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− | 大量配備もあって総じて大きな戦果を上げており「ザンスカール帝国の生み出した最大の新兵器<ref>『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』第9巻より。</ref>」とも称されるが、敵に奪われる可能性があるという難点も存在していた。それは開発段階からの懸案ではあった模様で、アインラッドの実戦投入から短期間で登場した[[ブルッケング]] | + | 大量配備もあって総じて大きな戦果を上げており「ザンスカール帝国の生み出した最大の新兵器<ref>『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』第9巻より。</ref>」とも称されるが、敵に奪われる可能性があるという難点も存在していた。それは開発段階からの懸案ではあった模様で、アインラッドの実戦投入から短期間で登場した[[ブルッケング]]は、折り畳んだアインラッドを機体に固定することで対処している。 |
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− | * | + | *メカデザインの石垣純哉氏によると、ラフデザインに仮名として「ゲド(ラフ)」と書かれており、ゲドは『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』で使用したため、ゲドラフと命名されることとなったとのこと<ref>[https://twitter.com/gakky1967/status/922142620658184192 2017年10月23日の投稿] 2024年3月19日閲覧。</ref>。 |
*アインラッドのデザインは大河原邦男氏による。タイヤ型のコンセプトは『[[機甲戦記ドラグナー|ドラグナー]]』の頃に制作サイドから提案されていたと語っている。 | *アインラッドのデザインは大河原邦男氏による。タイヤ型のコンセプトは『[[機甲戦記ドラグナー|ドラグナー]]』の頃に制作サイドから提案されていたと語っている。 | ||
2024年3月19日 (火) 21:42時点における版
ゲドラフ | |
---|---|
外国語表記 | Gedlav[1] |
登場作品 | |
デザイン |
石垣純哉 大河原邦男(アインラッド) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦G |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | ZM-S24G |
全高 | 13.8 m |
本体重量 | 6.9 t |
全備重量 | 17.4 t |
動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 5,440 kW |
スラスター推力 |
12,250 kg×3
|
アポジモーター数 | 31 |
装甲材質 | チタン合金ネオセラミック複合材 |
開発 | ベスパ |
所属 | ザンスカール帝国 |
主なパイロット |
ルペ・シノ カテジナ・ルース ゴズ・バール |
この項目では支援機「アインラッド」についても説明する。
概要
支援機である「アインラッド」を使用するために開発されており、そのこともあって、この時代のモビルスーツとしては一際全長が小さく、逆に全幅が広い。また頭部を含めて丸みを帯びた形状となっている。両腕にはビームシールドを装備しているが、これはアインラッドに搭乗している際の弱点である側面からの攻撃に対処するためである。アインラッドがないと大した性能のないモビルスーツになってしまうという欠点を抱えている。
本機はモトラッド艦隊に配備され、ルペ・シノやカテジナ・ルースといったパイロットが搭乗してリガ・ミリティアの部隊と交戦している。
本機とアインラッドのコンビネーションは脅威であり、単独での飛行能力や海中でも問題なく使用できる。ちなみにコロニーの空を跋扈するこれを見たマーベットは「タイヤが空を飛ぶなッ!」と叫んでいた。
アインラッド
ドイツ語で「一輪車」の意。
モビルスーツ用の無人支援機で、1機搭載可能。タイヤの形状をしており、ホイールの内部に乗って使用する。ミノフスキーフライトを搭載しているのか、宇宙戦・地上戦・空中戦のそれぞれに対応。
どういう素材・原理なのかは不明だが対実弾・対ビームとも非常に優れており、通常のマシンガンやミサイル、ビームライフル程度では正面から食らったところでビクともしない。横に倒すとサブフライトシステムや対MS用拘束具として使うことも可能。タイヤの部分を回転させて走行し、体当たりを敢行する。傍目には甚だ原始的にも関わらず、MS+アインラッドそのものを「大質量弾」と化す攻撃法は、防御をビームシールドに依存した当時のMSに対して高い有効性を示した。また、上部に装備されたビームキャノンやミサイルポッドにより火力も増強され、正に攻防・機動力の全てを兼ね備えた兵装であった。
側面が弱点だが、両側にビームシールドを展開すれば防御が可能。さらにビームシールドを単独でも発生させることができ、それを射撃武器として使える。
大量配備もあって総じて大きな戦果を上げており「ザンスカール帝国の生み出した最大の新兵器[2]」とも称されるが、敵に奪われる可能性があるという難点も存在していた。それは開発段階からの懸案ではあった模様で、アインラッドの実戦投入から短期間で登場したブルッケングは、折り畳んだアインラッドを機体に固定することで対処している。
ツインラッド
アインラッドを2つ接続した支援機。モビルスーツを2機まで搭載可能となっており、格闘戦用のカッターが内蔵されている。
登場作品と操縦者
SRWでは『新』を除き、全てアインラッドを装備している状態でユニット化されている。対実弾・対ビームともに優れた防御力は再現されないことが多い。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 初登場作品。機動力が高い。ルペ、カテジナが乗る。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 体当たり攻撃以外に取り柄がないので、さっさと倒してしまおう。
- スーパーロボット大戦α外伝
- マリーメイア軍やティターンズ、ムーンレィスが使用する。最早時代遅れのモビルスーツといった感じで、苦戦どころか相手にもされないほど弱い。宇宙世紀の時系列では最新の部類に位置するのだが。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- 「ゲドラフ(ER)」名義。数が多く、高威力高命中補正のコンボ武器、アインラッドがあるため密集すると危険。また陸Sなので、陸Aの多いモビルスーツだと攻撃をかわしきれないことが多い。耐久力は低いので、こちらもコンボ武器やMAP兵器を使って一気に蹴散らしたいところ。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- 宇宙編に敵として登場。基本的には「ゲドラフ(KM)」というアインラッド状態で出現。本作のみ倒すと分離して通常のゲドラフとなるため、2回交戦しなければならないという厄介な敵である。
- 体当たり攻撃は食らいたくないので、MAP兵器でアインラッドを取り払おう。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦30
- 一般兵のほか、カテジナやルペ、レンダ・デ・パロマも搭乗。タイヤ付きMSということで戦闘台詞などでも各キャラから言及があるが、サブミッション「荒野を一人往く」ではアムロに「あんなものを造るとしたらザンスカールか」と看破されてしまっている。実際その通りなのだが。
- HPを始めステータスは低く感触としてはゾロアットと大差はない。
装備・機能
武装・必殺武器
基本装備
- ビームシールド
- 両腕に大型で高出力のものを内蔵。前述のとおり高出力のビーム砲を撃つことが可能。カテジナ曰く「こう使う」ものらしい。
- ビーム・サーベル
- 2本装備。
- ビーム・ライフル
- アインラッド内で使用するため小型のものを装備。
- マルチ・ランチャー
- 下部に2門装備。
アインラッド
- ビームキャノン
- アインラッドに2門装備。
- 『30』では、ビーム・ライフルと同時に使用。
- 9連装ミサイルポッド
- アインラッドに装備。
- タイヤアタック/体当たり/アインラッド
- アインラッドのタイヤ部分を回転させ、そのまま突撃する。
- モビルスーツの加重を加えた攻撃は敵の足を止めるには十分な威力を発揮するが、この重質量攻撃を片手で止めて身じろぎもしない、怪物のようなモビルスーツも存在する…。
- 作品によって「タイヤアタック」「体当たり」「アインラッド」と武器名表記は異なるが基本的に同一。『α』では、ゲドラフ本体両側面のビームシールドを展開しての完全防御態勢から突撃を敢行していたが、『D』、『30』では展開しなくなった。ゲドラフを象徴する攻撃であり、SRWでもすべての作品において最強武装となっている。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 「体当たり」の攻撃力+300。装甲値+300。照準値+20
- 『30』で採用。
関連機体
- ブルッケング
- アインラッドを自機装備として装着したモビルスーツ。開発がスタートしたのはブルッケングの方が先だが、ゲドラフの方が先にロールアウトして運用されたため、そちらの欠点を改良した機体として完成している。
- ビブロンズ(SRW未登場)
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)に登場。ブルッケングと同じくアインラッドと一体化した、二頭を生やすモビルスーツ。
- チャッペ(SRW未登場)
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)に登場。ゲドラフをベースにした改造機で、猫のような頭部が特徴。
余談
- メカデザインの石垣純哉氏によると、ラフデザインに仮名として「ゲド(ラフ)」と書かれており、ゲドは『ダンバイン』で使用したため、ゲドラフと命名されることとなったとのこと[3]。
- アインラッドのデザインは大河原邦男氏による。タイヤ型のコンセプトは『ドラグナー』の頃に制作サイドから提案されていたと語っている。
脚注
- ↑ MECHANIC|機動戦士Vガンダム 2022年1月10日閲覧。
- ↑ 『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』第9巻より。
- ↑ 2017年10月23日の投稿 2024年3月19日閲覧。
商品情報
資料リンク
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