「ガンダムアシュタロンハーミットクラブ」の版間の差分
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原型機と比べると僚機となるヴァサーゴCBとの連携運用を鑑みた部分が多くなり、MA形態では宇宙世紀のSFS的な要素や高機動白兵MAとしての要素が高く、MS形態は単騎での白兵戦闘時にマシンキャノンやビームサーベルを利用した手数の幅広さを強みにした機体となっている。バックパックが以前より大型・一体化され、脚部も大型スラスターを内蔵し、防御力と機動性が大幅にアップ、MA形態での戦闘力も飛躍的に向上している。 | 原型機と比べると僚機となるヴァサーゴCBとの連携運用を鑑みた部分が多くなり、MA形態では宇宙世紀のSFS的な要素や高機動白兵MAとしての要素が高く、MS形態は単騎での白兵戦闘時にマシンキャノンやビームサーベルを利用した手数の幅広さを強みにした機体となっている。バックパックが以前より大型・一体化され、脚部も大型スラスターを内蔵し、防御力と機動性が大幅にアップ、MA形態での戦闘力も飛躍的に向上している。 | ||
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尚、ハーミットクラブとは「ヤドカリ」の意味。MS本体より巨大なバックパックを背負うという思い切ったデザインをしており、バックパックも含めると全長は[[ガブル]]並になり、作中MSの中でも群を抜いて巨大である。 | 尚、ハーミットクラブとは「ヤドカリ」の意味。MS本体より巨大なバックパックを背負うという思い切ったデザインをしており、バックパックも含めると全長は[[ガブル]]並になり、作中MSの中でも群を抜いて巨大である。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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− | * | + | *デザイナーの石垣氏曰く最初からプラモデル化しないことが決まっていた為、キット化を度外視した超ボリュームのデザインになったらしい。 |
+ | **長らく公式立体物のなかった本機だが、プレミアムバンダイ限定、2019年9月発送でモビルスーツアンサンブルでの発売が決まった。SD体型だがヴァサーゴCBとのセットでサテライトランチャーも再現できる豪華セットとなる。先に発売されたDXと合わせて最終回の名シーンを遂に再現できる。 | ||
== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2022年9月22日 (木) 22:36時点における最新版
ガンダムアシュタロン ハーミットクラブ | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | 石垣純哉 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦R |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | MA変形型可変モビルスーツ |
生産形態 | 改修機 |
型式番号 | NRX-0015-HC |
全長 | 25.3 m |
頭頂高 | 19.5 m |
本体重量 | 12.0 t(12.8t説有) |
全備重量 | 14.7 t |
原型機 | ガンダムアシュタロン |
開発 | 連邦政府再建委員会 |
所属 | 新地球連邦軍 |
パイロット | オルバ・フロスト |
ガンダムアシュタロンハーミットクラブは『機動新世紀ガンダムX』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
宇宙革命軍との戦いに向けて、新地球連邦軍がガンダムアシュタロンを強化改修した機体。
ガンダムXの機体では本機のみ全長・頭頂高と本体重量・全備重量のスペック文字設定が個別に分けられている。
原型機と比べると僚機となるヴァサーゴCBとの連携運用を鑑みた部分が多くなり、MA形態では宇宙世紀のSFS的な要素や高機動白兵MAとしての要素が高く、MS形態は単騎での白兵戦闘時にマシンキャノンやビームサーベルを利用した手数の幅広さを強みにした機体となっている。バックパックが以前より大型・一体化され、脚部も大型スラスターを内蔵し、防御力と機動性が大幅にアップ、MA形態での戦闘力も飛躍的に向上している。 特にMA形態は高い戦闘力を持つだけでなくGファルコンを追い詰め捕獲し、ガンダムダブルエックス+Gファルコン戦闘機形態にも追従可能な程の凄まじい機動性と大推力を持つ。
主武装のアトミックシザーズもギガンティックシザーズへと強化された。マシンキャノンやシザース内ビーム砲等の各武装も強化・大口径化されている。さらに、オプション兵装として、サテライトシステム兵器のサテライトランチャーが用意され、ガンダムヴァサーゴチェストブレイクと連携することで発射を行う。
尚、ハーミットクラブとは「ヤドカリ」の意味。MS本体より巨大なバックパックを背負うという思い切ったデザインをしており、バックパックも含めると全長はガブル並になり、作中MSの中でも群を抜いて巨大である。
MA形態[編集 | ソースを編集]
甲殻類のような外見のMA形態。変形機構が大型バックパックユニット内にMS部を内蔵するという形式に変更されている。 本形態では機動性と防御力が更に高くなる。 従来通りガンダムヴァサーゴチェストブレイクを乗せる事が出来る他、サテライトランチャーを搭載することも可能。
劇中での活躍[編集 | ソースを編集]
劇中では引き続きオルバ・フロストが搭乗。シャギア・フロストのガンダムヴァサーゴチェストブレイクと共にフリーデンのガンダムや宇宙革命軍と交戦している。
最後はガンダムダブルエックスのツインサテライトキャノンとサテライトランチャーの撃ち合いとなり、大破して放棄された。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 今回は素のアシュタロンは登場せず、改良型である本機のみ登場。全体攻撃がないため兄と比べると対処は楽だが、オルバの小隊長能力により反撃時のダメージはスーパー系でも危険な火力なので注意したい。ヴァサーゴCBの小隊員となっている場合は援護防御や合体攻撃の存在から非常に厄介。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- ガンダムヴァサーゴチェストブレイク共々味方として一部シナリオで使える。機体性能が高くギガンティックシザース及びフロスト・コンビネーションは低燃費でP兵器かつ射程1~4で威力も高いとかなり優秀な武装。全体攻撃がトライチャージしかないのと兄との相性の良さから普段は兄の小隊員でもいいが、せっかくの高性能が勿体ないので兄と足並みを揃えつつ小隊長機として使っても十分強力。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦R
- 初登場作品。原作とは違い、デュミナス達の手によって改修され、この機体になっている。兄のヴァサーゴも同じ経緯で改修されている。敵MSとしては最強ランクの機体性能に加え、高い命中回避でサテライトランチャーを容赦なく撃ちまくってくるので注意。
- 一部のシナリオではMA形態で登場。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- マシンキャノン
- 胸部上肩側に2門内蔵している。以前より大口径な物に換装された、MS形態時専用武装。
- ギガンティックシザーズ
- 背部バックパックユニットに2基装備されている近接戦闘用の武装。MA形態時も使用可能。アトミックシザーズよりさらに大型化され、パワーも増している。劇中では重装甲を誇るクラウダさえも容易く挟み切っていた。
- シザーズビームキャノン
- ギガンティックシザーズに1門ずつ内蔵された高出力ビーム砲。こちらも改修前より大口径化された。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
- フロスト・コンビネーション
- シャギア・フロストのガンダムヴァサーゴチェストブレイクとの合体攻撃。原作でも見せた兄弟の連係攻撃で、アシュタロンHCのシザーズで相手を拘束して、ヴァサーゴCBが止めを差す。攻撃のバリエーションは様々。
- サテライトランチャー(増設型サテライトキャノン)
- シャギアのヴァサーゴCBとの連携で使用可能な武装。アシュタロン側に増設式の砲身を追加し(未使用時には短縮化し収納形態となるがバックパック内部に収納されるわけではない)MA形態のバックパックユニット上に乗ったヴァサーゴCBの背部にマイクロウェーブを受信しストライククローを砲身に繋いでエネルギーを供給して発射するようになっており、威力はガンダムダブルエックスのツインサテライトキャノンと同等。ただし、月面の送信施設のシステムにはヴァサーゴやアシュタロンの機体認証が行われていないため、マイクロウェーブ照射はマニュアルモードで行う必要がある。SRWでは合体攻撃になっており、また砲身は召喚攻撃扱い(使用時のみ現れ使い終わると消える)となっている。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
- 巨大なバックパックを含めてもMの範疇。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダムヴァサーゴチェストブレイク
- 兄の機体の改造機。サテライトランチャーの機能を分け合い、これまで以上に連携を深めている。
余談[編集 | ソースを編集]
- デザイナーの石垣氏曰く最初からプラモデル化しないことが決まっていた為、キット化を度外視した超ボリュームのデザインになったらしい。
- 長らく公式立体物のなかった本機だが、プレミアムバンダイ限定、2019年9月発送でモビルスーツアンサンブルでの発売が決まった。SD体型だがヴァサーゴCBとのセットでサテライトランチャーも再現できる豪華セットとなる。先に発売されたDXと合わせて最終回の名シーンを遂に再現できる。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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