オットー・ミタス

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オットー・ミタス
外国語表記 Otto Mitus
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 内田直哉
異名 オットー副長
種族 地球人
性別
年齢 45歳
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ロンド・ベル
役職 ネェル・アーガマ艦長
軍階級 大佐
趣味 紅茶
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概要

ロンド・ベル隊ネェル・アーガマ艦長。

無理難題を押し付ける連邦軍上層部と、上層部に不満を募らせる部下との板挟みに合う中間管理職。妻子持ち[1]

当初は艦の指導者的立場を副長のレイアム・ボーリンネアに奪われている感が否めない影の薄い人物で、その事で部下からは「レイアム艦長、オットー副長」等と揶揄される事があった。しかし、「」を巡る争乱を経て艦長としての器を得る。

紅茶に関してはこだわりがある。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。原作よりも頼れる印象がある。能力は普通だが、序盤から脱力を使える貴重な人材。のちに幸運も覚えるが、脱力使いに専念した方がよい。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
プロローグ1から登場し、ルート分岐を除いて最後まで離脱する事なく使用可能。
ちなみに、デフォルトの顔グラが変更されており、AGからエーストークで「時獄戦役の頃よりも顔が引き締まった」と、ややメタな形でネタにされていた。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
序盤でスポット参戦するが、正式参戦は第25話とやや遅め。

単独作品

スーパーロボット大戦V
第23話で加入。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第3次Z
脱力幸運不屈気合直撃
序盤はSP不足に悩む事も多いとはいえ、早期に「脱力」が使えるのは魅力(特に天獄篇では序盤からスフィア・アクトを持つ敵がいるため)。「幸運」とハイパーメガ粒子砲を併せれば稼ぎにも使える。
BX
不屈信頼脱力激励熱血
V
脱力幸運根性不屈気合熱血

特殊技能(特殊スキル)

第3次Z時獄篇
指揮官L3、底力L2、気力+ (壊滅)
指揮官が低レベルな期間が長く(更に自軍の指揮官持ちではスポット参戦を除いて唯一L3止まり)、底力も低LVなのが痛い。
BX
底力L7、援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L1、指揮L3
V
指揮官L4、底力L3、地形利用
指揮官がL4まで上がるようになり、底力も1だけだが多くなった。

固有エースボーナス

指揮範囲内にいる味方の被ダメージ0.9(0.8)倍
第3次Z。時獄篇から天獄篇間で強化された。指揮範囲内の味方ユニットが目に見えて堅くなるが、本人が補正を受けないのと、指揮のLVの低さから範囲が狭いのには注意。移動力を補強し、コマンダーターミナルで指揮官L4を付加すれば、早い段階から最大の範囲で効果を発揮できるようになるので、かなり有用性が増す。ただし、第3次Zは敵の攻撃が激しいので突出しすぎて撃墜されないように気をつける必要がある。
Vでは天獄篇と同様の物になっている。

戦術指揮

搭載・回収回復率上昇、対ネオ・ジオン軍への攻撃・防御力上昇、サイズ差無視

パイロットBGM

「MOBIL SUIT」
第3次Zで採用。

人間関係

ブライト・ノア
上司。ネェル・アーガマの初代艦長であり、オットーにとっては年下ながら「先輩」でもある。
レイアム・ボーリンネア
副長。彼女からは手厳しい指摘を受けることも多い。

他作品との人間関係

フリット・アスノジェフリー・ワイルダーアズベス
BXでは彼らと酒をのみ交わすシーンがある。

名台詞

周囲の状況に鼻面を引きずり回されている自分。我慢ならないのは、部下達にもそれを見透かされているという事だ。
(中略)
そして迷走する状況に止めを刺すように現れたガンダム。私は戦況の推移に必死で対応した。苦々しい思いで。
PS3版でのモノローグ「艦長の責務」より。
「あんたが余計なことをしたお陰で、敵に『ガンダム』を奪われる羽目になったんだ。もう黙っててくれ」
「黙っていろと言ったんだ。それ以上、ひと言でも喋ってみろ。あんたを宇宙に放り出すぞ。手下どもと一緒にな」
原作小説版第3巻「赤い彗星」にて、指令じみた口調で勝手な指示をおこなったアルベルトに対して怒りを持ち殺気をこもらせながら言い放った台詞。この時バイザー口を掴みながらヘルメット越しに言い放った後突き飛ばし、レイアムに受け止められた上に軽々と持ち上げられて立たされたアルベルトはブリッジ内がオットーの発言に異論がない事を察して黙っている。OVA以降は削除されたシーンの一つになっている。
アルベルト「…世話になったな、艦長」
「こちらこそ…なんて、おためごかしは言わんよ。…あんたには色々とやられたしな。その顔は当分、忘れられそうにない」
OVA第3巻でのアルベルトとの別れ際に際して。
「それに、やることがあるってのはいいもんだ。それがなんであってもな」
ガランシェール引き揚げに際して。それまで2週間以上も待機を命じられた反動も籠っている。
「彼らに指一本触れてみろ! その首をねじ切ってやるぞ若造!」
「あんたらは軍人じゃない! やはりテロリストだ! テロリストと交渉はせん!」
「あんた達との付き合いはコレまでだ!」
OVA第6巻より。民間人を人質に、友軍艦を攻撃するよう脅迫したアンジェロに対しての痛快な返答。アンジェロは、しっかりと構えていた銃を取り落としそうになるほど狼狽えてしまった。この声と同時にエコーズの逆襲が始まる。
「艦長より達する!」
「これより本艦はインダストリアル7へ向かい、ラプラスの箱を奪取する作戦を実施する」
「期せずして当初の任務に戻った格好だが、これは軍の命令によって行う作戦ではない」
「生き延びるため、フル・フロンタルの手に『箱』が渡るのを阻止するため、本艦が独自で行う作戦である」
「フル・フロンタルが示したサイド共栄圏構想と、ミネバ殿下が言う可能性に揺らぐ未来…」
「どちらが正しい事なのかは、私にも分からない」
「それを決めるのは我々ではなく、今を生きる若者たち…これから生まれてくる、まだ見ぬ子供たちだろう」
「彼らに判断を委ねるためにも、我々は生きて帰らねばならない」
「持ち帰った『箱』とともに、真実を世界に…問わねばならない」
「軍人として…一人の男として、諸君の奮闘に期待する!!」
ラプラスの箱の最後の座標であるインダストリアル7に向かうネェル・アーガマのクルーへの演説。EP6屈指の名シーンであり、オットーの艦長としての成長がうかがえる台詞。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

Zシリーズ

「…我々への報酬は、サイガス准将の悔しがる顔か…悪くはないな」
第3次Z時獄篇の第21話「永遠の円舞曲」にて。マリーメイア軍との戦闘が終わった後。Z-BLUEがブリュッセルを突破する前に、人質となったリリーナナナリーもろともマリーメイア軍をN2地雷で殲滅する作戦を目論んでいたサイガスに対して、少なからず腹に据えかねていたようである。
「散々威張り散らしておいて、結局はZ-BLUE頼みか…!」
第3次Z時獄篇の55話のシナリオデモで、連邦軍の艦隊が大きな動きを見せていない事から「我々の動きを待っている」と推察したテッサの言葉を受けて。
「奴を甘く見るな、副長!シャアの発するプレッシャーはフロンタルとは段違いだ!だからこそ奴を仕留めれば、こちらの勝ちが決まる!何としても赤い彗星を落とすぞ!」
第3次Z時獄篇の第55話「シャア・アズナブルの真意」におけるシャアとの戦闘前会話にて「我々は何度もフロンタルと戦ってきた」と諌めるレイアムに対して反駁する。
(フル・フロンタルと同様にゼロも自らを記号とするために仮面をかぶっている…だが、それは自分の生涯を投げ打って人々のために戦う呪いとも言える誓いだ…その誓いの一つであるギアスの封印を破らざるを得なかったとは、悔しかっただろうな…)
第3次Z天獄篇北米ルート第8話「毒針」のエンドデモで、合流した黒の騎士団から新日本が陥落した経緯を聞いた中、ゼロがバルビエルの力で憎しみに支配された人々を止めるためとはいえ、決して使わないと誓ったギアスを使ったことを聞いた際のモノローグ。
「何も言わなくていい、ゼロ。君の無念は、同じく敗北を喫した我々全員の無念だ。あの男は我々の手で倒す。必ずだ…!」
上記のセリフに続き、ゼロの心中を察し、バルビエルへの怒りを静かに燃やし打倒を誓って。前述のモノローグも相まって、Zシリーズの彼の成長ぶりがうかがえるシーンである。
「軍人が任務を果たす事のどこがおかしい! 我々は市民のために全力で任務を遂行するのみだ! だが、ついでに言っておく! そのムカつくニヤけ面に全宇宙を代表して、本艦が一発食らわせてやる!」
第3次Z天獄篇最終話「果てなき世界」にて、至高神Zとの戦闘前会話。

携帯機シリーズ

「フフ、これも戦歴を重ねた艦長としての洞察力が…」
BX』第25話「虹を見た日」より。あの場所にいた理由を格好つけて説明しようとしたが直後にレイアムが「ブライトの指示に従っただけ」とカミングアウトし、即効で威厳が崩壊した。
「まぁ…五次元帝国妨害を阻止できたのも、エステバエックスのおかげであるのも少なくありませんでしたな」
『BX』第42話「銀河を繋ぐ歌声」より。ムネタケの処遇を決める際の一言。言うまでも無く正式名称は「Xエステバリス(エクスバリス)」である。

単独作品

「ミスリルの艦だろう。潜水艦が飛ぶなら、洋上艦が飛んでもおかしくない」
V』ロンド・ベル合流ルート第23話「開かれた扉」より。トゥアハー・デ・ダナンと共に現れたヤマトを見ての第1印象。確かに洋上艦に見えなくもないが、よく観察すれば違うのが判ると思うんだが。

搭乗機体・関連機体

ネェル・アーガマ
かつてΖΖの時代において幾多の激戦を潜り抜けてきた名艦。オットーもまたそれに搭乗して指揮を執る。
  1. 小説7巻より。