ゲッター1

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ゲッター1
登場作品

ゲッターロボシリーズ

デザイン 石川賢(原案)
山田起生(世界最後の日)
鈴木藤雄(真対ネオ)
田中良(新)
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 空中作業用ゲッターロボ
機種 ゲッターロボ
全高 38 m
重量 220 t
動力 ゲッター炉心
エネルギー ゲッター線
出力 75万馬力
最高飛行速度 マッハ2
装甲材質 ゲッター合金
別形態 ゲッター2
ゲッター3
開発者 早乙女博士
所属 早乙女研究所
乗員人数 3名
主なパイロット
【メイン】
流竜馬
【サブ】
神隼人
巴武蔵
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ゲッター1は『ゲッターロボシリーズ』の登場メカであり、『ゲッターロボ』の主役メカの一形態。

概要[編集 | ソースを編集]

機体概要[編集 | ソースを編集]

ゲッターロボ空中戦用形態で、背面に内蔵したゲッターウィング[1]を展開して飛行する。

上から順に、イーグル号ジャガー号ベアー号の組み合わせの時にこの形態になる。 メインパイロットは流竜馬

構成機体[編集 | ソースを編集]

イーグル号
上半身を構成。流竜馬が搭乗。
ジャガー号
腹部を構成。神隼人が搭乗。
ベアー号
下半身を構成。巴武蔵が搭乗。

各媒体ごとの様相[編集 | ソースを編集]

TV版
3形態の中で能力的に最もバランスが取れており、空中のみならず宇宙空間での作戦行動も受け持つなど出番も多いが、それに比例して破損率が非常に高く、特にTV版第30話のメカザウルス・ダグ戦では頭部を吹き飛ばされる程の大ダメージを受け、一敗地に塗れている。
当初は、リアルロボット系に多く見られるモニター視認型の操縦システムだったが、前述のダグ戦では妨害電波により映像が遮断されてしまうという最大の弱点を露呈。以降、それまで胸部に位置していたコックピットブロックが、合体後はゲッター線強化ガラス製のキャノピーを備えた頭部に移動する、有視界操縦システムへと改善された(この操縦方式は、後継機であるゲッターロボGにも踏襲される)。
原作漫画版
TV版との最大の相違点は、頭部のキャノピーの数と、布のように風に棚引くゲッターウィングの表現[2]。開発コンセプトも、当初から恐竜帝国の侵攻に対抗する「戦闘用」として明確に位置付けられている。
TV版と同じく空中戦に特化した形態だが、竜馬曰く「炎の中での戦闘も行い易い」との事。主役機という事もあり出番が多く、メカザウルス撃墜数も最多を誇るが、破損率が非常に高いのもTV版と共通している。
竜馬以外に劇中武蔵、弁慶もそれぞれ一度ずつ操縦している[3]
真ゲッターロボ 世界最後の日
デザインは原作漫画版準拠。序盤に流竜馬(OVA版)が乗り、量産型ゲッタードラゴンの大群を迎え撃った。第8話「死闘!! 血に染まる氷原」からは竜馬が改修したブラックゲッターが登場し、ダブルゲッターが実現。
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
第1話冒頭の恐竜帝国との戦いで武蔵が乗った。最後には自爆してしまう。
新ゲッターロボ
第1話にて早乙女達人が乗り、と戦った。パイロットが違うものの、竜馬・隼人・武蔵が登場する映像作品すべてに唯一出演したゲッターロボである(武蔵坊弁慶を「武蔵」にカウントするならの話ではあるが)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ゲッターGが登場するまでのゲッターチームの機体という扱いで、設定に準じて空中戦でその真価を発揮するが、バランスに優れた機体の為、地上で戦うことも多い(近年の作品では地上適正が低い)。ゲッタートマホークとゲッタービームを主に使い高威力を誇るゲーム序盤の主力であるが、射程は短く、スーパー系としては打たれ弱いという難点を持つ。なお打たれ弱いのは後継機でも変わらないため装甲の改造は必須。旧シリーズの頃は原作からオミットされた戦法が多く、性能に反映されなかっため、多用されたはずのゲッターキックやトマホークによる切り払いは採用されなかった。

作品によってはゲッターG登場以降、一人乗りのゲッター1を運用できるものもある。ゲッターGへの交替はほぼ必須で、最後までこの形態で自軍に残るのは『D』を除けば一人乗り用に残された場合のみである。一人乗りの場合は誰が乗ることになってもゲッター1であり、変形はオミットされる。唯一の例外は『D』のプロローグ。ここでは隼人武蔵がそれぞれゲッター2とゲッター3に一人乗りする。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
第1話より使用可能だがゲッターG乗り換えと共に棄てられる。実は三形態で一番移動力が低いが、空を飛べるので地形を気にせず進めるので便利。
第2次スーパーロボット大戦G
3人乗りであることに起因する精神コマンド使い放題バグにより序盤から最強ユニットと化す。 それを抜きにしてもゲッタービームが消費EN10と異様に低く、マジンガーZの立つ瀬がない。
第3次スーパーロボット大戦
プロトゲッターロボから乗り換える。空中はもちろん、宇宙の適応も高い。主力武器のゲッタービームは序盤の武器としては低燃費かつ高威力。しかし4次以降の作品と違いビーム兵器であるため、中盤以降のボス戦では意外と活躍させ辛いのがネック。装甲や回避など防御面でも脆いことに加えて、(おそらくプログラム上)敵から狙われやすく集中砲火を受ける。このため地上戦では(場合によっては宇宙でも)、分身回避のあるゲッター2及び、装甲が高く高威力の近接武器を持つゲッター3の方が生存率が高く、反撃でも使い勝手が良いケースが多い(2と3は対空攻撃手段が乏しいが、3次の地上戦はMS機械獣など陸戦ユニットが主体のため、問題になる場面が少ない)。
第4次スーパーロボット大戦S
最初期から登場。ゲッタービームの燃費の良さと威力で序盤からボスキラーとして活躍できる。加えて、トマホークブーメランの射程1~5は移動後使用可能な武器としては破格。難点は、残弾2のトマホークブーメラン以外の遠距離武器が一切無い事。
案の定ゲッターGが帰ってきてまた棄てられるが今回はなんと…
それほど打たれ強くはないが、改造が最終盤まで無駄にならないゲッターを早いうちからカチカチにしておくと、装甲に頼れなくなる中盤まではかなり強い。
なお後継機に改造が引き継がれるようになったのは本作からだが、ENの4段階以上の改造と、ゲッターレザーの改造は最終的に資金の無駄となる。ゲッタービームは燃費が良いので、ENは3段階までの改造(210)でも十分戦っていける。
スーパーロボット大戦F
リアル系でもスーパー系でも1話で仲間になり、防御力はともかくボスキラーとして活躍する。『第4次』と比較するとトマホークブーメランが無消費となったものの射程が1〜3と短くなったので遠距離への対処が厳しくなった上、ゲッタービームの燃費が大きく悪化しており、雑魚戦では気軽に使いにくくなった。総じてエース級への攻撃役に特化した調整がされている。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第2次』『第3次』に登場。低燃費高威力に加えビーム兵器扱いではなくなったゲッタービームが強いが最大攻撃力はゲッター3の方が上。ただし大雪山おろしには気力制限と対空戦不可という弱点もあるので状況に応じた使い分けが必要となる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
今作からミサイルマシンガンが追加されたほか、ゲットマシンへの分離が可能になった。武器の陸適応が全てBに落とされているため、過去作と比べ使い勝手は若干悪くなっている。
ゲッターチームゲッターGへの乗り換えと共に武蔵一人乗りへと変化。パーツスロット4になり機体や武器の各種性能、地形適応などがパワーアップするも火力は何故か低下しており、そのうえ即離脱してしまう。最終盤にようやく復帰するも、性能不足は否めない。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
基本的にはPS版と同じだが、マジンガーZとの合体攻撃が追加されている。また、演出のみだがオープンゲットでの回避を披露する。
スーパーロボット大戦α外伝
引き続き武蔵一人乗りで登場。相変わらずパーツスロットも4つあり適応も良いが、火力はやはり少々控え目。しっかり補強すれば使える機体ではあるものの、現代・未来共に参入が遅いのが難点か。
なお、次作『第2次α』から登場するブラックゲッターは本機が改造された機体という設定になっている。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
『D』以来の『世界最後の日』版。久しぶりに竜馬・隼人・武蔵の元祖ゲッターチームが搭乗する。原作ではスクラップ寸前の旧型機という扱いだったが、本作ではゲッターGが開発される前の時間軸なので現役である。
性能は前作『Z』のTV版ゲッタードラゴンと大差ない[4]うえ、シャインスパーク抜きならドラゴンよりも攻撃力は上。竜馬のエースボーナス込みだと最終的に今作のゲッター1のゲッタービーム>前作のドラゴンのシャインスパークという性能に至る。しかもLサイズなおかげでサイズ補正が有利に働きやすい。また、ゲッターチェンジアタックは追加武装。
かなり長期間にわたって使用するため改造必須だが、改造段階は真ゲッター1に引き継がれ、つぎ込んだ資金が無駄にならないので安心して良い。恐らく歴代でもっとも優遇された旧ゲッターかもしれない。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン2「大激突」にて自軍参戦。ゲッタービームの燃費EN45と高めなのが欠点。EN改造は必須だが、ゲッタードラゴンへ引き継がれないため程々に。
序盤では稀少な宇宙Aスーパー系。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
オリジナル同様。序盤の貴重な宇宙Aのスーパー系。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
ゲッタービームにカットインがついた。最大射程が3しかなく、無改造状態では必殺のゲッタービームは2発しか撃てない。耐久力も他のスーパー系に比べると若干低い。三形態で一番火力が高いためボス戦を担うが、地形適応の関係で陸の相手には攻撃力が下がるので注意。
スーパーロボット大戦IMPACT
第1部中盤でゲッターGに乗り換えられるため離脱。選択次第では百鬼帝国に奪われたゲッタードラゴンとの対決ムービーもある。その後条件を満たせば第3部でアインストにゲッター線が反応し真ゲッターロボとなる。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦A
初のオープンゲット回避能力を得る。これにより結構避けるようになる。が、それでも回避率が高い方とは言えないので、あくまで保険と考え、避けて当てる戦いをしたい時には素直にゲッター2に譲ろう。
ゲッターG登場後は一人乗りに改装され、オープンゲットと引き換えに援護向きのミサイルマシンガンが装備される。更に地形適応がAABAに底上げされる。その為地上に降ろして戦う分には武蔵を乗せて問題ない。
なお、この作品のみゲッター1の改造はゲッターGではなく一人乗り用ゲッター1に引き継がれる点に注意。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
大筋ではAと同じだが、ゲッター1の改造がゲッターGに引き継がれるようになったため、安心して序盤から改造していける。逆に言うなら1人用になるとこの機体は最初から改造しなおしとなるが、本作では一人乗りになっても地形適応は変化せず、カスタムボーナスで補強される形となっているため、一人乗り用の本機の運用難度はかなり上昇している。なお、生存させた巴武蔵を乗せる場合、通常プレイでは彼のエースボーナスがほぼ役立てなくなってしまう(彼の項目を参照)。
スーパーロボット大戦D
『世界最後の日』版が初登場。スパイラルゲッタービームが実装された。プロローグにて竜馬が一人で乗り、その後、リガ・ミリティアルートで早乙女研究所から回収された機体(旧式ゆえか3段階改造済み)が弁慶機となる。中盤以降は三人乗りでゲッターチーム単位で乗り換え可能。同じく三人乗りのブラックゲッターと合体攻撃がある。
本作のゲッターは一人乗りでもオープンゲット能力があるので、生存確率は高い。しかし、一人乗りであろうと武器の地上への適応が低いのが欠点。正直、真ゲッターを封印してまで使うかは微妙なところ。ただし真ドラゴンの正式参戦は終盤であり、それまでの繋ぎとして竜馬チームか號チームの余っている方を乗せるならブラックゲッターよりは変形が出来るこちらの方が(どちらのチームが乗るにしても)三人それぞれの長所を生かしやすい。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander
格闘・射撃どちらも使いやすい武器が揃っており、性能のバランスが良く、必殺技もクセが少ない。最初から最後まで使える良ユニット。後半でゲッタードラゴンに乗り換える。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦
初登場作品。ゲッターチームを選択した場合に自軍ユニットとして登場する。それ以外は敵ユニットとして登場する。
強化パーツの効果がゲッター2やゲッター3にも及ぶため、実質的に1機分で3機分のパワーアップが図れるのは大きい。
スーパーロボット大戦64
序盤のシナリオ「破滅を導くガンダム」より、シャイニングガンダムと共に登場。マジンガーZとの合体攻撃ツインビームが初登場。相変わらず3人乗りで便利だが、単体ではそれほど強くはない。ただ前述の合体攻撃でボスキラーとなれる。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
『世界最後の日』設定。
スーパーロボット大戦X-Ω
サービス開始初期から実装。東映版の設定としては久々の登場。
UCにアタッカー、SRにシューター・ファイター、SSRに基本3タイプがそれぞれ実装。
SSRアタッカー版は、地形「陸」でのみ性能が向上するアビリティ「空中戦闘」と、2コアで6マスを攻撃できる必殺スキル「ゲッタービーム」が特徴。道中での雑魚散らしに便利な必殺スキルやバランスの良い精神、飛行持ちという強みから初期は強力なSSRの筆頭として高評価を受けた。後に成長タイプが「大器」に変更されたため基礎パラメータが大幅にアップ。昨今の大器SSRには劣るが、普段使いには十分な性能。
SSRディフェンダー版はアタッカー版の必殺スキルとタイプが変更されたのみ。必殺スキルは、スパロボシリーズ初登場となる「ゲッターキック」。もう一つの必殺スキル「ゲッタービーム(広範囲)」は消費コア数は増えたものの、3×3マスを攻撃できる。
SSRシューター版はアビリティはアタッカー・ディフェンダー版と同じだが移動速度のみダウン。ただし必殺スキル「ミサイルマシンガン」は1発の威力こそ低いものの12連射がフルヒットするとバグじみた威力(当時の高威力必殺スキルの約3倍)を弾き出すなど、当時としては規格外の性能であったが2015年10月の初実装以降一度も復刻されず、スパクロ屈指のレアユニットとなっていた。後に運営サイドより性能面の問題から復刻を控えていたことが述べられ、2019年にユニットの復刻と恒常化が決定した。同年10月の「OLD COMERガシャ」にて再実装、アリーナ性能を中心としたパラメータ調整とともに大器型ユニットへ変更されている。2(1)コスの超命中として運用可能だが分身には対応できない。
スーパーロボット大戦DD
『世界最後の日』設定で序章ワールド2第1・2話のイベントユニットとして登場。操作は出来ず、すぐにブラックゲッターになる。

関連作品[編集 | ソースを編集]

シャッフルファイト
辺境の小国アイザックの反乱軍メンバーとして第1章から登場するが、戦闘時に振れるダイスの数が2個であるため中盤以降はゲッタードラゴンと交代する形で2軍枠に追い遣られがち。ザクバラン帝国の無法にキレ気味の台詞を多く発するなど、原作漫画版の竜馬を思わせる血気盛んなキャラとして描かれている。
リアルロボットレジメント
使用ロボットの一体として登場、今回は他の形態に変形できない。中盤にゲッタードラゴンに乗り換え。
必殺技はゲッタービームではなくミサイルマシンガンを使用する。遠近バランスよく武装が揃っているが、ゲッタービームは硬直が長いので乱戦で使用するのは控えたい。また、緊急回避行動でオープンゲットをすることができる。
奪われたゲッタードラゴンと戦闘するCGムービーが用意されてるのだが、『世界最後の日』の真ゲッター1vsドラゴンの再現となっている。(元々漫画版「真ゲッターロボ」にて、恐竜帝国残党に奪われたゲッタードラゴンVS旧ゲッターが展開されるエピソードがあり、「世界最後の日」の戦闘シーンはそちらをオマージュしたものであったため、ある意味本家の再現ともいえる)

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ゲッターパンチ
敵をぶん殴る。OPの歌詞でも印象的な技[5]
『第2次G』で一番弱い武装として実装されている。
ゲッターキック
劇中で多用されていた飛び蹴り。原作アニメではこの技でのトドメも割と多く、印象的な技である。またリョウも技名を叫ぶ。
スパロボでは長らく再現されていなかったが、『X-Ω』にてようやく初採用となった。ディフェンダータイプの必殺スキル。

武装[編集 | ソースを編集]

ゲッターレザー
腕に付いているカミソリ状の刃で切り裂く。[6]
近年の作品ではオミットされることが多い。原作では使用されたこともほぼ無く、旧シリーズでリョウが武器名を叫ばない唯一の武器となっている。多用されていたゲッターキックを差し置いてこちらが採用された経緯は謎だが、旧シリーズではユニットの立ち絵が動かないため採用された可能性がある。
『X-Ω』ではディフェンダータイプの通常攻撃に採用。
ゲッタービーム
腹部からゲッター線を3万度の超高熱に変換して照射する破壊光線。第1話では早乙女博士に「ゲッタービーム砲」と呼ばれていた。その設定とゲッター3の兼ね合いからか適応が低めにされがちだが、海中でメカザウルス・ジガ(SRW未参戦)にトドメを刺したりと原作では大過なく運用されている。
スパロボでは必殺技のイメージが強いが、アニメではメカザウルスがゲッター線対策を備えていたことに加え、プロトゲッターロボとの戦闘からゲッター線に対する防御を更に強化したメカザウルス・サキに防がれていた。
それ以降も防がれたり致命傷にならない事が多いがトドメになったこともある。おおむね「他の形態・武装でゲッター線防御装置を破壊」→「ゲッタービームで止め」の流れであり、後のスーパーロボットの必殺技の源流ともいえる様式美がこの時点で出来上がっていたといえる。OVA版では防がれることは少ないまさに必殺武器。
α以前の旧シリーズはフルアニメーションではない上に人差し指を伸ばしているグラフィックとなっているため、指先から照射しているように見え[7][8]、初期のアンソロジーコミックではこの錯覚を鵜呑みにして描く漫画家もいた。ゲームでは気力が要らず便利だが、燃費が悪い。一見射撃兵器に見えるがスパロボでは格闘扱いで大抵の作品で射程1。3次、EXではビーム属性。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。SSRアタッカータイプは横になぐ「なぎ払い」、ディフェンダータイプは長方形範囲に広い「広範囲」、SRシューターは縦に長い「直線」で効果が差別化されている。
ゲッタートマホーク
胴体部肩側に収納されている小振りの斧で、厚さ4mの鉄板を容易に斬り裂く。[9]
上記の通りアニメではゲッタービームが防がれることが多かったため、こちらがトドメに使われることが多かった。
「ゲッターロボ大全G」に掲載されていた漫画では「ゲッター大まほう」と誤植されている。もちろん魔法要素は一切存在しない[10]
第2次Zではなにげに全ゲッター唯一の射程1武器である。
『X-Ω』ではアタッカー・ファイタータイプの通常攻撃に採用。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

ミサイルマシンガン
漫画版[11]に登場した敷島博士自慢の一品。6門の多銃身機関銃(ガトリング砲型)から誘導弾を乱射する、文字通りミサイルのマシンガン。敷島博士の台詞からメカザウルスの生体反応で誘導するらしい。
威力は高く、ゲッターロボ迎撃に出てきたメカザウルスの集団を瞬く間に殲滅するほど。その後放棄されたのか、以後は使われなかった。平成以降に描かれた漫画が初出の為、TVシリーズには存在しない。
『α』で初実装。ゲッター1の武装の中で最も射程が長く、反撃で手数を出す時に重宝する。使う際に背中から取り出している。基本的にSRWではゲッターチームが乗り換えした後に追加される武装。
『X-Ω』ではSSRシュータータイプの必殺スキルに採用。
大型ミサイル
真ゲッターロボ (原作漫画版)』で隕石迎撃時に装備した大型のミサイル。ランチャーなどは使わずに直接脇に抱えて発射した。SRW未登場。
ゲッターマシンガン
『世界最後の日』で使用した二挺の多銃身機関銃。上記のミサイルマシンガンとは違い、普通のマシンガン。普段は腕部に収納されており、使用時には瞬時に展開する(コックピットにも専用のピストル型トリガーのレバーが現れる)。登場時にゲッタードラゴン軍団を完膚なきまでに破壊した。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ダブルゲッタートマホーク
『X-Ω』SSRアタッカー・ファイタータイプの必殺スキル。
トマホークブーメラン
ゲッタートマホークを投げ付けて攻撃する技で、有効射程距離は7km。
大抵の作品では移動後に使える有射程武器として重宝する。また機体の地形適応が陸Bなので、陸の敵を攻撃する時はトマホークよりこちらの方がダメージが大きい場合がある。
『X-Ω』ではUCアタッカー・シューター・ファイタータイプの通常攻撃に採用。
スパイラルゲッタービーム
広げたマントの隙間からゲッタービームを拡散して放つが、劇中は拡散した分威力が低くなっており、量産型ゲッタードラゴンに対して全く効いていなかった。ゲッターウイングがマント状の原作漫画版を基にした「世界最後の日」版のみが使える。
SRWではゲッタービームより威力は劣るが射程が長く便利な武装。
ゲッターチェンジアタック
各ゲッターの形態による連続攻撃。
IMPACTより実装。IMPACTやDではEN制だが、第2次Zでは弾数制(しかも1発)。おまけにIMPACTでは移動後使用不可だった。なお、第2次Zでは他の形態のチェンジアタックと弾数が共有ではないので、他の形態でも遠慮なくチェンジアタックを使おう。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

ゲッター系[編集 | ソースを編集]

ツインゲッタートマホーク
ゲッタードラゴンゲッターQブラックゲッターとのトマホーク同時攻撃。
ツインゲッタービーム
ゲッタードラゴンゲッターQブラックゲッターとのゲッタービーム同時攻撃。
トリプルゲッタービーム
ゲッタードラゴンゲッターQとの三機でのゲッタービーム一斉攻撃。A PORTABLE では何故かドラゴンが一人乗りになると使用不能になる。
ゲッタービーム(3機連結)
「世界最後の日」の前日譚の漫画「クレーターバトル」にて披露した一人乗りのゲッター1・ゲッター2・ゲッター3それぞれの炉心を連結してゲッター3のジャガー号の先端が展開して放つゲッタービーム。武器としては再現されていないが、第2次Z 破界篇にてイベントで使用。インベーダーの群れを一掃した。

ダイナミック系[編集 | ソースを編集]

ツインビーム
マジンガーZの光子力ビーム(攻撃力の基にするのはブレストファイヤー)とゲッタービームの合体攻撃。実装されている作品は少ない。
グレートマジンガー対ゲッターロボ』ではグレートマジンガーのブレストバーンやダブルサンダーブレークとの同時攻撃を行っているが、こちらはSRW未実装。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動。シリーズによっては不可。原作での切り払い頻度はそこそこといったところか。
変形
ゲッター2ゲッター3へと変形する。
分離
オープンゲットイーグル号ジャガー号ベアー号に分離する。特殊能力としての採用は一部のみ。
オープンゲット
分離して相手の攻撃を回避し、即座に再合体する。気力120以上で発動。
EN回復
Dで装備。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

宇宙
ゲッターウイングにより飛行可能。
陸Bであることが多いが、TV版ではちゃんと地上戦もこなす。『世界最後の日』に至っては地上戦しかないのだが…。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M
大半の作品ではこちら。
L
『第2次Z』。

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

ビームバリアジェネレーター……ビーム攻撃を反射する
第2次G』。
攻撃後に変形可能
A PORTABLE』。3人乗り時。
機体と武器の地形適応を全てAにする
A PORTABLE』。1人乗り時。実質上陸と海の地形適応を引き上げる形となる。が、機体側の地形適応に関しては搭乗できる各パイロット側の地形適応もあって意味が薄く、スクリューモジュールを装備すればよくなってしまう。
移動後に変形可能
破界篇』。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「ゲッターロボ!」
TVOPテーマ。「ガン!ガン!ガン!」というフレーズはアニメソング初のテンポアップのフレーズとして有名。一部作品のカラオケモードではこのフレーズと攻撃ヒットの連続爆発がシンクロする演出がある。
「HEATS」
OVA「世界最後の日」第2期OPテーマ。…が、第2期にゲッター1はその姿を見せていない。第2次Zでは「今がその時だ」が(戦闘BGMではないが)追加されているので変更してもいいかもしれない(…が、直後に真ゲッターに乗り換えてしまう)。ちなみに第2期にはゲッター1は登場しないがOPには必ず最初に登場しているのでファンの間ではそちらのイメージが強いかもしれない。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ゲッターロボG(原作漫画版)
恐竜帝国の残党に奪われたゲッターロボGに対抗して、リョウ達は浅間山の博物館に修繕・展示されていた旧ゲッターロボで立ち向かう。
増幅装置を持つゲッターGとのパワーの差は10倍。ゲッターロボの攻撃はことごとく通用しない。しかし、合体所要時間のロスを看破したリョウとハヤトの策により、相手よりも素早くゲッター1にチェンジして、ゲッタードラゴンへの合体に割り込みゲットマシンを分断。各個撃破することで勝利に導く。リョウが「悪いな、俺たちは目を瞑っても合体できるんだ」と呟いた通り、恐竜帝国の残党の駆るゲッターGの合体所要時間はゲッター3初搭乗のベンケイより遅く、致命的なミスであったと同時にパイロットの技量差を見せ付けた戦いでもあった。

関連機体[編集 | ソースを編集]

プロトゲッター1
ブラックゲッター
ゲッタードラゴン
真ゲッター1
ゲッターノワール1号機

他作品の関連機体[編集 | ソースを編集]

ゲタゲッターロボ
VS騎士ラムネ&40炎』のオープニングにて登場。デザインは細身のゲッター1であり、腕には槍状の武器を所持している。

余談[編集 | ソースを編集]

  • SRWでは最後まで使用できる作品は少なく、使えても真ゲッター1などに性能差をつけられている事が多い。が、PSソフト『ゲッターロボ大決戦!』では追加武装「ゲッターマシンガン」がSRWで言う所の地点指定型MAP兵器であり、射程・燃費・威力のバランスの取れた優秀な武器となっている。このため充分最後まで一軍で活躍できる性能となっている。
  • 最初期の設定ではゲッタービームの砲口の上に装甲を被されており、発射の際に上に上がるものだった。また、ゲッターウィングが剣に変形する物もあったが、こちらはグレートマジンガーと被るためトマホークに変更されている[12]
  • 故・方倉陽二氏の漫画『ドラえもん百科』では、ドラえもんの「ロボット」としてのスペックを検証する為の比較対象としてダルタニアス・『STAR WARS』のR2-D2&C3-PO・『禁断の惑星』のロビーと共に特別出演しているが、恐らくは掲載権が小学館に有るからこそ可能だったパロディと思われる。
    • ちなみにゲッター1は顔面キャノピーの数が多い原作漫画版として描かれており、ゲッター2及び3は未登場。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 媒体によって「ゲッターマント」「反重力ウィング」「フライウィングス」「反重力マント」「ゲッターフライト」とも呼称される。
  2. 『ゲッターロボ 恐竜帝国潜入作戦』、『ガンバレ!! ムサシ』のみ、原作漫画版の見た目ではなくTV版の物になっている。
  3. スピンオフも含めると、『ゲッターロボ飛焔 ~THE EARTH SUICIDE~』(SRW未参戦)にて隼人も操縦している。
  4. HPと照準が少し低い・ENが少し高い。
  5. ただし、OPで歌われる武器は1番が「ゲッターパンチ」、2番が「ゲッタードリル」、3番が「ゲッタービーム」であるため、このゲッターパンチはゲッター3を差している可能性もある。
  6. ゲッターロボ大決戦!』ではゲッターカッター名義で登録されている。
  7. 一応『第4次』や『F』では指先から微妙にずれた位置からビームが出ており、『64』では左手の位置からビームが出て指先からのビームではないように見せている。また、『COMPACT』および『COMPACT2』では基本的な演出は旧シリーズと同じだが腹部の砲門を展開するカットインが追加されており、指から発射していない事が分かるようになっている(なお、ドラゴンおよび真ゲッター1のゲッタービームにカットインはない)。
  8. 余談だが後年、『ゲッターロボ アーク』のアニメ版にて登場した真ゲッターロボ タラク本当に指からゲッタービームを出してしまった。
  9. 『大決戦』では珍しい「地形によって演出が変わる武器」。同作の格闘戦はテキサスマックのように敵に歩いて接近するものとゲッタードラゴンのように敵までスライド飛行するものが主なパターンだが、本機の場合陸戦では前者、水上や宇宙戦などでは後者の演出になっている。
  10. この誤植はネームの時点で「トマホーク」の「ト」を「大」、「ーク」が「う」に間違われたためと見られる。
  11. 正確には連載完結後のアンソロジーコミック『スーパーロボットコミック ゲッターロボ編』収録の『ゲッターロボ 恐竜帝国潜入作戦』。
  12. 双葉社『ゲッターロボ全書』76頁。

商品情報[編集 | ソースを編集]

  • TV版

  • OVA版