アッシマー

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2015年6月25日 (木) 07:53時点における60.34.141.234 (トーク)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

NRX-044 アッシマー(Asshimar)

地球連邦軍のオークランド研究所が開発した可変型モビルアーマー[1]

MA形態では大気圏飛行能力を持ち、この状態での機動力が本機の最大の特徴である。円盤型の特異なフォルムは、空力特性を活かすためのリフティングボディである。また、可動部にはマグネットコーティングが施されており、僅か0.5秒で変形するほか、ギャプランなどと同様に脚部のみ展開してガウォークのような中間形態になることも可能。さらに、ガンダムMk-IIのバズーカの散弾を喰らっても問題無く稼働するなど耐弾性にも優れているが、変形時に胸部のフレームが露出してしまうという欠点もある。Zの時代の初期に登場したMSなので、ムーバブル・フレームは使っていない。

劇中ではブラン・ブルターク少佐の愛機として活躍しており、ロベルトリック・ディアスを撃墜したり、カミーユクワトロを苦戦させるなどしている。その後、ブラン機はアムロによって撃墜された。他にもTV版ではダカールの防衛部隊に配備されていたり、『ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ』にてティターンズカラーの本機が登場したりしている。

登場作品と操縦者

ブランが搭乗するイメージが強い。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
DC所属。ブランが乗り、イベントで変形を披露する。
第3次スーパーロボット大戦
DC所属。同時期に搭乗する敵MSの中では装甲値がけっこう高く倒すのにやや手間取る。MA時のほうが装甲が高い。MS形態では、原作の設定にはないビームサーベルが武装にある。
シナリオ「陽動作戦」においてブランの機体がデュークに攻撃をかけられる時に「でたな、円盤獣!」と言われる。他、ウッダーも乗る。
第4次スーパーロボット大戦S
DCやティターンズの戦力として登場。今作ではブラン・ブルダークの出番が少ない上にドーベンウルフに乗ってたりして、珍しくブランがアッシマーに乗らない。名前のあるパイロットは乗ってこない。
中堅どころの敵MSの装甲基本値が200前後~300未満程度の中で、装甲300以上と他の中堅どころのMSと比べて固い。MA時のほうが装甲が高い。MS形態では、原作の設定にはないビームサーベルが武装にある。
スーパーロボット大戦F
DCの戦力として登場。前作までのような他の敵MSに比べて装甲が高い特徴がなくなってしまった。大型ビームライフルの射程が標準的なビームライフルより少し射程が長い。MA時のほうが装甲が高い。MS形態では、原作の設定にはないビームサーベルが武装にある。MS形態は出番が少ない。また、今作と完結編ではどういうわけか宇宙マップでも普通に出撃している(宇宙適応もAである)
スーパーロボット大戦F完結編
ティターンズ、連邦軍、DCの戦力として登場。原作では地上専用なのだが、前述の通り宇宙にも登場する。一般兵が乗る通常のものと、ブラン・ブルダーク専用の強化型の2種類が登場。
一般兵用のものは、Fの時よりも機体性能が底上げされてはいるが中堅どころよりやや低めの性能となっている。それでも、ティターンズ残党がかなり後半のMAPでも使用してくる。
ブラン・ブルダーク専用の強化型は、通常のものに比べHPが倍以上、装甲が倍、運動性も大幅にアップしている。武装面は通常のものと同等だが、改造段階が高めでブランの攻撃力の高さもあって当たるとかなり痛い。獲得資金も1万近くに増え、雑魚敵の獲得資金が低い中盤での資金源。通常版はMA形態の装甲がMS形態より100高いが、ブラン専用機のほうは200高いという違いもある。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
殆どがMA形態で登場。MS形態はティターンズがネルフ本部を襲撃してくる時(アスカ覚醒)のみに見れる。
スーパーロボット大戦α外伝
作中ではブランの他にティターンズの一般兵もMS・MA双方に乗ってくるが、ブラン搭乗機以外は雑魚。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
今回はモビルスーツ形態が演出のみとなった。ブランが乗ってくる他、一般兵も搭乗。特にブラン機は序盤、かなりの脅威となる。また、今回もバザーで購入可能。小隊制のおかげで優秀な小隊員機として活躍できる。しかし、宇宙の適応はCなので、宇宙で使う際は強化パーツが必須。
なお、内部に残っている没データにはアムロカミーユも「アッシマーが!」と叫んでいるセリフも収録されている。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
第1部でMA形態のみ登場。敵の守りが堅牢な本作では比較的撃墜しやすい方。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander
変形できない。ブランも出てこず、ザコのみ。性能はそこそこ高いが…MA形態ならまだしもMS形態のみのアッシマー2度目。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
劇場版仕様。今作ではちゃんとMA形態で登場する。常に飛び回って動きが速い上に装甲も高く、しかも雑魚なので何体も出てくるというかなりの強敵となっている。格闘も射撃も当てにくいので、必殺技を使わないと撃破するのは大変。ちなみにブランの「アッシマーが!」はデモ中の台詞のため残念ながらボイス無し。

単独作品

スーパーロボット大戦64
ブランが乗り、イベントで変形を披露する…のだが、実際の戦闘では変形できない。アッシマーに限らず、64に登場する全ての敵専用の可変機は変形できずMS形態のみなのだが、MA形態ならまだしもMS形態のみのアッシマー1度目。

装備・機能

武装・必殺武器

ビームサーベル
元々はカミーユのガンダムMk-IIから奪ったもので、アッシマーの本来の格闘戦は徒手空拳。何故かαなど一部作品ではMS形態の標準装備になっている。
大型ビームライフル
アッシマーが持つ唯一の武器。空力特性を考慮された設計なので、『大型』といっても威力は並より少し高い程度。MA形態時は機体下部に装着される。
ビームライフル
ハイザックマラサイと同タイプ。1話だけ大型と併用して使用した。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。上記の通り、本当はビームサーベルは装備していない。
変形
MA形態から、MS形態へと変形する。

移動タイプ

MA形態時は飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

リック・ディアス
ロベルト中尉のリック・ディアスを撃破。味方の名前有りパイロットでは初の戦死者だった。
アジス・アジバ
アッシマーといえばブランの戦いぶりばかりが有名だが、クワトロのダカール演説も見逃せないところ。ティターンズにも話の分かる人間がいるという珍しいエピソードである。まあ、アッシマーはさほど活躍していないが・・・

関連機体

ギャプラン
同じ研究所で開発された機体。
バウンド・ドック
同じ研究所で開発された機体。
キハール
『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場したアッシマーのプロトタイプ。連邦軍で開発されていた試作機をティターンズが半ば強引に接収して改修した機体であり、使用された特殊フレームはムーバブル・フレームの開発に大きく貢献している。劇中では宇宙と地上とで姿が換装され、試験が行われた。
アッシマー[ダンダチャクラ]
『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』に登場した、ユーイン・バーダー少佐への改修機。頭部のセンサーとアンテナが大型化されているのが大きな特徴だが、脚部を伸縮式にすることでMA時での旋回性能も向上。武装もビームピストル2丁や4連装メガ粒子砲を標準装備しており性能は遥かに向上している。
アンクシャ
機動戦士ガンダムUC』に登場したアッシマーの派生機。機体上部にMS運搬用のプラットフォームが増設されており、ベースジャバーやドダイのようなSFS(サブフライトシステム)としても機能する。MS形態時の顔がジム系になっている。

スパロボでの関連機

TFO
UFOロボ グレンダイザー』に登場する、兜甲児がNASAで開発した人類初のUFO(円盤飛行物体)。もちろんMSではなく、アッシマーとは直接何の関係もないが、MXで(MX世界で)甲児と初対面したシャングリラチルドレンがTFOを見て「ちょっとアッシマーに似てる」という感想をルーが漏らし、「ティターンズのモビルスーツかよ!」と甲児が嫌な顔をするという一幕がある。
円盤獣
UFOロボ グレンダイザー』の敵メカの総称。共通して円盤への変形機能を持つ。こちらもアッシマーとは無関係だが、上述のようにスパロボでは初めて遭遇したデューク・フリードが円盤獣と誤認するという場面が度々描かれる。
…余談だが、「Ζガンダム」放送当時、当時のそれまでのMS観からあまりにかけ離れたアッシマーのスタイルに当時のファンは「円盤獣」と陰口を叩いた人も結構いたとかいないとか。

脚注

  1. 分類上は「MS形態に変形可能なMA」とされている

商品情報

資料リンク