バビは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場メカ。
概要
ディンの後継機としてザフトが開発した空戦用可変モビルスーツ。
モビルアーマー形態への変形機構を持つ。ディンよりも重武装であり、装甲も強化しつつ高い機動性を維持している。
原作ではザフトの航空戦力として多数が投入されたが、大した戦果は挙げていない。それどころか、「初戦闘ではフリーダムに一方的に全機叩き落される(しかも、複数のパイロットの絶叫付き)」「デストロイに蹂躙される」「アカツキにビームを弾かれて、自分のビームで撃墜される最初のシーンに選ばれる」等々…碌な扱いを受けていない。活躍という意味ではオーブ本島の首都市街地を突破してセイラン家を爆撃するという場面もあるのだが、非軍事施設への攻撃というあまり良い印象の場面ではない。外伝でもザフトを脱走した兵士を匿った地球への都市に対する無差別攻撃など行った挙句、ロンド・ミナ・サハクに全機殲滅されるなど、やはり扱いは良くない。SEEDで扱いが悪い機体にはゲイツやウィンダムが存在するが、こちらはエースパイロット機が活躍したり、集団戦闘でも敵機をそれなりに撃墜している場面が映るが、本機は後述の場面しか撃破シーンが存在せず、SEED系列の機体でも群を抜いて悲惨な扱いとなっている。
出番には全く恵まれておらず、ゲームをやっていて「そんな機体あったっけ?」と思う人もいるだろう。なお、高山瑞穂氏の漫画版『SEED DESTINY』ではアスラン・ザラが一度だけ搭乗している(詳しくは、対決・名場面を参照)。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。ランドルートで敵機として登場するが、弱い。しかも、バビを倒せば倒すほど獲得ザフトポイントが減るので、プレイヤーによっては戦闘シーンが全く発生しない事も。
- それ以後はオーブで一度出てくるだけで、戦闘はしない。ともかく印象に残り辛い機体である。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- ベルリンルートの第14話および第15話でのみ登場する。なお、ケルベロスバクゥハウンドのパートナーユニットとして出てくる。
装備・機能
- MGX-2237 アルドール複相ビーム砲
- 胸部に内蔵されたビーム砲。威力はあるが、固定砲身の為、射角は無いに等しい。
- MMI-GAU2436 22.5mm4銃身機関砲
- 翼に装備された機関砲。
- 12連装航空ミサイルランチャー
- 翼に装備されたミサイルランチャー。
- MA-M343 ビームライフル
- 右手に持っている武器。対PS装甲用の装備。
- MMI-M182 航空ガンランチャー
- 左手に持っている武器。こちらは実弾。
- 銃装備
- 撃ち落としを発動。
移動タイプ
- 空・陸
- 飛行可能。
- M
対決・名場面
- 上記の通り、高山瑞穂氏の漫画版においてアスランがバビに搭乗した場面が、唯一の見せ場といって良いだろう。
- ちなみにバビが明確に敵機を撃墜している場面は、全話を含めてオーブ戦の時のM1アストレイ(シュライク装備)2機をMGX-2237 アルドール複相ビーム砲で撃ち抜いているシーンのみである。
関連機体
- ディン
- コンセプト元の原型機。
余談
- 放送時にカーペンタリア基地で初登場した際にはザクがザクウォーリアとしてリファインされていた事もあり、バビの頭部形状が特徴的だった事から「ギャンのリファイン機か!?」と視聴者で話題になった。
- しかし、実際に戦闘シーンが放送され、変形している場面等が映された結果、「バビはハンブラビのリファイン機だった」と改めて評された。
脚注
- ↑ MECHA、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
資料リンク