ルイス・ハレヴィ
ルイス・ハレヴィ(Louise Halevy)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:斎藤千和
- 種族:地球人(スペイン人)
- 性別:女
- 年齢:17歳(1st)⇒21歳(2nd)⇒23歳(劇場版)
- 身長:154cm(1st)⇒157cm(2nd)
- 体重:45kg(1st)⇒44kg(2nd)
- 血液型:O型
- 髪色:金髪
- 髪型:ロングヘアー(1st)⇒ショートヘアー(2nd)⇒ロングヘアー(劇場版)
- 所属:学生(1st)⇒アロウズ(2nd)→イノベイター(2nd)→民間人(2ndエピローグ・劇場版)
- 階級:准尉(2nd)
- 主な搭乗機:GN-X III→アヘッド・スマルトロン→レグナント(すべて2ndでのみ搭乗)
- キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
スペインからの留学生であり、沙慈とは仲の良いガールフレンドである。世界的富豪であるハレヴィ財閥のお嬢様で明るくてワガママな性格だが、それを鼻にかけるようなことは一切無い。
遠い国の戦争の事よりも目先の日常の方を重視するなど戦争についての関心は無かった。だが、従兄弟の結婚式に参加した際、ネーナが気まぐれで放ったビームによってパーティ会場が吹き飛ばされ、両親を含む親族を全て失う悲劇に見舞われる。爆発に巻き込まれたルイス自身も左手を失っただけでなく、毒性のある紅いGN粒子を浴びたことで細胞障害に蝕まれ、再生治療を受ける事が出来ない体になってしまった。
『2nd』では、ガンダムへの復讐のためにアロウズの兵士として登場。かつての天真爛漫な面は全く見られず、情緒不安定な一面を見せる事もあった。なお、失った左腕は機械製の義手となっており、それを示す痣が見られる。また、精神安定剤らしきものを服用している場面が度々見られた。
戦いが激化する中、沙慈と戦場で再会するもののソレスタルビーイングと関係があったと誤解してしまい、よりガンダムへの憎しみを募らせる。後に誤解は解けるものの沙慈への思いと復讐心とで葛藤するあまり、精神は一層不安定となっていった。そして仇であるネーナを殺害するものの、その心は晴れるどころかガンダムへの憎しみしか残らず、最終的にイノベイターの傀儡と化してしまう。
実は服用していた薬物はリボンズから手渡されたものであり、その中身も「代謝を抑え脳量子波を使えるようにするナノマシン=擬似イノベイド化する」という物であり、精神が不安定となったのもこれによるものが大きかった。
最終決戦の際にはダブルオーライザーに特攻を仕掛け自身もろとも破壊しようとするが、寸前で救出される。 その後、沙慈の手で介抱されるものの目覚めた瞬間に沙慈の首を絞めて殺害しようとする。しかし直後に「4年前の約束の指輪」を見たことで沙慈への愛情が表面化。精神の葛藤の末に心肺停止状態へと追い込まれてしまうものの、直後にトランザムバーストにより意識を取り戻し一命を取り留める。
2ndシーズンエピローグではナノマシン錠剤による後遺症とPTSDにより療養生活を続けているものの、トランザムバーストの影響か細胞障害は完治した事が明かされた。
劇場版でも療養生活は続けている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。1stシーズンの設定で登場。沙慈と共に『コードギアス』に登場するアッシュフォード学園の生徒会メンバーとなっている。
- 原作よりも遥かに危険な世界の為か、宇宙に上がるとインベーダーの大群に遭遇し、ピクニックに出かけたらイマージュや次元獣に襲われたり、WLFと日本解放戦線が起こしたテロの人質にされたりと原作よりも危ない目にあっている。最後は原作通りトリニティの攻撃で負傷し、スペインに帰国する。そして…。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『2nd』設定での登場で、声付きで参戦。原作の立場上、敵として登場するが、ピラー破片戦ではNPC。担当声優の斎藤千和氏は本作でスパロボに初参加。GN-X III(性能はアロウズ兵版と同一)とアヘッド・スマルトロン搭乗時はそれほど強くないが、レグナント搭乗時は高い能力値と極スキルによって大ボスクラスの強敵に豹変し、これまでの女性強化人間キャラと一味違った狂気台詞も斎藤氏の熱演によって再現され、対ゼロとカレンとヒイロ(前作のアッシュフォード学園仲間)も特殊台詞が用意されている。
- 仲間フラグがあってもいいような気がするが、残念ながら自軍に加入させることはできない。ルイスの人生を狂わせた戦争から解放されるという意味では、これで良いのだろう。最後は沙慈とともにアッシュフォード学園に復学する事が決まるなど、原作よりも精神状態は良くなったと思われる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 劇場版設定で登場。原作のようにELSに脅かされることもなく、穏当に療養している。ただ、そのせいで出番が少ない。
パイロットステータス設定の傾向
ゲーム序盤は能力値・パイロットレベルが共に低く、特殊スキルの底力が鬱陶しいだけのもの。だが、終盤ではリボンズの手によりイノベイターとして覚醒すると、全能力値・特殊スキルが底上げされとんでもない強さを見せる。唯一の救いは乗機レグナントのHPが低めな事か。エースボーナスにはパイロットとして高い素質がある事を確認できる。
能力値
覚醒前は名無しの一般兵並の平凡な能力値だが、イノベイターへの覚醒後はリボンズに匹敵する高い能力値に強化され、かなりの強敵へと変貌する。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z再世篇(覚醒前)
- 底力L5、闘争心、ガード
- 家族の仇を討つ為に訓練した成果か、底力のレベルが5とやや高め。復讐心を表す闘争心も持つ。ガードを発動されると撃墜し難くなる。NPCはガード無しだが、コーラサワー以外のピラー破片戦NPCが無限に復活できる。
- 第2次Z再世篇(覚醒後)
- 極、気力限界突破、サイズ差補正無視、カウンターL7、底力L8、闘争心、戦意高揚
- イノベイターへと覚醒した証として、なんと極に達する。他のスキルも更に向上。底力はL8へと上昇し、高い闘争心も維持。家族の仇への抑え切れない怒りによるものか気力限界突破・戦意高揚を新たに習得。リボンズに匹敵する凶悪なパイロットへと変貌した。
固有エースボーナス
- 命中率+30%、回避率+30%(再世篇)
- 覚醒前・覚醒後も同じボーナス。常時「集中」並の効果を得られるという非常に高性能な能力。何気に前作のピーリスと同じ能力だが、あちらには無い極・底力との併用により恐るべき能力を発揮し、間違いなく最強クラスのパイロットに。しかし、ゲーム中ではエースボーナスを習得する事は一度も無く、レグナントのHPも低めな為、十分に撃破可能なレベル。仮にエースボーナスを習得し、レグナントのHPが100000を超えていたら大変な事になったかもしれない。
人間関係
- 母親
- 本名不明。『1st』第9話で娘をスペインに連れ戻すべく来日。当初は沙慈との交際に猛反対していたが、ルイスの巧妙な策略によって必要以上に沙慈を気に入ってしまう。
- 一見冷徹そうに見えて実は浪花節にめっぽう弱いという性格的な可愛さや、沙慈を巡って娘と微妙な三角関係(?)を構築してしまった展開などが視聴者に受け、ファンからは「ルイスママ」の愛称で呼ばれるなど密かに人気のあるキャラだった。
- 『1st』第18話にてネーナの「気紛れ」により惨殺される。第2次Zでは台詞でのみ、その存在と死亡が語られている。
- バリー・ハレヴィ
- ルイスの父親。ドラマCD「アナザーストーリー MISSION-2306」に名前のみ登場。妻曰く沙慈に似ているらしいが、沙慈を気に入った際に言い出したので真相は不明。ちなみに、彼の社会的地位は、スメラギ曰く「化石燃料輸出量規制監視機構の重鎮」である。
- なお、バリー本人はTV本編には直接登場していないが、ネーナのハレヴィ家襲撃により死亡している。
- 沙慈・クロスロード
- ボーイフレンド。小説版によると一目惚れ。1stシーズン終盤、沙慈の将来を思って、敢えて別れを切り出すが……
- 刹那・F・セイエイ
- 沙慈に紹介される形で面識を持つが、刹那の無愛想さからやや苦々しく思っていた様子。ドラマCDでは色々あって激しく嫌っていた。
- ネーナ・トリニティ
- 当初、関係は全くなかったが彼女が起こしたある気まぐれによって運命を大きく狂わされてしまう。最終的には家族の仇として引導を渡すことになる。
- リボンズ・アルマーク
- 『2nd』では彼と協力関係に当たるが、当のリボンズからは利用されていただけに過ぎず。実は彼こそが、仇敵であるトリニティの真の黒幕であった事を彼女は知る由も無かった。
- リジェネ・レジェッタ
- 『1st』エピローグにて彼と接触する場面が見られる。イノベイターとの接触は彼を通じた可能性が高い。
- バラック・ジニン
- アロウズ時代の上官。彼の死はよりソレスタルビーイングの憎しみを募らせる事となる。
- アンドレイ・スミルノフ
- アロウズ時代の同僚。色々と気に掛けてくれていたが……
- ソーマ・ピーリス
- アロウズ時代の同僚。ルイスの良き理解者であったのだが、アレルヤとの再会によりソレスタルビーイングに合流してしまい、セルゲイが戦死したと報告したため、よりソレスタルビーイングへの憎しみを募らせる事になった。彼女の機体を受け継いでいる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- リリーナ・ドーリアン
- 『第2次Z』ではアッシュフォード学園の生徒会の友人。
- ヒイロ・ユイ
- 『第2次Z 破界篇』の序盤に原作通りリリーナの招待状を破り捨てた彼に対して怒りを露にしていた。『再世篇』でも彼との特殊戦闘台詞にて、その事に言及する発言をしている。
- アムロ・レイ、クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)
- 『第2次Z 再世篇』では、ルイスと沙慈が対立する事になってしまった悲劇に、かつての自分達や後輩達の悲劇を思い出し、沈痛な面持ちを浮かべる。後にルイスもまたリボンズに利用されていた事を知り、アムロは一層リボンズへの怒りを露わにする(アムロは以前からルイスがリボンズに利用されている事に勘付いていた)。
リアル系
- ナナリー・ランペルージ
ミレイ・アッシュフォード
シャーリー・フェネット
リヴァル・カルデモンド
ニーナ・アインシュタイン - アッシュフォード学園の生徒会メンバー。『第2次Z』ではルイスと沙慈も生徒会メンバーとなっている。
- 枢木スザク
- 『第2次Z』ではアッシュフォード学園の同級生。『再世篇』でも彼と共に戦場に出てくる機会は多いがその頃は特に絡みがない(ただし何故ルイスがアロウズにいるのか疑問に思う場面がある)。騎士団ルート終盤には敵対する事になり、彼は沙慈やルルーシュ、カレンと共に、憎しみに囚われてリボンズの意のままに暴走するルイスを救出しようと尽力する。
- 紅月カレン
- 『第2次Z』ではアッシュフォード学園の同級生。『再世篇』では敵対する事になり、彼女が黒の騎士団の一員と知って彼女に対しても怒りと憎悪を向けるが、彼女もまたルルーシュやスザクと共に、友人であるルイスを救出しようと尽力する。最終的には和解。
- ルルーシュ・ランペルージ(ゼロ)
- 『第2次Z』ではアッシュフォード学園の同級生。『再世篇』では敵対する事になり、カレン同様ルイスに正体を見破られて憎悪されるが、スザクやカレン達と共にルイスの救出に尽力する。その際、「みんな私を騙していたんだ」と叫ぶルイスに「他者の嘘によって傷付き、運命を歪められてしまった」と心を痛めていた。
名台詞
1st
- 「お別れのチューしれ」
- 第17話より。親戚の結婚式に出席するため一時帰国する際に、沙慈にキスの催促を促した。結局、奥手な沙慈にはそれは出来なかったのだが、ルイスは沙慈のそんなところが好きだと言ってスペインへの帰路に着く。
……そして、この時を境に沙慈とルイスの運命が急変してしまう。
小説版では、沙慈は「何故この時ルイスを日本に引き止める事が出来なかったのか」と後悔していたらしい。
第2次Z 破界篇では親戚の結婚式からイゴールコンツェルン主催のパーティーに変更され、沙慈も同行することになったため、「お別れの~」はカットされた。
- 「ごめんね、沙慈」
「せっかく買ってもらったのに…すごく綺麗なのに…もう、はめられないの」
「はめられないよ…」
「ごめんね、沙慈…」 - 第18話より。病院で再会した際に沙慈からプレゼントである指輪を受け取るが、ルイスの左手は切断されており、指輪をはめることは出来なくなっていた。ルイスはその事を涙ながらに沙慈に謝罪した……
ルイスの無事が確認できて安堵した視聴者を一転して暗澹とさせた場面である。
- 「ねぇ、沙慈に私の夢を託していい?」
「夢を叶えて。それが私の夢なの。だから、私の夢を叶えて」
「約束よ」 - 第19話より。ルイスの看病を続ける沙慈の将来を思って別れを切り出した際の台詞。そして、「宇宙で待っている」という約束の下、2人は別の道を進み始める。
しかし、次に二人が出会ったのは……
2nd
- 「ガ…ガンダム…!」
- 第1話にて、ガンダムエクシアリペアの姿を見て驚愕した際の台詞。バラックに助けられ帰還した後、精神安定剤らしき錠剤を飲み平静を取り戻そうとするが、全身の震えは止まらなかった。
- 「どうして…どうしてそこにいるのよ!?」
- 第11話にて。トランザムライザー発動による量子空間内で沙慈の声を聞いて。確かに「宇宙で待っている」という約束は叶い沙慈とルイスは再会するものの、共に予期しない時と場所で再会したために動揺する。
- なお、この時沙慈も「どうして…どうしてそこにいるんだ!?」と同時に叫んでいるが、ルイス役の斎藤千和氏と沙慈役の入野自由氏によると、この場面ではルイスと沙慈の台詞がハモらないように指示を受けたとの事。
- 「沙慈が…いた…パパとママを殺した奴らと一緒に…」
「関係…してたんだ…」 - 第12話にて。上記の戦場から退却する際に、沙慈はソレスタルビーイングと関係があったと誤解してしまう。この際にルイスが浮かべる狂気に満ちた表情は非常に強烈で、『機動戦士ガンダム00』の脚本家である黒田洋介氏が同じく脚本を担当したアニメ『無限のリヴァイアス』(SRW未参戦)の登場人物の一人であるファイナ・S・篠崎の狂気に満ちた笑みを彷彿させる凄まじいものとなっている。そして帰艦後、携帯電話に残っていた4年前に撮った思い出の写真データを全て削除してしまう……
- 「いくら命令とはいえ、こんな事…!」
- 第17話にて。軌道エレベーター倒壊の際に破砕作業に加わった際の台詞。アロウズの所業を見兼ねてのものか、ソレスタルビーイングとの共闘に難色を示したものか、そのどちらにも取れる発言。『再世篇』では後者の意味合いで捉えられており、コーラサワーに咎められた。
- 「…そうね、死にたくないよね。でも、ママとパパは…そんな言葉すら言えなかった!!」
- 第21話、レグナントで両親の仇であるガンダムスローネドライ、そしてネーナ・トリニティを殺害する時に。自らの所業を詫びる事無く、自分の不幸ばかりを叫ぶネーナをこの怒りと悲しみの一言で断じ、遂に引導を渡す。大森版ではアニメと違い、ネーナに引導を渡す瞬間に、非常に凶悪な笑みを浮かべている。
- 「やったよ…ママ、パパ! 仇を取ったよ…ガンダムを倒したよ! アハハ、アハハハ…ウフフ……」
「ママ、パパ? どこ…? 私、やったよ…やったんだから、だから…褒めてよ……。よくやったって…言って…!」
「うわぁぁぁぁぁっ!!」 - ガンダムスローネドライに引導を渡した後、届かぬ両親の声を求めて。やっと念願の仇討ちを果たしたルイスだったが、どんなに求めても両親の声も、4年前の思い出も戻らない。決して戻らぬ穏やかな日々は、今の彼女にとってどう映ったのだろうか……。小説版では「ルイスの世界は変革された。しかし、そこに愛はなかった」と描写された。
- 「…ふ…ふふふ…ざまあみろ…」
- 第22話にて。ネーナを討った後、彼女の言葉を思い出すもこの言葉で吐き捨てる。斎藤氏の演技もあってかなり怖い。仇討ちという心の拠り所を失った彼女は、堕ちる所まで堕ちてしまった。
- ルイス「お前達は…世界を乱す悪だ! お前達さえいなければ!!」
沙慈「幸せになれるの!? 戦いで勝ち取る未来なんて! 本当の未来じゃないよ!! 僕たちは分かり合うことで未来を築くんだ!!」
ルイス「その未来を奪ったのはソレスタルビーイングだ! 戦争を仕掛けたのも、世界を歪めたのも!!」 - 第23話及び第24話、ダブルオーライザーと対峙した時に。沙慈の声も届かず、ソレスタルビーイングへの憎しみに染まりきり沙慈をも殺そうとする。
- 「沙慈…助けて沙慈…」
- 第24話において、沙慈の首元の「約束の指輪」を見て、涙を流しつつこう漏らした。
劇場版
- 「怖いのが…来る…!」
- ELSの気配を感じ取っての一幕。この時のルイスの瞳は黄色く輝いていた。
迷台詞
- 「ベタベタしないで~!!」
- 『1st』12話、沙慈を気に入ってしまった母に対してやきもちを焼いてしまった時に。
- ルイス「母が帰って落ち込んでます。励ましてください」
沙慈「元気出してよ、ルイ…」
ルイス「物理的にぃ!! お願いします!」 - 『1st』15話、母が母国に帰って落ち込んでるのを紛らわせるために、沙慈にジュエリーをねだる際に。ちなみに、初期プロットではこの場面のジュエリーの値段は桁がもっと多かったらしい。
- この言葉を受けて、沙慈はルイスを驚かせようとバイトのシフトを増やして本当に指輪を買うのだが、二人にはあまりにも過酷な現実が待っていた…
- 「うふっ。沙慈ぃ。こいつ、殴りたぁい」
- ドラマCD「アナザーストーリー MISSION-2306」にて。(疑似人格通りの人物を演じた)刹那の余りのウザい言動に初っ端から怒りのボルテージが臨界突破した模様。沙慈からは「初日」を理由に止められた。
- 「うっざい…どっか行け! バーカ!!」
- 「MISSON-2306」で、ウザい口調で口説いてきた刹那に対して言い放った暴言。本編でも見られなかったマジギレしたシーンであり、この後ロックオンに報告した刹那の口調は少なからず傷ついていそうだった。
- 「私出てた?」
「なんですってー?」 - 劇場版Twitter公式アカウント『ヴェーダ』での一幕。
- 前者は映画『ソレスタルビーイング』に自分(役)が出てないかを沙慈に聞いて、後者は劇場先着特典を貰えなかった事でむくれての一言。
- シリアスな雰囲気がぶち壊しではあるものの、1stでのルイスの言動に極めて近く、2ndの陰鬱な彼女は感じさせないとも言える。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
レグナントに乗り換えてからは戦闘台詞も狂気に満ち、尚且つドスの利いた声となっており、ルイスと共通点を見出すどこぞの強化人間に引けを取らない。斎藤氏の作中屈指の熱演は文字だけでは伝わらない。
- 「ソレスタルビーイング! 死ね、死ねぇっ!」
- 対ソレスタルビーイング用の特殊戦闘台詞。シンプルではあるが、アニメ本編以上にソレスタルビーイングへの憎悪が伝わってくる。
- それにしても、この物騒な台詞からはルイスを操るリボンズと声が似ている彼を想起させられる。
- 「ガンダムは! あたしが倒すんだっ!!」
「お前もガンダムなら! あたしがっ!」 - 『再世篇』での対ガンダム用の特殊戦闘台詞。ガンダムであるならば容赦無く憎しみを向けるようになっており、もはや見境が無くなっているとも取れる。
- 「ヒイロ・ユイ! よくもリリーナにひどい事を!!」
- 『再世篇』にて、ヒイロへの特殊戦闘台詞。親友のリリーナに対して冷たい仕打ちをしたことを根に持っていたようだ。
- 「黒の騎士団!! 何が正義の味方よ!!」
- 黒の騎士団との特殊戦闘台詞。かつてエリア11で生活していたこともあり、怒りをぶつけやすい対象でもあるようだ。
- 「カレン! あんたもあたしを騙していたんだ!!」
- 『再世篇』にて、カレンへの特殊戦闘台詞。
- 「ゼロ! よくもエリア11を!」
- 『再世篇』にて、ゼロへの特殊戦闘台詞。上記二つの特殊台詞と違い、黒の騎士団ルートに進まないと聞けない。
インターミッション、戦闘マップ
- 「な、何あれ!? 招待状を破り捨てるなんて人間のすることじゃないよ!」
- 破界篇序盤、ヒイロがリリーナの招待状を原作どおり破り捨てた際の言葉。世の中にはもっと非人道的な人間はいくらでもいるので平和な場所の中での言葉といえる(エリア11ではもっと悲惨な目にあっている人々はいくらでもいる)。…まぁ、ヒイロはこの行動の報いを再世篇のEDで受ける羽目になったのだが。
しかも、よりにもよってリリーナもヒイロからのバースデーカードを破り捨てている。 - 「やっぱり、黒の騎士団は許せない! 無関係な市民を巻き込むなんて!」
- 破界篇中盤、エリア11ルートでシャーリー・フェネットの父親がゼロの計略に巻き込まれ死亡した際に言った言葉。エリア11の市民はブリタリア人であれイレヴンであれ全く無関係ではいられないと思われるが、彼女は留学生なのでその意識は無いようである。直後にリリーナにそれではナンバーズはどうすればよいのだろうかと疑問を投げ掛けられた。さらにナリタ戦の作戦を立案したのはルルーシュであり、実行したのはカレンであるため、「無関係」でもなかった。
- (対ゼロ)「知ってるよ、ゼロ! あんたの正体はルルーシュだ!! あんたは嘘つきだ! 沙慈も刹那もスザクもカレンも! みんな…みんな、あたしを騙していたんだ!」
(対スザク)「どうしてラウンズのあんたがソレスタルビーイングと一緒にいるんだ!」
「黙れ、スザク! あんたもあたしを騙していたんだ! 許さない! みんな、絶対に許さないよ!!」
(対カレン)「やっぱりカレンだ! あんたもあたしを騙していたんだ! あんたはブリタニア人のふりをしながら、黒の騎士団の人間だったんだ!」
「言い訳なんて聞くもんか! あんたもあたしの敵だっ!!」 - 再世篇黒の騎士団ルート第51話より、かつてのアッシュフォード学園生徒会メンバーに対しての戦闘前会話での台詞。結果的に自分を欺いていた級友達の正体や行動に凄まじい怒りを覚え、狂気のままに次々と憎悪をぶつける。そんなルイスの哀しい狂乱ぶりに、彼らは心を痛める…。
- 「………」
「不思議だな…って思って。黒の騎士団の一員だったカレンは学園で普通の生徒のふりをしていた…」
「そして、私はアロウズの一員になって沙慈やカレン達と戦った」
「哀しい記憶や犯した罪は消えない…。けど…」 - 再世篇終盤、ネオ・プラネッツでの戦いでリボンズとグレイスが倒された後、マクロス・フロンティア船団の病院に入院する事になったルイス。戦いの末に身体が治ると共に憎悪や狂気からも解放され、憑きものが落ちたように本来の心を取り戻したルイスは、改めてそれまでの自身を顧みる。それまでの自身の所業故に罪悪感に苛まれるも、カレンや沙慈に励まされ、ルルーシュとスザクが完全に和解できたことを知り(黒の騎士団ルート)、少しずつ元気を取り戻す。戦いから解放されたルイスは、今度は平和のために戦い続ける恋人や友人達の無事を祈る事に。ようやく、ルイスが友人達の元に戻った時。
搭乗機体
- GN-X III
- 最初の乗機。アロウズ仕様。
- トリロバイト
- 自らアロウズに資金提供を行い、開発したMA。SRW未登場。
- アヘッド・スマルトロン
- ピーリスがCBに所属した後に搭乗した2代目の乗機。
- レグナント
- 擬似イノベイターへと覚醒したルイスの最後の乗機。
余談
- 初期案では沙慈を庇って死んでしまう予定だったが、これでは美談になってしまうと懸念して今のような形になったという。
- その末路はカテジナ・ルースと通ずるものがある。もっとも彼女よりは悪女ではなく、結末も救われてはいるが。
- ルイスを演じた斎藤千和氏は本作以降のガンダム作品にも出演し、『機動戦士ガンダムAGE』ではリリア・ブライア、『ガンダムビルドファイターズ』ではヤジマ・キャロラインを演じた(どちらの作品もスパロボ未参戦)
話題まとめ
資料リンク
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