シビル

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シビル
登場作品

マクロスシリーズ

声優 中川亜紀子[1]
初登場SRW スーパーロボット大戦D
SRWでの分類 機体
パイロット
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プロフィール
種族 プロトデビルン
性別
年齢 不老
所属 プロトデビルン
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シビルは『マクロス7』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ギギルが独断で目覚めさせたプロトデビルンで、マーメイドのような姿をしている。

プロトカルチャーが開発した戦闘兵器「エビル」の変異体で、潜入工作を主とする。その能力は人間に憑依して記憶や人格をそのままに操ることが可能。本体の能力も高く、光速を超えるスピードでかく乱しつつ、宇宙船すら撃沈するばかりか、パワーで圧倒しているガビグラとの衝突にも対抗できるほど。

ゲペルニッチの指示で行動するプロトデビルンの中でもシビルはあまり指示には従わず、単独行動していた。その中でアニマスピリチアこと熱気バサラに興味を持ち始めるが、ゲペルニッチからは目的の障害になるとして排除対象となってしまう。中盤においてスピリチアを失い眠りにつくが、バサラとギギルの歌によってふたたび目覚める。

以後はバサラの危機に何度も駆けつけるが、スピリチアの減少によって吸収能力が暴走、自分の意思に反してバサラのスピリチアを吸い尽くしてしまった。そして、シビルはバサラを想い、ゲペルニッチにスピリチアは吸わないと反抗するが、返り討ちとなり拘束される。

ゲペルニッチ暴走の際に、VF-19を失ったバサラの足となりゲペルニッチに力で対抗するが、歌うバサラを見てシビルも歌をデュエット。その歌声はゲペルニッチの背筋を震わせて、ついにゲペルニッチも歌い自らの暴走と自己のスピリチアを吸収する手段を得た。

全てが終わったシビルはゲペルニッチの元へと戻り、銀河へと旅立った。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初の声付き参戦で、担当声優の中川亜紀子氏も今作でスパロボシリーズ初出演。ほぼ、『D』と同じ経緯で仲間となる他、合体攻撃「TRY AGAIN」の要員にもなるので、FIRE BOMBERの一員となっているだろう。もちろん攻撃出来るので結果としてFIRE BOMBERの戦闘担当とも言える。能力的にはDとは変わらず、強化の方法も同じ。キャラクターとしての出番はそれなりに多いが、敵ユニットとしては20話クリア後に地上ルートを通らないと戦えない。「エモーション・ハイ」ではバサラの歌で撤退させるまで何度でも復活するので、時間はかかるが撃墜数稼ぎに使えないこともない。またエンディングでは原作と異なり、ゲペルニッチ達の元には戻らずバサラ達と行動を共にしている。
味方で唯一特殊能力「プロトデビルン」を持っているが、改造が出来ず装甲HPが低すぎてほぼ無意味。宇宙怪獣・兵隊から一撃耐えれる程度。空・宇Sで唯一のサイズSSに見切り・分身持ちで運動性180と、命中率保証に目を瞑れば誰よりも避ける。逆に小隊攻撃を行なわれると命中保証20%があるので、集中を使わないと被弾=死の影が付きまとう。火力は宇宙怪獣・兵隊を倒せる程度はあるが、雑魚に強く雑魚に弱いという妙な力関係になっている。一応衝撃波が気力ダウンL1を持っているが、仲間になった後に出てくるボス級は被弾による気力上昇と相殺程度なのでほぼ無駄。サイズ差補正無視・超能力を最初から習得しているのは中々面白いが、基本的には覚醒・歌要員だろう。妙に狙われやすいのを利用して、敵の中に突っ込ませてスピリチア吸収で覚醒用SP回復を行なう荒業もあるが、ハードモードでも意味があるのか疑問である。
しかしどこに強化パーツをつけているのだろうか?

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
第3次α』以来の出演。バサラの「POWER TO THE DREAM」の演出に登場。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初登場作品。経緯はプロフィールの通りで、条件を満たせばゲペルニッチとの最終決戦後に仲間となる。サイズSSなので、滅多なことでは攻撃は当たらない。改造できず、レベルアップで能力が上がる。
敵として戦うことは一度もないが、ツメスパロボに敵として登場するステージがある。ただし、自爆の固定ダメージを利用してで撤退させる問題で、戦闘すると不正解になる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

基本能力値は低いので、雑魚敵に有効。さすがにHPが低いので特殊技能/特殊能力の「プロトデビルン」は残念ながら無力。作中では対人火器程度は全く通用せず、休眠状態でも調査用機器のレーザーをバリアで弾くなどの耐久力は見せているが、他のプロトデビルンからのスピリチア吸収攻撃にはかなり堪えていた模様。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

体当たり
光速を超えるスピードで体当たりするため、強烈な攻撃なのだが、ゲームでは控えめ。
『D』ではコンボ武器。
スピリチア吸収
相手のスピリチアを吸収する。
特殊効果「気力吸収L3」。『D』では上記イベント後、使わなくなる。『第3次α』ではSP吸収。
衝撃波
両腕から連発する。
『第3次α』ではカットイン付きで、全体攻撃。気力低下の特殊効果を持つ。ちなみにPVで披露していたのもこれで、相手のバサラにはしっかりかわされている。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

分身
プロトデビルン
第3次α』では特殊能力。
HP回復(大)
EN回復(大)

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

SS
生身ユニットなのでこのサイズ。最終補正を得ない限りまず当たらない。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「SEVENTH MOON」
『マクロス7』系の基本曲。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

回避格闘に優れたスピード型。防御だけは最低クラスだが、そもそも当たれば落ちるので関係ない。改造による強化が出来ず、終盤の敵相手には火力不足に陥りがちなので、格闘を限界まで高めておきたい。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第3次α
集中加速必中ひらめき熱血覚醒
高コストではあるが「覚醒」を使用可能。早解きを狙う場合はエースクラスの小隊に組み込むのも手。
D
偵察集中加速熱血覚醒再動
貴重な「再動」持ち。

特殊技能[編集 | ソースを編集]

第3次α
気力+(回避)カウンターL6、見切り超能力L7、サイズ差補正無視
D
プロトデビルンカウンターヒット&アウェイ底力L5、援護攻撃L1、援護防御L1、コンボL1
『D』では「プロトデビルン」は特殊技能

小隊長能力[編集 | ソースを編集]

小隊移動力+1
第3次α』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

熱気バサラ
当初「アニマスピリチア」と呼んでいたが、バサラの歌で復活してからは「バサラ」と呼ぶようになった。
ギギル
片思いを抱かれていて、バサラと張り合うようになる。
ゲペルニッチ
プロトデビルンの纏め役だが、命令系統を外れて行動することが反感を生む。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

渚カヲル
バサラと共にを作り、絶賛する。
ジョシュア・ラドクリフ
D』の最終話シナリオデモでペルフェクティオに取り込まれた父フェリオがどうなったのかをシビルに聞きに行っている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「分かった」
ゲペルニッチの指示を受けた際の返答。しかし、命令通りの行動は最初の内だけで、実際には好き勝手に暴れ回っていた。バサラに執着するようになって以降は、本拠地にすら寄り付かなくなってしまう。
「コォォォー!」
よくセリフの端末に使う。
「スピリチア○○…」or「○○スピリチア…」
基本的に片言で、しばしばスピリチアに絡めた造語のようなものを思わせぶりに呟く。吸収したスピリチアの感想や、自らの置かれた状況を表現しているものと思われる。
「ゾクゾク…!?」
バサラの歌の感想(?)。17話で初めてバサラと対峙したときはゾクゾクに耐え切れず逃げてしまう。その後も何度か素の状態でバサラの前に現れるのだが、その度に顔を歪ませて逃げ出す。バサラの方は引かれたと思いナーバスに。
なお、別の人間の体を借りて聞いた際はむしろ恍惚状態に陥るのだが、どの道平常心を保ったまま聞けないのだった。
シビル「バサラ…!?」
バサラ「シビル…!?」
23話でバサラの歌に対するゾクゾクを堪えながら無理矢理接触(キス)した時、2人のスピリチアに何かが起こったのか初めて互いの名前を知る。しかしこの後スピリチアが極端に低下し、森の中で休眠状態となってしまう。
「ギギル…」
第38話でギギルの最期を見た直後、名前を呟き涙を流した。『第3次α』ではDVE
「いらない…バサラのスピリチア…! ダメェェェェェ!!」
第47話、エネルギーを使い果たしたシビルを回復させようと歌いスピリチアを与えるバサラだが、制御が出来ずバサラのスピリチアを吸いつくしてしまう。
「ゾクゾク…いらない…バサラ…悲しい…コォォォォー!」
同話、シビルは回復するも倒れたバサラを前にして戸惑い、直後にゲペルニッチの元へ向かってしまい囚われてしまう事となる。
「バ…サ…ラ…」
最終話、ファイアーバルキリーを破壊されても尚「TRY AGAIN」を歌い続けるバサラの姿を見て、自身も歌を歌う。
「バサラ…お前の歌…忘れない…コォォォー」
同話。バサラに別れを告げ、ゲペルニッチとガビルと共にどこかへと旅立っていった。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 本編のキャスト欄では「?」表記。『第3次α』以降のシリーズやマクロスのゲーム作品では声優名がクレジットされているが、TV本編で担当声優が伏せられていた理由は不明。