「ダカール演説」の版間の差分

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『[[機動戦士Ζガンダム]]』第37話「ダカールの日」にて[[エゥーゴ]]及び[[カラバ]]が[[地球連邦政府|連邦議会]]のある[[ダカール]]を占拠し、エゥーゴの中心人物である[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]がシャア・アズナブルとして、[[ティターンズ]]の非道を訴えた演説。
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『[[機動戦士Ζガンダム]]』第37話「ダカールの日」にて[[エゥーゴ]]及び[[カラバ]]が[[地球連邦政府|連邦議会]]のある[[ダカール]]に部隊を降下させ、防衛隊と交戦している隙に議会を占拠し、エゥーゴの中心人物である[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]がシャア・アズナブルとして、[[ティターンズ]]の非道を訴えた演説。
  
TV放送によって全世界に放映され、さらに[[ジェリド・メサ]]がこの演説を妨害しようとして流れ弾を議事堂に命中させてしまったこともあって、議員だけでなく[[地球]]の一般市民、さらには[[ティターンズ]]内部にまでもティターンズに対する不信感が生まれ、結果的にティターンズは民衆の支持を失って凋落の道を辿ることになった。
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TV放送によって全世界に放映され、さらに[[ジェリド・メサ]]がこの演説を妨害しようとして流れ弾を(下記の内容の「テレビを御覧の方々は~」の直前に)議事堂に命中させてしまったこともあって、議員だけでなく[[地球]]の一般市民、さらには[[ティターンズ]]内部の兵にまでもティターンズに対する不信感が生まれ、結果的にティターンズは民衆の支持を失って凋落の道を辿ることになった。
  
 
地球上の世論は[[エゥーゴ]]側に傾き、グリプス戦役は一つのターニングポイントを迎えたが、この演説の報復としてティターンズの総司令官の[[バスク・オム]]は、グリプス2を[[コロニーレーザー]]に改造し、サイド2の18バンチコロニーに向けて発射し住民を皆殺しにするに飽き足らず、サイド2・21バンチコロニーにG3ガスを注入して全住民をさらに虐殺するなど極悪非道な本性を現したティターンズの凶行に拍車がかかり、戦況は混迷を極める事となる。
 
地球上の世論は[[エゥーゴ]]側に傾き、グリプス戦役は一つのターニングポイントを迎えたが、この演説の報復としてティターンズの総司令官の[[バスク・オム]]は、グリプス2を[[コロニーレーザー]]に改造し、サイド2の18バンチコロニーに向けて発射し住民を皆殺しにするに飽き足らず、サイド2・21バンチコロニーにG3ガスを注入して全住民をさらに虐殺するなど極悪非道な本性を現したティターンズの凶行に拍車がかかり、戦況は混迷を極める事となる。
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:原作と同様の内容。ステージが始まる前に「シャアとして演説する」か「クワトロとして演説する」の選択肢が出てくる。ここでの選択肢で[[熟練度]]が関わってくる。
 
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:ダカール演説そのものは登場しない(そもそもZガンダムが参戦していない)が、この演説をオマージュしたシーンとして[[アスラン・ザラ|アスラン]]が連邦議会で演説する。
 
:ダカール演説そのものは登場しない(そもそもZガンダムが参戦していない)が、この演説をオマージュしたシーンとして[[アスラン・ザラ|アスラン]]が連邦議会で演説する。
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:[[フェイ・ヴァレンタイン|フェイ]]の口から、本編以前に行われた事が語られている。用語辞典にも登録される。
 
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:ダカールではなく[[オーブ]]でクワトロが演説する。それからスピーディに[[ジャミトフ・ハイマン]]が[[暗殺]]されてしまうので、演説の成果が分かりにくい部分も。
 
:ダカールではなく[[オーブ]]でクワトロが演説する。それからスピーディに[[ジャミトフ・ハイマン]]が[[暗殺]]されてしまうので、演説の成果が分かりにくい部分も。
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:サイドミッション「ダカールの落日」で、本編以前に行われた事が語られている。今作でも用語辞典にも登録される。
  
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2023年9月8日 (金) 22:53時点における最新版

概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士Ζガンダム』第37話「ダカールの日」にてエゥーゴ及びカラバ連邦議会のあるダカールに部隊を降下させ、防衛隊と交戦している隙に議会を占拠し、エゥーゴの中心人物であるクワトロ・バジーナがシャア・アズナブルとして、ティターンズの非道を訴えた演説。

TV放送によって全世界に放映され、さらにジェリド・メサがこの演説を妨害しようとして流れ弾を(下記の内容の「テレビを御覧の方々は~」の直前に)議事堂に命中させてしまったこともあって、議員だけでなく地球の一般市民、さらにはティターンズ内部の兵にまでもティターンズに対する不信感が生まれ、結果的にティターンズは民衆の支持を失って凋落の道を辿ることになった。

地球上の世論はエゥーゴ側に傾き、グリプス戦役は一つのターニングポイントを迎えたが、この演説の報復としてティターンズの総司令官のバスク・オムは、グリプス2をコロニーレーザーに改造し、サイド2の18バンチコロニーに向けて発射し住民を皆殺しにするに飽き足らず、サイド2・21バンチコロニーにG3ガスを注入して全住民をさらに虐殺するなど極悪非道な本性を現したティターンズの凶行に拍車がかかり、戦況は混迷を極める事となる。

劇場版では「ダカールの日」のエピソードが削られているが、劇場版を基にした漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』(著:ことぶきつかさ)ではハヤト・コバヤシが演説を行っている。

内容[編集 | ソースを編集]

閉会するな! この席を借りたい!
議会の方と、このテレビを見ている連邦国々民の方には、突然の無礼を許して頂きたい。私はエゥーゴクワトロ・バジーナ大尉であります。
話の前に、もう一つ知っておいてもらいたいことがあります。私はかつてシャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ。私はこの場を借りて、ジオンの遺志を継ぐものとして語りたい。もちろん、ジオン公国のシャアとしてではなく、ジオン・ダイクンの子としてである。ジオン・ダイクンの遺志は、ザビ家のような欲望に根差したものではない。ジオン・ダイクンがジオン公国を作ったのでは無い。現在ティターンズ地球連邦軍を我が物にしている事実は、ザビ家のやり方より悪質であると気付く。
人が宇宙(そら)に出たのは、地球が人間の重みで沈むのを避ける為だった。そして、宇宙(そら)に出た人類は、その生活圏を拡大したことによって、人類そのものの力を身に付けたと誤解をして、ザビ家のような勢力をのさばらせてしまった歴史を持つ。それは不幸だ。もうその歴史を繰り返してはならない。
宇宙(そら)に出ることによって、人間はその能力を広げることが出来ると、何故信じられないのか? 我々は地球を人の手で汚すなと言っている。ティターンズは地球に魂を引かれた人々の集まりで、地球を食いつぶそうとしているのだ。
人は長い間、この地球と言う揺り籠の中で戯れてきた。しかし! 時はすでに人類を地球から、巣立たせる時が来たのだ。その期に至って何故人類同士が戦い、地球を汚染しなければならないのだ。地球を自然の揺り籠の中に戻し、人間は宇宙(そら)で自立しなければ、地球は水の惑星では無くなるのだ。このダカールさえ砂漠に飲み込まれようとしている。それほどに地球は疲れきっている。
今、誰もがこの美しい地球を残したいと考えている。ならば自分の欲求を果たす為だけに、地球に寄生虫のようにへばりついていて、良い訳がない。
現にティターンズはこのような時に戦闘を仕掛けてくる。見るが良い、この暴虐な行為を。彼らはかつての地球連邦軍から膨れ上がり、逆らうものは全てを悪と称しているが、それこそ悪であり、人類を衰退させていると言い切れる。
テレビを御覧の方々はお分かりになる筈だ。これがティターンズのやり方なのです。我々が議会を武力で制圧したのも悪いのです。しかし、ティターンズはこの議会に自分達の味方となる議員がいるにも関わらず破壊しようとしている。

出典
機動戦士Ζガンダム』テレビ版

登場作品[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦S
選択肢次第で、演説するのがブレックスかクワトロの二択となる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
原作と同様の内容。ステージが始まる前に「シャアとして演説する」か「クワトロとして演説する」の選択肢が出てくる。ここでの選択肢で熟練度が関わってくる。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
演説が行われていないのにフル・フロンタルがシャアにダカール演説の話題を振り、フロンタルの素性にシャアが不審を抱く。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦UX
ダカール演説そのものは登場しない(そもそもZガンダムが参戦していない)が、この演説をオマージュしたシーンとしてアスランが連邦議会で演説する。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦T
フェイの口から、本編以前に行われた事が語られている。用語辞典にも登録される。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
ダカールではなくオーブでクワトロが演説する。それからスピーディにジャミトフ・ハイマン暗殺されてしまうので、演説の成果が分かりにくい部分も。
スーパーロボット大戦30
サイドミッション「ダカールの落日」で、本編以前に行われた事が語られている。今作でも用語辞典にも登録される。

資料リンク[編集 | ソースを編集]