「超能力」の版間の差分
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2024年11月12日 (火) 00:48時点における最新版
超能力(ちょうのうりょく)は、今日の科学では説明できない、超自然的な能力を指す名称。
概要 [編集 | ソースを編集]
手に触れないで物を動かす事が出来たり、逆に手で触れただけで箱等に入っている物の中身や情報を正確に読み取ったりする特殊な能力。元来の人間の能力を超越した力であるため「超」能力と呼ばれ、「神通力(じんつうりき)」という別名も持つ。超能力を扱う者は、サイキッカー(Psychicer)、エスパー(Esper)等と呼ばれ、SRWではサイコドライバーが用語として使われている。
大まかに超能力は、五感を用いらない「第六感」によって外部から情報を得る「超感覚的知覚(ESP)=認知型能力」と、意志の力のみで物体に干渉する「念動力(PK)=物理的能力」とに大別される。また、この二つのタイプの超能力を複合させた超能力も存在する。
一方、超能力が魔法や霊力といったと異なる超常現象的な特殊技能と混同視されてしまう事も少なく、現実世界に魔法が存在すれば普通の人間から見れば超能力になるが、「魔法が体系化されて多くの人々にとって身近な世界が舞台」の場合は基本的に超能力とは呼ばれない。
超能力が本当に存在するのか、あるいは有る様に見えているだけで実在していないのかは正確には不明だが、学界では真剣に超能力の実在を信じているだけでなく、人類の文明の発展に繋がるとして実際に研究している科学者も世界中に存在している。反面、国によっては超能力やそれを扱う者の絶対的な優位性を信じ、超能力による刑事事件捜査の計画や、超能力者の軍事利用を考えている機関も存在する。また、一般でも、テレパシーやサイコメトリーといったESP能力を鍛える事を目的とした「ゼナーカード」というカードも販売されている。
昭和時代あたりの時期まで、超能力がもたらす現象についてはかなり曖昧になっており、中には超能力でも有り得ない異常事態まで超能力による物と見なされる事もあったのだが、現在は科学的研究により、超能力の現象に関してある程度の体系化が行われている。
主な超能力[編集 | ソースを編集]
- 念動力(サイコキネシス)
- 物理的能力。PKとも呼ばれる。思念により物理的なエネルギーを発生させ、手に触れる事無く物を動かす能力。1960年代のロシア人女性ニーナ・クラギーナが有名。物理的能力の中でも最も基礎的な能力とされており、超能力でも代表的とされる「スプーン曲げ」も、この能力に該当する。類似の概念としてテレキネシスがあり、両者は対象物の動かし方によって区別されることがある。
- フィクション内では様々な形に応用され、エネルギーを一種のバリアに利用する形で銃や機関砲の弾丸を防いだり、逆に触れた物だけに能力を作用させる事で化け物染みた怪力を発揮するなどの描写がある。
- 空中浮揚(レビテーション)
- 物理的能力。念動力の一種で、物理法則を無視して自分自身や他者や物を浮揚させる能力。
- 発火能力(パイロキネシス)
- 物理的能力。人体の生体電流を電磁波として放出させる事で発火現象を起こす能力。
- 超能力治療(ヒーリング)
- 物理的能力。医学的方法によらず傷や病気を治療する能力。対象の自己治癒力を活性化させる事で発揮する原理となっている。
- 瞬間移動(テレポーテーション)
- 認知型と物理的の双方を組み合わせた物で、自分自身を遠い所へ一瞬で移動させる能力。
- 単純に肉眼で見えない速度で移動する高速移動と、ワームホールの様に別空間を経由して目的へ移動する空間移動の2種類が存在。後者の場合は、自分以外の物を出現させたり、逆に転送させる事も可能で、それぞれ物体召喚(アポート)、物体転送(アスポート)と呼称される。
- 予知(プレコグニション)
- 認知型能力。未来に起きる出来事を、前もって察知・知覚する事の出来る能力。
- 類似能力として未来に起こる出来事を予測できる未来視(フォーサイト)がある。
- 透視(クレアボヤンス)
- 認知型能力。物体の内部を非侵襲的に視認するなど、通常の視覚によらない視覚認識が可能な能力。
- 遠隔透視(リモート・ビューイング)
- 認知型能力。透視の一種で、その場にいながら遠隔地に対する視覚認識が可能な能力。千里眼とも。
- 念視(サイコメトリー)
- 認知型能力。物体に残されて残留思念を読み取る事で、それに関する情報を得る能力。応用する事で一度も使った事の無い道具の正確な使い方等を把握する事も出来る。
- 念話(テレパシー)
- 認知型能力。自分の精神を他者に送ったり、逆に他者の精神を読み取ったりする能力。自分の眼で見た光景を遠くにいる他者に見せる事も可能。
- 念写(ソートグラフィ)
- 認知型のテレパシーと物理的のサイコキネシスの双方を組み合わせた物で、自分の頭の中で思い浮かべた光景や情報等を画像として出力する能力。
主な超能力者[編集 | ソースを編集]
グレートマジンガー[編集 | ソースを編集]
- 闇の帝王
- 死者を蘇らせる能力があり、当時は超能力と言えたかもしれないが、近年では魔法に近い能力と言える。
- 『第2次α』ではその絶対能力を披露。が、『第3次α』では逆にムゲ・ゾルバドスに蘇らせられるという結末に…。
UFOロボ グレンダイザー[編集 | ソースを編集]
- グレース・マリア・フリード
- フリード星の住人の一部には認知型能力である予知能力がある。作品によっては予知能力技能を持っている。また、兄であるデューク・フリードもデュークテレパシーという超能力を披露しているが、こちらはSRWで超能力を特殊技能として所持したことはない。
鋼鉄ジーグ[編集 | ソースを編集]
- ヒミカ
- 「メキニメキニヌダラダラ~」と呪文を唱えてはその力を行使する。超能力より魔法に近い。
大空魔竜ガイキング[編集 | ソースを編集]
- ツワブキ・サンシロー
- 主人公。物理的能力であるサイコキネシスの使い手で、プラズマエネルギーを発生させてトラックを弾き飛ばす程の衝撃波を放つ。また認知型能力も僅かながら行使出来るらしく、予知夢を見た事もある。
- 投手時代は魔球の使い手で、ガイキングの必殺技「ハイドロブレイザー」は彼の超能力があっての技。
- フジヤマ・ミドリ
- 実は異星人であり、彼女の母星であるピジョン星の人々は、認知型能力であるテレパシーの使い手となっている。
- ヤマガタケ
- ファン・リー
- ハヤミ・ブンタ
- ダリウス大帝
太陽の使者 鉄人28号[編集 | ソースを編集]
六神合体ゴッドマーズ[編集 | ソースを編集]
- 明神タケル(マーズ)
- 主人公。ずば抜けた超能力者であり、物理的能力であるサイコキネシス(念力)が中心となっているが、他にも毛針といった様々能力を扱う。
- 『64』の補正は反則で、「Zシリーズ」でもエースボーナス獲得によりL9+SP回復の効果のある専用技能「超A級超能力」に変化する。
- マーグ
- 認知型能力と物理的能力の双方を使いこなす。テレパシーや、魂となってもロゼに憑依して「バラの騎士」として死後も弟タケルの力となった。
- ロゼ
- マーグにかかっている不安定な洗脳を強化したり、別人に化けたりと認知型能力に優れる。仲間になってからその力を行使することはなかった。彼女のミニスカートが風に煽られないのは超能力で押さえている為との噂も。
- グール
- バレン
- 超能力で他人に変身する。おそらく他者の視覚に干渉して別人に見せかけていると思われ、認知型能力であるヒュプノシスの可能性が高い。
- カッチ
- ワール司令官
- ズール皇帝
- 悪の権化。認知型能力と物理的能力の双方が扱えると言え、自らの分身を作り、死者すら操る能力はムゲ・ゾルバドスにも劣らない。
- 超能力者
- ギシン星には超能力を持った戦闘員も多く、「Zシリーズ」では単に「超能力者」と言えば彼らの事を指す。
超獣機神ダンクーガ[編集 | ソースを編集]
破邪大星ダンガイオー[編集 | ソースを編集]
ダンガイオーチームの4人全員が、物理的能力の超能力を扱うと言える。
- ロール・クラン
- ダンガイオーの超能力により驚異的な力を発揮する。単独でも生身で走る事でエネルギーを溜め、破壊力を発揮する。
- ミア・アリス
- ダンガイオーチームの中でも最も強力な物理的能力の超能力者で、凄まじい破壊力を秘めた衝撃波を放つ。
- パイ・サンダー
- 怪力の持ち主。単なる腕力ではないかと思えるが、実際は触れたものだけに作用出来るかなり高度な物理的能力のサイコキネシスと考えた方が良い。
- ランバ・ノム
- 指から強力なレーザーを出す事が出来、物理的能力のパイロキネシスに近いと言える。
ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日[編集 | ソースを編集]
マクロス7[編集 | ソースを編集]
サクラ大戦[編集 | ソースを編集]
- アイリス
- 帝国華撃団・花組の最年少の隊員でありながら、念動力、空中浮揚、超能力治療、瞬間移動、念話といった類まれな能力を発揮する。ただし、その幼さ故に能力が暴走する事もままある。
- また、これらの能力は花組で最も強力とされる彼女の「霊力」の性質によるものであり、厳密には超能力とは異なる。
勇者王ガオガイガー/勇者王ガオガイガーFINAL[編集 | ソースを編集]
- 天海護 (レプリジン)
- 特殊技能としてはレプリジンのみが『第3次α』にて所有する。本来はオリジナルの護や戒道もその能力を行使できるが、そちらがパイロットとして反映される能力は『覇界王』におけるデュアルカインドのみ。
- 原作中の護達は認知型能力と物理的能力の双方を扱える高レベルの超能力者と言え、テレパシーやサイコキネシス、簡単な治癒能力、サイコキネシスとGパワー(Jパワー)を併用した強力な衝撃波やバリアを使う描写がある。
創聖のアクエリオン[編集 | ソースを編集]
- アポロ
- 主人公。大まかに分ければ認知型能力に該当すると言えるが、エレメントの力というよりは、尋常ならざる精神力と人間離れした超感覚の現れだろう。
- 『第3次Z』ではエレメント能力「野生の勘」に置き換えられている。
- シリウス・ド・アリシア
- 「嫉妬心」の力を行使する。物理的能力に該当し、腕に超高速の振動を起こし剣と組み合わせる事で高周波ブレードの様にあらゆる物質を切断する為、収束型のサイコキネシスと言える。
- 『第3次Z』ではエレメント能力「超振動」に置き換えられている。
- シルヴィア・ド・アリシア
- 「兄弟愛」の力を行使する。物理的能力に該当し、典型的なサイコキネシスの能力で、それによる怪力を発揮する。
- 『第3次Z』ではエレメント能力「念動力」に置き換えられている。
- ピエール・ヴィエラ
- 「発火能力」の力を行使する。物理的能力に該当し、パイロキネシスの一種と思われる。
- 紅麗花(こうれいか)
- 「不幸」の力を行使する。認知型能力に該当し、サイコメトリーの能力である。
- つぐみ・ローゼンマイヤー
- 「人間愛」を行使する。物理的能力に該当し、強力な物理的エネルギーに変換させて爆発を起こす事から、サイコキネシスの一種である。
- ジュン・リー
- 「念写」の力を行使する。認知型能力と物理的能力の複合に該当し、典型的なソートグラフィの能力である。
- リーナ・ルーン
- 「予知能力」を持つ。認知型能力に該当し、プレコグニションの能力である。
- グレン・アンダーソン
- 頭翅(トーマ)
- 音翅(オトハ)
- 両翅(モロハ)
- 双翅(フタバ)
- 詩翅(シリウス)
アクエリオンEVOL[編集 | ソースを編集]
ミカゲ以外はエレメント能力として所持。個々の能力詳細はリンク先を参照。
- トワノ・ミカゲ
- 『EVOL』のパイロットでは唯一の技能としての超能力所持者。
天元突破グレンラガン[編集 | ソースを編集]
とある魔術の電脳戦機[編集 | ソースを編集]
『とある』シリーズは超能力が科学によって解明された世界を舞台にしており、下記の登場人物も学園都市での能力開発によって能力を得た。強さに応じて0から5までのレベル分けがされる。学園都市内では基本的に能力と呼ばれており、超能力と呼ばれるのはレベル5のみである。
- 御坂美琴
- レベル5の「超電磁砲(レールガン)」。純粋な物理的能力に該当し、生体電流をコントロールするサイコキネシスによって、様々な形で能力を発揮する。
- 白井黒子
- レベル4の「空間移動(テレポート)」。物理的と認知型の双方を組み合わせたテレポーテーション能力で、自身や他者、物等を転移させる事が出来る。
- 初春飾利
- レベル1の「定温保存(サーマルハンド)」。物理的能力のサイコキネシスながらも収束型の低い能力で、触れた物の温度を一定に保つという慎ましい効果である。
- 食蜂操祈
- レベル5の「心理掌握(メンタルアウト)」。認知型能力に該当し、その中でも最高クラスのヒュプノシス。洗脳はおろか深層心理にまで及ぶ記憶の読み取りや改竄まで行える。ただし、暴走のリスクもある事から、テレビ等に使われるリモコンを利用して必要以上に力を使わないよう調節を行っている。
- 一方通行(アクセラレーター)
- レベル5で名前と能力が同一(本名不明なので能力名で呼ばれる)。物理的能力に該当し、その中でも極めて強力なサイコキネシス。あらゆるベクトルを操作可能なその能力により、物理攻撃はおろか、炎や電気といったエネルギー攻撃の多くを「反射」し、逆に投げたり蹴飛ばした物のベクトルをコントロールする事で質量弾にも出来る等、多岐の応用性を持つ。
LIVE A LIVE[編集 | ソースを編集]
- 田所晃
- 父親との死別後に、物理的・認知型を問わず様々な超能力が使えるようになっている。本編中でもメインギミックとして読心が用いられている他、戦闘も超能力でイメージを叩きこむ戦法を得意としている。
- 彼が戦闘可能な間は「逃げる」コマンドが「テレポート」に変化し、たまに想定外のとんでもない場所にテレポートすることもある。
- 『LAL』の超能力は精神力の延長線上という扱いであり、精神エネルギーを要するブリキ大王の操縦にも超能力を用いている。
- 『DD』の超能力は彼専用の技能として実装。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- 念動力者
- 人物としてはリュウセイ・ダテなど。念動力は超能力の一種で、手を触れずに物質を動かす能力を指す。サイコキネシスまたはテレキネシスの訳語の一つ。
- サイコドライバー
- 人物としてはナシム・ガンエデンなど。汎超能力者とも呼ばれ念動力を含む様々な超能力を持つ者を指す。作品内ではアカシックレコードに干渉し、無限力を引き出せる力とされている。
- ククル
- ヒミカによりシャーマン能力が強化されている。ヒミカがいないOGシリーズでも、専用技能として所持している。
- 御使い(ヘリオース搭乗以後のアドヴェント、怒りのドクトリン)
- 高次元生命体ゆえか所持。これに加えて300越えの命中+200越えの照準値が合わさり、リアル系相手ですら命中率が70%台、半端な強化なら底力L9があっても100%命中という本物の怪物たち。ニュータイプ補正のあるアムロやシャアでさえ被弾が珍しくない。
超能力と類似した能力[編集 | ソースを編集]
超能力に近しい描写はされるも設定上で明確に超能力とは異なる存在として扱われている能力を列記する。
スーパーロボット大戦における扱い [編集 | ソースを編集]
SRWでは主に命中・回避率を上昇させる特殊技能として「念動力」とは別に採用されている[1]。
新スーパーロボット大戦[編集 | ソースを編集]
近攻撃・遠攻撃・命中・回避+3、SP消費80%の効果。
スーパーロボット大戦64[編集 | ソースを編集]
レベル | 攻撃力 | 命中・回避 |
---|---|---|
1 | +200 | +10 |
2 | +400 | +14 |
3 | +600 | +18 |
4 | +800 | +21 |
5 | +1000 | +24 |
6 | +1200 | +26 |
7 | +1300 | +28 |
8 | +1400 | +29 |
9 | +1500 | +30 |
- バグにより実際は「技能レベルに関係なく命中・回避+64、攻撃力補正は無し」の効果となる。
スーパーロボット大戦IMPACT[編集 | ソースを編集]
レベル | 攻撃力 | 命中・回避 |
---|---|---|
1 | - | - |
2 | +100 | - |
3 | +150 | - |
4 | +200 | +5 |
5 | +250 | +8 |
6 | +300 | +11 |
7 | +350 | +14 |
8 | +400 | +17 |
9 | +450 | +20 |
10 | +500 | +23 |
第2次スーパーロボット大戦α/第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ/第2次スーパーロボット大戦OG[編集 | ソースを編集]
レベル | 命中・回避 | クリティカル |
---|---|---|
1 | +0 | +0 |
2 | +4 | +1 |
3 | +7 | +3 |
4 | +10 | +5 |
5 | +13 | +7 |
6 | +16 | +9 |
7 | +19 | +11 |
8 | +22 | +13 |
9 | +23 | +15 |
スーパーロボット大戦D[編集 | ソースを編集]
レベル | 攻撃力 | 命中・回避 |
---|---|---|
1 | +0 | +0 |
2 | +50 | +3 |
3 | +100 | +5 |
4 | +150 | +8 |
5 | +200 | +10 |
6 | +250 | +13 |
7 | +300 | +15 |
8 | +350 | +18 |
9 | +400 | +20 |
スーパーロボット大戦Z/第2次スーパーロボット大戦Z[編集 | ソースを編集]
レベル | 命中・回避 |
---|---|
1 | +2 |
2 | +4 |
3 | +6 |
4 | +8 |
5 | +10 |
6 | +12 |
7 | +14 |
8 | +16 |
9 | +18 |
第3次スーパーロボット大戦Z[編集 | ソースを編集]
レベル | 命中・回避 |
---|---|
1 | +3 |
2 | +6 |
3 | +9 |
4 | +12 |
5 | +15 |
6 | +18 |
7 | +21 |
8 | +24 |
9 | +27 |
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 「念動力」はひびき洸とオリジナルキャラクター専用の特殊技能となっている。