ドロス級宇宙空母は『機動戦士ガンダム』の登場メカ。
ジオン公国軍が建造した宇宙空母。全長495mもの大きさはジオンが建造した艦船の中でも最大級を誇る。
カタパルトを7基装備しており、モビルスーツを182機搭載可能。モビルアーマーも運用できる。火力は高く、単艦で戦線を維持できる程の能力を持つが、反面機動性は低く、拠点防衛兵器としての運用が主であった。
- ドロス
- ネームシップである1番艦。
- 本編で登場。ア・バオア・クー攻略戦時にギレン・ザビが指揮を執り、Nフィールドの防衛に当たっていたが、ギレンがキシリア・ザビに暗殺されると指揮系統が混乱し、その隙を突いた地球連邦軍の攻撃で撃沈された。
- ドロワ
- 2番艦。
- 『機動戦士ガンダム0083』に登場。一年戦争時代のアナベル・ガトーの母艦。未完成の状態でソロモンに配備されたが、ソロモン攻略戦で残存兵力と共に脱出した。その後、ア・バオア・クーのSフィールドに配備され、ドロスと共に要塞の心臓部を前後から固める鉄壁の布陣で殺到する連邦軍艦隊を迎え撃ち奮戦したが、撃沈された。SRW未登場。
- ミドロ
- 小説版『機動戦士ガンダム』に登場した宇宙空母で、ドロスの同型艦と言われている。ソロモン艦隊に所属しており、連邦軍の艦隊と交戦して撃沈している。なお、一説には本艦がドロス級の2番艦で、ドロワはドロス級の3番艦であるとも言われる。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。桁外れの耐久力と、脅威の命中率を誇るホーミングミサイルにより苦戦を強いられるユニット。特にシナリオ「ゼダンの門」では三隻も出現。ギレンとキシリアが乗り込んでくる上、α・アジールなど取り巻きのユニットによりシナリオの難易度は歴代SRWでも五指に入る。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ギレン、キシリア、ドズルの三隻が登場するが、戦うのはギレン艦とキシリア艦のみ、かつDCルート限定。HPこそ作中屈指の数値だが、艦長が揃いも揃って宇宙Bな所為もあって装甲がそれほどでも無いので、耐久面は実際の所ウィル・ウィプスとほぼ互角程度。むしろ、反撃や2回行動から繰り出される射程8/命中補正+60の誘導ミサイルや攻撃力4000前後を誇る2連装ビーム砲が厄介である。作中のアムロが「(ドロス一隻が)一個連隊に匹敵する」と評している通り、10段階改造の解禁早々に、運動性を高めておかなければNTでさえ危険が伴う。特に、シナリオ「虚構の偶像」は本艦2隻に加えキュベレイを相手取らされる他ハマーンやガトーの加入フラグまで絡む為、結構な難易度となっている。イデオンの活用を余儀無くされたプレイヤーも少なくないだろう。
- なお、撃破時の獲得資金は今作最高額の40000。ただし、初戦のキシリア艦はHP一定以下で撤退、「虚構の偶像」でのギレン艦の分はイベントの都合上ガトー加入との2択となる。
- スーパーロボット大戦α
- ギレン艦のみ登場。やっぱり耐久力は高いが、此方も強力なユニットが揃っているので苦戦しない。イベントでキシリアに撃沈されたくなければ速攻で潰すことを勧める。倒せばサイコフレームが手に入る。
- 2連装対空機銃
- 後部の甲板上に計2基装備。旧シリーズでは「2連装機銃砲」名義。
- 2連装メガ粒子砲
- 両側面に6基(片側3基ずつ)と後部に2基の計8基装備。
- ホーミングミサイル
- 原作では搭載していない。
- 『第3次』ではこの武装の命中率が200と、避けるのが至難。
- 空・宇
- 飛行可能。
- LL
- ゴンドワナ級超大型宇宙空母
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場したザフトの大型空母。複数のカタパルトを持ち、多数のMSを運用するなどの共通点がある。
- 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、チベ級を艦載出来るほどの巨艦になっており、もはや移動要塞とも言えるほどの規模となっている。単艦でワッケイン率いるマゼラン級を多数含む艦隊を殲滅している事から常識はずれの射程と打撃力を有している。最終的にはシャア・アズナブルがキシリアが座乗するチベ級パープルウィドーの艦橋をバズーカで破壊後、制御を失ったパープルウィドーがドロス内部へと突入し誘爆、そのままア・バオア・クーの上部建造物を巻き込んで爆発した。そのまま要塞内部が広範囲で延焼するという事態にまでなり、文字通り壊滅的な被害となってしまった。
- パラレル設定の漫画/OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)では水中要塞として登場している。
- 本艦の艦首には曲がりくねった長い突起物が生えているが、実はこの突起物の先端に本艦の艦橋が存在する。何故その強固な船体の中でなく、こんな危なっかしい外側に艦橋を置いたのかは未だに謎。