GN粒子

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

GN粒子とは、『機動戦士ガンダム00』に登場する架空の物質。

概要[編集 | ソースを編集]

GNドライヴによって生成される特殊粒子。

放出された粒子は視認可能で、1stシーズン前半では対立陣営に「光る粒子」「特殊粒子」「光の粒子」と呼称されていた。GNドライヴが重粒子を崩壊させた時に発生する[1]もので、「通常のレーダーを無効化・通信障害を発生させる」「圧縮してビーム兵器およびバリアになる」「機体重量軽減効果」と様々な効果を持つ。

オリジナルのGNドライヴから出るGN粒子は柔らかな緑色、GNドライヴ[Τ]から出る物は鈍い紅色、その改良型は輝くような橙色をしている。例外はアルヴァアロン等に搭載されているもので、搭乗者の好みにより金色に調整されており、ELSが模倣したMSの模倣GNドライヴから出るGN粒子は紫色になっている。

紅いタイプの粒子は武装のエネルギーとして圧縮されると毒性を持ち(通常時は無害)、紅い粒子ビームの爆発に巻き込まれた場合、助かったとしてもテロメアや細胞に起こった障害によって再生治療も出来ず、段々障害が広がってやがては死に至る(紅いタイプを調整したアルヴァアロン等の金色の粒子も同様)。この毒性は作中でも言及されているが、実はこれは元々は紅い粒子に限った話では無く、『00』の外伝『00P』ではソレスタルビーイングが本格活動を開始する前に起こった事件「プルトーネの悲劇」で、当時のガンダムマイスターである第2世代マイスター2名が死亡、1名がテロメアの崩壊という重傷を負ってマイスターとしての登録が抹消された大惨事の際、後にプトレマイオスの船医となったJB・モレノによって「GN粒子は特定の高エネルギー条件では毒性を持つ」ことが発見されたため、イアン・ヴァスティの手によって改良され、人体への有害性を排除したことが語られている。一方、1stシーズン後、紅いタイプの粒子の危険性を国連軍側も把握し、毒性を持たないように改良したのが橙色のタイプである。

GN粒子には上記の他にも驚くべき特性を持っている。それは「脳量子波に反応し、広範囲へと伝播する」点と、「GN粒子を浴びた人間のイノベイター化を促進する」点である。実はこの2つ、特に後者の特性こそが最も重要な点であり、イオリア・シュヘンベルグがGNドライヴを開発したものも、この特性を利用して人類のイノベイター化、「人類の革新」を促進することが真の目的であった[2]。作中では、最終的にツインドライヴシステムによって高純度のGN粒子を浴び続けた刹那・F・セイエイが人類初のイノベイターとして覚醒している。

実は、GN粒子そのものは自然界の物質であるイオリア・シュヘンベルグはこれを発見し、GN粒子を生成する機械としてGNドライヴを設計したのである[3]。つまり、GNドライヴが無くともいずれ人類が発見・実用化していた存在であり(実際、レイフ・エイフマンは半年で全貌を解明した)、イノベイターも自然発生するものだった。イオリア計画は、あくまでも「その時」までの時間を縮めるための代物だったのである。

関連用語[編集 | ソースを編集]

GNドライヴ
通称「太陽炉」。放出されるGN粒子の色は、柔らかな緑色である。
GNドライヴ[Τ]
通称「擬似太陽炉」。放出されるGN粒子の色は元々は紅色で、毒性を持っていた。2ndシーズンの頃までには毒性の除去が進み、放出されるGN粒子の色は橙色になっている。
ミノフスキー粒子
宇宙世紀ガンダムシリーズ作品に登場する特殊な粒子。レーダーを無効化させたり、通信障害を起こさせる点がGN粒子と共通している。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. なお、視認できるGN粒子は光子の崩壊によるものだとされているが、物理学上光子は崩壊しない
  2. スパロボにおいてもGN粒子の特性に関して言及があり、ズール皇帝を初めとした版権大ボスキャラの中には、GNドライヴに対して強い危険性を感じているキャラが複数存在している。
  3. 「GNドライヴという名前の機関から出てくるものだからGN粒子と呼ぶ」のではなく、「GN粒子なるものを発生させる機械をGNドライヴと呼ぶ」が正解である。このあたりは誤解されやすい。

資料リンク[編集 | ソースを編集]