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'''ピースミリオン'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[登場メカ]]。
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== 概要 ==
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全長3000m、全高1000mというまさに規格外としか言いようの無い巨大戦艦であるにもかかわらず、武装らしい武装は余り搭載されていない為、火力は低い。しかし、ステルス技術の権威たるプロフェッサーGの設計だけあって、ハイパージャマーが導入されており、ありとあらゆるレーダーを完全に掻い潜るステルス性能と至近距離まで近づかなければ視認すら困難な高精度の光学迷彩を備えており、作中でも一度も敵に発見されることなく行動し、武装も一切使用していない。また、推力に関しては建造者のハワードが長い時間をかけての拘りでエンジン<ref>小説版によると、右舷左舷両方に15基ずつ搭載されている他、一基が欠落しても運用には支障がないとされている。</ref>を完成させた事もあってか、太陽系外宇宙への進出も可能な性能を持っている。更に艦内にはガンダムクラスのMSを製造・改修出来るだけの設備が整えられ、MS数機を搭載可能な全長300mの高速艦も艦載可能で、ピースミリオンでは近付けない場所等への移動手段として用いられている。これらからも、もはや「戦艦」というよりは「隠密用のステルス機能を搭載した巨大移動要塞」と言える。
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なお、『電撃データコレクション増補改訂版』によると、本艦には同型艦が存在している事が明かされ、形状はやや異なるがフォルムは酷似しているピースミリオン級戦艦「'''グランシャリオ'''」が外伝作品である『G-UNIT』に登場している。こちらもピースミリオンに引けを取らない巨大さであるが、ピースミリオンよりも火力面が大幅に強化されており、バルジやリーブラの主砲に匹敵する破壊力を持ったグランノヴァ砲を搭載している。
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=== 劇中の様相 ===
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元は、地球圏統一連合軍のミリオン・リーデハルト将軍が依頼する形で、宇宙で起こり得るであろう海賊行為の防止を目的に建造された戦艦なのだが、実際に海賊行為が起こる事は無かった事から有用性が連合と[[OZ]]の双方から疑問視されており、またエンジンの開発に時間を掛け過ぎた結果、完成したのがA.C.192年(本編開始の3年前)で、その時にはリーデハルト将軍はとっくに軍を退役してしまっていた。
  
== 概要 ==
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とりあえず完成した後は、[[]]の裏側に隠匿されていたのだが、A.C.195年になって、建造者のハワードによって起動され、以降は宇宙へ上がった[[ゼクス・マーキス]]が、愛機であるトールギスや[[ウイングガンダムゼロ]]と共に遊撃拠点として利用する事になっている。[[ホワイトファング]]の決起後は、[[ルクレツィア・ノイン]]や[[デュオ・マックスウェル]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]、[[トロワ・バートン]]が身を寄せる事になり、後に[[ヒイロ・ユイ]]、[[張五飛]]、[[サリィ・ポォ]]の3人も合流。[[ガンダムサンドロック]][[ガンダムヘビーアームズ]]の2機がそれぞれ改修を受け、5機のガンダムで構成された「Gチーム」の拠点として活躍する。
[[ハワード]][[プロフェッサーG]]が作った巨大[[戦艦]]
 
  
どの組織にもその存在を知られることなく秘密裏に建造され、月の裏側に隠匿されていた。扇がそのまま形になったような美しい外観である。[[ゼクス・マーキス]][[母艦]]とし、彼が抜けた後はGチームが揃った。その超巨体の割りに武装らしい武装は余り搭載されておらず、火力は低い。しかし、ステルス技術の権威たるプロフェッサーGの設計だけあってハイパージャマーが導入されており、ありとあらゆるレーダーを完全に掻い潜るステルス性能と、至近距離まで近づかなければ視認すら困難な高精度の光学迷彩を備えており、作中でも一度も敵に発見されることなく行動し、武装も一切使用していない。また、艦内にはガンダムクラスのMSを製造・改修出来るだけの設備が整えられている。
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先述の通り武装は心もと無かったが、最後は[[リーブラ]]の主砲を潰すためサリィの発案で体当たりを行った。普通この手の[[特攻]]を行った艦船は大爆発で消滅か大破する運命だが、ピースミリオンの巨大さやリーブラの主砲がチャージ前であった為か、爆発まではせず、船体が損傷したまま串刺し状態となった。
  
先述の通り武装は心もとないが、[[リーブラ]]の主砲を潰すため[[サリィ・ポォ]]の発案で体当たりを行った。普通この手の[[特攻]]を行った艦船は大爆発で消滅か大破する運命だが、リーブラの主砲がチャージ前であったために爆発せず、船体が損傷したまま串刺し状態となった。
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コミックボンボン版ではリーブラヘ特攻後に離れるも[[ドクターJ]]がヒイロにリーブラの破壊方法を指示した後、ドクターグループの手で自爆させられた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
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:初登場作品。パイロットは[[ハワード]]で、イベントで原作通りに[[リーブラ]]へと[[特攻]]する。
 
:第38話独立軍ルートの「スウィートウォーター攻防戦」では味方の中立陣営として[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]の[[トールギス]]と共に[[スポット参戦]]するのだが、何と'''[[戦艦]]なのに使用する武器が「体当たり」'''のみという漢らしい仕様となっている(一応機銃があるが、威力の都合上まず使わない)。三角のグラサンを掛けた禿げた爺さんが白く美麗な巨大戦艦でのぶちかましで敵MSを攻撃して行く姿はシュールそのもの。
 
:第38話独立軍ルートの「スウィートウォーター攻防戦」では味方の中立陣営として[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]の[[トールギス]]と共に[[スポット参戦]]するのだが、何と'''[[戦艦]]なのに使用する武器が「体当たり」'''のみという漢らしい仕様となっている(一応機銃があるが、威力の都合上まず使わない)。三角のグラサンを掛けた禿げた爺さんが白く美麗な巨大戦艦でのぶちかましで敵MSを攻撃して行く姿はシュールそのもの。
:このせいで攻略本ではライターの格好のネタとなり'''「怪しいアロハ親父、ハワードが艦長を務める戦艦」「体当たりなんてやったら壊れそうな気がする」'''と書かれる始末であった。
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:このせいで[[攻略本]]ではライターの格好のネタとなり'''「怪しいアロハおやじハワードが艦長を務める戦艦。(中略)……体当たりってなぁ。やったら壊れそうな気がするが」'''と書かれる始末であった<ref>ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦64+スーパーロボット大戦リンクバトラー パーフェクトガイド』273頁。</ref>。
 
:ちなみに、あくまでも'''中立'''なので、味方の[[MAP兵器]]をうまく使えば撃墜出来てしまう上に、多額の[[資金]]まで貰えてしまう。
 
:ちなみに、あくまでも'''中立'''なので、味方の[[MAP兵器]]をうまく使えば撃墜出来てしまう上に、多額の[[資金]]まで貰えてしまう。
  
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2023年4月23日 (日) 22:31時点における最新版

ピースミリオン
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦64
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 ピースミリオン級宇宙戦艦
全長 3000m
全高 1000m
動力 核動力×2
推進機関 核パルスエンジン
所属 スィーパーグループ
主な搭乗員 ハワード
サリィ・ポォ
テンプレートを表示

ピースミリオンは『新機動戦記ガンダムW』の登場メカ

概要 [編集 | ソースを編集]

トールギスの開発に関わったマイク・ハワードプロフェッサーGの二人の科学者が中心になって建造された超巨大宇宙戦艦。扇状の美しいフォルムと純白の船体が特徴である。

全長3000m、全高1000mというまさに規格外としか言いようの無い巨大戦艦であるにもかかわらず、武装らしい武装は余り搭載されていない為、火力は低い。しかし、ステルス技術の権威たるプロフェッサーGの設計だけあって、ハイパージャマーが導入されており、ありとあらゆるレーダーを完全に掻い潜るステルス性能と至近距離まで近づかなければ視認すら困難な高精度の光学迷彩を備えており、作中でも一度も敵に発見されることなく行動し、武装も一切使用していない。また、推力に関しては建造者のハワードが長い時間をかけての拘りでエンジン[1]を完成させた事もあってか、太陽系外宇宙への進出も可能な性能を持っている。更に艦内にはガンダムクラスのMSを製造・改修出来るだけの設備が整えられ、MS数機を搭載可能な全長300mの高速艦も艦載可能で、ピースミリオンでは近付けない場所等への移動手段として用いられている。これらからも、もはや「戦艦」というよりは「隠密用のステルス機能を搭載した巨大移動要塞」と言える。

なお、『電撃データコレクション増補改訂版』によると、本艦には同型艦が存在している事が明かされ、形状はやや異なるがフォルムは酷似しているピースミリオン級戦艦「グランシャリオ」が外伝作品である『G-UNIT』に登場している。こちらもピースミリオンに引けを取らない巨大さであるが、ピースミリオンよりも火力面が大幅に強化されており、バルジやリーブラの主砲に匹敵する破壊力を持ったグランノヴァ砲を搭載している。

劇中の様相 [編集 | ソースを編集]

元は、地球圏統一連合軍のミリオン・リーデハルト将軍が依頼する形で、宇宙で起こり得るであろう海賊行為の防止を目的に建造された戦艦なのだが、実際に海賊行為が起こる事は無かった事から有用性が連合とOZの双方から疑問視されており、またエンジンの開発に時間を掛け過ぎた結果、完成したのがA.C.192年(本編開始の3年前)で、その時にはリーデハルト将軍はとっくに軍を退役してしまっていた。

とりあえず完成した後は、の裏側に隠匿されていたのだが、A.C.195年になって、建造者のハワードによって起動され、以降は宇宙へ上がったゼクス・マーキスが、愛機であるトールギスやウイングガンダムゼロと共に遊撃拠点として利用する事になっている。ホワイトファングの決起後は、ルクレツィア・ノインデュオ・マックスウェルカトル・ラバーバ・ウィナートロワ・バートンが身を寄せる事になり、後にヒイロ・ユイ張五飛サリィ・ポォの3人も合流。ガンダムサンドロックガンダムヘビーアームズの2機がそれぞれ改修を受け、5機のガンダムで構成された「Gチーム」の拠点として活躍する。

先述の通り武装は心もと無かったが、最後はリーブラの主砲を潰すためサリィの発案で体当たりを行った。普通この手の特攻を行った艦船は大爆発で消滅か大破する運命だが、ピースミリオンの巨大さやリーブラの主砲がチャージ前であった為か、爆発まではせず、船体が損傷したまま串刺し状態となった。

コミックボンボン版ではリーブラヘ特攻後に離れるもドクターJがヒイロにリーブラの破壊方法を指示した後、ドクターグループの手で自爆させられた。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦64
初登場作品。パイロットはハワードで、イベントで原作通りにリーブラへと特攻する。
第38話独立軍ルートの「スウィートウォーター攻防戦」では味方の中立陣営としてミリアルドトールギスと共にスポット参戦するのだが、何と戦艦なのに使用する武器が「体当たり」のみという漢らしい仕様となっている(一応機銃があるが、威力の都合上まず使わない)。三角のグラサンを掛けた禿げた爺さんが白く美麗な巨大戦艦でのぶちかましで敵MSを攻撃して行く姿はシュールそのもの。
このせいで攻略本ではライターの格好のネタとなり「怪しいアロハおやじハワードが艦長を務める戦艦。(中略)……体当たりってなぁ。やったら壊れそうな気がするが」と書かれる始末であった[2]
ちなみに、あくまでも中立なので、味方のMAP兵器をうまく使えば撃墜出来てしまう上に、多額の資金まで貰えてしまう。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

対空機関砲、ビーム砲
武装はあるが、搭載数は少なく火力は低め。しかも作中一度も使われておらず、実質設定のみの存在となっている。
体当たり
はたして、武器と言って良いのだろうか…。
しかし全長3kmの巨体が猛スピードで突っ込んでくる上に、原作ではリーブラと激突しても沈没しなかった頑丈さを考えると、単純な質量兵器としては破格の存在かも知れない。
一応ガンダムシリーズにはがいないわけでもない。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

LL

関連機体[編集 | ソースを編集]

リーブラ
同じ巨大戦艦。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 小説版によると、右舷左舷両方に15基ずつ搭載されている他、一基が欠落しても運用には支障がないとされている。
  2. ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦64+スーパーロボット大戦リンクバトラー パーフェクトガイド』273頁。

資料リンク[編集 | ソースを編集]