「真マジンガー 衝撃! Z編」の版間の差分
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細 (もうすぐで2015年なんですが、続編はどうなるのでしょうかね?) |
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TV・漫画版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』のリメイク版。<br />かつて漫画連載された『マジンサーガ』や『Zマジンガー』の設定を取り入れており、また他の永井作品や石川賢・桜多吾作といったダイナミックプロスタッフが手掛けたコミカライズ作品からの援用・オマージュも多い。本作の監督である今川泰宏氏の独特な演出も今作の特徴でもあり、第1話から第2話の冒頭にかけていきなり最終決戦のクライマックスシーンを描き、そこまでどうやって至ったかを回想のような形で描いていくというトリッキーなシリーズ構成も今川作品ならではである。全体的に、コミカルかつバイオレンス度の強い作品に仕上がっている。 | TV・漫画版『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』のリメイク版。<br />かつて漫画連載された『マジンサーガ』や『Zマジンガー』の設定を取り入れており、また他の永井作品や石川賢・桜多吾作といったダイナミックプロスタッフが手掛けたコミカライズ作品からの援用・オマージュも多い。本作の監督である今川泰宏氏の独特な演出も今作の特徴でもあり、第1話から第2話の冒頭にかけていきなり最終決戦のクライマックスシーンを描き、そこまでどうやって至ったかを回想のような形で描いていくというトリッキーなシリーズ構成も今川作品ならではである。全体的に、コミカルかつバイオレンス度の強い作品に仕上がっている。 | ||
− | その第2話の冒頭はマジンガーZが[[暗黒大将軍]] | + | その第2話の冒頭はマジンガーZが[[暗黒大将軍]]に敗北するという衝撃の展開で終わっていた。この後に逆転する展開が最終回で描かれるのだろうと多くの視聴者は予想していたのだが、実際に描かれた最終回は第1話で描かれたクライマックスシーンを別視点で描いた話であり、第2話の冒頭シーンの後に何がどうなったかは全くわからないまま物語は幕を閉じた。ちなみに、敗北展開自体は東映版における[[グレートマジンガー]]が救援にやって来る流れの再現ではあったのだが、本作ではグレートは未登場のまま終わってしまっている(ただし、存在は匂わされている)。また、[[続編]]にあたる『G編』(仮題)は2014年現在情報の欠片も出ておらず、先行きは不透明。 |
続編未定の状態での敗北エンドや、アクの強すぎる悪役やサブキャラに存在感を食われた甲児、単独の強さが今一つ描写不足だったマジンガーと、あらゆる要素が不完全燃焼気味に終わった事もあり、視聴者からの評価は賛否が分かれている。 | 続編未定の状態での敗北エンドや、アクの強すぎる悪役やサブキャラに存在感を食われた甲児、単独の強さが今一つ描写不足だったマジンガーと、あらゆる要素が不完全燃焼気味に終わった事もあり、視聴者からの評価は賛否が分かれている。 | ||
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
− | 古代ミケーネの遺産の力で世界征服を目論む[[Dr.ヘル]] | + | 古代ミケーネの遺産の力で世界征服を目論む[[Dr.ヘル]]。[[熱海]]で祖父の[[兜十蔵|十蔵]]、弟の[[兜シロー|シロー]]と暮らしていた[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]は、Dr.ヘルの部下[[あしゅら男爵]]の襲撃を受けた際に、祖父から[[マジンガーZ]]を託される。そして[[機械獣]]と戦う甲児の前に、温泉旅館[[くろがね屋]]の謎めいた女将・[[錦織つばさ]]が姿を現す……。 |
== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
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:弓教授の娘。アフロダイA、ビューナスAのパイロット。 | :弓教授の娘。アフロダイA、ビューナスAのパイロット。 | ||
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:甲児の弟。 | :甲児の弟。 | ||
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:光子力研究所所長。今作では「弦之助(げんのすけ)」ではなく「弥之助(やのすけ)」である。 | :光子力研究所所長。今作では「弦之助(げんのすけ)」ではなく「弥之助(やのすけ)」である。 | ||
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− | :また、今までのSRWシリーズでは大抵[[やられメカ]]の代名詞的存在だった[[機械獣]] | + | :また、今までのSRWシリーズでは大抵[[やられメカ]]の代名詞的存在だった[[機械獣]]がいずれの機体もほぼボス扱いとなっており、能力値も大幅に強化されている(その代わり、出現数も極端に少なくなったが)。ちなみに、今までの機械獣のポジションは[[タロス像]]というメカが担っている。 |
:余談だが、[[せわし博士]]と[[もりもり博士]]のグラフィックが入れ替わったまま、ゲームに登場するというミスも起きている。 | :余談だが、[[せわし博士]]と[[もりもり博士]]のグラフィックが入れ替わったまま、ゲームに登場するというミスも起きている。 | ||
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− | :ゴッドスクランダーや[[ボスボロット]]、[[エネルガーZ]]など物語の展開上、前作には出てこられなかった機体が満を持して登場。また、[[エリア11|二つの]][[日本]]にも深くかかわっている。<br />原作同様に[[Dr.ヘル]]が操る[[地獄王ゴードン]]との死闘が最終決戦となったが、'''本作の時点では''' | + | :ゴッドスクランダーや[[ボスボロット]]、[[エネルガーZ]]など物語の展開上、前作には出てこられなかった機体が満を持して登場。また、[[エリア11|二つの]][[日本]]にも深くかかわっている。<br />原作同様に[[Dr.ヘル]]が操る[[地獄王ゴードン]]との死闘が最終決戦となったが、'''本作の時点では'''古代ミケーネの神々の復活という事態は起きておらず、原作での衝撃の敗北展開にはならずに独自の形でハッピーエンドを迎えている(ただし、あしゅら男爵は生き残り、次作に続投)。 |
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | ||
:[[ゼウス神]]や[[ハーデス神]]、[[勇者ガラダブラ]]といった神話世界の[[機械神]]達が初登場。 | :[[ゼウス神]]や[[ハーデス神]]、[[勇者ガラダブラ]]といった神話世界の[[機械神]]達が初登場。 | ||
− | : | + | :第44話であしゅらにより[[ミケーネ神|ミケーネの神々]]が復活し、一時その力の前に劣勢に陥るも戦い続ける……という独自の流れが汲まれている。なお、本作では暗黒大将軍は未登場。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === |
2014年12月16日 (火) 13:00時点における版
- テレビ東京系(全26話)
- 2009年4月4日~ 9月26日
- 初参戦スパロボ:第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
概要
TV・漫画版『マジンガーZ』のリメイク版。
かつて漫画連載された『マジンサーガ』や『Zマジンガー』の設定を取り入れており、また他の永井作品や石川賢・桜多吾作といったダイナミックプロスタッフが手掛けたコミカライズ作品からの援用・オマージュも多い。本作の監督である今川泰宏氏の独特な演出も今作の特徴でもあり、第1話から第2話の冒頭にかけていきなり最終決戦のクライマックスシーンを描き、そこまでどうやって至ったかを回想のような形で描いていくというトリッキーなシリーズ構成も今川作品ならではである。全体的に、コミカルかつバイオレンス度の強い作品に仕上がっている。
その第2話の冒頭はマジンガーZが暗黒大将軍に敗北するという衝撃の展開で終わっていた。この後に逆転する展開が最終回で描かれるのだろうと多くの視聴者は予想していたのだが、実際に描かれた最終回は第1話で描かれたクライマックスシーンを別視点で描いた話であり、第2話の冒頭シーンの後に何がどうなったかは全くわからないまま物語は幕を閉じた。ちなみに、敗北展開自体は東映版におけるグレートマジンガーが救援にやって来る流れの再現ではあったのだが、本作ではグレートは未登場のまま終わってしまっている(ただし、存在は匂わされている)。また、続編にあたる『G編』(仮題)は2014年現在情報の欠片も出ておらず、先行きは不透明。
続編未定の状態での敗北エンドや、アクの強すぎる悪役やサブキャラに存在感を食われた甲児、単独の強さが今一つ描写不足だったマジンガーと、あらゆる要素が不完全燃焼気味に終わった事もあり、視聴者からの評価は賛否が分かれている。
ストーリー
古代ミケーネの遺産の力で世界征服を目論むDr.ヘル。熱海で祖父の十蔵、弟のシローと暮らしていた兜甲児は、Dr.ヘルの部下あしゅら男爵の襲撃を受けた際に、祖父からマジンガーZを託される。そして機械獣と戦う甲児の前に、温泉旅館くろがね屋の謎めいた女将・錦織つばさが姿を現す……。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
光子力研究所
- 兜甲児
- 主人公。マジンガーZのパイロット。
- 弓さやか
- 弓教授の娘。アフロダイA、ビューナスAのパイロット。
- ローリィ
- ミリオンαのパイロット。ロールとは双子。
- ロール
- ミリオンαのパイロット。
- 東しゅん
- バイオンβのパイロット。
- 大出政雄
- ダイオンγのパイロット。
- 兜シロー
- 甲児の弟。
- ボス
- ボスボロットのパイロット。
- ムチャ
- ボスの子分その1。
- ヌケ
- ボスの子分その2。
- 弓弥之助
- 光子力研究所所長。今作では「弦之助(げんのすけ)」ではなく「弥之助(やのすけ)」である。
- 三博士
- 光子力研究所に所属するせわし、のっそり、もりもりの三人の総称。第2次Z 破界篇では『真ゲッター』の敷島博士と友人という設定になっている。
くろがね屋
Dr.ヘル一派
- Dr.ヘル
- 世界征服を企む悪の天才科学者。
- あしゅら男爵
- ある意味、今作の影の主役といっても過言ではない。
- ブロッケン伯爵
- 漫画版で描かれたコミカルな側面が大幅にクローズアップされ、敵側のギャグメーカー的存在になった。
- ピグマン子爵
- 呪術者。原作とは外見が異なり、『バイオレンスジャック』に登場する格闘家ジム・マジンガのものになっている。
- ガミアQ
- あしゅら男爵が放った殺人アンドロイド。
神々と巫女
- ゼウス神
- ウラヌス
- ゼウスに地球人類抹殺を命じ、拒否したゼウスに激怒する。
- ハーデス神
- トリスタン
- あしゅら男爵の片割れの元の姿。イゾルデの夫。
- イゾルデ
- あしゅら男爵の片割れの元の姿。トリスタンの妻。
その他
- 兜十蔵
- 甲児の祖父。マジンガーZの開発者。
- 兜剣造
- 甲児の父。父と同じように光子力とロボット工学を研究していた。
- 暗黒寺闇太郎
- 刑事。自称「国家権力の使者」。
- 剣鉄也
- かつて、マジンガーのプロトタイプ「エネルガーZ」の操縦を担当していた天才パイロット。故人。
- シュトロハイム・ハインリッヒ
- かつて剣造と並ぶロボット工学の天才研究者として知られていたが、死亡。しかしDr.ヘルによって蘇生させられた。
- ローレライ・ハインリッヒ
- シュトロハイムの娘。
- ゴーゴン大公
- ミケーネ復活に暗躍する。原作とは少し立場が異なる。
- ケドラ
- 古代ミケーネ人の作り上げた戦闘頭脳。
- ナレーター
- 本作では、玄田哲章氏が担当するナレーションも登場人物のひとりとして扱われており、兜甲児と会話するメタフィクショナルな描写も存在する。Zシリーズでは中の人ネタで『宇宙大帝ゴッドシグマ』のキラケンと『宇宙戦士バルディオス』の雷太がところどころでナレーターの台詞を言う。
- 勇者ブレード
- 暗黒寺や剣造に協力する謎の存在。グレートマジンガーらしき機体を所有している。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
光子力研究所
- マジンガーZ
- 光子力エネルギーを使用した戦闘ロボット。
- ホバーパイルダー
- マジンガーの操縦席となる戦闘機。
- アフロダイA
- ビューナスA
- ミリオンα
- バイオンβ
- ダイオンγ
- ボスボロット
- エネルガーZ
- マジンガーの試作機。パイロットは剣鉄也。
- グレートマジンガーらしき機体
- 1話と25話にちらりと登場。ブレードが乗っていた。
Dr.ヘル一派
- ガラダK7
- ダブラスM2
- グロイザーX10
- ノナカーゴH2
- 本作オリジナルの機械獣。名前の由来はメカニックデザイナーの野中剛氏から。
- ストロンガーT4
- トロスD7
- キングダンX10
- バルガスV5
- ゴーストファイアーV9
- ゴウキューンU5
- アブドラU6
- ジェイサーJ1
- ジャイローンJ1
- バードンB7
- バジンB6
- リバーF9
- グロゴスG5
- 機械獣あしゅら男爵
- ブロッケンV2シュナイダー
- タロス像
- ミサイル型機械獣
- 海底要塞サルード
- 海底要塞ブード
- 『真マジンガー』準拠ではSRW未登場。
- 飛行要塞グール
- 地獄王ゴードン
その他
楽曲
- オープニングテーマ
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- 「感じてKnight」(前期)
- 歌:ULTIMATE LAZY for MAZINGER、奥田民生、斎藤和義、JAM Project
- 影山ヒロノブが属するバンド・LAZYが1980年にリリースした「感じてナイト」のリメイク曲。
- 『第2次Z』『OE』で採用。
- 「守護神-the guardian」(後期)
- 歌:JAM Project
- 『再世篇』『OE』『時獄篇』で採用。
登場作と扱われ方
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初参戦作品。『マジンガーZ』と入れ替わりの参戦。今作では海底要塞サルードまでの物語が展開されるため、それ以降のストーリーは再世篇に持ち越しとなった(その代わり、原作ではチョイ役扱いだったジェットスクランダーの出番が大幅に増えることとなった)。
- また、今までのSRWシリーズでは大抵やられメカの代名詞的存在だった機械獣がいずれの機体もほぼボス扱いとなっており、能力値も大幅に強化されている(その代わり、出現数も極端に少なくなったが)。ちなみに、今までの機械獣のポジションはタロス像というメカが担っている。
- 余談だが、せわし博士ともりもり博士のグラフィックが入れ替わったまま、ゲームに登場するというミスも起きている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- ゴッドスクランダーやボスボロット、エネルガーZなど物語の展開上、前作には出てこられなかった機体が満を持して登場。また、二つの日本にも深くかかわっている。
原作同様にDr.ヘルが操る地獄王ゴードンとの死闘が最終決戦となったが、本作の時点では古代ミケーネの神々の復活という事態は起きておらず、原作での衝撃の敗北展開にはならずに独自の形でハッピーエンドを迎えている(ただし、あしゅら男爵は生き残り、次作に続投)。 - 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- ゼウス神やハーデス神、勇者ガラダブラといった神話世界の機械神達が初登場。
- 第44話であしゅらによりミケーネの神々が復活し、一時その力の前に劣勢に陥るも戦い続ける……という独自の流れが汲まれている。なお、本作では暗黒大将軍は未登場。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後設定で第1章より参戦。ミケーネはどうやら来なかった模様。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- OVA『マジンカイザー』との競演を果たす。
組織
用語
主要スタッフ
- 制作
- くろがね屋、ダイナミック企画、ランティス、バンダイビジュアル(プロデュース)
- BEE・MEDIA、Code(アニメーション制作)
- 原作
- 永井豪・ダイナミック企画
- 監督
- 今川泰宏
- キャラクターデザイン
- 竹内進二
- メカニックデザイン
- 野中剛
- 音楽
- 宮川彬良
商品情報
関連作品
資料リンク
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