概要
ジット団のリーダーを務める男性。ビーナス・グロゥブの出身。
ジット・ラボラトリィの技術保全局長の肩書きも持ち、地球に対する「レコンギスタ作戦」の実行を図る。ジット団においては優秀な部下やG系統機を含めた多数の新型機を揃えており、トワサンガのハザム政権の依頼から、ベルリ・ゼナム達が乗るメガファウナと敵対する。性格は傲慢で粗暴な面が目立ち、団員以外への態度は高圧的。
自身のミスでコロニーの底に大穴を開けてしまい、当初はその対処よりもG-セルフの破壊を優先していたが、流石に被害を看過できなくなり、持ち出した大型MAの「コンキュデベヌス」を水の中へ自沈させ、脱出もできなかったことから、穴を塞いでコロニーを救うのと引き換えにその命を落とした。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦X
- 初登場作品。原作ほど苛烈な性格ではなくなっている。条件を満たすと加入するが、42話クリア後の分岐では彼の登場する対レコンギスタルートの方が加入条件が厳しいという前代未聞のトラップが存在する。
パイロットステータス
- X
- 底力L7、見切りL2、ガードL1、闘争心L3、サイズ差補正無視L2、EセーブL2
- 出撃時の初期気力+10。自軍が敵を撃墜した後、本来の気力増減に加えて+1。
- 『X』で採用。
人間関係
- ベルリ・ゼナム
- 彼が乗るG-セルフを狙う。
- クン・スーン、チッカラ・デュアル、ローゼンタール・コバシ
- ジット団における部下達。
- エル・カインド
- クレッセント・シップの艦長。
- フルムーン・シップ艦長
- ジット団と志を共にする。
- ジャン・ビョン・ハザム
- トワサンガの首相。
- クリム・ニック
- 原作では接点がないが、『X』ではライバル的な関係。
他作品との人間関係
- カロッゾ・ロナ
- 『X』では、ガラプーシカの残骸にいる生存者及び救助作業員を守る為、彼の放ったピレスロイドと相打ちになる(フラグ達成時は全て撃退し生存)。
名台詞
- 「エル・カインド艦長を確認した」
エル「ジット団の出迎えなど、全く聞いていない!」
「クレッセント・シップを我が方に開放して頂く」
- 第19話。クンやチッカラ達を引き連れてクレッセント・シップに来訪し、即座に相手を脅しにかかる。
- 「メガファウナが勝手な行動を取ったら…!」
アイーダ「了解しています」
「っ!可愛くない女だ」
- 同話より。ブリッジ内にいたアイーダ達に忠告するが、彼女の態度に興ざめする。
- 「メガファウナのクルーに教えておく!」
「我々はトワサンガのハザム政権から、貴公らの処分を頼まれたということもあって出迎えたのである」
「それは承知しておいてもらいたい」
- 同話より。メガファウナの人々へ改めて忠告し、それを咎めたエル艦長を突き飛ばす。
- 「艦長に被せてある爆弾とその席は、このカメラで監視している」
「うかつに動いたら人間爆弾になって、このブリッジごと吹き飛ぶ!」
- 第20話。エル艦長と副長の頭部に爆弾(実際には偽物だった)を付け、クレッセント・シップの進路を変更させる。
- 「地球人は地球の寄生虫なのだから、殺菌するだけだ!」
- 同話より。ビッグアーム・ユニットを装備して。彼の発言の中でも差別意識が極まった台詞。
- 「海の底に傷つけた!」
「駄目だ!これは駄目だぁっ!」
「これはやっちゃならんことだぁっ!うわっ!」
- 同話より。G-セルフを倒そうとするあまり、ジャイオーンの攻撃でシー・デスクの底に大穴を開けるという失態を犯す。
- 「地球人には焼け焦げになってもらう!」
ベルリ「魚じゃあるまいし!誰がオーヴンに焼かれるか!」
- 第21話。大型モビルアーマーのコンキュデベヌスを持ち出し、G-セルフを焼こうとするが…。
- 「既にオートマチックで修復する規模ではなくなっている!」
クン「キア隊長!何をなさろうというのです!」
「コンキュデベヌスの容量があれば、穴を塞げる!」
- 同話より。コンキュデベヌスで大穴を塞ぐことを決め、機体を水中へ沈める。
- 「貴様達はレコンギスタをしろ!地球では俺の分も楽しめ!」
「フルムーン・シップの準備は完了しているんだ!」
- 同話より。自分を追って来たクンを逃がし、穴を塞ぐも機体と運命を共にした。
搭乗機体
- ジャイオーン
- G系統の専用機。
- コンキュデベヌス
- ジャイオーンごと乗り込んだ大型MA。