「エギーユ・デラーズ」の版間の差分

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2018年1月30日 (火) 10:16時点における版

エギーユ・デラーズ
外国語表記 Aiguille Delaz
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 小林清志
種族 地球人(スペースノイド
性別
没年月日 宇宙世紀0083年11月12日
所属 ジオン公国軍一年戦争時)
デラーズ・フリートデラーズ紛争時)
軍階級 大佐(一年戦争時)
中将(デラーズ紛争時)
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概要

元・ジオン公国軍大佐。デラーズ紛争時には「中将」と称している。ギレン・ザビの親衛隊を率いた人物で、彼の強い影響を受けている。

ア・バオア・クー攻防戦においてギレンの死亡の報を受けて戦場を離脱。連邦への帰順を拒否する旧ジオン軍人の大半がアクシズ行きを選ぶ中、抵抗運動を希望する者らと共に「茨の園」を築いて拠点とし、地球圏に残留する。「デラーズ・フリート」を名乗って対地球連邦ゲリラ活動を開始するが、作戦中にシーマ・ガラハウ裏切りに遭い死亡。

最終的にはジオンを憎んでいたシーマに寝首をかかれる結末になったものの、シーマ無くして「星の屑作戦」の成功があり得なかったのは何とも皮肉な結果と言える。自業自得と言えば、それまでかもしれないが…。更に皮肉な事に、デラーズらが起こした紛争が原因で彼らの同胞であるジオン残党やスペースノイドへの苛烈な弾圧を行うティターンズの台頭を招いてしまう。そして、「グリプス戦役」というより悲惨な戦いへと続いていく事になるのであった。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。ノイエDC中将。ハマーンに警戒心を持っている。
原作同様の演説を行ったり、ゲスト艦隊相手に自爆したりとイベント面での活躍は多いが、そのために実際に戦う機会は無い。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
原作通りギレン派。演説がDVEで再現されており、担当声優の小林清志氏は、この作品でスパロボ初参加となった。
一回だけ戦艦パイロットとしても登場するが、すぐにイベントで撃墜されてしまうため交戦する機会は無いに等しい。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦APORTABLE
ナデシコを味方に引き入れようと勧誘するが、突っぱねられた。それにしても、あの場でもしプロスペクターユリカの「ブイッ!」を止めなければ一体どうなっていたのやら。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第4次S
根性ド根性自爆
実際はマップ『ゲストとインスペクター』のイベントで自爆を使用するのみ。
α
必中信頼激励友情かく乱

特殊技能(特殊スキル)

APORTABLE
底力L5

人間関係

ギレン・ザビ
彼の親衛隊長を務め、熱烈に信奉している。
アナベル・ガトー
部下。
シーマ・ガラハウ
配下として引き入れるが、裏切られる破目になる。
キシリア・ザビ
ギレンの死を知った際、彼女の手によるのものと察知し、激怒した。
ハマーン・カーン
原作では会う場面が無いが、『第4次』ではノイエDCの一員として共闘する。しかし、内心ではハマーンを警戒している。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

ミネバ・ラオ・ザビ
ギレンが死亡している場合の主君。

名台詞

「ぬうぅ…謀ったな、キシリア…!」
第1話アバンより。「ギレン総帥戦死を受けて全指揮権がキシリアに委譲した」との報告を受けて。デラーズは即座にこれをキシリアによる暗殺と看破、戦線離脱を決意する。
ちなみにデラーズらの離脱のタイミングがはっきりしないが、もしア・バオア・クーの指揮系統が健在にも関わらず、勝手に離脱した場合は「逃亡罪」が適応される恐れがある。尤も仮に逃亡罪が適応される行為だったとしても、直後のジオン敗戦の混乱を考えれば有耶無耶になっていた可能性の方が高いと思われるが……。
「待て、ガトー。貴公の母艦ドロワは沈んだ」
ガトー「ドロワが…!」
「我が総帥、ギレン閣下も亡くなられた。我々はア・バオア・クーより撤退する。我らは生きて総帥の志を継がねばならんのだ」
ガトー「生き恥を晒せと!? 私は行きます!」
同じく第1話アバンより。ア・バオア・クーの決戦で撤退命令が出ていても、再び出撃するガトー説得をするが…。
「ならん! 今は耐えるのだ。生きてこそ得ることの出来る栄光をこの手に掴むまで、その命、儂が預かる! いいな!」
上記の続き。決死隊になろうとしたガトーを制した際の台詞。
文面だけなら格好良くも見えるが、彼等が後にしでかした事は栄光どころか(ジオン以外も含めた)スペースノイドの首を絞める愚挙でしかない。
ついでに、ガトーが搭乗しようとした機体はデラーズ専用リック・ドムである。
「大儀を生まんとするものが、小事にこだわってはならん。星の屑作戦を成功させる為には、お前が奪取したガンダムと、我が艦隊戦力の充実が不可欠だった。シーマは私が導く」
第5話でシーマ一党が合流した事に納得がいかないガトーを説得した際の台詞。しかし、結局はシーマに裏切られることになってしまう。
ただし、キシリア配下で「ジオンの栄光を穢した」と見做され蔑まれていたシーマ艦隊の面々を受け入れている辺り、デラーズ本人はギレン派の急先鋒でも他派閥の同胞を差別する様な人間ではなかった事は確実である(発言から純粋にシーマ艦隊の実力を評価していたことが窺える)。
また、ブリティッシュ作戦の発案者はデラーズであったとの説もあるため、事実ならば彼なりにシーマ達に負い目を感じていたのかもしれない。
「哀れ! 志を持たぬ者を導こうとした我が身の不覚であった」
第12話でシーマ一党に人質に取られたデラーズにガトーが呼びかけた際の台詞。極限状態にも関わらず自身に酔っている様な発言であるため、もはや自己陶酔の自虐としか思えず、シーマや他の海兵からは嘲笑されている。
そもそも、デラーズおよび彼の賛同者達が「志だけしか持っていなかった」事が原因と言えなくもない。
「……行け、ガトーよ」
「ガトーよ、意地を通せ。現にコロニーはあるのだ」
「儂を宇宙(そら)の晒し者にする気かガトー! ……ジーク・ジオン!!」
星の屑作戦」が最終局面を迎える中、デラーズ・フリートを裏切ったシーマに捕らえられながらもガトーにコロニー落としの完遂を促す。最後の最期までジオンへの(というよりギレンへの)狂信を貫いた。
「……これこそ――…千載一遇の僥倖――…見得た――…」
「ギレン総帥――…このエギーユ・デラーズ!! ジオンの大義をもって進むべき道が見えましたぞ!」
「祖国と我が同胞の名誉のために!! ジィークシオン!!!」
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』でガンダム開発計画の情報を入手した際の台詞。
三年間の潜伏の果てに進むべき道が示されて嬉しかったのは分かるが、「ギレン総帥」の行からデラーズはギレンの石像に対して話しかけている。もはや危ない人、一歩手前。
なお、この情報を基に「星の屑作戦」が立案される事になる。

スパロボシリーズの名台詞

「…そして今、連邦内には、一匹の妖怪がうごめいている。ジャミトフ=ハイマンという名の妖怪が」
第4次』第22話で地球連邦政府およびティターンズに対して行った演説の一部。この直後の京四郎の指摘通り、マルクスによる『共産党宣言』の序文「ヨーロッパには妖怪が出る―共産主義という妖怪が」からの剽窃である。
そして、デラーズは「妖怪=ジャミトフの専横を生み出したのは地上のアースノイドの責任」と断じ、コロニー落としを宣言することになる。もっとも、その行為自体が「妖怪」と全く変わらない愚かな行為であることもまた然りだが。

搭乗機体

グワデン

SRWでの搭乗機体

ザムス・ガル
第4次

余談

  • エギーユ・デラーズのファーストネームであるエギーユ(Aiguille)とは、フランス語で「針」あるいは「針峰」を意味する。

資料リンク