「Ζプロジェクト」の版間の差分

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=== 開発されたモビルスーツ ===
 
=== 開発されたモビルスーツ ===
最初に開発されたのが「[[百式]]」と「[[メタス]]」で、前者は可変機能を非採用としたガンダムMk-IIの純粋な後継機。後者は可変機能のテストを兼ねた機体として開発。百式とメタスで得られた技術と、ウェイブライダーの可変機能を取り入れた[[Ζガンダム]]が完成した。この機体をベースとして様々な機種を開発していく。
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最初に開発されたのが「[[百式]]」と「[[メタス]]」で、前者は可変機能を非採用としたガンダムMk-IIの純粋な後継機。後者は[[可変モビルスーツ|可変機能]]のテストを兼ねた機体として開発。百式とメタスで得られた技術と、ウェイブライダーの可変機能を取り入れた[[Ζガンダム]]が完成した。この機体をベースとして様々な機種を開発していく。
  
 
また、エゥーゴと協力関係である[[カラバ]]は、独自に[[Ζガンダム]]の[[量産型]]「Ζプラス」シリーズを開発している。
 
また、エゥーゴと協力関係である[[カラバ]]は、独自に[[Ζガンダム]]の[[量産型]]「Ζプラス」シリーズを開発している。
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だが、問題点も多く浮上した。
複雑な変形機能と、機体の大型化はコスト加算と整備支障を来たし、「モビルスーツの恐竜的進化」は兵器として重要な「量産化」を困難を極めることとなり、Ζプロジェクトは計画から約3年で幕を閉じた。
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複雑な変形機能と、機体の大型化はコスト加算と整備支障を来たし、「モビルスーツの恐竜的進化」は兵器として重要な「量産化」には困難を極めることとなり、Ζプロジェクトは計画から約3年で幕を閉じた。
  
 
=== その後 ===
 
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計画で開発されたモビルスーツの設計思想は受け継がれなかったが、開発技術そのものは生かされている。
 
計画で開発されたモビルスーツの設計思想は受け継がれなかったが、開発技術そのものは生かされている。
  
Ζプロジェクトが終了時にΖガンダムの量産型「[[リ・ガズィ]]」も開発され、[[アムロ・レイ]]が考案した運用性重視の機体「[[νガンダム]]」が開発された。
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厳密にΖプロジェクトに含むか否かは議論の対象であるが、少なくともその派生・外縁として影響を受けたモビルスーツは上記以外にも多数存在し、例えばリック・ディアスの量産型に[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]があり、後継機として[[ディジェ]]や[[シュツルム・ディアス]]が開発されている。
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Ζプロジェクト終了時にはΖガンダムの量産型「[[リ・ガズィ]]」も開発され、[[アムロ・レイ]]が考案した運用性重視の機体「[[νガンダム]]」が開発された。
  
 
また、宇宙世紀0096年には[[ΖII]]やメタスの機構を参考にし、内装の一部を[[ジェガン]]と統一化する事で量産化した[[リゼル]]が開発されている。
 
また、宇宙世紀0096年には[[ΖII]]やメタスの機構を参考にし、内装の一部を[[ジェガン]]と統一化する事で量産化した[[リゼル]]が開発されている。

2018年8月6日 (月) 18:24時点における版

Ζプロジェクト(Ζ Project)とは、宇宙世紀ガンダムシリーズに登場する計画。

概要

エゥーゴアナハイム・エレクトロニクス社に依頼した高性能モビルスーツ開発計画。

計画の推移

アナハイムは「ガンダム開発計画」凍結後は際立ったモビルスーツを開発してはなかった。 一方エゥーゴはティターンズの台頭で戦力を強化する必要を迫られたため、アナハイムにスポンサーを取り付ける必要があった。そこでエゥーゴはクワトロ・バジーナより新合金「ガンダリウムγ(ガンマ)」を提供。この新合金で開発されたのがリック・ディアスである。

そしてティターンズのグリプスによる「ガンダムMk-II強奪事件」によりガンダムMk-IIを入手し、ガンダムMk-IIが採用した新技術「ムーバブルフレーム」を手に入れた。その際エゥーゴに参加したカミーユ・ビダンの「ウェイブライダー」のプロットデザインを取り入れたモビルスーツを開発した。

開発されたモビルスーツ

最初に開発されたのが「百式」と「メタス」で、前者は可変機能を非採用としたガンダムMk-IIの純粋な後継機。後者は可変機能のテストを兼ねた機体として開発。百式とメタスで得られた技術と、ウェイブライダーの可変機能を取り入れたΖガンダムが完成した。この機体をベースとして様々な機種を開発していく。

また、エゥーゴと協力関係であるカラバは、独自にΖガンダム量産型「Ζプラス」シリーズを開発している。

その後、エゥーゴ側から「単機で戦況を変え得るモビルスーツ」という注文を受け、技術者の発想を多く取り入れた「ΖΖガンダム」と「スペリオルガンダム」が開発された。両機とも可変機能を取り入れた火力重視である。

だが、問題点も多く浮上した。 複雑な変形機能と、機体の大型化はコスト加算と整備支障を来たし、「モビルスーツの恐竜的進化」は兵器として重要な「量産化」には困難を極めることとなり、Ζプロジェクトは計画から約3年で幕を閉じた。

その後

計画で開発されたモビルスーツの設計思想は受け継がれなかったが、開発技術そのものは生かされている。

厳密にΖプロジェクトに含むか否かは議論の対象であるが、少なくともその派生・外縁として影響を受けたモビルスーツは上記以外にも多数存在し、例えばリック・ディアスの量産型にネモがあり、後継機としてディジェシュツルム・ディアスが開発されている。

Ζプロジェクト終了時にはΖガンダムの量産型「リ・ガズィ」も開発され、アムロ・レイが考案した運用性重視の機体「νガンダム」が開発された。

また、宇宙世紀0096年にはΖIIやメタスの機構を参考にし、内装の一部をジェガンと統一化する事で量産化したリゼルが開発されている。

あるいは少数量産用に再設計され、パイロット全員がΖタイプに乗ることを前提とした専属部隊が結成されたという豪華な解釈の外伝作品(漫画『ムーンクライシス』)もある。

Ζプロジェクトで開発されたモビルスーツ

  • リック・ディアス(計画の原点となったモビルスーツ)
    • プロトタイプ・リック・ディアス

資料リンク