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::強化されているのだが、あいも変わらず専用機にしてはHPが低く攻撃を当てさえすればあっさり落ちる。とはいえ[[ビルギット・ピリヨ|ビルギット]]の[[ジェガン]]で相手をするのはあまりに無謀。
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:劇場版公開時なので優遇出演。
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:初登場作品。移動力やHPはベルガ・ギロスに僅差で譲るが、概ね同等の高性能を誇る(ただし中の人の違いか、カリスマや忠義は大きく負けている)。
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:射程1の武器しか持たないため、敵としては戦いやすく味方にするには説得する価値は薄い。
 
:HDリメイク版ではベルガ・ギロスとほぼ同性能だが、精神コマンドが違う。なお、HDリメイク版では'''「左手は添えるだけ!」'''と[[ドロロ兵長|某宇宙人]]と同じ[[声優ネタ|中の人ネタ]]を言い放った。
 
:HDリメイク版ではベルガ・ギロスとほぼ同性能だが、精神コマンドが違う。なお、HDリメイク版では'''「左手は添えるだけ!」'''と[[ドロロ兵長|某宇宙人]]と同じ[[声優ネタ|中の人ネタ]]を言い放った。
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== 装備・機能 ==
 
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:接近戦用に標準装備している。
 
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;ショットランサー
 
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:クロスボーンのモビルスーツの多くに装備されている打突武器。先端のランス部を回転させながら射出して、相手を貫くこともできる。右腕にアタッチメントで装着されている。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では弾数が1しかないのがあまりに痛い。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では弾数が1しかないのがあまりに痛い。
 
:;ヘビーマシンガン
 
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*原作映画の公開から既に30年近くが経過するが、実は'''プラモデルが未だに一度も発売されていない'''機体。同作のMSでは他に[[デナン・ゲー]]とエビル・S(SRW未参戦)も該当する。
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*原作映画の公開から既に30年近くが経過するが、実は'''公式立体商品が未だに一度も発売されていない'''機体。展開当時はガレージキットでギロスから改造するパーツがB-CLUBから販売されていたのみ。
**しかし『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors|三国伝]]』に登場する「夏侯淵ダラス」はBB戦士として発売されたので、SDキャラとしてもプラモ化されていないエビル・Sよりはマシなのかも知れないが……。
 
**なおデナン・ゲーについては近年『ROBOT魂』で商品化されたので、上記2機より遥かに優遇されている。
 
 
*背中のシェルフ・ノズルが特徴の機体だが、様々なゲーム媒体でなぜか遠隔攻撃武装として使われており、『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』では「シェルフ」という[[オールレンジ攻撃]]端末武装に、『SDガンダムX』ではそのまんま「インコム」という武装で左右のユニットが有線で射出されている。
 
*背中のシェルフ・ノズルが特徴の機体だが、様々なゲーム媒体でなぜか遠隔攻撃武装として使われており、『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』では「シェルフ」という[[オールレンジ攻撃]]端末武装に、『SDガンダムX』ではそのまんま「インコム」という武装で左右のユニットが有線で射出されている。
**これらの設定はゲームオリジナルであり、以降の作品では使われていない。
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**シェルフ・ノズルの形状が[[νガンダム]]のフィン・ファンネルに似ていることから勘違いされたのだろうか。なお、これらの設定はゲームオリジナルであり、以降の作品では使われていない。
**こういった扱いになったのは、シェルフ・ノズルの見た目が[[νガンダム]]のフィン・ファンネルに似ているせいだろうか。
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**これらのゲーム作品は『F91』の劇場公開からあまり間をおかずに発売されていることから、映画公開前(=登場するMSに関する情報がほとんど伏せられていた時期)に開発せざるを得なかったという事情によるものと思われる。
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== 脚注 ==
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== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2023年11月5日 (日) 00:13時点における最新版

ベルガ・ダラス
外国語表記 Berga Dalas[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 指揮官用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 XM-04
頭頂高 15.8 m
本体重量 9.3 t
全備重量 22.1 t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 4,530 kw
スラスター推力

22,500 kg×2
8,950 kg×3
3,460 kg×6

総推力
92,610 kg
アポジモーター 82
装甲材質 チタン合金ハイセラミック複合材
開発 ブッホ・エアロダイナミックス社
所属 クロスボーン・バンガード
主なパイロット ドレル・ロナ
テンプレートを表示

ベルガ・ダラスは『機動戦士ガンダムF91』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・バンガード量産型モビルスーツ

デナン・ゾンを基にした指揮官用の発展機で、主に格闘戦を主眼においている。背部にはシェルフ・ノズルと呼ばれる新型の可動式スラスターユニットを3基1組ずつ、左右一対計2組装備している。これはAMBACシステムも兼ねており、機動性を高めるのに一役買っている。機体色はパープル系統で、頭部に鶏冠があるのが特徴。

背部にはビーム・フラッグと呼ばれるビームで形成された旗印を装備している。これは高濃度のミノフスキー粒子散布域においても迅速に小隊員に命令を出すことができ、また戦意向上にも一役買っている。

劇中では主にドレル・ロナが乗り込み、地球連邦軍のモビルスーツ部隊を圧倒していた。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

登場作品は多くなく、旧シリーズではドレル機がベルガ・ギロスに取って変わられる等、扱いは良くなかった。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
ドレル専用機。能力はベルガ・ギロスと同じなので、対処も同じ。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
強化されているのだが、あいも変わらず専用機にしてはHPが低く攻撃を当てさえすればあっさり落ちる。とはいえビルギットジェガンで相手をするのはあまりに無謀。
第2次スーパーロボット大戦α
序盤戦では指揮官機として登場。ドレル機はHPや運動性が高いので、要注意。
隠し要素ハマーン休戦ルートでは自軍として使用できるが、それほど使える機体でない。最新型なのだが必殺技であるショットランサーが1発しか無いのもつらいところ。小隊攻撃力はそこそこになるし、移動力もそれなりにあるので、小隊員としてなら運用できないことはない。しかしながら、乗り手のいなくなったクロスボーン・ガンダムX2にドレルが乗り換えてしまうことも多い。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦IMPACT
ドレルは登場しないがクロスボーン兵が乗ってくる。ベルガ・ギロスのショットランサーは弾数制なのだが、こちらは無消費になっている。一部シナリオで黒の部隊仕様の黒いカラーも出てくるが、図鑑登録はされない。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦
初登場作品。移動力やHPはベルガ・ギロスに僅差で譲るが、概ね同等の高性能を誇る(ただし中の人の違いか、カリスマや忠義は大きく負けている)。
射程1の武器しか持たないため、敵としては戦いやすく味方にするには説得する価値は薄い。
HDリメイク版ではベルガ・ギロスとほぼ同性能だが、精神コマンドが違う。なお、HDリメイク版では「左手は添えるだけ!」某宇宙人と同じ中の人ネタを言い放った。
スーパーロボット大戦Card Chronicle

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ビームシールド
左腕に発生器を固定装備。
ビームサーベル
接近戦用に標準装備している。
ショットランサー
クロスボーンのモビルスーツの多くに装備されている打突武器。先端のランス部を回転させながら射出して、相手を貫くこともできる。当機の物は右腕にアタッチメントで固定装着されている。
第2次α』では弾数が1しかないのがあまりに痛い。
ヘビーマシンガン
ショットランサーの基部に2門内蔵されている。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

関連機体[編集 | ソースを編集]

ベルガ・ギロス
同時期に開発されたベルガシリーズ。ベルガ・ギロスの方が後発機体であり、より改良され高性能になっている。
デナン・ゾン
開発のベースとなった機体。
ダギ・イルス
ベルガシリーズを元に開発された偵察型モビルスーツ。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 原作映画の公開から既に30年近くが経過するが、実は公式立体商品が未だに一度も発売されていない機体。展開当時はガレージキットでギロスから改造するパーツがB-CLUBから販売されていたのみ。
  • 背中のシェルフ・ノズルが特徴の機体だが、様々なゲーム媒体でなぜか遠隔攻撃武装として使われており、『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』では「シェルフ」というオールレンジ攻撃端末武装に、『SDガンダムX』ではそのまんま「インコム」という武装で左右のユニットが有線で射出されている。
    • シェルフ・ノズルの形状がνガンダムのフィン・ファンネルに似ていることから勘違いされたのだろうか。なお、これらの設定はゲームオリジナルであり、以降の作品では使われていない。
    • これらのゲーム作品は『F91』の劇場公開からあまり間をおかずに発売されていることから、映画公開前(=登場するMSに関する情報がほとんど伏せられていた時期)に開発せざるを得なかったという事情によるものと思われる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、『機動戦士ガンダムF91』公式サイト、2022年2月8日閲覧。

資料リンク[編集 | ソースを編集]