「オリジナル設定」の版間の差分

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[[スーパーロボット大戦シリーズ]]に参戦している版権作品において、原作には存在せず、スーパーロボット大戦シリーズにおいて生まれた独自の設定。ただし、他版権作品や[[バンプレストオリジナル]]とのクロスオーバー等によって生まれた設定は除く。
 
[[スーパーロボット大戦シリーズ]]に参戦している版権作品において、原作には存在せず、スーパーロボット大戦シリーズにおいて生まれた独自の設定。ただし、他版権作品や[[バンプレストオリジナル]]とのクロスオーバー等によって生まれた設定は除く。
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メディアへの初出はスーパーロボット大戦シリーズではあるが、シナリオライター等が設定した正にオリジナルの設定である物と、設定その物を版権元に依頼したり作品の設定として存在していたが本編に使用されなかった設定をスパロボ参戦にあたり再利用したなどの半公式のオリジナル設定の二種類がある。
  
 
場合によってはスーパーロボット大戦シリーズで生まれた設定がその版権作品の続編やリメイクに反映されることもある。
 
場合によってはスーパーロボット大戦シリーズで生まれた設定がその版権作品の続編やリメイクに反映されることもある。

2013年10月30日 (水) 17:22時点における版

スーパーロボット大戦シリーズに参戦している版権作品において、原作には存在せず、スーパーロボット大戦シリーズにおいて生まれた独自の設定。ただし、他版権作品やバンプレストオリジナルとのクロスオーバー等によって生まれた設定は除く。

メディアへの初出はスーパーロボット大戦シリーズではあるが、シナリオライター等が設定した正にオリジナルの設定である物と、設定その物を版権元に依頼したり作品の設定として存在していたが本編に使用されなかった設定をスパロボ参戦にあたり再利用したなどの半公式のオリジナル設定の二種類がある。

場合によってはスーパーロボット大戦シリーズで生まれた設定がその版権作品の続編やリメイクに反映されることもある。

主なオリジナル設定

ダイナミック系

兜甲児剣鉄也への呼称
剣鉄也の項も参照。スパロボにおいて甲児は鉄也を「鉄也さん」と呼んでいるが、原作では「鉄也君」あるいは「鉄也」と呼んでいる。ただし、団龍彦の小説『スーパーロボット大戦』にて「甲児は年上に敬語ぐらい使える」と、ダイナミックプロ側が甲児の「鉄也さん」呼びを肯定し(同作でも甲児は一貫して「鉄也さん」と呼んでいる)、OVAでも「鉄也さん」と呼んでいる。また、TV版の放送当時に連載していた桜多吾作の漫画版でも「鉄也さん」と呼んでいた。
マジンカイザー誕生
マジンカイザー」の項も参照。設定そのものはダイナミックプロによって作られたものだが、初出はスーパーロボット大戦シリーズであり、当初はスパロボオリジナルの機体だった。好評を得たため、後にアニメ化され、原作が存在する版権作品の一作として名を連ねることになる。
真・ゲッター2の下半身と真・ゲッター3の書き下ろし
真ゲッターロボ』の原作者である故・石川賢氏が、スーパーロボット大戦シリーズのためにデザインを書き下ろした。
他には、における車弁慶のデザインも書き下ろしである(ちなみにこのデザインはモヒカンである)。
メカギルギルガンの存在
ギルギルガンメカギルギルガンの項も参照。ギルギルガン自体は『グレートマジンガー対ゲッターロボ』にも登場するが、スーパーロボット大戦シリーズでは第4の形態として、メカギルギルガンが登場する。
ボスボロット補給装置
能力的に戦闘での活躍が難しいユニットには原作で搭載していなくても修理装置あるいは補給装置を装備していることは『第2次スーパーロボット大戦』の頃からの通例ではあるが、ボスボロットは『スーパーロボット大戦EX』のストーリー上においてラ・ギアスの人に補給装置を搭載してもらったという描写(ボスの台詞でのみだが)がされている珍しい例である。この設定の後は補給ユニットとしての地位を得る。『第2次スーパーロボット大戦G』ではラ・ギアスに行く前のはずなのになぜか搭載されている。
ダイナミックプロ作品の新必殺技等の名称
ファイナルダイナミックスペシャルをはじめとする原作アニメでは登場しなかった必殺技の名称。MXの攻略本にて「ダイナミックプロから参戦しているスーパーロボットのスパロボで明かされた必殺技の名称は全てダイナミックプロ側が考えている」と明かされた。恐らくK磁偉倶もこの範疇に入ると思われる。
ジャックの口調
ジャック・キングの項も参照。第2次からエセアメリカ人のような口調が定着してしまい、第4次にて原作同様に普通の口調で喋れることも明かしたが、以後も独特の口調は変わらず、遂にはOVA版において逆輸入されてしまった。前述の『鉄也の呼称』の設定と合わせ、ダイナミックプロの寛容さが窺い知れるエピソードである。
大雪山おろし
ゲームでは使えるが、本来巴武蔵の得意技であり、原作の車弁慶やOVAのガイは使用していない。

ガンダム系

バーニィのザクオタク
バーニィF完結編など、旧シリーズではやたらザク好きを強調した台詞が多かった。原作では特にそのような描写はなく、ザク改NT-1アレックスを(相討ちとはいえ)討ち取ったことから、バーニィといえばザク……という印象がついたのかもしれない。COMPACT2やαシリーズ以降はそういった描写はなくなったが、IMPACTでは少し再発していた。シャア専用ザクの入手にバーニィが関わることもある。
デビル○○
新スーパーロボット大戦』に登場した『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロが生体コアになった『デビルガンダムOG』、『64』に登場した『機動戦士Ζガンダム』のアクシズに取り憑いた『デビルアクシズ』、『A』に登場した『デビル機動要塞』、『MX』に登場した『機甲戦記ドラグナー』原点の『DGギガノス本部』及び『DGマスドライバー』、『NEO』に登場したオリジナルの施設ウルタリアに取り憑いた『デビルウルタリア』……と、他作品のロボットや要塞などの類がDG細胞に取り込まれて様々なデビル○○が誕生している。デビルアクシズとデビルウルタリアはユニットとして登場する。
宇宙から来たマスター・アジア
新スーパーロボット大戦』における同キャラクターは、宇宙から来たダグ星人という設定となっている。

その他

破嵐財閥
第4次スーパーロボット大戦』が初出。『無敵鋼人ダイターン3』の主人公である破嵐万丈火星から持ち出した金塊を元手に起業し、作品ごとにやや設定が異なるが地球の政治・経済に大きな影響を及ぼせる社会勢力の1つとなっている。基本的にプレイヤー部隊をフォローするために、資金援助してくれたり政治家に口利きをしてくれるなどストーリー上重要な役割が多い。だが原作ではあくまでも火星から大量の金塊を持ち出した金持ちというだけであり、破嵐財閥を運営しているという設定はない。
パンタグリュエルの存在
ガルガンチュワパンタグリュエルの項も参照。ガルガンチュワの後継機として開発されたスーパーロボット大戦シリーズオリジナルメカだが、ガルガンチュワと同様に操縦系統が改造されている。搭乗できるパイロットは『勇者ライディーン』のコープランダー隊の面々で、ブルーガーから乗り換えることが可能。オリジナル設定にクロスオーバーが為されているため、原作を知らないプレイヤーは『勇者ライディーン』に登場する機体だと思うかもしれない。
超獣機神ダンクーガ』の設定の追加など
ファイナルダンクーガ」の項も参照。原作では名前が判明していなかったシャピロの専用機がデザイアと命名されたり、原作では設定のみ存在したファイナルダンクーガが正式に参戦したり……と、スーパーロボット大戦シリーズがきっかけでいくつかの要素が追加された。『獣装機攻ダンクーガノヴァ』のレギュラスαなどもこの範疇に入ると思われる。
設定のみに存在していた機体
前述のファイナルダンクーガの他に、『重戦機エルガイム』のブラッドテンプル、『蒼き流星SPTレイズナー』のレイズナーMk-II、『冥王計画ゼオライマー』のグレートゼオライマーなど、原作に設定のみに存在して本編には未登場の機体がスパロボ参戦にあたり武装などがオリジナル設定として追加され参加している。ブラッドテンプルの追加設定はバンプレストオリジナルだが、グレートゼオライマーはデザインをアニメ版で八卦ロボをデザインした森木靖泰氏にお願いして新たに設定画を描き起こしてもらっている。
S2機関
第3次αではEVA零号機およびEVA弐号機にもS2機関が搭載され、EVA初号機同様にアンビリカルケーブルなしで稼動することが可能となった。
EVA3号機鈴原トウジ
原作では前者は使徒に寄生された挙げ句破壊され一度もEVAとして活躍せずに終わっており、後者はそれに伴う原因で負傷による物語からのフェードアウトとなったのだが、αとMXでの参戦に関しては原作にないオリジナル展開である。特にトウジはEVAで活躍する事が原作にない為か、戦闘セリフのほとんどはトウジの性格を意識したセリフ回しが多い。また、他のEVAと比べて機体パラメーターがデフォルトで高めに設定されている。ちなみにトウジ役の関智一氏はサターン版『F』『F完結編』誕生日イベントのみ、Gガンダムのドモン・カッシュとして出演している為かおまけ程度に誕生日イベントでのみトウジにセリフが付いていたが、特に『α』では他の参戦作品での出演を兼ねてではなく、ほぼ隠し要素である3号機とトウジ参戦の為だけに出演している。
電脳戦機バーチャロンシリーズ』のチーフフェイ・イェン
電脳戦機バーチャロンシリーズの主役機のテムジン 747Jの搭乗者は本来ゲームプレイヤーであるユーザーであり設定上搭乗者のキャラクターは存在していないが、スパロボ参戦に当たりチーフと言うキャラクターが一から設定された。フェイ・イェン・ザ・ナイトフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」は原作では「ファイユーヴ」という自我を持つバーチャロイドのレプリカであり、明確にフェイ・イェンと言う名前の搭乗者は存在しないため、半オリジナルである(ファイユ-ヴのレプリカの自我を便宜上フェイ・イェンと呼んでいるだけの可能性もあるが詳細は不明)。
XAN-斬-フェイ・イェンHD
2機の項も参照。2機とも誌上の企画(前者は電撃ホビーマガジン、後者はニュータイプ)から生まれた。機体自体はオリジナルではないが、原作未登場の機体でありストーリーや装備の詳細などは存在しないためにスパロボ参戦時に原作者からの設定が用意された。更にオリジナルの世界観に深く関わっているあらゆる面から異例の待遇を受けられる。
機動戦艦ナデシコ』のダイゴウジ・ガイ専用機
本編と劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-が同時登場するRWではダイゴウジ・ガイが死亡せず、それぞれスーパーエステバリスエステバリスカスタムが彼専用機としてオリジナルで登場する。更にWには劇場版用オリジナル顔グラフィックが用意されている。
天元突破グレンラガン』のアンチ・グレンラガン
「天元突破グレンラガン」はスパロボ参戦に当たり、最終局面での途轍もないバトルスケール(舞台は認識空間、ロボットは宇宙より巨大、攻撃で全宇宙が消滅→再生)をどう再現するのか、それ以前にできるのか、という点が問題になっていた。これに対し、原作者の一人である中島かずき氏が持ち出した解決策の一つが「最終決戦の組み合わせを、シモンがグレンラガンに乗っているタイミングに持ってくる」ことであり、そのためにデザインされたのがこのアンチ・グレンラガンである。再世篇で実行されたが、エピソードが最後まで進まなかった上に次回作への伏線が数多く残されたため、続投した場合間違いなく待っているであろう、参戦最大の壁とされた「天元突破グレンラガン vs グランゼボーマ」をどう再現するのかが注目されている。
作品の枠を飛び越えた乗り換えの概念
ガンダムシリーズマクロスシリーズなどのような繋がりのない作品間での乗り換えが可能なケースがスーパーロボット大戦シリーズには存在する。
前述のガルガンチュワパンタグリュエルに加え、ブルーガーガルバーFXIIに双方の作品のパイロットが相互に乗り換え可能。
更に変り種では、DCαガーディアルガルストーム(『機甲武装Gブレイカー』に登場する機体)にUCガンダムや『聖戦士ダンバイン』のパイロットが乗り換えられたり(これに関しては元々『サンライズ英雄譚』で可能だったもの)、逆に一部のバンプレストオリジナルのパイロットがMSやMA(モビルアーマーメタルアーマー)に乗り換えられる場合がある。第1話や強制出撃の際に乗り込んでいる場合も。敵の場合、デビルガンダムヴァルシオンアンティノラなど、ボスクラスの機体が作品の枠を飛び越えた乗り換えに使用されている。
オリジナルの必殺技や合体技
そもそも原作で行われた攻撃に全て最初から名前がついている訳ではなく、スパロボに参戦の際に技として使用するために名前をつけた物が多いので、原作でパイロットなどが必殺技名を叫ばなかったり設定資料に載っていないものは広義で言えばオリジナルと言える。また、ダンバインのオーラ斬りをパワーアップさせた「ハイパーオーラ斬り」やゴッドマーズのファイナルゴッドマーズをパワーアップさせた「スーパーファイナルゴッドマーズ」、ドラグナーの原作での「恐怖のトリプル子泣き爺」をアレンジした「恐怖のトリプルアタック」などはオリジナル要素が強い。
合体技は、νガンダムサザビーのダブルファンネルやゴッドガンダムマスターガンダムの石破究極天驚拳などの原作で敵対し共闘しなかった機体の合体技や、作品の枠を超えた合体技としてはΖガンダムΖΖガンダムのダブルメガランチャー、無敵ロボの無敵コンビネーション、ダンクーガダンクーガノヴァの断空双牙剣などの同じシリーズの各作品の主役機の合体技が存在する(前述の『ダイナミックプロ作品の新必殺技等の名称』も同様)。
作品の枠を超えた合体技は同じシリーズの別作品のロボット同士の合体技のみであり、ライディーンラーゼフォンや、オーガンテッカマンブレードのような、オマージュ的な関係であっても本来関連は無い機体同士の合体技は今の所まだ存在していない。