ウィンダミア王国

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ウィンダミア王国とは、『マクロスΔ』、『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』に登場する国家。

概要[編集 | ソースを編集]

ブリージンガル球状星団の惑星「ウィンダミアIV」を母星とする王制国家。

ウィンダミアIVは次元断層(フォールド断層)に囲まれた宙域にあり、寒冷気候ゆえに一年の大半は雪に覆われている。首都は王都ダーウェントで、銀河リンゴとも呼ばれる「ウィンダミアアップル」を名産としており、ウィンダミア出身のフレイア・ヴィオンも好物としている。また、「竜鳥」と呼ばれるに似た生物を飼育する風習があり、「ドラッヘハウゼ」と呼ばれる竜鳥狩りの腕を競う大会も行われている。

軍事力では、精鋭である可変戦闘機部隊「空中騎士団」を有し、現在はSv-262 ドラケンIIIを主力機とする他、独自の砲艦やミサイル艦といった艦艇群も持つ。

新統合政府とは当初国交を結んでいたが、新統合政府と締結した不平等条約に対する不満から2060年に第一次独立戦争を起こす。しかし、ウィンダミアIVのカーライル市に次元兵器が投下されて多くの住民が死亡、後に「カーライルの黒い嵐」と呼ばれるようになったこの出来事により戦争は休戦となった。

その後、2067年に再び新統合政府に宣戦布告し、第二次独立戦争が勃発。ブリージンガル球状星団に「制風圏」を確立するとして、ヴァールシンドロームを各惑星に蔓延させ[1]、更にウィンダミア王家の王族が歌う「風の歌」を利用してヴァール化した者達を精神制御化に置くことで、戦争を優位に進めることとなった。

ウィンダミア人[編集 | ソースを編集]

ウィンダミアIVの現住民。地球人やマイクローン化したゼントラーディ人よりも高い身体能力を持つ反面、平均寿命が30代とかなり短命であり、20代中旬以降から急速に老化が進行し、肌が結晶化して雲母のように剥がれる症状が出始める。そのため、地球人等よりも早婚の傾向が強く、10代半ばは生き遅れという認識がある。

頭部にはハートや星を象った「ルン」という感覚器官を備えている。このルンは感情の変化に連動して発光したり大きさが変わる。ルンには微量ながら生体フォールドクォーツとフォールドレセプターが備わっており、生まれながらにヴァールに対する抗体を持っている他、特殊な機器を使わずにフォールド波を感知できる。ウィンダミア人は感知したフォールド波を「風」と呼んでおり、風に因んだ形容詞や慣用句を多用する。また、ウィンダミア人にとってルンを凝視したり触れられることは恥ずかしいらしく、大人もみだりに光らせることははしたない行為であるという認識を持つ。

統合政府と国交を結ぶ以前は自分たちの短命について自覚することはなかったが、地球人を含めた他種族の存在を知ったことでそれを自覚してしまっており、それがロイド・ブレームの暴走を招くことになった。

登場作品[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Y
初登場作品。『激情のワルキューレ』設定。その為、国王のグラミアは未登場。
NOAHSに参加する敵勢力の一つ。本作では原作とは異なり、ブリージンガル球状星団を制圧した後、地球人の文化的支柱である地球へ直接侵攻するという体裁を採るため、アル・シャハルの遺跡などは地球に存在する形にアレンジされている。
原作同様、美雲を捕えたロイドが「永遠」を手にするべく独断で行動を起こすが、彼が同盟相手として選んだアマンダラ・カマンダラショット・ウェポン[2]の個人的な思惑に振り回される羽目になり、彼らが滅んだ後に地球側と和平を締結した。

所属人物[編集 | ソースを編集]

上層部[編集 | ソースを編集]

グラミア・ネーリッヒ・ウィンダミア
国王(『激情のワルキューレ』では先王)。ハインツとキースの父。
ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミア
王子(『激情のワルキューレ』では国王)。
ロイド・ブレーム
宰相。

空中騎士団[編集 | ソースを編集]

キース・エアロ・ウィンダミア
「ダーウェントの白騎士」の異名を持つエースパイロット。
ボーグ・コンファールト
騎士団内では最年少。
ヘルマン・クロース
騎士学校の元教官。騎士団内では最年長。
カシム・エーベルハルト
リンゴ農家出身。
テオ・ユッシラザオ・ユッシラ
双子の兄弟。
ヴォルフ・グーラ
新米メンバー。

その他[編集 | ソースを編集]

ノーマン・クロース
ヘルマンの息子。王宮の武官。
ウィンダミア兵
ウィンダミア王国の一般兵。

運用兵器[編集 | ソースを編集]

Sv-154 スヴァード
第一次独立戦争時の主力機。
Sv-262 ドラケンIII
現在の空中騎士団が運用する最新鋭機。
Sv-262Ba ドラケンIII
ドラケンIIIの一般機仕様。
Sv-262Hs ドラケンIII
ドラケンIIIの指揮官機仕様。
LD-262S リル・ドラケン
ドラケンIIIを母機とする無人支援戦闘機。
シグル=バレンス
ウィンダミア王国が発掘した古代の巨大艦。
ウィンダミア 航空戦艦
ウィンダミア王国の航空戦艦。
ウィンダミア 砲艦
ウィンダミア王国の砲艦。
ウィンダミア ミサイル艦
ウィンダミア王国のミサイル艦。

関連人物[編集 | ソースを編集]

フレイア・ヴィオン
ウィンダミア出身の「ワルキューレ」のメンバー。

関連組織[編集 | ソースを編集]

空中騎士団
ウィンダミア王家直属の精鋭可変戦闘機部隊。
イプシロン財団
ウィンダミアに支援・協力をしている巨大財団。ドラケンIIIも同財団傘下のディアン・ケヒト社が生産している。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ウィンダミアアップルとプロトカルチャー遺跡から取れる天然水を流通させ、このリンゴと水が合わさることで発生するセイルノーズでヴァールシンドローム発症を促していた。
  2. 前者はウィンダミアを捨て駒としか見ていない上に、後者に至っては「永遠」を否定して世界の破滅を目指していた。