地球連邦軍の准将であり、地球連邦政府議会員の資格を持つ。

ジャミトフ・ハイマンにより創設され、30バンチ事件を始めとしたスペースノイドに対する弾圧を行うティターンズに対抗して、アナハイム・エレクトロニクス月面都市スペースコロニーの支持を受けてエゥーゴを創設した。

作中では地球連邦議会にて演説をする予定であったが、滞在中のホテルでバスクの放ったティターンズの刺客により暗殺され、その最期を看取ったクワトロに後を託す(正体がシャアであることに気づいていた)。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦S
選択肢次第では死亡せずに、ブレックスがダカール演説を行う。原作通りに死亡してしまうと、彼の後を継ぐために、クワトロがプレイヤー部隊から離脱してしまう。
スーパーロボット大戦F
スーパーロボット大戦F完結編

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
序盤のみ登場。本作では暗殺されなかったが、以降のシリーズには未登場。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
ザフトと協力関係を結ぶが、何者かに暗殺され謎の死を遂げる。犯人は不明だが、タイミングから考えてザフトの可能性が高い。なお、原作ではジャミトフより先に死亡するが、こちらではジャミトフの方が先にクーデターで死亡している。また、原作と違いクワトロはブレックスの最期を看取ることができず、悲報はカイを通じて届けられることとなった。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
本人は登場せずクワトロの台詞中などに名前が出るのみだが、ジャミトフがコロニー住民を虐殺しようとしている事を察知し、クワトロら特務隊に阻止させて彼を失脚させている。
その後も特務隊(原作と違って反連邦ではないため、エゥーゴではなくこのような呼称なのだと思われる)は活動を続け、コネクト・フォースとの共同作戦を機にクワトロとカミーユを合流させている。

人間関係

エゥーゴ

シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
彼の素性に気付いており、死の間際、彼にエゥーゴを託すことになる。
カミーユ・ビダン
TV版では「アムロ・レイの再来」と評したが、劇場版では逆の事を言っている。
ヘンケン・ベッケナー
部下。
エマ・シーン
第3話で、中身を知らずに彼女が持ってきた親書に目を通して、その内容に後述の台詞で激怒した。
その後、正義の違いから彼女がティターンズを裏切りビダン父子を連れて、ガンダムMk-II3機を手土産に自分達の下に身を投じたため彼女を仲間に迎えた。

ティターンズ

ジャミトフ・ハイマン
政敵。
バスク・オム
ジャミトフ同様に互いに敵視し、その残虐なやり口を激しく嫌った。
パプテマス・シロッコ
原作では絡みはない。
『機動戦士ΖガンダムDefine』では、輸送艦の臨検を受ける際に応対する。シロッコの才能に「彼が我々の敵に回らない事を祈るばかり」とさえ評した。

他作品との人間関係

ジョン・コーウェン
原作の宇宙世紀における関係は不明であるが、SRWでは反ティターンズ側の人物として関わる。
ショウ・ザマチャム・ファウ
第4次S)ではダカールにおける連邦議会での演説の際、選択次第では連邦兵に射殺されそうになったところを、同行した二人の息の合ったコンビネーションで命拾いする事に。
ギリアム・イェーガー
旧シリーズでは部下。

名台詞

「なんと破廉恥な!」
第3話より、当時ティターンズ所属であったエマエゥーゴにもたらした命令書を見ての怒りの一言。
その命令書の内容は「カミーユの母親を人質にして、Mk-IIの奪回とカミーユの投降を誘う(要約するとガンダムMk-IIを返却しなければヒルダ・ビダンを殺害する)」という軍人とは思えないほど卑劣なものであったので、ブレックスが怒るのも無理もない。
「地球でのほほんとしている連中は、宇宙で何が起きても全く他人事だッ!」
第24話より、ダカールの地球連邦議会に出席し、宿泊しているホテルに戻った際にぶちまけた不満。
地球連邦政府が連邦軍の指揮権をティターンズに明け渡す方に傾いている事に関する不満だが、この台詞によりティターンズが連邦議会で支持されているのは政治家の宇宙に対する無関心から起因している事が窺える。
「君が…君がエゥーゴの指揮を取れ…シャア・アズナブル…。ジオン・ダイクンの息子ならそれができる……」
第24話より、自身の死の前にクワトロ(シャア)に対して、時代を生きる一人として後継者とした。
もっとも後年、彼が正真正銘の「人類の敵」に堕ちてしまった事は皮肉としか言いようが無い。

資料リンク